59 / 625
2章
56話 裁縫とは忍耐
しおりを挟む
裁縫ギルド、このギルドだけは他の所と一線を画す程に違いがある。
まずこのギルドに常駐しているプレイヤーの8割は女性だ。年齢幅は下から上まで、さらに言えば服の種類というかジャンルも凄い。カジュアルから始まり、ロックやらギャルやらゴスロリやら……防具ってそういう事じゃないよね?
まあ自由度が高いのは売りだし、こういう服装系もリアルじゃ色々大変だからゲーム内で楽しむってのも理解はできる、何て言ったって私自身がそういうのを楽しんで自作銃とか火薬とか製造しているから同じ穴の狢なのはわかる。
ただ、熱量の差がとてつもなく違う、素材さえあればいくらでも生産出来るし、時間に関しては現実の4倍もあるわけだし、さらに言えばインベントリは無限、すぐに着替えも出来るし場所も取らない、髪の毛のセットもメイクも自由自在。好きな人にとっちゃ天国と同様だ。
そんなある意味で魔境である裁縫ギルドの生産施設に足を踏み入れたが、気迫度が違いすぎるせいで軽く防具の新調が出来ればいいかなーとか思っていたら申し訳ない気持ちになってくる。前に麻紐と言うか導火線を作りに来た時はさっさと出てきたからこんな状況になっているとは知らなかった。
同じ女性ではあるが、あまり服装に拘らないのでこの手の物はちょっと分からない。仕事も基本的にスーツだし。部屋着なんてスウェットジャージ族だ。
「……特殊プレイしてるのって押しが強いと言うか我しかないというか……」
眉間に手を当てて唸りながら、この現状に諦めをせざるを得ない。今、私の目の前には、私よりもでかい女性服を着ているいかついゴリマッチョな男がじっくり見つめている。
「はぁい、あなた、折角可愛いのにそんな恰好してちゃだめでしょぉ?」
おお、この威圧感半端ねえ……下手なゲームのラスボスよりもインパクトあるぞ。リアルな知り合いもいるがここまでがっつりではなかったが、初見じゃかなりこれトラウマじゃないのか?
私の容姿を見て、あれやこれや言っている。長身で黒髪ロング、赤い目つきの悪い四白眼でギザ歯よ?今まで触れていなかったけど、私って鱗まで真っ黒だっていうのにどこが良いのかさっぱり分からない。って言うかこのままこの流れだと時間をロスする。
「うんうん、わかったわかった、後で聞くから」
とりあえず一番近くにあった裁縫施設に座り込み、拾ってきた麻を麻糸に変換していく。しゅるしゅると麻が糸になっていく工程は自動的になっていくが、改めてみるとこれ面白いな。
麻3つで糸1つ、するっと10個分を生産。鍛冶もそうだが、そのうちこれもSLvが上がったら1:1レートで変換できるようになったりすると楽なんだが。
「んー……やっぱりもうちょっと裁縫上げておきたい」
裁縫の初級レシピは貰っていたので改めて確認するが、ずらずらと並んでいる量が半端ない。糸の製法、布に始まり、小物から大物、何か色々ある。とりあえず麻布を作って今のローブよりも動きやすくて防御力のある装備を狙いたいのだが……。
「ねえ、あなた、これ着て見てくれない?」
「ちょっと今考え事してるから!」
珍しく声を上げてゴリマッチョを制する。そのまま「よよよ」としな垂れて座り啜り泣き始めてる。何でこうもめんどくさいのばかり集まるんだろうか。
「ひ、ひどいっ、折角似合う服があるのに……!」
ハンカチを取り出してぐいーっと噛んで引っ張っている。で、泣いている所に他のオネェやら女性プレイヤーが慰め始めている。
そんな事よりも今は何を作るかが問題であって、初級レシピでどこまで作れるかもある。一応並んでいる候補はあるけど、あまりいい物と言うか、狙っているようなものは無い、そもそも軽装しか着込めない上にチュニックやローブやらがメインだ。かといってレッドコートの様なものは装飾が邪魔だし「ねぇ」一般的な洋服にボディアーマーやプロテクターを付ける方針の方が「ねぇってば」いいんじゃないかな?そうなってくると木工系の装備で硬さもありつつ、ある程度の堅牢さを持ち合わせた奴を……。
「ちょっと聞け!」
「なによ!」
人間時間の無い時に限って邪魔されると機嫌が悪くなる。鼻息荒くしてこっちを見てるゴリマッチョをいつもの様と言うか機嫌の悪い時に見せる目つきで睨み返す。
「そんなにレシピ見て何を探してるのよ」
「……軽装の防具だよ」
