95 / 625
3章
90話 登山は行って帰るまで
しおりを挟む
「食糧問題って大事だな」
ゼイテの東エリア2-1手前でむしゃむしゃと焼いた肉を貪りながら回復。塩手に入れておいてマジで良かった。
名称:塩焼肉×18
詳細:満腹度を30%回復 塩振って焼いただけの骨付き肉
「MREじゃないだけで感動だわ」
満腹度を回復してからエリアチェンジ。通算5度目の東エリア2-1にやってくる。レベルが低い時でも特に問題なく……ではないが、かなり立ち回れていたのは此処までだ。
東エリア2-1
Lv18 コボルト戦士
Lv19 黒蟲
Lv20 ボーデンドラゴン
Lv22 スライム
Lv23 ワイルドウルフ
意外と面子が変わらないので突破は容易かった。スライムと黒蟲はノンアクティブなので3匹のアクティブモンスターに気を付けていけば結構大丈夫だったのは確かだ。
だとしても下手に音を出したり余計な事をしなければ気を付けるものはない。
まあビジュアル的に黒蟲が最強とも言えるだろうけど。
「ただ、私って見た事殆どないのよねぇ……リアルなゴキって」
黒蟲、でかいゴキブリがかさかさ動いている。
人生で数度しか見た事ないし、何なら超能力少年が出てるゲームとか竜に変身できるゲームに出てくる奴の方が見た回数が多いくらいだ。
まあ死んで転がっているのしか見た事なかったが、嫌悪感が凄いのは確かだった。
「不快感って言うか嫌悪感が凄いなあ……すぐに沸いてくる本州ってこえーわ」
一応何度か戦ってみたわけだが、問題なし。そういえば頭を斬っても1週間くらい生きるらしいね。
死ぬ原因が頭が無くなったから餓死するっていうよくわからない理屈らしいが。
「まあ、今更レベルの上がった私にとっちゃ特に苦戦する相手はいないんだけど」
狼のパターンは犬と変わらないのでいつも通り。コボルトも前よりも強く当たる事が出来るので体勢を崩しやすくなったので対処がそこそこ楽に、ボーデンドラゴンのほうもレベル上昇とステアップ、防具が揃えれたので前よりは倒しやすくなった。
そんなわけでさっくりと片付けて先に進む。ちなみに安全地帯に関しては2-2と2-3の間にある。そっちまでいってリスポン地点を更新しようと思ったが、物資が無くなった状態で引き戻るってなかなか難しいのでゼイテに設定したままだ。
「問題はこっからな訳よ」
4度死に戻りしたのがこのエリア、東エリア2-2になる。
東エリア2-2
Lv20 人食い兎
Lv21 オーク(棍)
Lv24 黒鉄鷲
Lv25 シュッペエーパ
Lv27 ブラッドウルフ
人型相手としてまずオークがきつい、単純にパワータイプで棍棒を振り回してくるので一撃貰うと大体瀕死になる。受け防御すると吹っ飛ばされるので防御すら出来ないので回避するしかない。
この中じゃ低レベルなのでそこそこの数がいるというのもネックになる。
次に厳しいのが黒鉄鷲、空から急襲してくるので不意打ちを貰う上に素早い。攻撃力がなかなか高いのでオークとの戦闘中にやられると一気に厳しくなる。
で、シュッペエーパ、鱗付きの猪で装甲が硬いうえに素早い、突進攻撃メインなのでいつもの猪相手のテンプレ動きで対処する。
狼に関してはさらに素早く、攻撃力が高くなったので受け防御を仕切れないとかなりのHPを持っていかれる。
「人畜無害なのはお前だけよ」
とか言うけど思いっきり名前は物騒な人食い兎。特殊アクティブ系で戦闘中に絡んでくる奴だ。まあレベルは低い方なのでこれもいつものテンプレ動きで問題なし。
「とは言え、厳しいのは変わりないわけだが」
とにかくここからはいつもの様にごり押してどうにかと言う感じでは通じない。
たまたま発見したボスが隠しだとか、低確率出現のレア強力装備がドロップするとか、何かとりあえずいい感じにご都合主義な展開が起きて超余裕に……なるわけないので自分の立ち回りを見直しながら進む。
「悪い癖なんだよなあ、受け防御」
受け防御を発見した時は天才だと思っていたが、やはり攻撃力と言うか勢いの強い攻撃は受け切れないし、素早い敵だと受け返しが間に合わない。そもそもガンナー自体が後衛職なので前衛職と同じ動きをすればそりゃきついに決まってる。
肉薄しながら銃剣でちくちくし、じっくり確実に削っていくのがガンナーの接近戦だと思う。勿論AGIのステータスを上げればその分の動きは出来るだろうけど、3極型だからレベル帯としては低い方だし、ちょっと無理したらすぐやられる。
「だからこそ立ち回りって大事なのよねぇ」
ダンジョンのポイントも水銀のデータを貰った時に一緒に受け取っていたので、場所については問題なし、問題としてはそこまで行くのがきついってだけだから?
