7 / 22
第6話 二人で作る魔法のケープ
しおりを挟む
ある日の夕食後、アス様が見たこともない糸を持ってきた。
「ニニィアネ、少しこれを見てくれ」
「わぁ……!」
思わず声が漏れた。
それは、まるで夜空を閉じ込めたような糸。深い藍色の中に、星のようなきらめきが散りばめられている。
「綺麗……! これは、いったい……?」
「特注で作ってもらった。星流糸という」
「星流糸……」
手に取ると、ひんやりとした感触。でも、不思議と温かみも感じる。
「実はこの糸には、すでに私の魔法をかけてある」
「魔法を?」
「ああ。守護と祝福の魔法だ。これで編んで欲しいものがあるのだ」
アス様が優しく微笑む。でも、どこか真剣な眼差し。頼られたことが嬉しくて勢いよく返事をする。
「もちろん! 何を編みましょうか?」
「可愛らしい守護のケープを」
「か、可愛らしい……ケープ?」
ドキッとした。
可愛らしい、ということは……。
「も、もしかして、どなたかへのプレゼント……?」
「ああ、そうだな」
「!」
心臓が、きゅっと締め付けられる。
「可愛らしい、ということは……女性の方、ですか?」
声が震えてしまった。そわそわと糸を握りしめる。アス様は小さく笑って、私の頭を撫でた。
「ああ。とても大切な、愛しい女性だな」
「そ、そう、ですか……」
胸が、痛い。
でも、断れない。アス様のお願いだもの。
「わ、わかりました! とびきり可愛いの、編みます!」
無理やり笑顔を作って、編み始めた。
でも、少し手が震える。
誰なんだろう。どんな素敵な女性なんだろう。きっと、美しくて、大人で……。私こんな、小さい、し。人間だし。
「はぁ……」
涙が一粒、こぼれそうになった。慌てて拭く。
でも、編み始めると、糸の美しさに心を奪われていった。アス様の魔法が込められた糸は、触れているだけで温かい。
「アス様の……想い……」
その人を守りたい気持ちが、伝わってくる。胸は痛いけど、一生懸命編もう。アス様の大切な人のために。
星の模様を基調に、花びらのような装飾を加えていく。裾には、さりげなく守護の紋様を。肩の部分には、羽のような軽やかなデザインを。
「ふふ、なんだか、私も着てみたいな……」
小さく呟いて、また悲しくなった。
でも、これは別の人のもの。気合を入れ直す。
三時間ほどで、小さなケープが完成した。星空のような深い色合いに、きらきらと光る糸が本当に美しい。
「あの、できました……」
差し出すと、アス様は感嘆の声を上げた。
「素晴らしい。予想以上だ」
「ほんとに? よかった……」
「では、早速」
アス様が魔力を込めると、ケープ全体が淡く光り始めた。
「きれい……」
守護の魔法陣が浮かび上がり、温かな光に包まれる。きっと、これを着る人は幸せだろうな。こんな優しい魔法に、守られるのだから。
「ニニィアネ、こちらへ」
「え?」
アス様が手招きする。近づくと、なんとケープを私に着せようとした。
「ええっ!? ちょ、ちょっと!」
「じっとしていろ」
「で、でも! これは別の方の——」
ケープが肩にかけられた瞬間、温かな魔力に包まれた。
「あ……」
まるで、アス様に抱きしめられているような感覚。優しくて、温かくて、守られているような安心感。
「どうだ?」
「すごく……やさしい……」
アス様が満足そうに微笑んだ。
「君と私、二人で作った魔法だ」
「二人で……?」
「私が糸に魔法をかけ、君がそれを形にした。共同作業ということだな」
「……えっ?」
アス様が私を見つめる。その瞳に、深い愛情が宿っていた。
「君を、私たち二人の魔法で包みたかった」
「え……ええっ?」
頭が真っ白になった。
「つまり……これは……」
「君のためのケープだ。他の誰でもない、君だけのために」
「わ、私の!?」
アス様が優しく笑った。
「共同作業というものに、興味があってな。人間は大切な人とそれをすると聞いたのだ。だから、私も、君と一緒に何かを作りたかった」
「きゃぁ!?」
顔が真っ赤になって、思わず両手で隠した。
「も、もう! 最初からそう言ってくださいよ!」
「ふふ、君の嫉妬する顔が見たくてな」
「し、嫉妬なんてしてませんー!」