ちらっと見てからまた並んでいるレシピを確認してめぼしい物が無いか見ていくが、やっぱり良い物はない。しょうがない、納品クエストをこなすか……と思っていたのだが。
「あたしの用意した服を着たら、作ってあげないこともないわよぉ?」
「そこらにいっぱいいる他のプレイヤーに頼めばいいだろう」
「やーねぇ、あなたみたいな長身のイケメンじゃないと着れないのもあるのよぉ」
インベントリから出してくるのは真っ白いフリル盛り沢山の豪華なドレスだが、リアルでもゲームでも着るのを遠慮したい。って言うか、他の可愛い奴に着せろと。
「フルダイブって凄いわね、それを見た瞬間に寒気がしたわ」
「着たら、あなたにぴったりの防具作ってあげるわよぉ、ちょーっと着るだけで理想の防具が貰えるなんてすごくない?」
このゴリマッチョ、私の欲しい物をいい感じに察してやがる。
「しかも見ない顔だし、あなたイベントに合わせて装備作りにきたんでしょっ、あたしには分かるわ!」
「……裁縫レベルいくつだよ……!」
「あたし、これでも裁縫Lv15なのよ!ギルドレベルだって7なんだから!」
ああ、うん、これはもう交渉の余地はないな……確実にβ組だろうし、単純に相手の提案を受けて、ほしい物作ってもらった方が楽なのは確実だが、何か負けた気もするし悔しい所ではある。しかし着たら着たで色々と面倒な事も起こりそうだが……。
「びた一文払わんし、今回だけだ」
「あらぁ、いいわねぇ、はいこれっ」
アイテムの渡しを許可しドレスを受け取る。アイテムデータとして存在しているので装備をしていく訳だが、どういうアイテムなんだろうと確認する。
名称:純白のドレス 防具種:ドレス
必要ステータス:無し
防御力:0
詳細:愛と筋肉が完成させたフリル盛り盛りの可愛い全振りの見た目装備
屈辱ではないが、私にこういう趣味はない、そう、これも防具の為、防具の為……そう言い聞かせながら装備欄を選択していき、ドレスを装備する。
ちなみに着替えはワンタッチ、何も装備してないときはTシャツ短パンサンダルはデフォになる。
ふんわりとしたドレスの中身はいかついドラゴニアン、尻尾の部分は勝手に穴が開いたので、しっかりと外に出ている。黒と白の対比がいいんだろうか?オネェ軍団と周りにいた裁縫ガチ勢がじっくりとこっちを見てあーだこーだ言い始めている。
「やっぱりもうちょっとフリルを抑えた方が?」
「アクセントに差し色とか欲しい」
「いや、真っ白なのがいいんじゃない」
と、まあ色々騒いでいるが、私としてはこの辱めをさっさと抜け出して装備欲しい。むしろ装備作っていたい。そもそも距離が近いんだよ、鼻息当たってんぞ、お前。
「あぁー、やっぱりいいわぁ、この対比、パーフェクトっ!」
「……はよ終われ……」
しばらくモデルというかマネキン扱いされてから解放される。結局あれから同じようなドレスを2,3着着せられ、自爆した時よりも精神ダメージが大きい。でもこれでマシな防具がてにはいるんだから安いもんさ、時間と精神ダメージで手に入るんだから。
こんなに大量に作るならクラン作って総合デパートみたいな事やったほうがいいじゃないか?それとも作って売るのはいやなんだろうか。
「はあ、満足……それで、どんなのがいいのぉ?」
「覚えてろ筋肉オネェめ……軽装で動きやすくてこれに合うやつ」
インベントリからパイプライフルを取り出して見せてから、それを肩掛けにした姿を見せる。じっくりと見てから納得したように頷いているが、本当にわかってんのか。
「いいわぁ、でもぉ、出来るのは時間かかるわねぇ……イベント受注でちょーっと忙しくなっちゃったし?」
「間に合えばいいわよ、もう……機能性重視なの忘れるんじゃないわよ」
一応念の為に釘をさしておく。言って置かないとフリルまみれの服で戦わなきゃいけなさそうだし。っていうかどこに行ってもこんな色物ばっかり会う呪いでも掛けられてるのか、私は。
「色物は色物に惹かれるとかないよなあ……」
ごりごりな女装マッチョがスキップして自分の作業場に行っている様子を見てこのゲームで一番深いため息を吐き出し。とりあえず硝石を稼ぎに行こう。
残り9時間。
まずこのギルドに常駐しているプレイヤーの8割は女性だ。年齢幅は下から上まで、さらに言えば服の種類というかジャンルも凄い。カジュアルから始まり、ロックやらギャルやらゴスロリやら……防具ってそういう事じゃないよね?
