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16章
404話 世間知らず
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『アオ!』
『分かってますって!』
前にいる2人が相変わらずの喧嘩をしながら立ち入れ替わりながらボスの攻撃を搔い潜りながら反撃をし、互いにカバーをしながら戦線を維持している。
何ていうか、MMORPGとは言われているが、今のガンナーでの戦闘状況を考えると悪魔を殺しまわる名作FPSと一緒なんだよな。とにかく移動して攻撃を回避して射撃で反撃していく、腰据えてがっちり撃ち合いするタイプしかやってないと付いていけない立ち回りだわ。
『それにしても硬い相手ですね!』
まったくだ、ひたすら撃ちまくったってのに全然やられているって気配がないのは、単純に固定ダメージありきのガンナーだから耐久が高めに設定されている?まあ、あれこれ考えるよりもさっさと倒して先に進むべきか。
『いい加減、こいつの面も見飽きたわ』
狼の顔ってのは嫌いじゃないけど、そろそろ別の顔も見たくなってきた。そんな事を思いながらアデレラを構えて射撃。これだけ4人で弾幕張ってりゃ死ぬだろう。って言うか、さっさと死んでくれ。そう思っていても、向こうはそんな事は無いわけで、ただこのまま撃たれまくってやられるのはボスのプライドなのか、また大きく咆哮を上げると、軽く距離を取って溜めを作り始める。
『あのクソ犬、突っ込んでくるぞ!』
シャールがそう言いながらリボルバーを撃ち込んでいるが、ガンベルトに入れておいた銃弾が切れたのかリロードがもたついている。それをカバーするためにアオメが少し近づいてARでの援護射撃を入れてカットインするが、溜め状態を解除することは出来ない。手早く残ったマガジンをアデレラに入れ直し。
『私のを使え、それならどうにかなるだろう』
銃操作フル活用で、アデレラ2丁をシャールの方に飛ばし、その間にPウサ銃に切り替え。大型拳銃、ガトリング、FWS、投げ物やら忍者刀、あれこれ使った所で結局はゲーム開始時から使ってたウサ銃系列が一番手に馴染む。
『気に入ったら、くれてやるよ』
『お前、これ!』
『羨ましい限りで……気に入られましたね』
手元に飛ばしたアデレラを受け取ったのを遠目で見てから銃操作を解除、結構な重さがあるのでずしっと腕が沈み込むのが視界にちらついたが、気にせずに投げ物ポーチからグレネードを全力投球。
『何だかんだでいつもこれだな』
いつもは手榴弾余らせたり、腐らせたりすることが多いのにこのゲームに至っては作ってからずっとこの戦法を取り続けている。とにかく一旦引いて溜めを作った狼の手前辺りでPウサ銃で爆発させると共に、走り出す音が響くのでこっちに突っ込んでくる気配を感じる。
『来ますよ!』
サンダースの掛け声とともに突っ込んでくるであろう射線から全員が飛び退くと、ドリルの様に回転しながら突っ込んでくると、礫や衝撃、飛ぶ斬撃を辺りに撒き散らしながら地面を抉っていく。やっぱりちゃんと避ければ回避できるような作りか。そうして攻撃が終わった所で4人で容赦なくまた斉射。
『んだよ、これ!反動でかくてすぐ弾切れするじゃねえか!』
『だから2丁やったろ』
『そんな事よりも仕留めたっぽいですよ』
『やー!』
気が付けば崩れ落ち、ぐったりと横になっているボスが見えるが……そのままPウサ銃を装填からの5連射。明らかに何で撃ったという様に此方を見てくる3人を無視して更にもう5発撃ち込んで生死確認。
装填を済ませて直ぐに受けるような体勢で構えたままじっとボスを見ているとポリゴン状に消失し始めるので構えを解いて一息入れる。
『アカメさん、本当に容赦ないですよね』
『油断して死ぬよりはいいだろ?』
火を付けてくれと言ってそんな暇もなく、ただただ咥えていただけの煙草に、改めて火を付け一服していると、アナウンスが流れる。端的に言えばボス討伐おめでとうってのと、イベント限定の討伐した証を貰えましたとの事。今の所これが何の役に立つかは分からんが、貰えるものは貰って置こう。
それにしたって、中々の強敵だった。とにかく撃ちまくったのもあるが、他3人がいい仕事をしてくれてた。私だけだと確実に突破できなかった。
『とりあえず補給なり弾込めして一旦体制を整えよう』
『マガジンも結構な数落としてほったらかしですからね……安いとはいえ、手間なのが難点です』
『こういう時にはリボルバーが有利だろ?』
『装弾数のトータルで言えばマグ式なんですけどね!』
こういう事を言えるのは余裕が出た証拠だな。
とりあえず各々が使ったマガジンを拾ったり、ガンベルトに銃弾やマガジンを差し直していく。
その途中でマップ奥側のほうからパーティが1組やって来る。
「やあやあ、君たち何をやってるのかな?」
やたらと上から目線で話しかけてくる奴が一人前に出て一息入れていた私らのパーティに接触してくる。まだこんなやついるんだな……ある意味で天然記念物じゃね?