「そうか? 『女性の方ですか』と聞いた時、とても悲しそうだったが。正直少し胸が痛んだ」
「うぅ……」
恥ずかしくて死にそう。でも、すごく嬉しい。
「はは、君は本当に可愛い」
アス様が私を持ち上げて、くるくると回した。ケープがふわりと広がる。
「きゃー! 目が回るー!」
「愛している、ニニィアネ」
回転が止まった後、アス様が頬を寄せてきた。
ひんやりとした肌が、私の熱い頬に触れる。
「ひゃっ!」
「温かいな、君は」
「あ、アス様はひんやり……」
「そうか? では、もっとくっつこう」
ぎゅっと抱きしめられた。ケープの魔法と、アス様の腕。二重に守られている感じがする。
「あの、アス様」
「なんだ?」
「えっと……共同作業、楽しかったです」
「本当か?」
「はい! また、一緒に何か作りませんか?」
素直に言うと、アス様の頬が少し赤くなった。
「ああ、もちろんだ。次は何を作ろうか」
「うーん、お揃いのマフラーとか!」
「いいな。君とお揃い、というのは嬉しい」
本当に幸せ。大好きな人と一緒に作った魔法に包まれて笑っていられること。
「アス様」
「ん?」
「このケープ、ずっと大切にしますね」
窓の外では、本物の星空が輝いている。
でも、私を包むケープの方が、もっときらきらして見えた。
二人の想いが込められた、特別な魔法だから。
「ニニィアネ、少しこれを見てくれ」
「わぁ……!」
思わず声が漏れた。
それは、まるで夜空を閉じ込めたような糸。深い藍色の中に、星のようなきらめきが散りばめられている。
「綺麗……! これは、いったい……?」
「特注で作ってもらった。星流糸という」
「星流糸……」
手に取ると、ひんやりとした感触。でも、不思議と温かみも感じる。
「実はこの糸には、すでに私の魔法をかけてある」
「魔法を?」
「ああ。守護と祝福の魔法だ。これで編んで欲しいものがあるのだ」
アス様が優しく微笑む。でも、どこか真剣な眼差し。頼られたことが嬉しくて勢いよく返事をする。
「もちろん! 何を編みましょうか?」
「可愛らしい守護のケープを」
「か、可愛らしい……ケープ?」
ドキッとした。
可愛らしい、ということは……。
「も、もしかして、どなたかへのプレゼント……?」
「ああ、そうだな」
「!」
心臓が、きゅっと締め付けられる。
「可愛らしい、ということは……女性の方、ですか?」
声が震えてしまった。そわそわと糸を握りしめる。アス様は小さく笑って、私の頭を撫でた。
「ああ。とても大切な、愛しい女性だな」
「そ、そう、ですか……」
胸が、痛い。
でも、断れない。アス様のお願いだもの。
「わ、わかりました! とびきり可愛いの、編みます!」
無理やり笑顔を作って、編み始めた。
でも、少し手が震える。
誰なんだろう。どんな素敵な女性なんだろう。きっと、美しくて、大人で……。私こんな、小さい、し。人間だし。
「はぁ……」
涙が一粒、こぼれそうになった。慌てて拭く。
でも、編み始めると、糸の美しさに心を奪われていった。アス様の魔法が込められた糸は、触れているだけで温かい。
「アス様の……想い……」
その人を守りたい気持ちが、伝わってくる。胸は痛いけど、一生懸命編もう。アス様の大切な人のために。
星の模様を基調に、花びらのような装飾を加えていく。裾には、さりげなく守護の紋様を。肩の部分には、羽のような軽やかなデザインを。
「ふふ、なんだか、私も着てみたいな……」
小さく呟いて、また悲しくなった。
でも、これは別の人のもの。気合を入れ直す。
三時間ほどで、小さなケープが完成した。星空のような深い色合いに、きらきらと光る糸が本当に美しい。
「あの、できました……」
差し出すと、アス様は感嘆の声を上げた。
「素晴らしい。予想以上だ」
「ほんとに? よかった……」
「では、早速」
アス様が魔力を込めると、ケープ全体が淡く光り始めた。
「きれい……」
守護の魔法陣が浮かび上がり、温かな光に包まれる。きっと、これを着る人は幸せだろうな。こんな優しい魔法に、守られるのだから。
「ニニィアネ、こちらへ」
「え?」
アス様が手招きする。近づくと、なんとケープを私に着せようとした。
