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みんなの冒険者登録
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今日も元気だ!スッキリ目覚める。
少し腰が重いような気がするが、多分気のせいだ。
「朝食を摂ってから、冒険者ギルドで登録していない人は一階のロビーに集まってください。1時間後に出発します」
「矢島さん、変なスキルとかジョブ入っていませんよね」
「ああ、あれね。あれはあの3人に合わせたジョークですよ」
それでも、信用されていないのかジト目で見られる。
「それでは、時間となりましたので、冒険者ギルドへ飛びます!トゥ!」
矢島のお約束にみんなが軽くジャンプした。
今日は、マリアが付き添いだ。
冒険者ギルドの裏手に現れた矢島達。
早速マリアがマップを広げると、アリャリャ?赤が多くない?
「帝国兵士と騎士団ですね」
「えー!どうしよう。全部ぶっ飛ばすか」
「大事になりそうだから、今のところは控えておきましょう」
「胸当てとローブは採寸のサイズさえ教えてやればいいけど、冒険者登録はどうするマリア?ウッドストックで、出来ればいいんだけど……」
「ウッドストックにはありません。多分、向こうの世界での服装で大勢の女性達と歩き回った事で、知られたのではないですか?」
「えー、心当たりしかない」
周りから、冷たい目で見られる矢島。
「せっかくだから、ギルド本部で登録しちゃおうか?どんなもんだか見てみたいしな、いいだろうマリア」
「はあ、分かりました」
面倒くさそうに、みんなを引き連れてギルド本部へと転移した。
冒険者ギルド本部。
国の傘下に入らず、一応は独立した機関として活動しているそうだ。
これが、冒険者ギルド本部……良し悪しが分からん。ただデカい。
「みんな行くよ!私に着いて来て」
「なっ!アズサいつの間に……」
「朝からいたしょ、お兄ちゃん」
「お前は、大人しくしていると全く存在感がないな、気が付かなかった」
「先輩冒険者として、私が教えてあげるわ。レッラゴー!」
お前も昨日だろ冒険者になったのは……
中に入ると、まあ造りは帝都のギルドと同じだった。どこも同じなんだろう。
右手に酒場だな全体的に役所みたいだ。
「お、ラッキー!窓口が空いている」
「朝の依頼の取り合いは、終わってますからそのせいだと思います」
「いらっしゃいませ。冒険者ギルドにようこそ!どの様なご用件でしょうか?」
おっ!美人のお姉さんの笑顔が眩しいぜ!
「冒険者登録をお願いしたいんですが」
あっ!アズサに先を越されたワイ!
お姉さんとお話ししたかったのに……
「はっ!でもマリアさんの方が断然俺は好きです!」
「まあ、ロウ様ったら」
このモジモジ感がたまりませんわ!
今日の奥様はマリア一人だけだ。
「15人居ますので、用紙をもらえれば後ろで書いてきます」
「あら、お気を使わせたかしら。ではお願いします」
人数分の申込用紙をもらい、一旦窓口から離れる。
「それでは、レクチャーした通りに書いてください」
「えーと、名前は苗字を書かない、貴族と思われるから……「シズカ」と。出身地はジャパンね。後は余計な事を書かない」
「これでよしと」
みんなの書類を受け取り窓口に持って行くアズサ。
「あの、アズサがこれ程まで成長したと思うと涙が出てきたよ」
「どうかしました。ロウ様?」
「えっ!マリアとまたしたくなった……」
「えっ?今朝したばかりなのに?」
妹の成長に涙したなんて、恥ずかしいわ!なんとか、誤魔化せたかな。
「二人きりになってからですよ」
顔を赤らめるマリアにギッチギッチになってしまったワイ!
「それでは、係の者が案内しますのでそれに従ってください」
「みんな行くよ」
アズサが、仕切ってくれる。
「「「は~い」」」
鑑定室に入ると、流石本部だ。測定器が三台もある。
スキルやジョブは今回もランダムだ。
だが、ネタは一つも入っていないはずだ。
「あ、野菜ソムリエがあったわ!」
「えー!なんちゅうもん、入れてんだよ!」
「最悪じゃん!」
「前回は酷かったみたいだよー!
