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色っぽい義母が去った後は妹鬼と幼馴染とで風呂場が地獄のハーレムになりました
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篠夜さんは優しく微笑むと、穏やかに、しかし、はっきりと答えた。
「お母様のことは、よく存じ上げています。ですが、今は、無事だとしか申し上げられません」
俺は、更に尋ねた。
「母さんは、どうして鬼の世界に行ったんですか?」
「お話したいことはたくさんありますが、十分な時がありません。ただ、そのお気持ちだけでも……」
篠夜さんの姿が、少しずつ薄らいでいく。
俺は固唾を呑んで、その言葉に耳を澄ました。
「あなたは狙われていますが、羅羽と静かに暮らしていれば安全です」
すると、羅羽を家へ送り込んできたのは親父ではないことになる。
母さんの意思を受けた、篠夜さんなのだ。
その微かな声だけが、自分の願いを最後の最後に告げる。
「……娘を……お願いします」
篠夜さんの姿が消えた後、俺はしばらく呆然としていた。
その美しさに、うっとりしていただけではない。
多くは聞けなかった、母さんのこと。
その母さんが、今でも俺を心配していること。
そして、俺の身の安全は、篠夜さんに託された羅羽にかかっていること。
「とにかく、落ち着こう」
自分に言い聞かせて、咲耶が置いていった袋のラッピングを解く。
その中には、ストラップ状にした、小さなお守りがあった。
藁人形の犬。
布の人形。
折り紙の鳥。
「あれ?」
袋の底には、そこらで買ってきたっぽい、小さなチョコレートが入っていた。
和紙の一筆箋が添えてある。
流れるような筆遣いで、こう書いてあった。
……ケーキは、また今度。
一緒に過ごせなかった、正月とバレンタインとクリスマスまとめて、という意味らしい。
「器用なんだか不器用なんだか」
俺はチョコレートを食べると、一筆箋とお守りを入れた袋を、風呂場へ急いで持っていく。
後ろ手に籠の中へ投げ込むと、羅羽に見つからないよう、脱いだ服をかぶせて隠した。
だが、湯船に浸かっていると、階段を下りる音がした。
上の階には、俺の部屋がある。
母親に席を外せと言われた羅羽が、勝手に入り込んでいたのだろう。
知らん顔していると引き戸が威勢良く開いて、ごそごそと服を脱ぐ気配がした。
「背中流してあげる、お兄ちゃん」
咲耶の置き土産を見られるよりも、こっちのほうがまずい。
「何べん風呂入る気だ」
そんなツッコミで引き下がる羅羽ではない。
「いっぺん見たんだし、私の……」
有無を言わさず裸で風呂場に入ってきたが、目をそらすまでもなかった。
「……う!」
俺は、呻いて風呂の湯に沈んだ。
咲耶にかけられた、あの金縛りの状態だった。
「お兄ちゃん!」
羅羽が湯船に腕を突っ込んで、俺を引き上げる。
そこで、あの鳴き声が聞こえた。
……くうおおおおおん!
閃光と共に、風呂場へと飛び込んできたのはたぶん、あの狐だ。
「邪魔しないで!」
羅羽が追い払おうとしてじたばたすると、俺の鼻や口から湯が入ってくる。
息が詰まりそうになったところで、ベつの声がした。
……お助け申そう!
あの鎧武者の声だった。
「何勝手に入ってきてんのよ、変態!」
羅羽の抗議に貸す耳など、鎧武者は文字どおり、最初から持っていない。
俺の頭を鷲掴みにすると、むんずと湯船から引き上げる。
助かった……。
だが、羅羽の爪は、横から鎧の手首を切断する。
俺は再び湯船へと落ちたが、羅羽の滑らかな身体に受け止められた。
「大丈夫? どこも痛くない?」
痛くはないが、大丈夫でもない。
たとえ妹になったとしても、見せてはいけない身体の反応が男にはある。
そのとき、眼球さえも動かせないままの視界の隅に見えたものがあった。
風呂の窓をすり抜けて飛んでいく、白千鳥だ。
……また、ボクを呼んだ?
