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7章
209話 強さの秘密
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やっぱ強いんだよねぇ、アカメさん。
そもそも訳が分からないんだけど、後ろ向きに機体操作をしながら近接3人の攻撃と遠距離1人の攻撃を捌きつつもしっかり他のプレイヤーを避けるし、マジでわけわからん。
「あんまし配信で私の手の内を晒したく……ないわけじゃないのよねぇ」
あれ、その辺は咎めてこないんだ?てっきり配信しているやめて、真面目に戦えって言われると思ったんだけど、そう言う事はないのかな?
「そりゃそうだろう、何個か隠している物はあるが……別にガンナーやってりゃいずれは手に入る物しかないからな」
あ、そうなんだ?だったら例のギルドの件は……。
「駄目に決まってんだろこのポンコツ!」
いででで!本気で撃ってきた、本気撃ってきたって!
『ギルドって、ガンナーのか』
『ついに発見されたのか……?』
『あの切れ方見たら確定だろうな、その前にあのくっそでかい銃の方が気になるんだが』
ちょっと情報漏らしたのは悪かったって!しかも本気撃ってきたからHPめっちゃ減るし、えぐいんだけど、あの攻撃!
「ももちゃん、言われたことは守らないと駄目だよぉ?」
「そりゃやられてもしょうがないな」
「余計な手間増やしてんじゃねーぞ」
すげえフルボッコに言われるんだけど、ちょっと厳しくない?まあ、げろっちゃったのは悪かったけど。
「全部終わったら説教だからな」
『これはマジ切れ案件』
『ポンコツは悪い奴だな、土下座不可避』
『ところでどうやって操縦してんだ?どういう状況なのか詳しく』
うひー、ボスの説教とかガチで怒られる奴だわ。でもほら、場所まではいってないわけだし、あるみたいな事話に合ったからセーフよ、セーフ。
そんな事よりもどうやって連携取ろうか?
前衛3人が囲んで殴るって感じだけど、その隙間から撃つってのがいいかな。パーティってわけじゃないから、誤射したら普通に味方にもあたるのが問題なんだよね。つまり、私は命中率が悪いってことなんだ。
『自慢して言う事じゃねえ……』
『ガンナーの命中って攻撃の上下限であって、ちゃんと狙えば固定ダメは入るんじゃ』
『お前ら、この配信者はポンコツなんだぞ』
何か悔しい事言われてんだけど?っていうか私抜きにしてがんがん前出て戦闘し始めてるし、え、ちょっと待って、出遅れてる、出遅れてるって!
4方から囲んで1人をボコるって構図がすごいイジメ現場っぽくね?
あー、これは炎上するわー、いじめ動画で炎上するわー。
「アホな事行ってないで援護射撃しようねぇ」
「魔法職でもそのうちスカウトするか?」
「あー、いいねぇ、うちって物理職ばっかりだし、こんな脳筋ばっかだし」
「てめぇ、俺様の方見て言ってんじゃねぞ!」
えー、何であんながんがん戦っているのに軽口叩けるんだろう……今後の事を考えているって言うか、楽しそうに殴り合いをしてるってどういう事。
1人だけ相当ガチっていうかマジ喧嘩腰に殴ってるのがいるけど、あれは心の底から本気で殺しにかかってる気がする。いや、何か恨み節と言うか、今まで散々好きにされたのをし返しているのかな?そういえば、最初に提案出したのもニーナさんだったような……?
『ええ、このクランどういう事なの……?』
『クランメンバーとクランマスターが互いに殴りあいをしながら楽しんでいるって恐ろしい』
『それにしても殴られている割に大分耐久力高いな、防具を重ねているとしてもガンナーってそこまでHPがある訳でもないのに』
そう、それも問題なんだよね……いでっ。うーん、それとさっきから私に銃弾を結構当ててくるってのが気になる。まあガンナーの怖さはガンナーが一番分かってるって事なんだろうけど、あの連携攻撃をしている所でわざわざ私を狙う必要ってなんだろう。
うーん、そもそも、機体を狙ってダウンを取るってのはダメなの?やけに本体のボスを狙っているけど、耐久力も防御力も高いって話なら攻撃の当てやすい機体側の方がいいんじゃ……?
