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4章
117話 仕様把握
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「二次職って強いのね」
見つけたサハギンが魔法矢で吹っ飛ばされていくのを眺めながらぽつりと。ステータスの補正が入るとか、強力なスキルが手に入るとかそういうのだろうか。どっちにしろ職業Lv30以上って言うなら射程圏内ではある。
「そうっすよー、ただ特殊ビルドとか、自分みたいな場合はギルド探したり条件があったりするっすけど」
「わ、私も……大変、でした」
大体二人とも特殊っちゃ特殊なんだよ、盗賊から派生するとしたらローグとかアサシンが有名所だけど、それ以外のルートがあったとしてもいきなり忍者ってのはないだろ。
「忍者ってのは見て分かるけど、魔法矢って分類どうなるの?」
「えっと、マジックアーチャーが二次職に、なります……」
「ふーむ、ビルド踏まえた上での二次職になるのか、それとも数ある二次職から選択式なのか」
「多分っすけど、後者っすよ、職のバリエーションはかなり多いっすからね、冒険者ギルドでヒント貰って各ギルドを探して転職条件を満たしてって感じっすけど」
「さっきまで職業Lv30でいいって言ってたじゃないの」
まったく、とため息交じりに吐き出しながら忍者の後ろにいたサハギンにウサ銃での銃撃を加える。やっぱり洞窟で撃つと結構な銃撃音が響くので聴覚系の相手がいると無駄に交戦回数が増えてしまう。サハギン一発撃ってサハギン二匹おかわりは流石に効率が悪い。
「サプレッサー作るの忘れてたわ」
「一発かましただけで半分近く削ってるのは強いっすけど、音はきついっすね」
「威力と、引き換えのデメリット、です、よね……?」
「掠ってもいいから当たれば固定ダメが入るってのも、メリットかしら、ねっ」
2匹のうちの1匹、サハギンの槍攻撃を手慣れた形でウサ銃で受けながら腰に下げたDボアを撃とうと思ったが、これ以上敵が増えてもしょうがないので、耐えるしかない。やはり銃撃音の問題も解決しないといけないし、アタッチメント関係も視野に入れてこれからの事を考えるのが妥当だな。
ああ、私のジャガイモ畑、誰か収穫して倉庫とかに仕舞ってくれないかな。そっち系のシステムも確認したり聞いてみないと、今のままじゃ外に出ている時にジャガイモの苗がどうなってるか気になりすぎる。
「今更なんだけど、畑の状態確認したくなってきたわ」
「っしょぉ!ならまだ余裕ってことっすね!」
サハギンを火遁術でこんがりと焼いてから私が受け防御と格闘でやりまわっているほうのサハギンに後ろから斬りかかり、後ろにいるメカクレが援護射撃でこれまたこんがりと焼いていく。いや、確かに魚系だから炎は効くってのは分かる。とは言え水に対して火ってあんまり効かない印象なのだが、どういう属性原理なんだろう。
「火水土風の4属性なのにサハギンとか水っぽい相手に火ってどうなの?」
「アカメさん、属性仕様とかシステム周り殆ど知らないっすか?」
「そりゃそうでしょ、私の仕様は『当たったら殺せる』ってルールしかないわよ」
「……ガンナーって、楽なのか、大変なのか……」
「難易度高いのは確かね、銃弾買えないし、自作するしか手がない。新しい銃を手に入れる方法がイベントと自作以外今の所分かってないし」
指折りで数えながら改めてどんな感じだったかを教えていく。軽く思いついたものでも改めて言っていくと、どこが難易度高くて不遇なのかをここで確認することになるとは。
「不遇ってのもやっぱりさっき言った事もあるし、音は立つわ、生産系のスキル2枠は必須になるわ、SPかつかつだし、ちょっと振り間違いしたら一気にどうにもならなくなるし……後は」