「ええっ!? ちょ、ちょっと!」
「じっとしていろ」
「で、でも! これは別の方の——」
ケープが肩にかけられた瞬間、温かな魔力に包まれた。
「あ……」
まるで、アス様に抱きしめられているような感覚。優しくて、温かくて、守られているような安心感。
「どうだ?」
「すごく……やさしい……」
アス様が満足そうに微笑んだ。
「君と私、二人で作った魔法だ」
「二人で……?」
「私が糸に魔法をかけ、君がそれを形にした。共同作業ということだな」
「……えっ?」
アス様が私を見つめる。その瞳に、深い愛情が宿っていた。
「君を、私たち二人の魔法で包みたかった」
「え……ええっ?」
頭が真っ白になった。
「つまり……これは……」
「君のためのケープだ。他の誰でもない、君だけのために」
「わ、私の!?」
アス様が優しく笑った。
「共同作業というものに、興味があってな。人間は大切な人とそれをすると聞いたのだ。だから、私も、君と一緒に何かを作りたかった」
「きゃぁ!?」
顔が真っ赤になって、思わず両手で隠した。
「も、もう! 最初からそう言ってくださいよ!」
「ふふ、君の嫉妬する顔が見たくてな」
「し、嫉妬なんてしてませんー!」
「そうか? 『女性の方ですか』と聞いた時、とても悲しそうだったが。正直少し胸が痛んだ」
「うぅ……」
恥ずかしくて死にそう。でも、すごく嬉しい。
「はは、君は本当に可愛い」
アス様が私を持ち上げて、くるくると回した。ケープがふわりと広がる。
「きゃー! 目が回るー!」
「愛している、ニニィアネ」
回転が止まった後、アス様が頬を寄せてきた。
ひんやりとした肌が、私の熱い頬に触れる。
「ひゃっ!」
「温かいな、君は」
「あ、アス様はひんやり……」
「そうか? では、もっとくっつこう」
ぎゅっと抱きしめられた。ケープの魔法と、アス様の腕。二重に守られている感じがする。
「あの、アス様」
「なんだ?」
「えっと……共同作業、楽しかったです」
「本当か?」
「はい! また、一緒に何か作りませんか?」
素直に言うと、アス様の頬が少し赤くなった。
「ああ、もちろんだ。次は何を作ろうか」
「うーん、お揃いのマフラーとか!」
「いいな。君とお揃い、というのは嬉しい」
本当に幸せ。大好きな人と一緒に作った魔法に包まれて笑っていられること。
「アス様」
「ん?」
「このケープ、ずっと大切にしますね」
窓の外では、本物の星空が輝いている。
でも、私を包むケープの方が、もっときらきらして見えた。
二人の想いが込められた、特別な魔法だから。
311
あなたにおすすめの小説
十年間虐げられたお針子令嬢、冷徹侯爵に狂おしいほど愛される。
er
恋愛
十年前に両親を亡くしたセレスティーナは、後見人の叔父に財産を奪われ、物置部屋で使用人同然の扱いを受けていた。義妹ミレイユのために毎日ドレスを縫わされる日々——でも彼女には『星霜の記憶』という、物の過去と未来を視る特別な力があった。隠されていた舞踏会の招待状を見つけて決死の潜入を果たすと、冷徹で美しいヴィルフォール侯爵と運命の再会! 義妹のドレスが破れて大恥、叔父も悪事を暴かれて追放されるはめに。失われた伝説の刺繍技術を復活させたセレスティーナは宮廷筆頭職人に抜擢され、「ずっと君を探していた」と侯爵に溺愛される——
ブサイク令嬢は、眼鏡を外せば国一番の美女でして。
みこと。
恋愛
伯爵家のひとり娘、アルドンサ・リブレは"人の死期"がわかる。
死が近づいた人間の体が、色あせて見えるからだ。
母に気味悪がれた彼女は、「眼鏡をかけていれば見えない」と主張し、大きな眼鏡を外さなくなった。
無骨な眼鏡で"ブサ令嬢"と蔑まれるアルドンサだが、そんな彼女にも憧れの人がいた。
王女の婚約者、公爵家次男のファビアン公子である。彼に助けられて以降、想いを密かに閉じ込めて、ただ姿が見れるだけで満足していたある日、ファビアンの全身が薄く見え?
「ファビアン様に死期が迫ってる!」
王女に新しい恋人が出来たため、ファビアンとの仲が危ぶまれる昨今。まさか王女に断罪される? それとも失恋を嘆いて命を絶つ?