「そうなんだけど、そっちもそっちで硬いし強いから本体の方がダメージ通りやすいんだよねぇ」
「お前の視聴者は謎解きくらいできんのか!」
「まあ、確かに強すぎる、幾ら防御を上げているとしても儂、マイカ、ニーナの近接で焦る様子もないからのう」
うーん、そうなるとイベント用のスキルが関係してるって事なんだよね?それと、私が狙われているってのがキーになると思う。私を狙うって事はつまりガンナー優先、固定ダメージが問題って事だから……防御力と耐久の高い機体がやられる可能性が高いから……うん?。
もしかしてだけど、機体の特殊能力みたいなものでHP増やす物があるんじゃないかな、だとしたら高耐久も頷けるし、一応筋は通る。
『合体スキルでもあるんじゃねえの』
『機体とHP共有みたいなのはありそうだけどその場合どういうメリットがあるんだ』
『接触していないと駄目、みたいな』
確かにずっとくっついてるし、発動条件と高耐久の理由も納得できる。
そういう訳だから、アカメさんを機体から引き剥がすってのはどうかな?
「ももちゃんの推理が正しい感じもするねぇ」
「どうせこのままやっていてもしょうがない、試してみる価値はあるだろう」
おお、マイカさんと十兵衛さんが足元狙いに切り替えているけど、うん、まあ、そうそう簡単に当たってくるほど優しくないから、ガンシールドと銃の反撃でさっきよりも強めに反撃に出ている。
おお、結構予想していた推理があたってるっぽいよ?
『ポンコツのくせに名探偵』
『どちらかというと視聴者のおかげだろ』
『つまり、あのクランマスターは機体と接触している状態であればHP諸々を共有できるのか?めっちゃ強スキルじゃん』
『いや、接触してないと駄目って事は落下したらアウトだろ、自分の素HPより低下してた時に離れたらそのままダウンするかもしれんし、デメリットが不明確だから、何とも言えん』
何かすごい盛り上がってるけど、今はそんな事よりもどうやってボスを引き剥がすかって話。って言うか、ちょいちょい私に飛んでくるダメージが強くて下手に前に出ても足手まといになるから出れない上に、機体狙ってもいい感じに避けてくるから難易度高いんだわ!
「まあ、大体当たりかな、ちょっと見当違いなのはあるけど……変な所で勘がいいのよね、あんた」
おー、やった、大体当たってるってよ!
『自分からばらすって事はやっぱり大体あってるけど見当違いなのもあるって事か』
『むしろそれくらいの自信があるスキル?』
どっちにしろ、攻め方は分かったから、叩き落とすよ!
そもそも訳が分からないんだけど、後ろ向きに機体操作をしながら近接3人の攻撃と遠距離1人の攻撃を捌きつつもしっかり他のプレイヤーを避けるし、マジでわけわからん。
「あんまし配信で私の手の内を晒したく……ないわけじゃないのよねぇ」
あれ、その辺は咎めてこないんだ?てっきり配信しているやめて、真面目に戦えって言われると思ったんだけど、そう言う事はないのかな?
「そりゃそうだろう、何個か隠している物はあるが……別にガンナーやってりゃいずれは手に入る物しかないからな」
あ、そうなんだ?だったら例のギルドの件は……。
「駄目に決まってんだろこのポンコツ!」
いででで!本気で撃ってきた、本気撃ってきたって!
『ギルドって、ガンナーのか』
『ついに発見されたのか……?』
『あの切れ方見たら確定だろうな、その前にあのくっそでかい銃の方が気になるんだが』
ちょっと情報漏らしたのは悪かったって!しかも本気撃ってきたからHPめっちゃ減るし、えぐいんだけど、あの攻撃!
「ももちゃん、言われたことは守らないと駄目だよぉ?」
「そりゃやられてもしょうがないな」
「余計な手間増やしてんじゃねーぞ」
すげえフルボッコに言われるんだけど、ちょっと厳しくない?まあ、げろっちゃったのは悪かったけど。
「全部終わったら説教だからな」
『これはマジ切れ案件』
『ポンコツは悪い奴だな、土下座不可避』
『ところでどうやって操縦してんだ?どういう状況なのか詳しく』
うひー、ボスの説教とかガチで怒られる奴だわ。でもほら、場所まではいってないわけだし、あるみたいな事話に合ったからセーフよ、セーフ。
そんな事よりもどうやって連携取ろうか?