サハギン相手にしつつべらべらとしゃべりまくってる間にはっと気が付いて二人の方へと顔を向けると、かなりドン引きした顔でこっちを見ている。流石に色々不満と言うかぶちまけすぎたな、反省。
「と、まあ色々あるのよ、色々。やっとと言うか1週間くらいたってやっとガンナー人口増えてるみたいだけど、それが最初からなのかサブとか二次職なのかまではわかんないし」
「サブは、基本Lvがあがればいいと、言われてます、ね……」
「サブは基本で二次職は職業なのね……で、属性の仕様って?あそこにいるサハギンで教えてよ」
「いいっすよ、じゃあ説明するっす」
また見つけたサハギンに手裏剣を投げ付けて、自分にヘイトを向けさせた状態にし、戦闘を開始しながら話を続ける。それにしてもメカクレの奴もそれで問題ないって認識して戦闘に入るのはどうなんだろうか。
「まず属性っすけど、さっき言った4種にプラスαで複合属性や派生属性があるっす」
「私の、魔法矢も、それが、基本……」
「説明しながら立ち回れるとか凄いわね」
こっちも銃剣で抑えている所に追撃や、抜けてきてメカクレに攻撃使用するのを防いだりしながらも説明を聞く。いや、忙しいし、ダンジョン攻略するときに聞くもんじゃなかったな。
「メタリカさんは、ちょっと特殊っすけど、属性のルールは変わらないっす。水→火→風→土→水で強弱が決まってるんすよ」
「水は火を抑え、火は風で強くなり、風は土を吹き飛ばし、土は水を吸い上げる……でしたっけ」
「そんな感じっす、で、属性はそれでいいんすけど、この見るからに水属性のサハギンに火が通じる理由すけど!」
忍者刀を抜くと共に一撃、蹈鞴を踏んだのを見てからおしゃべり忍者がしゃがむので、その頭上で銃剣を突き出し追撃、さらに怯んだ所で横に逸れて、最後はメカクレの魔法矢、多分火属性だろうな、その魔法矢がさらに貫いてこんがりと焼けて終わり。前衛が居なくてと思ったが案外大丈夫だ。
「ふいー……たださっきの4属性とは別にモンスター毎の弱点属性ってのが設定されているっす」
「基本属性と弱点属性に色々ありすぎじゃない?」
「まあ、見た目に反して……みたいなこともあるんで、一度倒したモンスターは確認するのが通例っすね」
「見れるんかい」
「メニュー開いて、Wikiとかデータみる、ところに……」
うっそだーとか言いながら開いていったら確かにあるわ。しかも倒した数も載ってる。流石にドロップ品がどうにかなってるわけではないが、結構有用だな、この機能。
「縁がない要素ってほんと見ないのよね、属性とか関係ないし」
「で、このデータを確認したうえで、弱点属性を突いたって事っす」
「私とか、属性魔法を使うのは、大事な確認要素ですよ……」
「うん、知らんシステムっていうか要素だったわ」
「まあ属性関係ないと見ない要素っすからねえ、自分も忍術覚えるまで知らなかったっす」
意外と奥が深い気がする。属性関係は手を出そうとしていたところだから聞いておいて良かったが……そもそもの属性弾が作れるのか、刻印関係はどうなるのかとか色々と含めて全くもって未知数なので今後使える情報としてはかなり有用な方なのは確かだが、それが生かせるのはいつかって所だけど。
「何にせよ、何で火で攻撃しているかは理解したわ、使えるか使えないかは置いておくけど」
「確かに縁が無いと気にしなくてもいい要素っすけどね」
「ですね……でも、覚えておいて、損はしないかと?」
「ま、そうなんだけどね、って言うかこのダンジョン、あんたたち二人だとぬるかったんじゃないの」
もうしっかりした立ち回りが決まっているので、あまり苦戦する事もないので、ボスに一直線だ。結構深い所まで来ても基本モンスターはサハギンなので、さっきの通り、出鼻をくじいて追撃の追撃で倒せる。ユニークモンスター的なのもいるらしいが、フィールドだけ限定くさいな。