「最奥に行く途中で、ボスクラスを倒した所ですが……」
「残念ながら最奥ならもう僕たちが行きましたよ、何にもない所でしたがね」
「あ、そうなんですか」
こういう時にコミュ能力の高い奴がいると良いわ。明らかに私とシャールは不向きだし、アオメはアオメで変な所があるので消去法でサンダースが適任になる。
とりあえずマップの情報含めて聞ける事を聞いて、ボスのドロップ品に関しては黙っていろとパーティ会話を飛ばして指示。
「それにしてもたった4人でダンジョン攻略なんて無謀ですね、見たところボス1人によっぽど苦戦したようですが」
「ええ、まあ、何せ急造なもので」
「それにしても、そんな銃だけじゃこの先に行くのは無理ですよ、モンスターの量も強さも上がるんですから、防衛に戻ったらどうです?」
「情報クランとしてはどういう所かの確認がいるので」
「ああ、そうなんですか……それにしても情報クランもよっぽど人材不足何ですか?たった4人しか集められないって」
「防衛に手を回しているので、中々……」
大変だな、サンダースの奴。ああいうタイプって根本から合わないし、私だったらあれこれ正論ぶつけて文句言っちゃうわ。
『あいつぶっ殺してえな』
『おや、同じ意見とは珍しいですね』
イラっとする喋りと態度って才能だよ、才能。
「ま、どっちにしろダンジョンはもうクリア済みなんで、防衛に集中で良いじゃないですか?これ以上何がある訳でも無かったですから」
「そうみたいですねー……ちなみに奥に何があったか教えてくれませんか」
否定も肯定もそれとなーくの返事で終わらせて、情報を引き出そうとする感じは、やっぱり情報クラン何だなってよくわかる。人との会話だから、変に不審がられてもしょうがない。そもそもなんかこいつはべらべらと喋りまくってくれるから楽な相手なんだろうけど。
「最近はガンナーの質も落ちていて仕方がないのに、貴女はちゃんとしていますね」
「ええ、それは勿論」
「アカメとか言う、ぽっと出のガンナーが闘技場で目立ったせいで質の悪いガンナーが増えて、品位が落ちすぎてます」
「ぽっと出、ですか」
「僕の様にずっとガンナーをやっている身からしたらああいうのは迷惑なんですよね」
身振り手振り大きくそんな事を言っていると、シャールの奴が青筋立てて切れそうになっているのでアオメに押さえつけろと合図を出しておく。
「おっと、話が長引きましたね、皆さん行きますよ」
そう言うと奥からやってきたパーティ連中がダンジョンの入口に向けて広場を抜けて通り過ぎていく。
『はー……ああいう相手はムカつきます』
『とりあえず貰った情報を整理して奥にいこう』
『ああ、良いのかほったらかしで!』
『いちいち気にしている暇なんてないって事よ』
紫煙を大きく吸い、ぶはーっと吐き出すと共に立ち上がって、行くぞと手で合図を出す。
ボスを見落とすような雑魚に構っている暇はないんだよ、こっちは。
『分かってますって!』
前にいる2人が相変わらずの喧嘩をしながら立ち入れ替わりながらボスの攻撃を搔い潜りながら反撃をし、互いにカバーをしながら戦線を維持している。
何ていうか、MMORPGとは言われているが、今のガンナーでの戦闘状況を考えると悪魔を殺しまわる名作FPSと一緒なんだよな。とにかく移動して攻撃を回避して射撃で反撃していく、腰据えてがっちり撃ち合いするタイプしかやってないと付いていけない立ち回りだわ。
『それにしても硬い相手ですね!』
