98 / 625
3章
93話 リーチ一発ドラ3
しおりを挟む
辰砂、取得するときにも言っていたが硫黄と水銀の化合物だ。
水銀を取り出すのも簡単、加熱すればいいだけだから、あっという間に出来上がる。
「ああ、でも硫黄の取り出し方まではしらんなあ……二酸化硫黄だっけか、出てくるの」
でもここから窒素と反応させたら硫酸が取れたりするけど、そもそもそんな事まで取れるわけがない。
だいたい気体を保存しておく容器が無いから無理な訳だし?
「って言うか、水銀も一旦冷却掛けないとダメだったかな?」
あれから何度も採掘を繰り返して辰砂を10個分回収できたが、まさか4~6合目を往復するとは……思ってた。
そりゃそうだろ、だってレアアイテムだもん、私にはそのレアアイテムを引く運はないのでひたすら試行回数を増やすだけでしかない。
てかもう何回このくだり言ってんだよ。
「とりあえず実験できる数はあるから試作していくかなあ……街戻ればいいけど、このままやっちまうか」
物陰に隠れて錬金窯を取り出す。とりあえず過熱処理と冷却処理を行えば多分水銀は取れる。この過熱した時の煙を撒いたらモンスター大量に倒せるんじゃね?
って言うかよくよく考えたらプレイヤーもいないなら爆破して採掘するのってありだよな。問題はその爆破するために必要な火薬の余裕がないっていうだけだが。
「地味にHPとMPも削れて使ってるし、やばそうなラインまではここでやって実地試験までするか」
とりあえず錬金のメニューを開いて辰砂の処理を決めていく。さっきも言った通り、熱して酸素と反応させて水銀と二酸化硫黄にしてから冷却して水銀を抽出するのがざっくりとしたものになる。
勿論だけど、専用機材も無ければ余計な処理とかはないのでゲーム処理でさくっと作成できる。
「楽に作れるのはいいね、と言うかよくよく考えるとガンナーってそこまで不遇ではない気がしてきた」
でもまあ銃弾切れたら銃剣と銃格闘で立ち回らないといけないし、スキル解放するまで必死こいて殴り合いしなきゃならんし、新しい銃を作るしか最初は選択肢が無いし、買える所分からないし、そもそも火薬の製法とか材料を調べたり知っていないとだめだし、鍛冶と木工上げなきゃいけないから生産も手を出さざるを得ないし。
「いや、何言ってんだ私」
何より諦めないって心が無いと速攻で心へし折れるわ。
色んなゲームで縛りプレイとかしてきたけどMMOで縛りプレイって……いや、あるわ。攻撃速度と回避率だけガンガン上げまくってドーピングしまくったうえで、T2WでおけるA極型とかやってた。
まあそんな自発の縛りとか極型じゃなくてやらざるを得ないという感じなのが現状のガンナーだけど。
「その苦労ももう少しで報われるんだけどさ」
いつもの完成したSEを聞くと錬金窯に残ったアイテムを回収する。凄いな錬金術、加熱も冷却もしてくれるし、勝手に容器も作ってくれるって。
名称:水銀
詳細:原子番号80 流体金属 実は飲んでも死なない
「よーし、出来た……で、ここからえーっと……おっと」
錬金窯のアイテムを手に入れてから潜伏しなおし、トラッカーを発動する。窯を使っていた地点の少し横を馬が跳ねて通っていく。そういえばまだあの馬とはガチ戦闘してないな。する必要も今の所ないし、ほったらかしにしているというだけだが。
「うざったいのと高レベルだから経験値的にはうまいだろうけど、流石に1.5倍もレベル差ある相手には喧嘩吹っ掛けれないわ」
あー、あれだ、めんどくささで言ったらモンスターを狩るゲームの奴にいた雷落とす奴。
硬いわ速いわめんどくさいわの3拍子揃ったあいつ、あれと一緒だ。
とりあえず攻撃を貰った事はないので多分特殊アクティブかノンアクティブのはず。
「と言うか、もうちょっと落ち着いた所で錬金するべきだって言われそうだけど」
しばらく潜伏し、敵の影が辺りにいないことを確認してから再度メニューを開いて錬金を進める。
このまま硝石と水銀を混ぜ合わせて、硝酸水銀に化合、そこにアルコールを追加して混ぜ混ぜ、あれやこれはゲーム処理にお任せしていくわけだが、こんな所まで準備しているってのはある意味でガンナー優遇されてね?