「確かに、索敵もあるので、楽、ですね……」
「このままボスまでいきたいっすね」
「そういうハングリー精神は嫌いじゃないわ」
なんだかんだで噛み合ってるのかね、このPTって。
見つけたサハギンが魔法矢で吹っ飛ばされていくのを眺めながらぽつりと。ステータスの補正が入るとか、強力なスキルが手に入るとかそういうのだろうか。どっちにしろ職業Lv30以上って言うなら射程圏内ではある。
「そうっすよー、ただ特殊ビルドとか、自分みたいな場合はギルド探したり条件があったりするっすけど」
「わ、私も……大変、でした」
大体二人とも特殊っちゃ特殊なんだよ、盗賊から派生するとしたらローグとかアサシンが有名所だけど、それ以外のルートがあったとしてもいきなり忍者ってのはないだろ。
「忍者ってのは見て分かるけど、魔法矢って分類どうなるの?」
「えっと、マジックアーチャーが二次職に、なります……」
「ふーむ、ビルド踏まえた上での二次職になるのか、それとも数ある二次職から選択式なのか」
「多分っすけど、後者っすよ、職のバリエーションはかなり多いっすからね、冒険者ギルドでヒント貰って各ギルドを探して転職条件を満たしてって感じっすけど」
「さっきまで職業Lv30でいいって言ってたじゃないの」
まったく、とため息交じりに吐き出しながら忍者の後ろにいたサハギンにウサ銃での銃撃を加える。やっぱり洞窟で撃つと結構な銃撃音が響くので聴覚系の相手がいると無駄に交戦回数が増えてしまう。サハギン一発撃ってサハギン二匹おかわりは流石に効率が悪い。
「サプレッサー作るの忘れてたわ」
「一発かましただけで半分近く削ってるのは強いっすけど、音はきついっすね」
「威力と、引き換えのデメリット、です、よね……?」
「掠ってもいいから当たれば固定ダメが入るってのも、メリットかしら、ねっ」
2匹のうちの1匹、サハギンの槍攻撃を手慣れた形でウサ銃で受けながら腰に下げたDボアを撃とうと思ったが、これ以上敵が増えてもしょうがないので、耐えるしかない。やはり銃撃音の問題も解決しないといけないし、アタッチメント関係も視野に入れてこれからの事を考えるのが妥当だな。
ああ、私のジャガイモ畑、誰か収穫して倉庫とかに仕舞ってくれないかな。そっち系のシステムも確認したり聞いてみないと、今のままじゃ外に出ている時にジャガイモの苗がどうなってるか気になりすぎる。
「今更なんだけど、畑の状態確認したくなってきたわ」
「っしょぉ!ならまだ余裕ってことっすね!」
サハギンを火遁術でこんがりと焼いてから私が受け防御と格闘でやりまわっているほうのサハギンに後ろから斬りかかり、後ろにいるメカクレが援護射撃でこれまたこんがりと焼いていく。いや、確かに魚系だから炎は効くってのは分かる。とは言え水に対して火ってあんまり効かない印象なのだが、どういう属性原理なんだろう。
「火水土風の4属性なのにサハギンとか水っぽい相手に火ってどうなの?」
「アカメさん、属性仕様とかシステム周り殆ど知らないっすか?」
「そりゃそうでしょ、私の仕様は『当たったら殺せる』ってルールしかないわよ」
「……ガンナーって、楽なのか、大変なのか……」
「難易度高いのは確かね、銃弾買えないし、自作するしか手がない。新しい銃を手に入れる方法がイベントと自作以外今の所分かってないし」
指折りで数えながら改めてどんな感じだったかを教えていく。軽く思いついたものでも改めて言っていくと、どこが難易度高くて不遇なのかをここで確認することになるとは。
「不遇ってのもやっぱりさっき言った事もあるし、音は立つわ、生産系のスキル2枠は必須になるわ、SPかつかつだし、ちょっと振り間違いしたら一気にどうにもならなくなるし……後は」
サハギン相手にしつつべらべらとしゃべりまくってる間にはっと気が付いて二人の方へと顔を向けると、かなりドン引きした顔でこっちを見ている。流石に色々不満と言うかぶちまけすぎたな、反省。