みんなで、矢島さんを湖のほとりに埋めようとしていたんだよね」
「あ、私も聞いたよ」
えっ?そんな事になってたんだ……みんな愛する奥様みたい人ばかりだと思っていたが、気を付けないと俺、消される……
とりあえず、全員が終わった。
当たりを引いた子からめっちゃ睨まれたが、今日は、たくさん愛してあげようと、心に決めた。
冒険者証をもらう為、待合所でみんなとたむろしていると、やっぱりやって来ました先輩冒険者。
コイツも金髪イケメン、胡散臭さが鼻につく。見るからに向こうのチャラい大学生のナンパだ。後ろの二人もニヤニヤしているしな。
「君達、冒険者になったばかりの新人だね」
「まあ、そうだけど」
綾さんがけだるそうに答えた。
「新人は知識が圧倒的に足りない。
その知識が足りないと、すぐに死んでしまうそういう世界のさ。
だから、僕は、君達に知識と経験を与えてより安全に末長く冒険者生活を送ってもらいたいんだ」
ほ~、こころざしだけは、まともだな。
俺は、一切口を挟まなかった。
「じゃ、どうしたらいいんですか?」
「簡単さ、僕のパーティに入れば良いのさ」
「パーティに……」
ふっ、もうひと押しだ。僕の美貌があれば、すぐになびいて股も簡単に開くんだからな……ヤベ立ってきた。
イヤらしく微笑むその胡散臭い顔に鳥肌が立ったみたいだな……俺でもわかるわ。
「おいおい、トビーの奴また始まったぞ」
「ちっ!上手い事やりやがって」
「アイツは口だけは達者だからな、何人がついていくだろ」
「だな」
ほう、見た目通りの男か。それについて行くのであれば、俺は止めはしない。本人の意思だから自分で何とかするんだろ。
「悩む事ないだろう?僕のパーティに入れば性活は、保証されたもんだぞ!
毎日楽しく僕達と冒険しようじゃないか」
「行きたければ、止めはしないよ。
それは本人の意思だ。ただあの約束だけは実行されてもらうけどな、それでも大した不利にはならないはずだ。
みんな、納得していると理解してる」
結果、三人が離脱した。
トビーの勝ち誇った面が最高にムカつく。
「は~、俺って人望ないな……」
「そんな事ありませんわ、ロウ様、最悪の事態を回避出来たのですよ」
「そうだな、寝首をかかれる事もなく枕を高くして寝られるってか!チクショー!」
俺は、仕込んでいた魔法を指を鳴らして実行した。
綾と取り巻きの二人は、驚いた様に目を見開いた。
何驚いてんだよ。ガッツリ説明したよな!レベルは80に落とす、それでもBランク相当だ。後は、俺達の記憶を消すってな!俺の奥さんや仲間達に、余計な危害は一切与えさせない為って言ったよな!
それを踏まえての離脱だろ察しろやー!
「それじゃ、レベル20ちょっとしか無いのにランクCのトビー君、彼女達を頼むよ。
金が無いからって、ギルドの幹部に女を当ててランクCまで上げてもらったトビー君のパーティまあ、頑張れや」
俺は、ムカついたので少し大きめの声で酒場に届く様に話てやった。おお、流石に酒場の冒険者も気づくか。席を立つ者、慌てるトビーのパーティの面々。
「なんか、楽しいなマリア」
「はぁ……」
「お兄ちゃん、けつの穴小さい!」
「チンコが大きければいいんだよ」
「糞、言い返せない……」
更に畳み掛ける俺氏。
「帝国帝都のギルマスとサブマスなんて、模擬戦で登録したてのGランク一人にやられてんだぞ!そのせいで、帝国の片田舎の子供でも、ギルマスくらいはお金さえ出せばいくら馬鹿でもなれるとみんな言ってるわ!まあ、本当だろうな」
「マジなのか?」
「ああ、その話は本当だ。次の日にギルマスと不倫相手の女の死体が川に浮かんでいたそうだ」
「おお、旦那さんやっちまったのか!」
「イヤ、旦那は地方への護衛でアリバイがある」
「なら、ギルマスの嫁の実家だろ。貴族だしな」
ふっ、同情はしない自業自得だ。
「不正の証拠は、ボンクラトビーがCランクなのが証拠だろう?金が無いから、女をあえがってのランクアップだ。アンタ達なら分かるだろ?」
「言われてみれば」
「あの、ヘタレがなぜランクアップしたのが分からなかった」
「だから、なりたての冒険者に所構わずに声を掛けていたのか。女を貢ぐ為に」
「あの、受付嬢は新婚なんだろ?」
俺の声が、聞こえていたのか物凄い顔で俺を睨んでくる受付の女。
「なぜそれを……」
冒険者でも知っているのか。
「鑑定の魔道具を持っているのさ」
矢島はさっとサングラスを掛けた。
サングラスは、一回も掛けてないはずと
彼女達だけが、思ったようだ。