「で、あっちゅうまに完成っと」
さくさくインスタント的に出来るのってマジ便利、レシピも分かったから今後はさくっと作れるだろう。
名称:雷酸水銀×10g
詳細:別名雷汞、起爆薬として使われる物
10gか、雷管としてはそこまで大量に使う物でもないし、1gで十分な起爆薬としては使えるだろう。一応実験して、それから雷管として使うのがいいか。……あれ、ちょっと待てよ、私何かものすごい大事な事忘れている気がする。弾はある、薬莢も火薬も持っているし、起爆薬もたった今作れたわけだから問題ないよな?
「まあ、ちょっと試してみるか」
そういえば最近だと忍者ゲーで雷汞とかあったな、あの手のゲームはストレスたまるからあんまりやらないわけだけど。
とにかく出来上がった雷酸水銀1gと合わせて黒色火薬3gを置いて、近くにあった手頃な石を持ち、雷酸水銀にそれにぶつける。
「やばい、これ感動する」
「ボン」っと音をさせながら雷酸水銀、黒色火薬の順番が爆ぜる。
いつもの硝煙を爆ぜた部分から燻らせながらその様子を見つめて感動に浸る……暇はねえ、とりあえず結構な音をさせたから場所を移らないと。
音を聞いたのか、炸裂させた地点にオークがわらわらやってくるのを見つつ、にやにやを抑えられないままに先に進んで行く。
「やっぱり音の問題が出てくるのよなあ……相手が出てくる前に全部倒し続けるって脳筋プレイも出来るっちゃ出来るけど……すげえ赤字出るんだろうな」
それにしてもさっきからずっと何かが引っかかっている。材料自体は全部揃ってるし、後は組み合わせるだけだから試作してぶっ放すだけだよな?
ウサ銃復帰させてライフル、ショットガン、ハンドガンの構成が出来る……前にか。
「ああ、そうか、ガンベルトとか作らないとダメだった」
このままじゃガンベルトって言うかインベントリから直接出していちいち切り替えなきゃいけないっていうくっそめんどくさい事が起きるじゃないか。ついでに言えば銃弾をベルトにマウント出来る様にするのもいるのか。
いちいちポーチから取り出して何かするってダサいし、装填スキルあるとしてもかなりもたつくだろうからその辺を考えてい置くのを忘れていたな。
「どの映画だったかな、リボルバーのシリンダーでガンベルトの銃弾をなぞりながら装填する奴、ああいうのすげえかっこいいからやりたいんだけど」
撃ちきったリボルバーのシリンダーを出した状態で「チャリリリリ」って入れていってリロードを完了させたり、弾に弾を当てて押し込んで倒すとかビジュアル的に凄いカッコいい奴。
「まあ映画自体は後半20分までいまいちだったけど」
こうなってくると曲芸感が強いけど、銃のリロードと曲芸って普通に映えるからしょうがないよね。ちょっとキワモノだと胸リロードとか、落ちてくる銃弾を攫う様にしてリロードするとか、コッキングレバーで回転させて撃つとかもあるし、色々と夢は広がる。
「しょうがないガンベルト此処で作るか……」
ほぼ常にトラッカーを使い続けているので減っているMPを下級ポーションで回復して、次のトラッカーの準備をしながら細工のメニューを開いていく時に手が止まる。
「あ……ちげえわ……雷管があっても入れる容器作ってねえんだ」
そうだよね、粉状のものを固めて叩いたら銃が壊れるだろうし、そもそも雷管って金属のカップに入れてそれをはめ込んで完成なんだから、このままじゃ粉垂れ流しになるだけじゃん。
「鉄、全部使い切らなくて良かった」
銃弾作るのにもうちょっと掛かるわ、これ。
水銀を取り出すのも簡単、加熱すればいいだけだから、あっという間に出来上がる。
「ああ、でも硫黄の取り出し方まではしらんなあ……二酸化硫黄だっけか、出てくるの」
でもここから窒素と反応させたら硫酸が取れたりするけど、そもそもそんな事まで取れるわけがない。
だいたい気体を保存しておく容器が無いから無理な訳だし?
「って言うか、水銀も一旦冷却掛けないとダメだったかな?」
あれから何度も採掘を繰り返して辰砂を10個分回収できたが、まさか4~6合目を往復するとは……思ってた。
そりゃそうだろ、だってレアアイテムだもん、私にはそのレアアイテムを引く運はないのでひたすら試行回数を増やすだけでしかない。
てかもう何回このくだり言ってんだよ。
「とりあえず実験できる数はあるから試作していくかなあ……街戻ればいいけど、このままやっちまうか」
物陰に隠れて錬金窯を取り出す。とりあえず過熱処理と冷却処理を行えば多分水銀は取れる。この過熱した時の煙を撒いたらモンスター大量に倒せるんじゃね?