慌てるアルドンサだったが、さらに彼女の目は、とんでもないものをとらえてしまう──。
不思議な力に悩まされてきた令嬢が、初恋相手と結ばれるハッピーエンドな物語。
幸せな結末を、ぜひご確認ください!!
(※本編はヒロイン視点、全5話完結)
(※番外編は第6話から、他のキャラ視点でお届けします)
※この作品は「小説家になろう」様でも掲載しています。第6~12話は「なろう」様では『浅はかな王女の末路』、第13~15話『「わたくしは身勝手な第一王女なの」〜ざまぁ後王女の見た景色〜』、第16~17話『氷砂糖の王女様』というタイトルです。
【完】瓶底メガネの聖女様
らんか
恋愛
伯爵家の娘なのに、実母亡き後、後妻とその娘がやってきてから虐げられて育ったオリビア。
傷つけられ、生死の淵に立ったその時に、前世の記憶が蘇り、それと同時に魔力が発現した。
実家から事実上追い出された形で、家を出たオリビアは、偶然出会った人達の助けを借りて、今まで奪われ続けた、自分の大切なもの取り戻そうと奮闘する。
そんな自分にいつも寄り添ってくれるのは……。
貧乏人とでも結婚すれば?と言われたので、隣国の英雄と結婚しました
ゆっこ
恋愛
――あの日、私は確かに笑われた。
「貧乏人とでも結婚すれば? 君にはそれくらいがお似合いだ」
王太子であるエドワード殿下の冷たい言葉が、まるで氷の刃のように胸に突き刺さった。
その場には取り巻きの貴族令嬢たちがいて、皆そろって私を見下ろし、くすくすと笑っていた。
――婚約破棄。
聖女の座を追われた私は田舎で畑を耕すつもりが、辺境伯様に「君は畑担当ね」と強引に任命されました
さくら
恋愛
王都で“聖女”として人々を癒やし続けてきたリーネ。だが「加護が弱まった」と政争の口実にされ、無慈悲に追放されてしまう。行き場を失った彼女が選んだのは、幼い頃からの夢――のんびり畑を耕す暮らしだった。
ところが辺境の村にたどり着いた途端、無骨で豪胆な領主・辺境伯に「君は畑担当だ」と強引に任命されてしまう。荒れ果てた土地、困窮する領民たち、そして王都から伸びる陰謀の影。追放されたはずの聖女は、鍬を握り、祈りを土に注ぐことで再び人々に希望を芽吹かせていく。
「畑担当の聖女さま」と呼ばれながら笑顔を取り戻していくリーネ。そして彼女を真っ直ぐに支える辺境伯との距離も、少しずつ近づいて……?
畑から始まるスローライフと、不器用な辺境伯との恋。追放された聖女が見つけた本当の居場所は、王都の玉座ではなく、土と緑と温かな人々に囲まれた辺境の畑だった――。
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷 むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
【完結】ブスと呼ばれるひっつめ髪の眼鏡令嬢は婚約破棄を望みます。
はゆりか
恋愛
幼き頃から決まった婚約者に言われた事を素直に従い、ひっつめ髪に顔が半分隠れた瓶底丸眼鏡を常に着けたアリーネ。
周りからは「ブス」と言われ、外見を笑われ、美しい婚約者とは並んで歩くのも忌わしいと言われていた。
婚約者のバロックはそれはもう見目の美しい青年。
ただ、美しいのはその見た目だけ。
心の汚い婚約者様にこの世の厳しさを教えてあげましょう。
本来の私の姿で……
前編、中編、後編の短編です。
【完結】身代わりに病弱だった令嬢が隣国の冷酷王子と政略結婚したら、薬師の知識が役に立ちました。
朝日みらい
恋愛
リリスは内気な性格の貴族令嬢。幼い頃に患った大病の影響で、薬師顔負けの知識を持ち、自ら薬を調合する日々を送っている。家族の愛情を一身に受ける妹セシリアとは対照的に、彼女は控えめで存在感が薄い。
ある日、リリスは両親から突然「妹の代わりに隣国の王子と政略結婚をするように」と命じられる。結婚相手であるエドアルド王子は、かつて幼馴染でありながら、今では冷たく距離を置かれる存在。リリスは幼い頃から密かにエドアルドに憧れていたが、病弱だった過去もあって自分に自信が持てず、彼の真意がわからないまま結婚の日を迎えてしまい――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる