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さくら1st写真集 編
さくら1st写真集編 8〜鼓動〜
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さくら「かっきー、これでいい…?」
遥香「うん…そこ、ちゃんと掴まっててね」
私の部屋のバスルームにいるのは、何も身に付けていないかっきー。
そして、写真集の撮影で着た水着を身に付けた私。
「今夜は私をかっきーの好きなようにしてほしい」なんて、思い出すだけで赤面してしまうおねだりをした後。
かっきーに言われた通りの位置へ移動した私は、浴室の鏡の前に立っていた。
メイクを落としたりシャンプーをしたりするときに使う鏡。
鏡の横には、1mほどの手すりが縦に伸びている。筋力が衰えた人でも入浴しやすいように据え付けられたものだろう。
私はその手すりを両手でつかんでいた。
「バランスを崩して転ぶと危ないから」と、かっきーが心配してくれたから。
すぐ後ろにはかっきーが立っている。
「じゃあ、さくちゃん…もしも、疲れちゃったり、体勢的にツラかったりしたらすぐ言ってね…?」
「う、うん…わかった……きゃっ…!」
私の返事が終わるか終わらないかのタイミングで、かっきーに突然後ろから抱き締められた。
まるで、今までどうにかして抑えていた衝動が解放されたみたいだった。
バッグハグなら、ついさっきリビングのソファでもされていた。でも、今されているのはまるで別物。
まず、かっきーの呼吸が明らかに荒い。私のうなじのあたりをくすぐる吐息は、熱く乱れていた。私の髪の香りをかぐと気持ちが落ち着く、とさっきは話してくれたけど、これではどう見ても逆方向に作用している。
そして背中には、かっきーの濡れた素肌がダイレクトに触れている。
しかも…
かっきーは私と似たような体型なので、なんというか、胸は控えめなほう。
とはいえ少なくとも私よりはあるし、こうやって後ろから強く抱き締められれば、柔らかな膨らみがその存在感を激しく主張してくる。
その主張に応えるように、脱衣所で躊躇していた時から速く打ち続けている私の鼓動はさらに速くなっていく。
(…あれ……?でもこれ、私のとは違う…?)
背中に感覚を集中させてみると、私の内側から打つリズムとは別のリズムを感じる。
「さくちゃん…いま私、自分でも信じられないくらいドキドキしてるの…」
「うん、分かる…背中から、伝わってくるから…」
私の背中に押し付けられたかっきーの左胸は、さっきからずっと激しく脈打っていた。
「あ、そっか……バレバレだね、恥ずかしいな…」
「かっきー、大丈夫だよ。私も同じだから…ほら…」
腰に回されていたかっきーの左手を上からそっとつかみ、自分の左胸に押し当てる。
「えっ、さくちゃん…?」
「いいの…もっと、強く触って…?水着越しだけど、分かる…?」
「……ほんとだ…ドキドキしてる…あ、もっと早くなった…?」
「そう、かも……ここ、かっきーに触られるだけでドキドキしちゃうから…」
「私も…さくちゃんとこうしてるだけでドキドキする…」
そのままかっきーは、自分よりも少し控えめな膨らみを水着の上から優しく撫でてくれた。
久しぶりだからか、遠慮しているのが指の固さから伝わってくる。でも、それがなんだかかっきーらしくて、かわいくて、愛おしくなる。
そういう私も、こうやって愛してもらうのは久しぶりで人のことは言えなかった。
少しずつしなやかに、そして大胆になっていくかっきーの指の動きに、身体が反応したがっている。
身体の中を駆け巡る感覚をごまかそうと、手すりを掴んでいる力がどんどん強くなっていくのが自分でも分かった。
でも、そんなものは所詮無駄な抵抗で。
かっきーの指先が、やっぱり最初は遠慮がちだったけど、少しずつ膨らみの中心に触れてくるようになった頃。
私は、両手で掴んでいた手すりを右手だけで掴むことになった。
左手は、声が漏れそうになる口元を抑えるのに必死だったから。
ふと鏡に目をやると、暖色系の照明の下で頬を紅潮させた私がいた。かっきーと愛し合っている時の自分の顔なんて、もちろん初めて見る。苦しそうで、余裕なんて全然ない顔。
