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第四世代
丈編 高効率な運用
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新暦〇〇三八年六月八日
こうして配置された二十機のホビットMk-Ⅱは、これまで哨戒任務にあたっていたドーベルマンDK-aの指揮下に入る形になる。
これも、人間の軍隊とかと違って、リンクして全体で一個のロボットとして機能できるようになるから、人間とは比べ物にならない高効率な運用ができるんだよな。
だって、
『命令を出す』
必要もないんだぞ? 全機が同じ情報を瞬時に共有し、命令を共有し、その中で最も適した状態にある機体が命令を実行するわけだ。
役割を固定する必要すらない。必要とあればその場で役割を入れ替えることもできる。
人間の場合、それすら<上>が判断してから『命令を下す』必要があるし、あまりにも非効率的ではある。手間がかかる。時間も無駄になる。即応性が大きく下がる。
地球で運用されていた、
<ごくごく初期のロボットの軍隊>
は、フィクションによくある、
<数だけ無駄に多い烏合の衆>
的な、ただただ物量で押し切るだけのものだったが、現在じゃ、並の人間の軍隊では太刀打ちできない存在になってるそうだ。
『死を恐れない』
とか、
『命令には絶対に逆らわない』
とか、そんな上辺だけの話じゃなく、
『全体で一個のロボットとして有機的に機能する』
ことによる、
<無駄のない動き>
は、人間じゃ絶対に実現できないわけで。
人間が命令を待ってる間にロボットは何十手も先に進めるんだぞ? そんなのを相手にどうやって戦うっていうんだ。
もちろん、それに対抗するための<戦略>なんかも練られてはいるものの、当然、自分が思い付くことは相手も思い付くだろうし、すぐにも対処してくるわけで。たまたま自分達だけが<すごい作戦>を立てられてそれで一方的に勝利を得ることもあったりするかもしれないが、そんなものは<運頼み>でしかないだろう。
まあ、どうにもならないよな。
それもあって、現在の地球人社会においての<武力衝突>は、大昔の、
『互いに姿を晒し名乗りを上げてから正々堂々と』
みたいな形式になってしまってるっていうのもあるらしい。人間が策を巡らせて相手の裏をかこうとしても、実際に状況が開始されてから反応しても十分に間に合ってしまうんだよ。一瞬は優位に立てても、すぐに対応されてしまうし。
そうなると、
『相手の裏をかこうとしない』
という制限をお互いに掛けて、単純な性能勝負をするしかないよな。
で、こうなるとまた紛争地帯は、企業の新製品の試験場みたいな役割を果たすことになっていく。
何ともはやひどい茶番だ。
こうして配置された二十機のホビットMk-Ⅱは、これまで哨戒任務にあたっていたドーベルマンDK-aの指揮下に入る形になる。
これも、人間の軍隊とかと違って、リンクして全体で一個のロボットとして機能できるようになるから、人間とは比べ物にならない高効率な運用ができるんだよな。
だって、
『命令を出す』
必要もないんだぞ? 全機が同じ情報を瞬時に共有し、命令を共有し、その中で最も適した状態にある機体が命令を実行するわけだ。
役割を固定する必要すらない。必要とあればその場で役割を入れ替えることもできる。
人間の場合、それすら<上>が判断してから『命令を下す』必要があるし、あまりにも非効率的ではある。手間がかかる。時間も無駄になる。即応性が大きく下がる。
地球で運用されていた、
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とか、
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とか、そんな上辺だけの話じゃなく、
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ことによる、
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は、人間じゃ絶対に実現できないわけで。
人間が命令を待ってる間にロボットは何十手も先に進めるんだぞ? そんなのを相手にどうやって戦うっていうんだ。
もちろん、それに対抗するための<戦略>なんかも練られてはいるものの、当然、自分が思い付くことは相手も思い付くだろうし、すぐにも対処してくるわけで。たまたま自分達だけが<すごい作戦>を立てられてそれで一方的に勝利を得ることもあったりするかもしれないが、そんなものは<運頼み>でしかないだろう。
まあ、どうにもならないよな。
それもあって、現在の地球人社会においての<武力衝突>は、大昔の、
『互いに姿を晒し名乗りを上げてから正々堂々と』
みたいな形式になってしまってるっていうのもあるらしい。人間が策を巡らせて相手の裏をかこうとしても、実際に状況が開始されてから反応しても十分に間に合ってしまうんだよ。一瞬は優位に立てても、すぐに対応されてしまうし。
そうなると、
『相手の裏をかこうとしない』
という制限をお互いに掛けて、単純な性能勝負をするしかないよな。
で、こうなるとまた紛争地帯は、企業の新製品の試験場みたいな役割を果たすことになっていく。
何ともはやひどい茶番だ。
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