まったくだ、ひたすら撃ちまくったってのに全然やられているって気配がないのは、単純に固定ダメージありきのガンナーだから耐久が高めに設定されている?まあ、あれこれ考えるよりもさっさと倒して先に進むべきか。
『いい加減、こいつの面も見飽きたわ』
狼の顔ってのは嫌いじゃないけど、そろそろ別の顔も見たくなってきた。そんな事を思いながらアデレラを構えて射撃。これだけ4人で弾幕張ってりゃ死ぬだろう。って言うか、さっさと死んでくれ。そう思っていても、向こうはそんな事は無いわけで、ただこのまま撃たれまくってやられるのはボスのプライドなのか、また大きく咆哮を上げると、軽く距離を取って溜めを作り始める。
『あのクソ犬、突っ込んでくるぞ!』
シャールがそう言いながらリボルバーを撃ち込んでいるが、ガンベルトに入れておいた銃弾が切れたのかリロードがもたついている。それをカバーするためにアオメが少し近づいてARでの援護射撃を入れてカットインするが、溜め状態を解除することは出来ない。手早く残ったマガジンをアデレラに入れ直し。
『私のを使え、それならどうにかなるだろう』
銃操作フル活用で、アデレラ2丁をシャールの方に飛ばし、その間にPウサ銃に切り替え。大型拳銃、ガトリング、FWS、投げ物やら忍者刀、あれこれ使った所で結局はゲーム開始時から使ってたウサ銃系列が一番手に馴染む。
『気に入ったら、くれてやるよ』
『お前、これ!』
『羨ましい限りで……気に入られましたね』
手元に飛ばしたアデレラを受け取ったのを遠目で見てから銃操作を解除、結構な重さがあるのでずしっと腕が沈み込むのが視界にちらついたが、気にせずに投げ物ポーチからグレネードを全力投球。
『何だかんだでいつもこれだな』
いつもは手榴弾余らせたり、腐らせたりすることが多いのにこのゲームに至っては作ってからずっとこの戦法を取り続けている。とにかく一旦引いて溜めを作った狼の手前辺りでPウサ銃で爆発させると共に、走り出す音が響くのでこっちに突っ込んでくる気配を感じる。
『来ますよ!』
サンダースの掛け声とともに突っ込んでくるであろう射線から全員が飛び退くと、ドリルの様に回転しながら突っ込んでくると、礫や衝撃、飛ぶ斬撃を辺りに撒き散らしながら地面を抉っていく。やっぱりちゃんと避ければ回避できるような作りか。そうして攻撃が終わった所で4人で容赦なくまた斉射。
『んだよ、これ!反動でかくてすぐ弾切れするじゃねえか!』
『だから2丁やったろ』
『そんな事よりも仕留めたっぽいですよ』
『やー!』
気が付けば崩れ落ち、ぐったりと横になっているボスが見えるが……そのままPウサ銃を装填からの5連射。明らかに何で撃ったという様に此方を見てくる3人を無視して更にもう5発撃ち込んで生死確認。
装填を済ませて直ぐに受けるような体勢で構えたままじっとボスを見ているとポリゴン状に消失し始めるので構えを解いて一息入れる。
『アカメさん、本当に容赦ないですよね』
『油断して死ぬよりはいいだろ?』
火を付けてくれと言ってそんな暇もなく、ただただ咥えていただけの煙草に、改めて火を付け一服していると、アナウンスが流れる。端的に言えばボス討伐おめでとうってのと、イベント限定の討伐した証を貰えましたとの事。今の所これが何の役に立つかは分からんが、貰えるものは貰って置こう。
それにしたって、中々の強敵だった。とにかく撃ちまくったのもあるが、他3人がいい仕事をしてくれてた。私だけだと確実に突破できなかった。