どこからか、咲耶の声が聞こえる。
次の瞬間、何か大きくて柔らかいものが、俺の背中に当たった。
羅羽の悲鳴が上がる。
「ああ! 私がやろうと思ってたことを!」
頭の後ろから、俺の顔伝いに滑ってきたものが、唇を包み込む。
俺の金縛りはようやく解けたが、身体は解放されなかった。
何とか動かせるのは、眼球だけだった。
「……え?」
口もようやく自由になったが、声を漏らすのがやっとだった。
まず、見えたのは、今にも泣きだしそうな羅羽の顔だ。
「ひどい……お兄ちゃん」
続いて横目に見たのは、至近距離にある咲耶の顔だった。
けしからん発育をした身体は、見えなくても頭の中に浮かぶ。
身体の反応を気にしながら、俺はまた硬直した。。
再び咲耶が唇を重ねてきて、風呂場には羅羽の号泣がこだまする。
台所の向かいにある、居間の畳の上で俺は寝かされていた。
風呂の湯の熱さの他にいろいろあったせいで、すっかりのぼせてしまったのだ。
「大丈夫?」
傍らに座って、団扇を手に俺の身体を覚ましているのは、咲耶だ。
ちゃっかり、俺の浴衣を着ていたりする。
部屋の隅にうずくまって拗ねているのは、羅羽だ。
「お兄ちゃんさえ許してくれたら、生かしておかないのに……この女」
因みに、こっちは親父の浴衣を着ている。
妙に懐かしくて、つい、冗談を飛ばしてしまう。
「つまり、咲耶の命は俺が握ってるわけだな」
団扇を握る手が、俺の額をこつんとやった。
いわゆる修羅場といえば修羅場のはずのなのに、どうも緊迫感がないのには理由がある。
……お力になれず、まことに面目ござらん。
部屋の入り口で番をするかのように正座しているのは、あの鎧武者だ。
羅羽に斬り落とされた手を元に戻そうとして、何やらカチャカチャやっている。
天井の隅では、狐たちが縮こまって、俺のほうを見ていた。
……くおおおおん?
咲耶が言った。
「心配しなくていいから、元に戻っていいよ」
畳の上に置かれたラッピングには、藁の犬と布人形のストラップが転がり込む。
羅羽が皮肉っぽくつぶやいた。
「余裕ですね、式神を帰すなんて」
咲耶も、平然としたものだった。
「相手になるよ、その気なら」
ぐっと怒りをこらえた羅羽は、冷ややかな声で言い放つ。
「どうぞ、いつでもお帰りくださいな。咲耶さんがなさったことは、その後たっぷりと……」
さすがに、そこには俺もツッコんだ。
「やっぱりその気だったんか!」
すると、咲耶の涼しい団扇が止まった。
「いやらしいこと考えると、こうだからね」
それは、咲耶のキスまで解けない金縛りに見舞われるということだ。
しばしの沈黙のあと、羅羽が目を剥いた。
「……一服盛ったわね!」
「人聞きの悪いことを」
そう言いながらも、咲耶は気まずそうな顔をしている。
俺は、口の中の微かな苦みを思い出した。
「……まさか、じゃがピー?」
咲耶は、慌てて取り繕う。
「ごまかせなかったか、チョコレートじゃ」
羅羽が、鼻で笑った。
「恐ろしい女ね、可愛い顔して」
人のことは言えないと思うが。
咲耶は咲耶で、負けてはいなかった。
「大丈夫、男の退魔師が煩悩を祓う修行に使う薬草、ちょっと入れただけだから」
つまり、ちょっとでも女への邪な心を起こせば、全身の自由を失うわけだ。
それを解けるのは決まった女だけとすると……?
