未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

麗編 正式な変更手続き

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三千年もただ惑星の上空を回り、およそ可能性など無いに等しい生存者の気配を探査し続けるなんて、人間なら十中八九正気を保っていられない苦行だろうな、

けれど、それでも、<あさぎ2788TOS>の場合は明確な目的が示されているだけまだマシなのかもしれない。何しろ、用済みとして放棄され、はっきりとした<目的>もなく機能を失うまでただ宇宙を観測し続けているだけのメイトギアと亜光速ロケットの数は、確実な記録が残されているものだけでも少なくとも千を超えているそうだし。

だから、総合政府が把握していない、民間企業などが独自に打ち上げたものなどもあるらしいことで、正確な数など、およそ掴めそうにないという……

それを考えると、俺は、ロボットに心を与えないことの方が正解だと感じるよ。もしこれで心なんか与えてたら、

『どんな拷問だよ!?』

とも思うし。

エレクシアだって、俺が死んでも彼女はその後も大事に使えば百年単位で機能し続けるだろう。ここでは、正式な<オーナー変更手続き>もできず、主人を持たない<野良ロボット>として機能するんだ。

正式な手続きを経ない<仮の主人>ということであれば、ひかりが引き継いでくれると思うけどな。その後も、まどかひなたやさらに子孫へと引き継がれていくだろう。

「まったく。お前もとんでもない主人に買われてしまったよな」

ついそんな風に声を掛けると、

「私達ロボットは、マスターを選べません。そしてそれを前提として作られています。今も宇宙を漂っているであろうメイトギアや亜光速ロケットと同じく、私も機能を失うまで人の幸福に資するだけです。

ひかりあかりひなたについては<人間に準じた存在>として認識できていますので、後はマスターが、『お前の機能が続く限り俺の子孫を守れ』と命令してくだされば、何割かの機能は制限されるでしょうが、警護については大きな問題なく可能であると考えます」

やっぱり淡々とそう応えてくれた。

『何割かの機能は制限される』というのは、俺が今、しているように、

『周囲に危険な動物がいるのをいいことに戦闘モードを起動させて開墾作業に当たらせる』

などという変則的な使い方はできないという意味だ。

これはあくまで、俺が<正式な主人>だからこその裏技的な手法だからな。

実は、<主人の変更>についても、セシリアやメイフェアやイレーネ達とは一部違っている。セシリアやメイフェアやイレーネについては、俺がそうしたように、正式なライセンスナンバーさえあれば主人として登録できるものの、エレクシアについては、二千年の間に手続きの内容も変わって、行政のサーバーにも登録されたことが確認できないと、<正式な主人>とは認められなくなったんだよな。

だから、行政のサーバーにアクセスできないここでは、正式な変更手続きはできないということだ。

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