未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

新編 なんの効果も

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で、取り敢えずアカトキツユ村での滞在を切り上げて俺達の集落に帰る。それまでの間にあったことをかいつまんで触れよう。

俺達がアカトキツユ村に向かった時にはじゅんに連れられて密林に入っていたうららだったが、食事&<校外学習>(まあ、厳密には密林の中こそがパパニアンの本来のフィールドだが)を終えて戻ってくると、

「? ?」

うららはひどく困惑してたそうだ。途方もない違和感に。いつもの場所にいるはずの姿が見えなくて、自分を見詰める優しい目がなくて。

「? !?」

そしてうららは、自分が求める姿を探して集落中を走り回った。

今ではすっかりほむらりんの<愛の巣>になってしまった<最初の家>も、まどかひなたの家も、俺とシモーヌの家も、片っ端から。

普段は決して近付かないしんえいの部屋まで、恐々ながらも覗く。

「あーっ! うあーっ!」

泣きながら、声を上げながら。そんな彼女を、

うらら…!」

声を掛けながら彼女に付き合ってくれたのは、ひなただった。

まどかは、不安そうにひかりにしがみついてたそうだ。あと、れいはいつもどおりのすっぽんぽんで、

「?」

冷めた目で見てたそうだが。

けれどどれだけ探してもあらたの姿が見えなくて、うららは大きな声で泣き出してしまった。

そんなうららに、ひなたが寄り添う。

すると、うららの泣き声が届いたのか、例のパパニアンの若い雄まで現れて、彼女を励まそうとしてか、また求愛行動を始めて、なかなかにカオスな状況だったようだ。

いつもはあらたがその雄を追い返すところが、今回は彼がいないので、

「があーっ!!」

代わりにじゅんが憤怒の形相で迫って、追い返していた。

「ぎゃーっ!」

若い雄は悲鳴を上げて逃げ帰ったものの、しかし懲りない奴だな。

そしてなおもうららが泣き叫んでいるところで、ひかりが俺に連絡してきたということだ。

ひかりひなたにタブレットを渡してくれ」

俺がそう告げると、いつもあらたが陣取ってた屋根の上で悲嘆にくれるうららに寄り添っていたひなたのところまでひかりも駆け上がり、タブレットを渡してくれる。

で、こっちは、俺がタブレットをあらたに向けて、その姿を映し出す。すると、

「あーっ!」

うららはようやくあらたの姿を見付けることができて、

「あーっ! あうーっ!」

タブレットの中のあらたに触れようとして、でも触れられず……

「いーっ!!」

癇癪を起こしたうららがタブレットを投げ捨てたものの、それをイレーネが受け止めてくれて、事なきを得た。

そんなうららに、ひなたはただ黙って寄り添う。下手に慰めようとしたり、抱き締めようとしたり、頭を撫でたりとかしようとせずに。そうやって余計なことをしようとすれば、かえって神経を逆撫ですると察したんだろうな。

例のパパニアンの雄が彼女を慰めようとしてアピールを始めてもなんの効果もなかったように……

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