って言うかよくよく考えたらプレイヤーもいないなら爆破して採掘するのってありだよな。問題はその爆破するために必要な火薬の余裕がないっていうだけだが。
「地味にHPとMPも削れて使ってるし、やばそうなラインまではここでやって実地試験までするか」
とりあえず錬金のメニューを開いて辰砂の処理を決めていく。さっきも言った通り、熱して酸素と反応させて水銀と二酸化硫黄にしてから冷却して水銀を抽出するのがざっくりとしたものになる。
勿論だけど、専用機材も無ければ余計な処理とかはないのでゲーム処理でさくっと作成できる。
「楽に作れるのはいいね、と言うかよくよく考えるとガンナーってそこまで不遇ではない気がしてきた」
でもまあ銃弾切れたら銃剣と銃格闘で立ち回らないといけないし、スキル解放するまで必死こいて殴り合いしなきゃならんし、新しい銃を作るしか最初は選択肢が無いし、買える所分からないし、そもそも火薬の製法とか材料を調べたり知っていないとだめだし、鍛冶と木工上げなきゃいけないから生産も手を出さざるを得ないし。
「いや、何言ってんだ私」
何より諦めないって心が無いと速攻で心へし折れるわ。
色んなゲームで縛りプレイとかしてきたけどMMOで縛りプレイって……いや、あるわ。攻撃速度と回避率だけガンガン上げまくってドーピングしまくったうえで、T2WでおけるA極型とかやってた。
まあそんな自発の縛りとか極型じゃなくてやらざるを得ないという感じなのが現状のガンナーだけど。
「その苦労ももう少しで報われるんだけどさ」
いつもの完成したSEを聞くと錬金窯に残ったアイテムを回収する。凄いな錬金術、加熱も冷却もしてくれるし、勝手に容器も作ってくれるって。
名称:水銀
詳細:原子番号80 流体金属 実は飲んでも死なない
「よーし、出来た……で、ここからえーっと……おっと」
錬金窯のアイテムを手に入れてから潜伏しなおし、トラッカーを発動する。窯を使っていた地点の少し横を馬が跳ねて通っていく。そういえばまだあの馬とはガチ戦闘してないな。する必要も今の所ないし、ほったらかしにしているというだけだが。
「うざったいのと高レベルだから経験値的にはうまいだろうけど、流石に1.5倍もレベル差ある相手には喧嘩吹っ掛けれないわ」
あー、あれだ、めんどくささで言ったらモンスターを狩るゲームの奴にいた雷落とす奴。
硬いわ速いわめんどくさいわの3拍子揃ったあいつ、あれと一緒だ。
とりあえず攻撃を貰った事はないので多分特殊アクティブかノンアクティブのはず。
「と言うか、もうちょっと落ち着いた所で錬金するべきだって言われそうだけど」
しばらく潜伏し、敵の影が辺りにいないことを確認してから再度メニューを開いて錬金を進める。
このまま硝石と水銀を混ぜ合わせて、硝酸水銀に化合、そこにアルコールを追加して混ぜ混ぜ、あれやこれはゲーム処理にお任せしていくわけだが、こんな所まで準備しているってのはある意味でガンナー優遇されてね?
「で、あっちゅうまに完成っと」
さくさくインスタント的に出来るのってマジ便利、レシピも分かったから今後はさくっと作れるだろう。
名称:雷酸水銀×10g
詳細:別名雷汞、起爆薬として使われる物
10gか、雷管としてはそこまで大量に使う物でもないし、1gで十分な起爆薬としては使えるだろう。一応実験して、それから雷管として使うのがいいか。……あれ、ちょっと待てよ、私何かものすごい大事な事忘れている気がする。弾はある、薬莢も火薬も持っているし、起爆薬もたった今作れたわけだから問題ないよな?
「まあ、ちょっと試してみるか」
そういえば最近だと忍者ゲーで雷汞とかあったな、あの手のゲームはストレスたまるからあんまりやらないわけだけど。
とにかく出来上がった雷酸水銀1gと合わせて黒色火薬3gを置いて、近くにあった手頃な石を持ち、雷酸水銀にそれにぶつける。
「やばい、これ感動する」
「ボン」っと音をさせながら雷酸水銀、黒色火薬の順番が爆ぜる。
いつもの硝煙を爆ぜた部分から燻らせながらその様子を見つめて感動に浸る……暇はねえ、とりあえず結構な音をさせたから場所を移らないと。
音を聞いたのか、炸裂させた地点にオークがわらわらやってくるのを見つつ、にやにやを抑えられないままに先に進んで行く。
「やっぱり音の問題が出てくるのよなあ……相手が出てくる前に全部倒し続けるって脳筋プレイも出来るっちゃ出来るけど……すげえ赤字出るんだろうな」
それにしてもさっきからずっと何かが引っかかっている。材料自体は全部揃ってるし、後は組み合わせるだけだから試作してぶっ放すだけだよな?