『とりあえず補給なり弾込めして一旦体制を整えよう』
『マガジンも結構な数落としてほったらかしですからね……安いとはいえ、手間なのが難点です』
『こういう時にはリボルバーが有利だろ?』
『装弾数のトータルで言えばマグ式なんですけどね!』
こういう事を言えるのは余裕が出た証拠だな。
とりあえず各々が使ったマガジンを拾ったり、ガンベルトに銃弾やマガジンを差し直していく。
その途中でマップ奥側のほうからパーティが1組やって来る。
「やあやあ、君たち何をやってるのかな?」
やたらと上から目線で話しかけてくる奴が一人前に出て一息入れていた私らのパーティに接触してくる。まだこんなやついるんだな……ある意味で天然記念物じゃね?
「最奥に行く途中で、ボスクラスを倒した所ですが……」
「残念ながら最奥ならもう僕たちが行きましたよ、何にもない所でしたがね」
「あ、そうなんですか」
こういう時にコミュ能力の高い奴がいると良いわ。明らかに私とシャールは不向きだし、アオメはアオメで変な所があるので消去法でサンダースが適任になる。
とりあえずマップの情報含めて聞ける事を聞いて、ボスのドロップ品に関しては黙っていろとパーティ会話を飛ばして指示。
「それにしてもたった4人でダンジョン攻略なんて無謀ですね、見たところボス1人によっぽど苦戦したようですが」
「ええ、まあ、何せ急造なもので」
「それにしても、そんな銃だけじゃこの先に行くのは無理ですよ、モンスターの量も強さも上がるんですから、防衛に戻ったらどうです?」
「情報クランとしてはどういう所かの確認がいるので」
「ああ、そうなんですか……それにしても情報クランもよっぽど人材不足何ですか?たった4人しか集められないって」
「防衛に手を回しているので、中々……」
大変だな、サンダースの奴。ああいうタイプって根本から合わないし、私だったらあれこれ正論ぶつけて文句言っちゃうわ。
『あいつぶっ殺してえな』
『おや、同じ意見とは珍しいですね』
イラっとする喋りと態度って才能だよ、才能。
「ま、どっちにしろダンジョンはもうクリア済みなんで、防衛に集中で良いじゃないですか?これ以上何がある訳でも無かったですから」
「そうみたいですねー……ちなみに奥に何があったか教えてくれませんか」
否定も肯定もそれとなーくの返事で終わらせて、情報を引き出そうとする感じは、やっぱり情報クラン何だなってよくわかる。人との会話だから、変に不審がられてもしょうがない。そもそもなんかこいつはべらべらと喋りまくってくれるから楽な相手なんだろうけど。
「最近はガンナーの質も落ちていて仕方がないのに、貴女はちゃんとしていますね」
「ええ、それは勿論」
「アカメとか言う、ぽっと出のガンナーが闘技場で目立ったせいで質の悪いガンナーが増えて、品位が落ちすぎてます」
「ぽっと出、ですか」
「僕の様にずっとガンナーをやっている身からしたらああいうのは迷惑なんですよね」
身振り手振り大きくそんな事を言っていると、シャールの奴が青筋立てて切れそうになっているのでアオメに押さえつけろと合図を出しておく。
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そう言うと奥からやってきたパーティ連中がダンジョンの入口に向けて広場を抜けて通り過ぎていく。
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