未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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大家族

來のこと(なんだかもういろいろ感慨深くて)

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新暦〇〇〇七年七月十三日。



グンタイ竜グンタイの件も片が付いたことだし、今回はきたるのことについて話をしようか。

俺がきたるがいなくなったことに気付いたのは、きょうによる襲撃の少し前か。実はそれ以前からも何日か姿が見えないことがあったから、実際にはもっと前かもしれないが。

それなりに体も大きく立派になってきていたからひょっそしたら巣立ちが近いのかもしれないとは予測はしていた。

それでも、やっぱりきたるの姿が見えないことに不安を感じた俺は、ドローンとプローブを使ってきたるの姿を探してみたんだ。河の方に行ったのなら、どうしてもあの不定形生物のことも頭をよぎったし。だが、探し始めてしばらくすると、河の中で、恐らく同じ年頃と思しき若い他のワニ人間ワニと戯れる姿を見付けたのだった。

「これってもしかして、巣立ったってことか?」

プローブのカメラに映し出された、実に楽しそうに、追いかけっことか、イルカのように水中から空中に向かってジャンプして遊んでる映像を見ながら俺が尋ねると、エレクシアは、

「そうだと思われます」

って感じで淡々と応えた。

「マジかよ……」

ちからはるかの子であるきたるは確かに俺の子じゃない。だから別に俺が気にする必要はないと思うんだが、それにしたって家族同然で暮らしてきたんだから、何か一言あっても……

…じゃないな。やっぱりそれはあくまで人間の感覚だ。あいつらにはあいつらの感覚や感性があって、それに従って生きてるだけだ。

時期が来れば巣立っていく。いつまでも親元で暮らし続ける場合もある人間とは根本的に違うんだ。

そして、一度巣立てばたとえ親子であっても、縄張りを巡って争うこともある。

そういうのは見たくないものの、それもやっぱり人間の勝手な感傷だからなあ……理解しなきゃいけないんだ。

ただ、あいつらにも人間としての感覚が僅かに残っているのか、きたるほまれしんめいも、時々、家の近くまで来ては姿を見せることもあった。家にまでは入ってこないが、ドローンのカメラじゃなく俺の目でも直接姿を確認できたのは嬉しかった。

人間社会で暮らしていた頃には病気の妹の面倒をみるだけで手いっぱいで、結婚とか子供とか考える余裕さえなかった俺が、こうやって巣立っていた子供のことで一喜一憂してるなんて、本当に皮肉すぎて笑えるよ。

だが、悪くない。何だかとても悪くない。

好きだよ。みんな。みんな俺の家族だ。家族がいるというのがこんなに嬉しいことだったとは知らなかった。

ああ、俺は今、生きてるんだな……

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