「旦那さんを知っているか?」
「ああ、殺戮のオーガだ」
「その、旦那さんに伝えておいてくれるか、お前の嫁は結婚前から、トビーが貢いでいたギルド幹部の女だった事を、結婚式当日の朝までやりまくっていたとな」
「そんな事言ったら二人とも殺されてしまうわ!」
ちらっと、受付嬢をみたら顔面蒼白で小刻みに震えている。その有り様は仕事にならないだろう。どこのギルドも同じなんか。
「あと、女性ギルド職員はほぼ幹部達の手付きだから気を付ける事だ」
「なに、あのジルちゃんもなのか……」
「残念だったな」
「クッソーー!」
男の目には、涙が浮かんでいた。それを見た俺の顔は更に歪んだと思う。
「お前たち、命懸けの依頼をこなしているのにちっとも楽にならないと、その割には幹部連中が、羽振りがいいと思っていないか?」
「それは……」
「お前達の頑張りが、幹部連中の高級ワインや食事、更に女、自分達のポケットに入っているとすぐに分かるだろ?」
「確かに……」
「手数料、馬鹿高くないか?」
「クッソーー!!」
「俺はもう、我慢ならない!」
「ぶち殺してやるー!」
「おう!俺も後悔はしない!やるぞー!」
「まあ、待て待て奴らも実力がないから、それなりの魔道具を持っているはずだ。
正面から行っても、奴らにいい様にやられるのが目に見えている」
「じゃ!どうすれば……」
「その道のプロの意見を聞いて攻略すれば良いだろ?そして、お前たちで新しくギルドを復活させればいいんだよ」
「俺達のギルド……」
「冒険者ギルドは冒険者のギルドだ!
机にふんぞり返って金を搾取する幹部連中の物ではないはずだろう?だったら?」
「ギルドを取り戻す!」
「ああ、頑張れや!」
アズサが冒険者証を取りに行ったら、あの受付は姿を消していた。近くにいた者に冒険者証をもらい、みんなに渡していた。
もちろん、俺達から抜けた三人のもだ。
その三人にはなぜ変な女の子が渡してくれたのか分からなかったようだ。
後でトビーにでも聞けや。
俺は既にギルド本部に結界を張っていて、建物から出られないようにしてある。
入るのは自由だ。
その事を酒場にいた一人に伝える。
丸一日で効果は消えると。
俺達はその場から消えた。
少し腰が重いような気がするが、多分気のせいだ。
「朝食を摂ってから、冒険者ギルドで登録していない人は一階のロビーに集まってください。1時間後に出発します」
「矢島さん、変なスキルとかジョブ入っていませんよね」
「ああ、あれね。あれはあの3人に合わせたジョークですよ」
それでも、信用されていないのかジト目で見られる。
「それでは、時間となりましたので、冒険者ギルドへ飛びます!トゥ!」
矢島のお約束にみんなが軽くジャンプした。
今日は、マリアが付き添いだ。
冒険者ギルドの裏手に現れた矢島達。
早速マリアがマップを広げると、アリャリャ?赤が多くない?
「帝国兵士と騎士団ですね」
「えー!どうしよう。全部ぶっ飛ばすか」
「大事になりそうだから、今のところは控えておきましょう」
「胸当てとローブは採寸のサイズさえ教えてやればいいけど、冒険者登録はどうするマリア?ウッドストックで、出来ればいいんだけど……」
「ウッドストックにはありません。多分、向こうの世界での服装で大勢の女性達と歩き回った事で、知られたのではないですか?」
「えー、心当たりしかない」
周りから、冷たい目で見られる矢島。
「せっかくだから、ギルド本部で登録しちゃおうか?どんなもんだか見てみたいしな、いいだろうマリア」
「はあ、分かりました」
面倒くさそうに、みんなを引き連れてギルド本部へと転移した。
冒険者ギルド本部。
国の傘下に入らず、一応は独立した機関として活動しているそうだ。
これが、冒険者ギルド本部……良し悪しが分からん。ただデカい。
「みんな行くよ!私に着いて来て」
「なっ!アズサいつの間に……」
「朝からいたしょ、お兄ちゃん」
「お前は、大人しくしていると全く存在感がないな、気が付かなかった」
「先輩冒険者として、私が教えてあげるわ。レッラゴー!」
お前も昨日だろ冒険者になったのは……
中に入ると、まあ造りは帝都のギルドと同じだった。どこも同じなんだろう。
右手に酒場だな全体的に役所みたいだ。
「お、ラッキー!窓口が空いている」
「朝の依頼の取り合いは、終わってますからそのせいだと思います」
「いらっしゃいませ。冒険者ギルドにようこそ!どの様なご用件でしょうか?」
おっ!美人のお姉さんの笑顔が眩しいぜ!
