未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

光編 避難準備

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ドーベルマンMPMとホビットMk-Ⅱに包囲されて、嫌がらせのような攻撃を受けていたヒト蛇ラミアがついにブチ切れたのか、気を引こうとする攻撃にはまったく構うことなくアリニドラニ村に向けて猛然と突撃を始めた。

その進路上にいたホビットMk-Ⅱのうち、地面の状態が悪くて足を取られ逃げ遅れた数機が捉えられて一瞬で破壊される。

自動小銃ではなく<対怪物用打撃銃>に持ち替えて応戦もしたが、それさえ無視された。よっぽど腹に据えかねたみたいだな。

アリアンの到着までは後二十分足らず。ヒト蛇ラミアとアリニドラニ村との距離は六キロ強。ヒト蛇ラミアの移動速度は時速二十キロ強。全速力でそのまま直進されればアリニドラニ村への侵入を許してしまうかもしれない。

なので、

「ドラニ! ヒト蛇ラミアがそっちに向かってる! 斗真とうまとルイーゼの避難の準備をお願い!」

ひかりが指示を出す。

「分かりました」

アリニとドラニが声を揃えて応え、

斗真とうま、危険な獣がこちらに向かっているらしい。逃げる準備を」

ドラニが、仕事中だった斗真とうまに告げる。

「危険な獣? 分かった」

仕事を中断させられて不満そうではありつつ、斗真とうまも渋々応じて手を止めた。

しかしその上で、

「俺がそいつと戦うのは、ダメか……?」

手にした鎚を掲げてドラニに問い掛けた。そんな斗真とうまに、ドラニは、

「お前は勇敢だ。私はそれを誇りに思う。だが、今回は相手が悪すぎる。私でも真っ向勝負では勝てない可能性がある。だから戦いは避ける。そういうことだ」

穏当に、かつきっぱりと要点だけを応えた。これには斗真とうまも、

「ルイーゼも一緒なら……」

悔しそうにしながらも承諾してくれた。ここでルイーゼを気にしてくれるとは、これはもうアレだな。

それを聞いていたルイーゼも、

斗真とうまと一緒なら……」

視線カメラを向けたドラニに応える。

「よし、それじゃあ、ルイーゼのローバーで脱出の準備をする」

声を上げたドラニに、斗真とうまとルイーゼは頷いた。

ただ、懸念もある。ヒト蛇ラミアがルイーゼの存在を察知してそれを目指して移動してるなら、ルイーゼと一緒に逃げるのは意味がないだろう。だからひかりも、

「ルイーゼと斗真とうまは別々に行動した方がいい?」

俺やビアンカや久利生くりうに問い掛けてきた。たぶん、彼女自身は『別々に行動するべき』と考えているんだろうが、それでも一応、俺達の意見を求めてくれた。

「いや、今の時点では斗真とうまの意向を尊重したいと思う。いよいよとなれば敢えてルイーゼを囮に使うことも有り得るが」

俺がそう口にすると、

「ああ、そうだな。状況はそこまで切迫はしていない」

久利生くりうも賛同してくれた。

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