未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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幸せ

生真面目な光らしい(考え方をする)

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新暦〇〇二二年七月十六日。



俺は決して、ひかりじゅんつがいになることを強要するつもりはなかった。そうなってほしいという気持ちは確かにあるものの、押し付けるつもりはなかったんだ。

だけど、他でもないひかり自身が、実はこの<出逢い>に運命めいたものを感じていたらしい。

彼女は言う。

「私はお父さんと同じで、<運命>とかは信じてない。誰かに決められてその通りに生きることが正しいとも思ってない。だけど、じゅんと出逢った時に、胸が掴まれるような気分になったのも事実。

じゅんが人間の姿をしてたから気になったのかどうかは分からない。でも、人を好きになるというのは、明確な<理由>というものはないと本にはあった。

それでいいんだよね、お父さん」

そうか。異性として関心を抱いてないように見えてたのは、自分の気持ちを計りかねてたからか。それを冷静に慎重に、確かめてたんだな。

生真面目なひかりらしい考え方と物言い。でも、彼女なりに熟慮した上での発言なんだろうなとは思う。

「ああ、それでいいんじゃないかな。お父さんはひかりのことを信じてる。ひかりが思った通りにすればいい」

世の父親達は、娘というものを理解できないと嘆くことが多いという。

だが俺は、ひかりのことが『理解できない』と本気で思ったことはない気がする。それはたぶん、彼女のことをしっかりと見てきたからだって気がする。

エレクシアやセシリアやシモーヌに手伝ってもらいながらも、おむつ交換もミルクもやったし、絵本も読んだ。それが例え、守ってあげられなかった妹への贖罪の意味も含むものであっても、俺自身は真剣だったし、それだけに彼女の表情の一つも見逃すまいとしてたのは事実だ。

だからか、彼女の機嫌の良し悪しや、俺に甘えたいと思ってる時の気配も分かるようになった。

『娘のことを理解できない』と嘆く父親は、そこまでやったんだろうか? 忙しいとか仕事だからとか言い訳して、見てこなかっただけなんじゃないだろうか。

もちろん、俺だって光のことが全て分かってる訳じゃない。じゅんに対して『異性としてはまったく意識してない』と踏んでたのは、正直、読み違えだった。だから何もかも分かるとは言わない。

しかも、元々『表情を読む』といったようなことが苦手な人間もいるし、その能力が生来欠落している人間もいるとは聞くから、いくら努力しても分かるようになれない場合もあるのは分かってる。それを批判したい訳じゃない。ただ、努力をしなかった、避けてきた人間が『理解できないと嘆く』のは、いささか甘えが過ぎないかなとは思わないでもないかな。

こう言うと、多くの場合が『努力してきた!』と言うだろうけどな。

でも、仕事で結果を出せなかった時に『努力が足りなかったからだ』と言われてるのと同じじゃないかなとは思うんだ。なのに、上司には反論できなくて、上司じゃなかったりして言いやすそうな人間には反論するというのも、正直、格好悪いかなとは思わないでもない。

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