そのすぐ横にはかっきーの顔があって、鏡越しに目が合ってしまった。わずかに微笑んだように見えたその顔は、私と同い年の女の子には見えないほど艶かしかった。
~続く~
遥香「うん…そこ、ちゃんと掴まっててね」
私の部屋のバスルームにいるのは、何も身に付けていないかっきー。
そして、写真集の撮影で着た水着を身に付けた私。
「今夜は私をかっきーの好きなようにしてほしい」なんて、思い出すだけで赤面してしまうおねだりをした後。
かっきーに言われた通りの位置へ移動した私は、浴室の鏡の前に立っていた。
メイクを落としたりシャンプーをしたりするときに使う鏡。
鏡の横には、1mほどの手すりが縦に伸びている。筋力が衰えた人でも入浴しやすいように据え付けられたものだろう。
私はその手すりを両手でつかんでいた。
「バランスを崩して転ぶと危ないから」と、かっきーが心配してくれたから。
すぐ後ろにはかっきーが立っている。
「じゃあ、さくちゃん…もしも、疲れちゃったり、体勢的にツラかったりしたらすぐ言ってね…?」
「う、うん…わかった……きゃっ…!」
私の返事が終わるか終わらないかのタイミングで、かっきーに突然後ろから抱き締められた。
まるで、今までどうにかして抑えていた衝動が解放されたみたいだった。
バッグハグなら、ついさっきリビングのソファでもされていた。でも、今されているのはまるで別物。
まず、かっきーの呼吸が明らかに荒い。私のうなじのあたりをくすぐる吐息は、熱く乱れていた。私の髪の香りをかぐと気持ちが落ち着く、とさっきは話してくれたけど、これではどう見ても逆方向に作用している。
そして背中には、かっきーの濡れた素肌がダイレクトに触れている。
しかも…
かっきーは私と似たような体型なので、なんというか、胸は控えめなほう。
とはいえ少なくとも私よりはあるし、こうやって後ろから強く抱き締められれば、柔らかな膨らみがその存在感を激しく主張してくる。
その主張に応えるように、脱衣所で躊躇していた時から速く打ち続けている私の鼓動はさらに速くなっていく。
(…あれ……?でもこれ、私のとは違う…?)
背中に感覚を集中させてみると、私の内側から打つリズムとは別のリズムを感じる。
「さくちゃん…いま私、自分でも信じられないくらいドキドキしてるの…」
「うん、分かる…背中から、伝わってくるから…」
私の背中に押し付けられたかっきーの左胸は、さっきからずっと激しく脈打っていた。
「あ、そっか……バレバレだね、恥ずかしいな…」
「かっきー、大丈夫だよ。私も同じだから…ほら…」
腰に回されていたかっきーの左手を上からそっとつかみ、自分の左胸に押し当てる。
「えっ、さくちゃん…?」
「いいの…もっと、強く触って…?水着越しだけど、分かる…?」
「……ほんとだ…ドキドキしてる…あ、もっと早くなった…?」
「そう、かも……ここ、かっきーに触られるだけでドキドキしちゃうから…」
「私も…さくちゃんとこうしてるだけでドキドキする…」
そのままかっきーは、自分よりも少し控えめな膨らみを水着の上から優しく撫でてくれた。
久しぶりだからか、遠慮しているのが指の固さから伝わってくる。でも、それがなんだかかっきーらしくて、かわいくて、愛おしくなる。
そういう私も、こうやって愛してもらうのは久しぶりで人のことは言えなかった。
少しずつしなやかに、そして大胆になっていくかっきーの指の動きに、身体が反応したがっている。
身体の中を駆け巡る感覚をごまかそうと、手すりを掴んでいる力がどんどん強くなっていくのが自分でも分かった。
でも、そんなものは所詮無駄な抵抗で。
かっきーの指先が、やっぱり最初は遠慮がちだったけど、少しずつ膨らみの中心に触れてくるようになった頃。
私は、両手で掴んでいた手すりを右手だけで掴むことになった。
左手は、声が漏れそうになる口元を抑えるのに必死だったから。
ふと鏡に目をやると、暖色系の照明の下で頬を紅潮させた私がいた。かっきーと愛し合っている時の自分の顔なんて、もちろん初めて見る。苦しそうで、余裕なんて全然ない顔。
そのすぐ横にはかっきーの顔があって、鏡越しに目が合ってしまった。わずかに微笑んだように見えたその顔は、私と同い年の女の子には見えないほど艶かしかった。
~続く~
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