俺はちょっと、口を挟んでみた。
「むちゃくちゃ不公平じゃないか、その世界」
咲耶は答えずに、立ち上がった。
「じゃあね……実は僕も、お風呂の途中だったんだ」
そう言うなり、浴衣だけを残して姿を消した。
代わりに、折り紙の鳥のストラップが戻ってくる。
ぽとりと目の前に落ちたのを、ラッピングの袋に戻そうとしたときだった。
その中から、一筆箋がひらりと落ちる。
羅羽が気づいて、素早く拾い上げた。
「何? これ」
さっと目を通すと、俺に投げてよこした。
「楽しみね、お兄ちゃん……今夜はここで寝て!」
言い捨てるなり、居間から出て行く。
これで、ようやく、ひとりになれた。
ひと息つきはしたが、ふと、不安になったことがある。
「クリスマスの代わりのケーキ、いつ届くんだろ」
いや、そもそも、俺の夏休みはどうなるんだろうか。
鬼の妹と、ちょっとぶっ飛んだ幼馴染の退魔師に挟まれて。
そこで、どこからか微かに聞こえる声があった。
……信じなさいな、うまく行くって。何もかも。
それは、篠夜さんの声のようでもあるし、ただの空耳のようでもあった。
「お母様のことは、よく存じ上げています。ですが、今は、無事だとしか申し上げられません」
俺は、更に尋ねた。
「母さんは、どうして鬼の世界に行ったんですか?」
「お話したいことはたくさんありますが、十分な時がありません。ただ、そのお気持ちだけでも……」
篠夜さんの姿が、少しずつ薄らいでいく。
俺は固唾を呑んで、その言葉に耳を澄ました。
「あなたは狙われていますが、羅羽と静かに暮らしていれば安全です」
すると、羅羽を家へ送り込んできたのは親父ではないことになる。
母さんの意思を受けた、篠夜さんなのだ。
その微かな声だけが、自分の願いを最後の最後に告げる。
「……娘を……お願いします」
篠夜さんの姿が消えた後、俺はしばらく呆然としていた。
その美しさに、うっとりしていただけではない。
多くは聞けなかった、母さんのこと。
その母さんが、今でも俺を心配していること。
そして、俺の身の安全は、篠夜さんに託された羅羽にかかっていること。
「とにかく、落ち着こう」
自分に言い聞かせて、咲耶が置いていった袋のラッピングを解く。
その中には、ストラップ状にした、小さなお守りがあった。
藁人形の犬。
布の人形。
折り紙の鳥。
「あれ?」
袋の底には、そこらで買ってきたっぽい、小さなチョコレートが入っていた。
和紙の一筆箋が添えてある。
流れるような筆遣いで、こう書いてあった。
……ケーキは、また今度。
一緒に過ごせなかった、正月とバレンタインとクリスマスまとめて、という意味らしい。
「器用なんだか不器用なんだか」
俺はチョコレートを食べると、一筆箋とお守りを入れた袋を、風呂場へ急いで持っていく。
後ろ手に籠の中へ投げ込むと、羅羽に見つからないよう、脱いだ服をかぶせて隠した。
だが、湯船に浸かっていると、階段を下りる音がした。
上の階には、俺の部屋がある。
母親に席を外せと言われた羅羽が、勝手に入り込んでいたのだろう。
知らん顔していると引き戸が威勢良く開いて、ごそごそと服を脱ぐ気配がした。
「背中流してあげる、お兄ちゃん」
咲耶の置き土産を見られるよりも、こっちのほうがまずい。
「何べん風呂入る気だ」
そんなツッコミで引き下がる羅羽ではない。
「いっぺん見たんだし、私の……」
有無を言わさず裸で風呂場に入ってきたが、目をそらすまでもなかった。
「……う!」
俺は、呻いて風呂の湯に沈んだ。
咲耶にかけられた、あの金縛りの状態だった。
「お兄ちゃん!」
羅羽が湯船に腕を突っ込んで、俺を引き上げる。
そこで、あの鳴き声が聞こえた。
……くうおおおおおん!
閃光と共に、風呂場へと飛び込んできたのはたぶん、あの狐だ。
「邪魔しないで!」
羅羽が追い払おうとしてじたばたすると、俺の鼻や口から湯が入ってくる。
息が詰まりそうになったところで、ベつの声がした。
……お助け申そう!
あの鎧武者の声だった。
「何勝手に入ってきてんのよ、変態!」
羅羽の抗議に貸す耳など、鎧武者は文字どおり、最初から持っていない。
俺の頭を鷲掴みにすると、むんずと湯船から引き上げる。
助かった……。
だが、羅羽の爪は、横から鎧の手首を切断する。
俺は再び湯船へと落ちたが、羅羽の滑らかな身体に受け止められた。
「大丈夫? どこも痛くない?」
痛くはないが、大丈夫でもない。
たとえ妹になったとしても、見せてはいけない身体の反応が男にはある。
そのとき、眼球さえも動かせないままの視界の隅に見えたものがあった。
風呂の窓をすり抜けて飛んでいく、白千鳥だ。
……また、ボクを呼んだ?
