未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第三世代

新編 選択

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うららが投げ捨てて、イレーネが受け止めてくれたタブレットが、再びひなたに渡されて、あらたの姿をうららに見せてくれた。

するとさすがに今度はうららも少し落ち着いて、

「あー…あー……っ!」

悲し気に声を上げながらあらたの映像に手を触れる。そんな彼女にあらたも応えて、タブレットに手を触れさせていた。ちょうど、ガラス越しに手を合わせるような感じで。

「あー……!」

けれどうららはやっぱり泣き出してしまう。

本当に好きなんだな。あらたのことが。

でも、タブレットに映るうららの姿を見るあらたの眼差しは、異性を見るそれじゃないのを、俺自身が<おす>であり<子を持つ父親>だからこそ感じてしまった。

『やっぱりこれ、娘を見る父親の眼差しだよな……』

と……

このうららの気持ちに触れて彼女をあらたが受け入れてくれたら<ハッピーエンド>なのかもしれない。けれど、<気持ち>というものは、そんな簡単なものじゃないんだよな。ここでうららに同情して彼女を受け入れても、根本の部分でお互いの気持ちはすれ違ってるから、りんの時と同じ結末になるだけのような気がするんだ。しかも、あらたの方は、本当の気持ちを押し殺した状態でその時まで耐えることになる。

『とにかく試してみればいいじゃないか!』

と無責任な第三者は言うかもしれないが、そりゃ、どんな結末になろうが自分の胸は痛まない、責任も取らない立場なら、なんとでも言えるよな。

なんとでも。

だが俺は、そんな無責任なことはできない。うららの気持ちだけを見て、あらたの気持ちは無視するというのはできないんだ。

双方の気持ちが同じ方向を向いてないと、一方だけを抑えつけて我慢させるというのは、むしろ残酷なことだと俺は思う。

ことここに至っても、あらたうららのことを<パートナー>とは見ていない。

そして俺は、もしかしたらと思ってしまった。

『もしかしたらあらたは、うららの前から姿を消そうとしている……?』

地球人の言葉は話せなくても、こちらの言ってることはある程度理解してるのは、分かってる。なにしろ生まれた時からずっと俺の傍で育ってきたからな。たぶん、自分が暮らしている集落以外にも同じような集落が他にもあることを、理解してる。

それまでは興味もなかったから、関心を示さなかっただけで。

でも、今のままじゃうららはいつまで経っても自分を求め続けるだろう。だったら、りんあらたの前からいなくなったように、自分もうららの前からいなくなろう。

そう思ったんだろうなと、察せられてしまった。

あらた……それがお前の選択か……」

呟くようにそう口にした俺には、あらたは何も応えなかったのだった。

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