未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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新世代

走・凱編 仲のいい振り

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そう。この群れの大前提として、何度も言ってきたと思うが、

『異端なのは俺の方』

だということだ。その俺がこうして大きな顔をしてられるという時点で、この上なく上手くいってると思ってる。俺の思い通りになってくれなくても、それぞれ好き勝手にしてるように見えても、異端である俺をみんなが受け入れてくれてるんだ。それを思えば、この台地に定着してるヒト蜘蛛アラクネに近い形質を持つビアンカなんてそれこそ『ちょっと変わってる』程度の話だろう。

何も気にする必要はないんだ。本来は。

とは言ってもそういう部分を簡単に割り切れないのが<人間>というものだというのも、俺自身が人間であることから分かる。面倒臭くて厄介なそれを認めることも俺の役目だ。

そして当のビアンカの方は、猫好きという<コーネリアス号乗員ビアンカ・ラッセ>の形質を受け継いでいて、そう達やしんの存在が癒しになっているようだ。

できればもう少し、しんが懐いてくれるともっといいんだろうが、まあそれも押し付けるわけにはいかないし、ビアンカの方も、猫が好きだというのなら、

『猫というのはそういうもの』

と分かってくれてるだろう。

しんは猫じゃないが。

あと、可愛いものが好きなら、子供達が懐いてくれるとなあ。すごく癒されるんじゃないかな。

さりとてそれも、

『仲良くするんだ!』

と俺が強権を発動して命令するのも違うだろうな。『仲良くする』というのは他人に強制されてするものじゃない。えてしてそういう形で強制された場合には上辺だけの関係になることが多いというのも、俺自身、人間社会で散々見てきた。

小学校に通っていた頃、転校生が来たりするたびに教師が、

『仲良くするように』

と言ってきたりしたが、そう言われたから仲良くしようとしてるのはたいてい、形だけだったよなあ。という覚えが。

本当に仲良くなる奴はそんなの関係なく仲良くなってたよ。俺も、仲良くなれたのもいれば、取り敢えず子供なりに社交辞令的に仲のいい振りをしていることもあった。

あれも、無駄にトラブルを起こさないという意味では役に立ってたものの、それに納得できない奴も当然いて、こう、転校生とかにやけに突っかかるのとかもいたんだ。そいつらは、『仲良くするように』と教師から押し付けられることにも反発してたんだろうなっていうのが今なら分かる。

だから俺は、敢えて押し付けない。自分が押し付けられるのが嫌だから、しない。代わりに、

『無駄に諍いを起こさない方が得』

というのを察してもらうように心掛けるだけだ。

それも俺の役目だな。

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