「と、まあ色々あるのよ、色々。やっとと言うか1週間くらいたってやっとガンナー人口増えてるみたいだけど、それが最初からなのかサブとか二次職なのかまではわかんないし」
「サブは、基本Lvがあがればいいと、言われてます、ね……」
「サブは基本で二次職は職業なのね……で、属性の仕様って?あそこにいるサハギンで教えてよ」
「いいっすよ、じゃあ説明するっす」
また見つけたサハギンに手裏剣を投げ付けて、自分にヘイトを向けさせた状態にし、戦闘を開始しながら話を続ける。それにしてもメカクレの奴もそれで問題ないって認識して戦闘に入るのはどうなんだろうか。
「まず属性っすけど、さっき言った4種にプラスαで複合属性や派生属性があるっす」
「私の、魔法矢も、それが、基本……」
「説明しながら立ち回れるとか凄いわね」
こっちも銃剣で抑えている所に追撃や、抜けてきてメカクレに攻撃使用するのを防いだりしながらも説明を聞く。いや、忙しいし、ダンジョン攻略するときに聞くもんじゃなかったな。
「メタリカさんは、ちょっと特殊っすけど、属性のルールは変わらないっす。水→火→風→土→水で強弱が決まってるんすよ」
「水は火を抑え、火は風で強くなり、風は土を吹き飛ばし、土は水を吸い上げる……でしたっけ」
「そんな感じっす、で、属性はそれでいいんすけど、この見るからに水属性のサハギンに火が通じる理由すけど!」
忍者刀を抜くと共に一撃、蹈鞴を踏んだのを見てからおしゃべり忍者がしゃがむので、その頭上で銃剣を突き出し追撃、さらに怯んだ所で横に逸れて、最後はメカクレの魔法矢、多分火属性だろうな、その魔法矢がさらに貫いてこんがりと焼けて終わり。前衛が居なくてと思ったが案外大丈夫だ。
「ふいー……たださっきの4属性とは別にモンスター毎の弱点属性ってのが設定されているっす」
「基本属性と弱点属性に色々ありすぎじゃない?」
「まあ、見た目に反して……みたいなこともあるんで、一度倒したモンスターは確認するのが通例っすね」
「見れるんかい」
「メニュー開いて、Wikiとかデータみる、ところに……」
うっそだーとか言いながら開いていったら確かにあるわ。しかも倒した数も載ってる。流石にドロップ品がどうにかなってるわけではないが、結構有用だな、この機能。
「縁がない要素ってほんと見ないのよね、属性とか関係ないし」
「で、このデータを確認したうえで、弱点属性を突いたって事っす」
「私とか、属性魔法を使うのは、大事な確認要素ですよ……」
「うん、知らんシステムっていうか要素だったわ」
「まあ属性関係ないと見ない要素っすからねえ、自分も忍術覚えるまで知らなかったっす」
意外と奥が深い気がする。属性関係は手を出そうとしていたところだから聞いておいて良かったが……そもそもの属性弾が作れるのか、刻印関係はどうなるのかとか色々と含めて全くもって未知数なので今後使える情報としてはかなり有用な方なのは確かだが、それが生かせるのはいつかって所だけど。
「何にせよ、何で火で攻撃しているかは理解したわ、使えるか使えないかは置いておくけど」
「確かに縁が無いと気にしなくてもいい要素っすけどね」
「ですね……でも、覚えておいて、損はしないかと?」
「ま、そうなんだけどね、って言うかこのダンジョン、あんたたち二人だとぬるかったんじゃないの」
もうしっかりした立ち回りが決まっているので、あまり苦戦する事もないので、ボスに一直線だ。結構深い所まで来ても基本モンスターはサハギンなので、さっきの通り、出鼻をくじいて追撃の追撃で倒せる。ユニークモンスター的なのもいるらしいが、フィールドだけ限定くさいな。
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