前衛3人が囲んで殴るって感じだけど、その隙間から撃つってのがいいかな。パーティってわけじゃないから、誤射したら普通に味方にもあたるのが問題なんだよね。つまり、私は命中率が悪いってことなんだ。
『自慢して言う事じゃねえ……』
『ガンナーの命中って攻撃の上下限であって、ちゃんと狙えば固定ダメは入るんじゃ』
『お前ら、この配信者はポンコツなんだぞ』
何か悔しい事言われてんだけど?っていうか私抜きにしてがんがん前出て戦闘し始めてるし、え、ちょっと待って、出遅れてる、出遅れてるって!
4方から囲んで1人をボコるって構図がすごいイジメ現場っぽくね?
あー、これは炎上するわー、いじめ動画で炎上するわー。
「アホな事行ってないで援護射撃しようねぇ」
「魔法職でもそのうちスカウトするか?」
「あー、いいねぇ、うちって物理職ばっかりだし、こんな脳筋ばっかだし」
「てめぇ、俺様の方見て言ってんじゃねぞ!」
えー、何であんながんがん戦っているのに軽口叩けるんだろう……今後の事を考えているって言うか、楽しそうに殴り合いをしてるってどういう事。
1人だけ相当ガチっていうかマジ喧嘩腰に殴ってるのがいるけど、あれは心の底から本気で殺しにかかってる気がする。いや、何か恨み節と言うか、今まで散々好きにされたのをし返しているのかな?そういえば、最初に提案出したのもニーナさんだったような……?
『ええ、このクランどういう事なの……?』
『クランメンバーとクランマスターが互いに殴りあいをしながら楽しんでいるって恐ろしい』
『それにしても殴られている割に大分耐久力高いな、防具を重ねているとしてもガンナーってそこまでHPがある訳でもないのに』
そう、それも問題なんだよね……いでっ。うーん、それとさっきから私に銃弾を結構当ててくるってのが気になる。まあガンナーの怖さはガンナーが一番分かってるって事なんだろうけど、あの連携攻撃をしている所でわざわざ私を狙う必要ってなんだろう。
うーん、そもそも、機体を狙ってダウンを取るってのはダメなの?やけに本体のボスを狙っているけど、耐久力も防御力も高いって話なら攻撃の当てやすい機体側の方がいいんじゃ……?
「そうなんだけど、そっちもそっちで硬いし強いから本体の方がダメージ通りやすいんだよねぇ」
「お前の視聴者は謎解きくらいできんのか!」
「まあ、確かに強すぎる、幾ら防御を上げているとしても儂、マイカ、ニーナの近接で焦る様子もないからのう」
うーん、そうなるとイベント用のスキルが関係してるって事なんだよね?それと、私が狙われているってのがキーになると思う。私を狙うって事はつまりガンナー優先、固定ダメージが問題って事だから……防御力と耐久の高い機体がやられる可能性が高いから……うん?。
もしかしてだけど、機体の特殊能力みたいなものでHP増やす物があるんじゃないかな、だとしたら高耐久も頷けるし、一応筋は通る。
『合体スキルでもあるんじゃねえの』
『機体とHP共有みたいなのはありそうだけどその場合どういうメリットがあるんだ』
『接触していないと駄目、みたいな』
確かにずっとくっついてるし、発動条件と高耐久の理由も納得できる。
そういう訳だから、アカメさんを機体から引き剥がすってのはどうかな?
「ももちゃんの推理が正しい感じもするねぇ」
「どうせこのままやっていてもしょうがない、試してみる価値はあるだろう」
おお、マイカさんと十兵衛さんが足元狙いに切り替えているけど、うん、まあ、そうそう簡単に当たってくるほど優しくないから、ガンシールドと銃の反撃でさっきよりも強めに反撃に出ている。
おお、結構予想していた推理があたってるっぽいよ?
『ポンコツのくせに名探偵』
『どちらかというと視聴者のおかげだろ』
『つまり、あのクランマスターは機体と接触している状態であればHP諸々を共有できるのか?めっちゃ強スキルじゃん』
『いや、接触してないと駄目って事は落下したらアウトだろ、自分の素HPより低下してた時に離れたらそのままダウンするかもしれんし、デメリットが不明確だから、何とも言えん』
何かすごい盛り上がってるけど、今はそんな事よりもどうやってボスを引き剥がすかって話。って言うか、ちょいちょい私に飛んでくるダメージが強くて下手に前に出ても足手まといになるから出れない上に、機体狙ってもいい感じに避けてくるから難易度高いんだわ!
「まあ、大体当たりかな、ちょっと見当違いなのはあるけど……変な所で勘がいいのよね、あんた」
おー、やった、大体当たってるってよ!
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