まあ自由度が高いのは売りだし、こういう服装系もリアルじゃ色々大変だからゲーム内で楽しむってのも理解はできる、何て言ったって私自身がそういうのを楽しんで自作銃とか火薬とか製造しているから同じ穴の狢なのはわかる。
ただ、熱量の差がとてつもなく違う、素材さえあればいくらでも生産出来るし、時間に関しては現実の4倍もあるわけだし、さらに言えばインベントリは無限、すぐに着替えも出来るし場所も取らない、髪の毛のセットもメイクも自由自在。好きな人にとっちゃ天国と同様だ。
そんなある意味で魔境である裁縫ギルドの生産施設に足を踏み入れたが、気迫度が違いすぎるせいで軽く防具の新調が出来ればいいかなーとか思っていたら申し訳ない気持ちになってくる。前に麻紐と言うか導火線を作りに来た時はさっさと出てきたからこんな状況になっているとは知らなかった。
同じ女性ではあるが、あまり服装に拘らないのでこの手の物はちょっと分からない。仕事も基本的にスーツだし。部屋着なんてスウェットジャージ族だ。
「……特殊プレイしてるのって押しが強いと言うか我しかないというか……」
眉間に手を当てて唸りながら、この現状に諦めをせざるを得ない。今、私の目の前には、私よりもでかい女性服を着ているいかついゴリマッチョな男がじっくり見つめている。
「はぁい、あなた、折角可愛いのにそんな恰好してちゃだめでしょぉ?」
おお、この威圧感半端ねえ……下手なゲームのラスボスよりもインパクトあるぞ。リアルな知り合いもいるがここまでがっつりではなかったが、初見じゃかなりこれトラウマじゃないのか?
私の容姿を見て、あれやこれや言っている。長身で黒髪ロング、赤い目つきの悪い四白眼でギザ歯よ?今まで触れていなかったけど、私って鱗まで真っ黒だっていうのにどこが良いのかさっぱり分からない。って言うかこのままこの流れだと時間をロスする。
「うんうん、わかったわかった、後で聞くから」
とりあえず一番近くにあった裁縫施設に座り込み、拾ってきた麻を麻糸に変換していく。しゅるしゅると麻が糸になっていく工程は自動的になっていくが、改めてみるとこれ面白いな。
麻3つで糸1つ、するっと10個分を生産。鍛冶もそうだが、そのうちこれもSLvが上がったら1:1レートで変換できるようになったりすると楽なんだが。
「んー……やっぱりもうちょっと裁縫上げておきたい」
裁縫の初級レシピは貰っていたので改めて確認するが、ずらずらと並んでいる量が半端ない。糸の製法、布に始まり、小物から大物、何か色々ある。とりあえず麻布を作って今のローブよりも動きやすくて防御力のある装備を狙いたいのだが……。
「ねえ、あなた、これ着て見てくれない?」
「ちょっと今考え事してるから!」
珍しく声を上げてゴリマッチョを制する。そのまま「よよよ」としな垂れて座り啜り泣き始めてる。何でこうもめんどくさいのばかり集まるんだろうか。
「ひ、ひどいっ、折角似合う服があるのに……!」
ハンカチを取り出してぐいーっと噛んで引っ張っている。で、泣いている所に他のオネェやら女性プレイヤーが慰め始めている。
そんな事よりも今は何を作るかが問題であって、初級レシピでどこまで作れるかもある。一応並んでいる候補はあるけど、あまりいい物と言うか、狙っているようなものは無い、そもそも軽装しか着込めない上にチュニックやローブやらがメインだ。かといってレッドコートの様なものは装飾が邪魔だし「ねぇ」一般的な洋服にボディアーマーやプロテクターを付ける方針の方が「ねぇってば」いいんじゃないかな?そうなってくると木工系の装備で硬さもありつつ、ある程度の堅牢さを持ち合わせた奴を……。
「ちょっと聞け!」
「なによ!」
人間時間の無い時に限って邪魔されると機嫌が悪くなる。鼻息荒くしてこっちを見てるゴリマッチョをいつもの様と言うか機嫌の悪い時に見せる目つきで睨み返す。
「そんなにレシピ見て何を探してるのよ」
「……軽装の防具だよ」
ちらっと見てからまた並んでいるレシピを確認してめぼしい物が無いか見ていくが、やっぱり良い物はない。しょうがない、納品クエストをこなすか……と思っていたのだが。
「あたしの用意した服を着たら、作ってあげないこともないわよぉ?」
「そこらにいっぱいいる他のプレイヤーに頼めばいいだろう」
「やーねぇ、あなたみたいな長身のイケメンじゃないと着れないのもあるのよぉ」
インベントリから出してくるのは真っ白いフリル盛り沢山の豪華なドレスだが、リアルでもゲームでも着るのを遠慮したい。って言うか、他の可愛い奴に着せろと。