「冒険者登録をお願いしたいんですが」
あっ!アズサに先を越されたワイ!
お姉さんとお話ししたかったのに……
「はっ!でもマリアさんの方が断然俺は好きです!」
「まあ、ロウ様ったら」
このモジモジ感がたまりませんわ!
今日の奥様はマリア一人だけだ。
「15人居ますので、用紙をもらえれば後ろで書いてきます」
「あら、お気を使わせたかしら。ではお願いします」
人数分の申込用紙をもらい、一旦窓口から離れる。
「それでは、レクチャーした通りに書いてください」
「えーと、名前は苗字を書かない、貴族と思われるから……「シズカ」と。出身地はジャパンね。後は余計な事を書かない」
「これでよしと」
みんなの書類を受け取り窓口に持って行くアズサ。
「あの、アズサがこれ程まで成長したと思うと涙が出てきたよ」
「どうかしました。ロウ様?」
「えっ!マリアとまたしたくなった……」
「えっ?今朝したばかりなのに?」
妹の成長に涙したなんて、恥ずかしいわ!なんとか、誤魔化せたかな。
「二人きりになってからですよ」
顔を赤らめるマリアにギッチギッチになってしまったワイ!
「それでは、係の者が案内しますのでそれに従ってください」
「みんな行くよ」
アズサが、仕切ってくれる。
「「「は~い」」」
鑑定室に入ると、流石本部だ。測定器が三台もある。
スキルやジョブは今回もランダムだ。
だが、ネタは一つも入っていないはずだ。
「あ、野菜ソムリエがあったわ!」
「えー!なんちゅうもん、入れてんだよ!」
「最悪じゃん!」
「前回は酷かったみたいだよー!
みんなで、矢島さんを湖のほとりに埋めようとしていたんだよね」
「あ、私も聞いたよ」
えっ?そんな事になってたんだ……みんな愛する奥様みたい人ばかりだと思っていたが、気を付けないと俺、消される……
とりあえず、全員が終わった。
当たりを引いた子からめっちゃ睨まれたが、今日は、たくさん愛してあげようと、心に決めた。
冒険者証をもらう為、待合所でみんなとたむろしていると、やっぱりやって来ました先輩冒険者。
コイツも金髪イケメン、胡散臭さが鼻につく。見るからに向こうのチャラい大学生のナンパだ。後ろの二人もニヤニヤしているしな。
「君達、冒険者になったばかりの新人だね」
「まあ、そうだけど」
綾さんがけだるそうに答えた。
「新人は知識が圧倒的に足りない。
その知識が足りないと、すぐに死んでしまうそういう世界のさ。
だから、僕は、君達に知識と経験を与えてより安全に末長く冒険者生活を送ってもらいたいんだ」
ほ~、こころざしだけは、まともだな。
俺は、一切口を挟まなかった。
「じゃ、どうしたらいいんですか?」
「簡単さ、僕のパーティに入れば良いのさ」
「パーティに……」
ふっ、もうひと押しだ。僕の美貌があれば、すぐになびいて股も簡単に開くんだからな……ヤベ立ってきた。
イヤらしく微笑むその胡散臭い顔に鳥肌が立ったみたいだな……俺でもわかるわ。
「おいおい、トビーの奴また始まったぞ」
「ちっ!上手い事やりやがって」
「アイツは口だけは達者だからな、何人がついていくだろ」
「だな」
ほう、見た目通りの男か。それについて行くのであれば、俺は止めはしない。本人の意思だから自分で何とかするんだろ。
「悩む事ないだろう?僕のパーティに入れば性活は、保証されたもんだぞ!
毎日楽しく僕達と冒険しようじゃないか」
「行きたければ、止めはしないよ。
それは本人の意思だ。ただあの約束だけは実行されてもらうけどな、それでも大した不利にはならないはずだ。
みんな、納得していると理解してる」
結果、三人が離脱した。
トビーの勝ち誇った面が最高にムカつく。
「は~、俺って人望ないな……」
「そんな事ありませんわ、ロウ様、最悪の事態を回避出来たのですよ」
「そうだな、寝首をかかれる事もなく枕を高くして寝られるってか!チクショー!」
俺は、仕込んでいた魔法を指を鳴らして実行した。
綾と取り巻きの二人は、驚いた様に目を見開いた。
何驚いてんだよ。ガッツリ説明したよな!レベルは80に落とす、それでもBランク相当だ。後は、俺達の記憶を消すってな!俺の奥さんや仲間達に、余計な危害は一切与えさせない為って言ったよな!
