未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

文字の大きさ
135 / 2,961
大家族

決断(生きるか死ぬかだからな)

しおりを挟む
恐らく、そこを縄張りにしていたボノボ人間ボノボの群れであろうそれらの遺体の中には、明らかに子供の骨も含まれていた。雄も雌も大人も子供も関係なく殺されて貪り尽くされたんだ……

これが、きょうグンタイ竜グンタイの仕業なら、あの時、俺が感じた通り、やはり木の上は必ずしも安全じゃないということなんだろうな。あの時には樹上から襲い掛かるボノボ人間ボノボの群れに成す術なくやられてた感じだったから咄嗟には無理なのかもしれないが、何らかの準備をした上でなら樹上にいる動物でさえ襲えるということだろうと思われた。

だがこれは、明らかにマズい事態だ。なぜならば、奴らグンタイ竜グンタイが再び兵力を増強し体勢を立て直す為の<食料>として、この群れと縄張りを接していたほまれが今いる群れが襲われる可能性があるということなのだから。

いくらメイフェアXN12Aがほまれを守っていると言っても、ほまれ一人なら守り切れるだろうと言っても、群れが全滅したんじゃ意味がない。

「…駆除しよう……!」

俺は、奥歯をギリっと鳴らしながらそう言った。奴らが自然かどうかはもう関係ない。これは、<種>そのものの生き残りを懸けた生存競争なのだ。遠慮をしていては自分が死ぬ。自分の仲間達が殺される。そういう種類のものだった。人間同士の諍いとは違う。

「承知しました。ご命令とあらば、私も全力をもって当たらせていただきます」

俺の言葉を受けて、エレクシアは静かにそう応えた。気負うことなく、戸惑うことなく、ただ冷淡に。





新暦〇〇〇七年七月二日



決断してからの俺達の行動は早かった。ドローンをさらに増やして監視網を強化して奴らがまだここを再度包囲してないことを確認し、加えて中継器をこれまでの三倍奥まで設置し、それによってドローンを派遣。グンタイ竜グンタイの拠点の特定、及び、女王かそれに類する<何か>の所在確認を急いだ。

その間にも、ショットガン二丁と自動小銃一丁、及びナイフ(予備を含めて三本)と弾丸と爆薬を準備する。

駆除には、エレクシア一人で行ってもらうことにした。俺がついて行くとかえって足手まといになるからな。彼女が留守の間は俺は宇宙船に籠って安全を確保することになる。情けないが、それが一番確実なんだ。

中継器の設置(今回は急ぎなので雨曝しでも仕方ない)をしながら、俺はエレクシアに話し掛けた。

「お前なら大丈夫だとは思うが、無理はするなよ。対処しきれないと思ったらすぐさま撤退しろ。改めて対策を講じてから出直せばいい。今回のはあくまで<威力偵察>だ。今回だけで片を付ける必要はない」

「はい、承知しています。私はマスターを守る<盾>です。その役目を放棄することはありません」

しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

国外追放だ!と言われたので従ってみた

れぷ
ファンタジー
 良いの?君達死ぬよ?

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる

歩く魚
恋愛
 かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。  だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。  それは気にしてない。俺は深入りする気はない。  人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。  だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。  ――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

処理中です...