未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

ビアンカ編 アラニーズ

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なんてこともありつつ、装備一式を身に付けたビアンカは、その状態で、屈伸を始めた。もちろん、<アラニーズとしての本体>の方で。

と言っても、ビアンカの場合は、アラニーズだから、人間のようなトレーニングの仕方は当てはまらない。筋力を鍛えるというよりは、あくまで<体の使い方>を徹底的に自分の身体に教え込む感じだろうか。

しばらく屈伸を続けて体が温まってくると、今度は右に左にステップを踏む。

こうしてさらに体が温まると、次は、<シャドーボクシング>のように、実戦を想定した動きを、弾丸を込めてない銃も使って、<見えない敵>と、戦う。この際、銃に万が一でも 弾丸が入っていたりしたら大変な事故になる危険性もあるので、準備は真剣に行うわけだ。

そしてビアンカの場合、足にも、攻撃用のパイルが装着されており、それを用いた攻撃を想定した動きも見せる。

六本の足を自在に使い、体を回転させ、三百六十度、あらゆる方向に恐ろしい攻撃を繰り出す。脚の構造上、真上には攻撃を向けられないものの、そこについてはアラニーズの頭部である人間の姿をした部分の腕(アラニーズにとっての触覚)によってカバー。たとえ<視界>の外であっても、アラニーズの本体を覆う短い毛が空気の流れを察知するため、死角はない。

しかもこの、『空気の流れを察知する』という能力は、今では、『それが誰か?』ということまで識別できるそうだ。少なくとも、普段から見知った相手であれば、それこそ確実に。

外敵だらけのこの世界で生き延びるために獲得した能力ということだな。

残念ながら、牙斬がざんが相手では十分に活かされることはなかったものの、敵わなかったものの、オオカミ竜オオカミなどは確実に圧倒する。完全武装の彼女であれば、オオカミ竜オオカミが群れでかかってもおよそ勝てないと思われる。めいが彼女と相対した時、ほぼ互角だったのは、ビアンカが丸腰だったことに加え、何より、アラニーズとして生まれたばかりでまだ十分に体に慣れていなかったというのが大きいと思う。今なら、たぶん、余裕で圧倒するだろう。

『死角なし』

『高火力』

『尋常じゃないスタミナ』

<普通の獣>がこれにどうやって勝てると言うんだ?

サイゾウの群れが一斉に襲い掛かって数と質量で押し潰すくらいしかないだろうな。

もっとも、それすら、襲ってくることが分かっていれば、事前に相応の準備をして臨めばいいだけであり、<人間という種>の恐ろしさを思い知らされるよ。

そうだ。<人間(地球人)としての知能>という強大な武器を持つ彼女が<アラニーズの身体能力フィジカル>を得たとあっては、いやはや、恐ろしい話だな。つくづく味方でよかったと思う。

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