それを踏まえての離脱だろ察しろやー!
「それじゃ、レベル20ちょっとしか無いのにランクCのトビー君、彼女達を頼むよ。
金が無いからって、ギルドの幹部に女を当ててランクCまで上げてもらったトビー君のパーティまあ、頑張れや」
俺は、ムカついたので少し大きめの声で酒場に届く様に話てやった。おお、流石に酒場の冒険者も気づくか。席を立つ者、慌てるトビーのパーティの面々。
「なんか、楽しいなマリア」
「はぁ……」
「お兄ちゃん、けつの穴小さい!」
「チンコが大きければいいんだよ」
「糞、言い返せない……」
更に畳み掛ける俺氏。
「帝国帝都のギルマスとサブマスなんて、模擬戦で登録したてのGランク一人にやられてんだぞ!そのせいで、帝国の片田舎の子供でも、ギルマスくらいはお金さえ出せばいくら馬鹿でもなれるとみんな言ってるわ!まあ、本当だろうな」
「マジなのか?」
「ああ、その話は本当だ。次の日にギルマスと不倫相手の女の死体が川に浮かんでいたそうだ」
「おお、旦那さんやっちまったのか!」
「イヤ、旦那は地方への護衛でアリバイがある」
「なら、ギルマスの嫁の実家だろ。貴族だしな」
ふっ、同情はしない自業自得だ。
「不正の証拠は、ボンクラトビーがCランクなのが証拠だろう?金が無いから、女をあえがってのランクアップだ。アンタ達なら分かるだろ?」
「言われてみれば」
「あの、ヘタレがなぜランクアップしたのが分からなかった」
「だから、なりたての冒険者に所構わずに声を掛けていたのか。女を貢ぐ為に」
「あの、受付嬢は新婚なんだろ?」
俺の声が、聞こえていたのか物凄い顔で俺を睨んでくる受付の女。
「なぜそれを……」
冒険者でも知っているのか。
「鑑定の魔道具を持っているのさ」
矢島はさっとサングラスを掛けた。
サングラスは、一回も掛けてないはずと
彼女達だけが、思ったようだ。
「旦那さんを知っているか?」
「ああ、殺戮のオーガだ」
「その、旦那さんに伝えておいてくれるか、お前の嫁は結婚前から、トビーが貢いでいたギルド幹部の女だった事を、結婚式当日の朝までやりまくっていたとな」
「そんな事言ったら二人とも殺されてしまうわ!」
ちらっと、受付嬢をみたら顔面蒼白で小刻みに震えている。その有り様は仕事にならないだろう。どこのギルドも同じなんか。
「あと、女性ギルド職員はほぼ幹部達の手付きだから気を付ける事だ」
「なに、あのジルちゃんもなのか……」
「残念だったな」
「クッソーー!」
男の目には、涙が浮かんでいた。それを見た俺の顔は更に歪んだと思う。
「お前たち、命懸けの依頼をこなしているのにちっとも楽にならないと、その割には幹部連中が、羽振りがいいと思っていないか?」
「それは……」
「お前達の頑張りが、幹部連中の高級ワインや食事、更に女、自分達のポケットに入っているとすぐに分かるだろ?」
「確かに……」
「手数料、馬鹿高くないか?」
「クッソーー!!」
「俺はもう、我慢ならない!」
「ぶち殺してやるー!」
「おう!俺も後悔はしない!やるぞー!」
「まあ、待て待て奴らも実力がないから、それなりの魔道具を持っているはずだ。
正面から行っても、奴らにいい様にやられるのが目に見えている」
「じゃ!どうすれば……」
「その道のプロの意見を聞いて攻略すれば良いだろ?そして、お前たちで新しくギルドを復活させればいいんだよ」
「俺達のギルド……」
「冒険者ギルドは冒険者のギルドだ!
机にふんぞり返って金を搾取する幹部連中の物ではないはずだろう?だったら?」
「ギルドを取り戻す!」
「ああ、頑張れや!」
アズサが冒険者証を取りに行ったら、あの受付は姿を消していた。近くにいた者に冒険者証をもらい、みんなに渡していた。
もちろん、俺達から抜けた三人のもだ。
その三人にはなぜ変な女の子が渡してくれたのか分からなかったようだ。
後でトビーにでも聞けや。
俺は既にギルド本部に結界を張っていて、建物から出られないようにしてある。
入るのは自由だ。
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俺達はその場から消えた。
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