ウサ銃復帰させてライフル、ショットガン、ハンドガンの構成が出来る……前にか。
「ああ、そうか、ガンベルトとか作らないとダメだった」
このままじゃガンベルトって言うかインベントリから直接出していちいち切り替えなきゃいけないっていうくっそめんどくさい事が起きるじゃないか。ついでに言えば銃弾をベルトにマウント出来る様にするのもいるのか。
いちいちポーチから取り出して何かするってダサいし、装填スキルあるとしてもかなりもたつくだろうからその辺を考えてい置くのを忘れていたな。
「どの映画だったかな、リボルバーのシリンダーでガンベルトの銃弾をなぞりながら装填する奴、ああいうのすげえかっこいいからやりたいんだけど」
撃ちきったリボルバーのシリンダーを出した状態で「チャリリリリ」って入れていってリロードを完了させたり、弾に弾を当てて押し込んで倒すとかビジュアル的に凄いカッコいい奴。
「まあ映画自体は後半20分までいまいちだったけど」
こうなってくると曲芸感が強いけど、銃のリロードと曲芸って普通に映えるからしょうがないよね。ちょっとキワモノだと胸リロードとか、落ちてくる銃弾を攫う様にしてリロードするとか、コッキングレバーで回転させて撃つとかもあるし、色々と夢は広がる。
「しょうがないガンベルト此処で作るか……」
ほぼ常にトラッカーを使い続けているので減っているMPを下級ポーションで回復して、次のトラッカーの準備をしながら細工のメニューを開いていく時に手が止まる。
「あ……ちげえわ……雷管があっても入れる容器作ってねえんだ」
そうだよね、粉状のものを固めて叩いたら銃が壊れるだろうし、そもそも雷管って金属のカップに入れてそれをはめ込んで完成なんだから、このままじゃ粉垂れ流しになるだけじゃん。
「鉄、全部使い切らなくて良かった」
銃弾作るのにもうちょっと掛かるわ、これ。
20
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
病弱少年が怪我した小鳥を偶然テイムして、冒険者ギルドの採取系クエストをやらせていたら、知らないうちにLV99になってました。
もう書かないって言ったよね?
ファンタジー
ベッドで寝たきりだった少年が、ある日、家の外で怪我している青い小鳥『ピーちゃん』を助けたことから二人の大冒険の日々が始まった。
ゲーム内転移ー俺だけログアウト可能!?ゲームと現実がごちゃ混ぜになった世界で成り上がる!ー
びーぜろ
ファンタジー
ブラック企業『アメイジング・コーポレーション㈱』で働く経理部員、高橋翔23歳。
理不尽に会社をクビになってしまった翔だが、慎ましい生活を送れば一年位なら何とかなるかと、以前よりハマっていたフルダイブ型VRMMO『Different World』にダイブした。
今日は待ちに待った大規模イベント情報解禁日。その日から高橋翔の世界が一変する。
ゲーム世界と現実を好きに行き来出来る主人公が織り成す『ハイパーざまぁ!ストーリー。』
計画的に?無自覚に?怒涛の『ざまぁw!』がここに有る!
この物語はフィクションです。
※ノベルピア様にて3話先行配信しておりましたが、昨日、突然ログインできなくなってしまったため、ノベルピア様での配信を中止しております。
オネエ伯爵、幼女を拾う。~実はこの子、逃げてきた聖女らしい~
雪丸
ファンタジー
アタシ、アドルディ・レッドフォード伯爵。
突然だけど今の状況を説明するわ。幼女を拾ったの。
多分年齢は6~8歳くらいの子。屋敷の前にボロ雑巾が落ちてると思ったらびっくり!人だったの。
死んでる?と思ってその辺りに落ちている木で突いたら、息をしていたから屋敷に運んで手当てをしたのよ。
「道端で倒れていた私を助け、手当を施したその所業。賞賛に値します。(盛大なキャラ作り中)」
んま~~~尊大だし図々しいし可愛くないわ~~~!!
でも聖女様だから変な扱いもできないわ~~~!!
これからアタシ、どうなっちゃうのかしら…。
な、ラブコメ&ファンタジーです。恋の進展はスローペースです。
小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。(敬称略)
お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー
すもも太郎
ファンタジー
この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)
主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)
しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。
命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥
※1話1500文字くらいで書いております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる