未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

麗編 創作

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<あさぎ2788TOS>と<あさがお三型>によって観測され緊急信号と共に発信された<惑星ハイシャインの異変>は、当時最も近かった<惑星セルベリス>にも届いた。

とは言っても、<あさがお型亜光速ロケット>に搭載されていた通信装置は、恒星間航行技術ハイパードライブの副産物として開発された<超空間通信>ではなく、旧来の普通の電波式だったために、あさがお三型が異変を観測するまでの時間とも合わせて、異変そのものが発生してからは二百年が経過していたそうだ。

惑星セルベリスの軍はすぐさま捜索隊を編成、ハイシャインに向けて発進。その途中で、宇宙を漂っていたあさがお三型と<あさぎ2788TOS>を発見・回収し、そのままハイシャインへと向かった。

しかし、公転軌道を外れて全球凍結し、惑星表面すべてが厚さ数キロの氷と永久凍土に覆われたハイシャインには、生存者の痕跡すら発見できなかったそうだが……

一方、セルベリス軍による捜索の間に、<あさぎ2788TOS>は、その時点で可能な限りのメンテナンスを受け、同時に彼女が搭載されていた<あさがお三型>についても、最新式の放射線発電パネルへの換装、超空間通信機の搭載、といった改修が施され、<あさぎ2788TOS>のためのメンテナンスナノマシン等消耗品も補充した上で、万に一つの可能性にかけた<惑星ハイシャインの観測>を行うための衛星として配されたそうだ。

その際、スタッフとの間で交わされた会話が残されてるという。

「お前さんをまた一人で放り出すことになる……すまない……」

「いいえ、お気になさらないでください。私はロボットです。人の幸福に資するために存在します。<惑星ハイシャイン>の方々が生き延びているのなら、私はその方々のためにこそ役に立ちたい。私の前のオーナーも、きっとそれを望んでいるでしょう……」

といった内容のな。

が、いかにも<美談>風ではあるものの、実はこれには残念な<裏>があって、どうやらこの音声データと言われているものは、第三者による<創作>の可能性が高いそうだ。

そりゃそうか。軍のスタッフが、機密情報にも当るようなものを勝手に録音して、しかもそれを流出させるとか、そんな無駄にリスキーなことを普通はしないだろうし。

だが、音声データそのものは創作でも、実際にそんなやり取りがあったんじゃないかとつい考えてしまうのも、人間(地球人)というものだろうな。

これがもう三千年近く前の話で、<あさぎ2788TOS>と改修を受けた<あさがお三型>が惑星ハイシャインの上空を今も回っているのは事実だそうだし……

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