囲まれてボコられるくらいなら一体ずつ確実に倒して、自動回復を使いつつじっくり先に進むのをメインに据えて先に進む、全部ガン無視して走っていくのも手だが、所謂迷惑行為に当たるMPK(モンスタープレイヤーキラー)は避けておきたい。
此処の運営、結構罰則とかの対処が早いから、ログを取られたら一発で垢BANかロックされると思う。余計な事をし無駄ないざこざは避けておきたい。
「基本物陰に隠れて、避けられそうにない時は相手をする、受け防御はなるべく控えて避けて攻撃」
ぶつくさ言いながら目の前にやってくる狼の攻撃をいつもの様にパイプライフルを構えて迎撃するわけだが、いつもは噛みつきを銃を横にして一度受けていたが、半身に構えたまま銃剣を突き出す形でびしっと構える。
「よーし、いい子だな」
飛び掛かってくるのに合わせ銃剣を構えつつ片足を軸に回転し、避けた勢いのまま銃剣を振るって一撃。皮と肉の斬れる斬撃音をさせ、また狼の方へと向き直る。
「思い付きのわりに案外動けるじゃない?」
スキルメニューを展開してから銃剣と銃格闘のスキルをLv2つ分上げる。おっと、銃剣は頭打ちか……SLv最大にすると付加能力が付いたりするものだが、単純に火力と命中にボーナスか。
スキル名:銃剣 レベル:5(MAX)
詳細:【パッシブ】銃剣を使う際の行動に大きく補正
:銃剣ステータスの攻撃命中にそれぞれ+10
「何だ、さっさと上げておいた方が良かったか」
まあ気合避けしなきゃならないのは変わらないわけだが、それでも少しでも倒しやすくなるならいい事だ。まあ、あまり回転避けするのはバランス崩したり、相手を一瞬見逃すからあまり多用は出来んな、堅実に避け、受けて狼をなぎ倒す。
……のを数十分続けて、やっと一体倒す。一回り上の相手を倒すってやっぱり大変だわ。パイプライフルを杖代わりにしつつ思い切り息を吐き出して一息。
「山行ったらもっときついんだろうかね」
何だかんだで近づいてきたダンジョンを眺める。
うん、山だな、登山なんてしばらくやった事もないなあ……アウトドアしないのにゲーム内でアウトドアしているよ。……一番最後に山を登ったのは手の甲に三角形のマークが出てくる勇者のゲームをした時だったかな。雪山の祠探すのマジで苦痛だったわ。
「もうちょっと、もうちょっとなんだ」
ダンジョンの山を見つめてパイプライフルを握りなおして歩みを進める。
東エリア2-2 ステイル山
攻略推奨レベル30
ゼイテの東エリア2-1手前でむしゃむしゃと焼いた肉を貪りながら回復。塩手に入れておいてマジで良かった。
名称:塩焼肉×18
詳細:満腹度を30%回復 塩振って焼いただけの骨付き肉
「MREじゃないだけで感動だわ」
満腹度を回復してからエリアチェンジ。通算5度目の東エリア2-1にやってくる。レベルが低い時でも特に問題なく……ではないが、かなり立ち回れていたのは此処までだ。
東エリア2-1
Lv18 コボルト戦士
Lv19 黒蟲
Lv20 ボーデンドラゴン
Lv22 スライム
Lv23 ワイルドウルフ
意外と面子が変わらないので突破は容易かった。スライムと黒蟲はノンアクティブなので3匹のアクティブモンスターに気を付けていけば結構大丈夫だったのは確かだ。
だとしても下手に音を出したり余計な事をしなければ気を付けるものはない。
まあビジュアル的に黒蟲が最強とも言えるだろうけど。
「ただ、私って見た事殆どないのよねぇ……リアルなゴキって」
黒蟲、でかいゴキブリがかさかさ動いている。
人生で数度しか見た事ないし、何なら超能力少年が出てるゲームとか竜に変身できるゲームに出てくる奴の方が見た回数が多いくらいだ。
まあ死んで転がっているのしか見た事なかったが、嫌悪感が凄いのは確かだった。
「不快感って言うか嫌悪感が凄いなあ……すぐに沸いてくる本州ってこえーわ」
一応何度か戦ってみたわけだが、問題なし。そういえば頭を斬っても1週間くらい生きるらしいね。
死ぬ原因が頭が無くなったから餓死するっていうよくわからない理屈らしいが。
「まあ、今更レベルの上がった私にとっちゃ特に苦戦する相手はいないんだけど」
狼のパターンは犬と変わらないのでいつも通り。コボルトも前よりも強く当たる事が出来るので体勢を崩しやすくなったので対処がそこそこ楽に、ボーデンドラゴンのほうもレベル上昇とステアップ、防具が揃えれたので前よりは倒しやすくなった。
そんなわけでさっくりと片付けて先に進む。ちなみに安全地帯に関しては2-2と2-3の間にある。そっちまでいってリスポン地点を更新しようと思ったが、物資が無くなった状態で引き戻るってなかなか難しいのでゼイテに設定したままだ。
「問題はこっからな訳よ」
4度死に戻りしたのがこのエリア、東エリア2-2になる。
東エリア2-2
Lv20 人食い兎
Lv21 オーク(棍)
Lv24 黒鉄鷲
Lv25 シュッペエーパ
Lv27 ブラッドウルフ
人型相手としてまずオークがきつい、単純にパワータイプで棍棒を振り回してくるので一撃貰うと大体瀕死になる。受け防御すると吹っ飛ばされるので防御すら出来ないので回避するしかない。
この中じゃ低レベルなのでそこそこの数がいるというのもネックになる。