「フルダイブって凄いわね、それを見た瞬間に寒気がしたわ」
「着たら、あなたにぴったりの防具作ってあげるわよぉ、ちょーっと着るだけで理想の防具が貰えるなんてすごくない?」
このゴリマッチョ、私の欲しい物をいい感じに察してやがる。
「しかも見ない顔だし、あなたイベントに合わせて装備作りにきたんでしょっ、あたしには分かるわ!」
「……裁縫レベルいくつだよ……!」
「あたし、これでも裁縫Lv15なのよ!ギルドレベルだって7なんだから!」
ああ、うん、これはもう交渉の余地はないな……確実にβ組だろうし、単純に相手の提案を受けて、ほしい物作ってもらった方が楽なのは確実だが、何か負けた気もするし悔しい所ではある。しかし着たら着たで色々と面倒な事も起こりそうだが……。
「びた一文払わんし、今回だけだ」
「あらぁ、いいわねぇ、はいこれっ」
アイテムの渡しを許可しドレスを受け取る。アイテムデータとして存在しているので装備をしていく訳だが、どういうアイテムなんだろうと確認する。
名称:純白のドレス 防具種:ドレス
必要ステータス:無し
防御力:0
詳細:愛と筋肉が完成させたフリル盛り盛りの可愛い全振りの見た目装備
屈辱ではないが、私にこういう趣味はない、そう、これも防具の為、防具の為……そう言い聞かせながら装備欄を選択していき、ドレスを装備する。
ちなみに着替えはワンタッチ、何も装備してないときはTシャツ短パンサンダルはデフォになる。
ふんわりとしたドレスの中身はいかついドラゴニアン、尻尾の部分は勝手に穴が開いたので、しっかりと外に出ている。黒と白の対比がいいんだろうか?オネェ軍団と周りにいた裁縫ガチ勢がじっくりとこっちを見てあーだこーだ言い始めている。
「やっぱりもうちょっとフリルを抑えた方が?」
「アクセントに差し色とか欲しい」
「いや、真っ白なのがいいんじゃない」
と、まあ色々騒いでいるが、私としてはこの辱めをさっさと抜け出して装備欲しい。むしろ装備作っていたい。そもそも距離が近いんだよ、鼻息当たってんぞ、お前。
「あぁー、やっぱりいいわぁ、この対比、パーフェクトっ!」
「……はよ終われ……」
しばらくモデルというかマネキン扱いされてから解放される。結局あれから同じようなドレスを2,3着着せられ、自爆した時よりも精神ダメージが大きい。でもこれでマシな防具がてにはいるんだから安いもんさ、時間と精神ダメージで手に入るんだから。
こんなに大量に作るならクラン作って総合デパートみたいな事やったほうがいいじゃないか?それとも作って売るのはいやなんだろうか。
「はあ、満足……それで、どんなのがいいのぉ?」
「覚えてろ筋肉オネェめ……軽装で動きやすくてこれに合うやつ」
インベントリからパイプライフルを取り出して見せてから、それを肩掛けにした姿を見せる。じっくりと見てから納得したように頷いているが、本当にわかってんのか。
「いいわぁ、でもぉ、出来るのは時間かかるわねぇ……イベント受注でちょーっと忙しくなっちゃったし?」
「間に合えばいいわよ、もう……機能性重視なの忘れるんじゃないわよ」
一応念の為に釘をさしておく。言って置かないとフリルまみれの服で戦わなきゃいけなさそうだし。っていうかどこに行ってもこんな色物ばっかり会う呪いでも掛けられてるのか、私は。
「色物は色物に惹かれるとかないよなあ……」
ごりごりな女装マッチョがスキップして自分の作業場に行っている様子を見てこのゲームで一番深いため息を吐き出し。とりあえず硝石を稼ぎに行こう。
残り9時間。
21
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー
すもも太郎
ファンタジー
この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)
主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)
しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。
命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥
※1話1500文字くらいで書いております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる