未開の惑星に不時着したけど帰れそうにないので人外ハーレムを目指してみます(Ver.02)

京衛武百十

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第五世代

ルイーゼ編 スーパーキャパシタ(仮)生産施設

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新暦〇〇四十三年九月三十日



<発見>とか<進歩>ってのは、一朝一夕になされることじゃないだろうな。途轍もない下積みの上にようやく得られるものなんだと俺も実感してる。地球人社会の発展もそうして為されてきたもののはずだ。

ただ、実際に発見される時には唐突のように感じられることもあるだろうな。急に発見されたように感じられることもあるだろうな。特にそれまで積み重ねられてきたものを知らない人間にとっては。

だが俺は知っている。ルイーゼが自身を削ってここに至る積み重ねを行ってきたことを。彼女自身はただ『楽しんで』ただけだとしても、常人には為せないような途方もない道を辿ってきたんだと。俺達はあくまでその手助けをしてきただけだ。<メンテナンス>も、彼女がこの発見をする前にそれこそ突然死でもしてしまわないように予防策を行っていただけだ。

それがここに実を結んだ形か。

彼女のおかげで、これまで何年も掛けて作り上げてきた<スーパーキャパシタ(仮)を製造するための設備>が一気に形になった。<レベル九の設備>は三日で出来上がり、そのレベル九の設備によって<レベル十の設備>が七日で出来上がったんだ。それを可能にするだけの高品質なHiシリコンが十分な量、確保されたんだよ。

これは同時に、

『<スーパーキャパシタ(仮)>の量産がすぐさま行えるようになった』

ことも示している。となれば、<その完成を祝っている時間>も惜しい。<レベル十の設備>を基にF-1の隣にわずか二日で作られた<スーパーキャパシタ(仮)製造施設>は、動き出した初日からフル稼働を行った。そこで働いてるのはすべてロボットだからこそのものだ。施設を作りつつ実際の製造テストを行って、ちゃんと問題もないことは確認した。<スーパーキャパシタ(仮)の試作品>を搭載したホビットMk-Ⅱは、無給電で丸二日間稼働状態を維持している。それまで搭載していた<リチウムイオンバッテリー>だと数時間程度しかもたなかったのが噓のようだ。リチウムイオンバッテリーと同サイズのそれならばはるかに長時間稼働し続けさせられるのが分かった。

なお、メイトギアにも予備バッテリーとして搭載されている<キャパシタ>は<スーパーキャパシタ(仮)>をはるかに凌ぐ性能を有しているもののいかんせんあくまで予備であり補助的な用途のそれだからすごく小型で容量も小さいんだよな。だから一日ともたない。メインのバッテリーが十分に機能していればそれ以上は必要ないからだ。

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