次に厳しいのが黒鉄鷲、空から急襲してくるので不意打ちを貰う上に素早い。攻撃力がなかなか高いのでオークとの戦闘中にやられると一気に厳しくなる。
で、シュッペエーパ、鱗付きの猪で装甲が硬いうえに素早い、突進攻撃メインなのでいつもの猪相手のテンプレ動きで対処する。
狼に関してはさらに素早く、攻撃力が高くなったので受け防御を仕切れないとかなりのHPを持っていかれる。
「人畜無害なのはお前だけよ」
とか言うけど思いっきり名前は物騒な人食い兎。特殊アクティブ系で戦闘中に絡んでくる奴だ。まあレベルは低い方なのでこれもいつものテンプレ動きで問題なし。
「とは言え、厳しいのは変わりないわけだが」
とにかくここからはいつもの様にごり押してどうにかと言う感じでは通じない。
たまたま発見したボスが隠しだとか、低確率出現のレア強力装備がドロップするとか、何かとりあえずいい感じにご都合主義な展開が起きて超余裕に……なるわけないので自分の立ち回りを見直しながら進む。
「悪い癖なんだよなあ、受け防御」
受け防御を発見した時は天才だと思っていたが、やはり攻撃力と言うか勢いの強い攻撃は受け切れないし、素早い敵だと受け返しが間に合わない。そもそもガンナー自体が後衛職なので前衛職と同じ動きをすればそりゃきついに決まってる。
肉薄しながら銃剣でちくちくし、じっくり確実に削っていくのがガンナーの接近戦だと思う。勿論AGIのステータスを上げればその分の動きは出来るだろうけど、3極型だからレベル帯としては低い方だし、ちょっと無理したらすぐやられる。
「だからこそ立ち回りって大事なのよねぇ」
ダンジョンのポイントも水銀のデータを貰った時に一緒に受け取っていたので、場所については問題なし、問題としてはそこまで行くのがきついってだけだから?
囲まれてボコられるくらいなら一体ずつ確実に倒して、自動回復を使いつつじっくり先に進むのをメインに据えて先に進む、全部ガン無視して走っていくのも手だが、所謂迷惑行為に当たるMPK(モンスタープレイヤーキラー)は避けておきたい。
此処の運営、結構罰則とかの対処が早いから、ログを取られたら一発で垢BANかロックされると思う。余計な事をし無駄ないざこざは避けておきたい。
「基本物陰に隠れて、避けられそうにない時は相手をする、受け防御はなるべく控えて避けて攻撃」
ぶつくさ言いながら目の前にやってくる狼の攻撃をいつもの様にパイプライフルを構えて迎撃するわけだが、いつもは噛みつきを銃を横にして一度受けていたが、半身に構えたまま銃剣を突き出す形でびしっと構える。
「よーし、いい子だな」
飛び掛かってくるのに合わせ銃剣を構えつつ片足を軸に回転し、避けた勢いのまま銃剣を振るって一撃。皮と肉の斬れる斬撃音をさせ、また狼の方へと向き直る。
「思い付きのわりに案外動けるじゃない?」
スキルメニューを展開してから銃剣と銃格闘のスキルをLv2つ分上げる。おっと、銃剣は頭打ちか……SLv最大にすると付加能力が付いたりするものだが、単純に火力と命中にボーナスか。
スキル名:銃剣 レベル:5(MAX)
詳細:【パッシブ】銃剣を使う際の行動に大きく補正
:銃剣ステータスの攻撃命中にそれぞれ+10
「何だ、さっさと上げておいた方が良かったか」
まあ気合避けしなきゃならないのは変わらないわけだが、それでも少しでも倒しやすくなるならいい事だ。まあ、あまり回転避けするのはバランス崩したり、相手を一瞬見逃すからあまり多用は出来んな、堅実に避け、受けて狼をなぎ倒す。
……のを数十分続けて、やっと一体倒す。一回り上の相手を倒すってやっぱり大変だわ。パイプライフルを杖代わりにしつつ思い切り息を吐き出して一息。
「山行ったらもっときついんだろうかね」
何だかんだで近づいてきたダンジョンを眺める。
うん、山だな、登山なんてしばらくやった事もないなあ……アウトドアしないのにゲーム内でアウトドアしているよ。……一番最後に山を登ったのは手の甲に三角形のマークが出てくる勇者のゲームをした時だったかな。雪山の祠探すのマジで苦痛だったわ。
「もうちょっと、もうちょっとなんだ」
ダンジョンの山を見つめてパイプライフルを握りなおして歩みを進める。
東エリア2-2 ステイル山
攻略推奨レベル30
20
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー
すもも太郎
ファンタジー
この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)
主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)
しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。
命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥
※1話1500文字くらいで書いております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる