未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第四世代

彗編 人間の方からの干渉

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新暦〇〇三八年一月十二日



意図的に<命の選別>を行わなくても、様々な理由で、

<生きられるもの>

<生きられないもの>

は出てきてしまう。れんのことも蓮華れんげのこともそういうものの一つだと思う。誰が悪いわけでもなくそうなってしまうんだ。蓮華れんげの母親であるパパニアンの雌についても、<罪>には問えない。野生のパパニアンは人間の法の下に生きてるわけじゃないし、そもそも『そういうもの』なんだ。

それもわきまえておかないと、むしろ理不尽な<私刑>をはびこらせることになる気がするな。

かつて地球でもあった<魔女狩り>みたいにな。

いや、実は六十世紀になっても、迷信を基にした<魔女狩り>は存在していたらしい。数こそ少なかったらしいが。

恒星間航行技術ハイパードライブを駆使し、空間を飛び越えて何千光年何万光年も離れた別の惑星にまで生活圏を広げてもなおそれだったりするからな。一度根付いた<迷信>は簡単には消えてしまわないということだ。

だったら最初からそういうのが根付かないように努力する必要があるだろ?

人間は<法>によって自らの生存権を保障してもらう代わりに法の下で自らを律する必要もあるが、野生の生き物は、人間のような形では生存権は保障されない。代わりに人間のように法には縛られないし法を根拠に処罰もされないというのはわきまえておかなきゃな。

人間に危害を加えた野生動物を殺処分したりするのも、あれは<罰>じゃないしな。あくまで、

『人間の側の安全を担保するための処置』

でしかない。加えて、今じゃ安易に殺処分も行えなくなった。ロボットを間に配することで人間の生活圏に容易には近付けなくなったし、人間の方がそもそも野生の生き物のテリトリーには近付かないようになったからというのもある。

現在、<地球>に居住している人口は、公には二十億人程度となっているそうだ。だからその分、人間の生活圏を絞り、野生の生き物が人間と関わらなくても生きていける範囲を確保してるというのもある。

そしてそれは、他の植民惑星でも基本的には同じ。だからここでもその方式を採用していきたいと思ってる。人間と野生の生き物とが衝突して事故になるのを防ぐとともに、野生の生き物の習性については、人間の方からの干渉は限定的にしていかなきゃな。

蓮華れんげを生んだパパニアンの雌に対しても、こちらからはもう干渉しない。彼女に<罪>はないんだ。人間の思う<善悪>はまったく関係ないんだ。それはれっきとした事実なんだよ。

そのことを明確にわきまえていきたい。

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