どこからか、咲耶の声が聞こえる。
次の瞬間、何か大きくて柔らかいものが、俺の背中に当たった。
羅羽の悲鳴が上がる。
「ああ! 私がやろうと思ってたことを!」
頭の後ろから、俺の顔伝いに滑ってきたものが、唇を包み込む。
俺の金縛りはようやく解けたが、身体は解放されなかった。
何とか動かせるのは、眼球だけだった。
「……え?」
口もようやく自由になったが、声を漏らすのがやっとだった。
まず、見えたのは、今にも泣きだしそうな羅羽の顔だ。
「ひどい……お兄ちゃん」
続いて横目に見たのは、至近距離にある咲耶の顔だった。
けしからん発育をした身体は、見えなくても頭の中に浮かぶ。
身体の反応を気にしながら、俺はまた硬直した。。
再び咲耶が唇を重ねてきて、風呂場には羅羽の号泣がこだまする。
台所の向かいにある、居間の畳の上で俺は寝かされていた。
風呂の湯の熱さの他にいろいろあったせいで、すっかりのぼせてしまったのだ。
「大丈夫?」
傍らに座って、団扇を手に俺の身体を覚ましているのは、咲耶だ。
ちゃっかり、俺の浴衣を着ていたりする。
部屋の隅にうずくまって拗ねているのは、羅羽だ。
「お兄ちゃんさえ許してくれたら、生かしておかないのに……この女」
因みに、こっちは親父の浴衣を着ている。
妙に懐かしくて、つい、冗談を飛ばしてしまう。
「つまり、咲耶の命は俺が握ってるわけだな」
団扇を握る手が、俺の額をこつんとやった。
いわゆる修羅場といえば修羅場のはずのなのに、どうも緊迫感がないのには理由がある。
……お力になれず、まことに面目ござらん。
部屋の入り口で番をするかのように正座しているのは、あの鎧武者だ。
羅羽に斬り落とされた手を元に戻そうとして、何やらカチャカチャやっている。
天井の隅では、狐たちが縮こまって、俺のほうを見ていた。
……くおおおおん?
咲耶が言った。
「心配しなくていいから、元に戻っていいよ」
畳の上に置かれたラッピングには、藁の犬と布人形のストラップが転がり込む。
羅羽が皮肉っぽくつぶやいた。
「余裕ですね、式神を帰すなんて」
咲耶も、平然としたものだった。
「相手になるよ、その気なら」
ぐっと怒りをこらえた羅羽は、冷ややかな声で言い放つ。
「どうぞ、いつでもお帰りくださいな。咲耶さんがなさったことは、その後たっぷりと……」
さすがに、そこには俺もツッコんだ。
「やっぱりその気だったんか!」
すると、咲耶の涼しい団扇が止まった。
「いやらしいこと考えると、こうだからね」
それは、咲耶のキスまで解けない金縛りに見舞われるということだ。
しばしの沈黙のあと、羅羽が目を剥いた。
「……一服盛ったわね!」
「人聞きの悪いことを」
そう言いながらも、咲耶は気まずそうな顔をしている。
俺は、口の中の微かな苦みを思い出した。
「……まさか、じゃがピー?」
咲耶は、慌てて取り繕う。
「ごまかせなかったか、チョコレートじゃ」
羅羽が、鼻で笑った。
「恐ろしい女ね、可愛い顔して」
人のことは言えないと思うが。
咲耶は咲耶で、負けてはいなかった。
「大丈夫、男の退魔師が煩悩を祓う修行に使う薬草、ちょっと入れただけだから」
つまり、ちょっとでも女への邪な心を起こせば、全身の自由を失うわけだ。
それを解けるのは決まった女だけとすると……?
俺はちょっと、口を挟んでみた。
「むちゃくちゃ不公平じゃないか、その世界」
咲耶は答えずに、立ち上がった。
「じゃあね……実は僕も、お風呂の途中だったんだ」
そう言うなり、浴衣だけを残して姿を消した。
代わりに、折り紙の鳥のストラップが戻ってくる。
ぽとりと目の前に落ちたのを、ラッピングの袋に戻そうとしたときだった。
その中から、一筆箋がひらりと落ちる。
羅羽が気づいて、素早く拾い上げた。
「何? これ」
さっと目を通すと、俺に投げてよこした。
「楽しみね、お兄ちゃん……今夜はここで寝て!」
言い捨てるなり、居間から出て行く。
これで、ようやく、ひとりになれた。
ひと息つきはしたが、ふと、不安になったことがある。
「クリスマスの代わりのケーキ、いつ届くんだろ」
いや、そもそも、俺の夏休みはどうなるんだろうか。
鬼の妹と、ちょっとぶっ飛んだ幼馴染の退魔師に挟まれて。
そこで、どこからか微かに聞こえる声があった。
……信じなさいな、うまく行くって。何もかも。
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