あの素晴らしい愛をもう一度

仏白目

文字の大きさ
26 / 30

26

しおりを挟む

朝食を取ろうとキアラと食事の席についた所で急な来客の知らせがあった、執事から名前を聞いて急いで応接室へ向かうと、 

どうしよう、公爵様が私に頭を下げている


「公爵様!どうぞ頭を上げて下さい」
オロオロしながら声をかける
 
ゆっくり頭を上げながら、
「セレス.ジャスミン伯爵 今までの失礼な発言を謝りたくて 本当に申し訳ない」

「ええっ?! まさかお兄様に何か、言われたのですか?」

「ああ、何をやってるのかと怒られたよ」

お兄様に怒られた?公爵を怒ったの? どうしよう 私の所為だわ




アレックス. バロウズ公爵は現王の弟君で、背が高く金髪碧眼の美丈夫で有名だ、
若い頃から女性に人気があり、それは今でも変わらないのだろう、

昔、ジャレッドと婚約してからの何度目かのパーティで挨拶した時だった、

「これは、カイゼルの妹君か? ああ婚約されたとか、おめでとう!」

「バロウズ王弟殿下 ありがとうごさいます 」

ジャレッドを紹介してお礼を言う

私達は王弟殿下に話しかけられ、緊張していた、それではと、王弟殿下が私の横を通り過ぎる時 少しかがんで「そのドレスは似合わないな」と呟いて去っていった

その日のドレスはジャレッドの瞳の色に合わせた水色のドレスだった 
わたしは金髪に濃いエメラルドグリーンの瞳で虹彩には水色も含んでいるから、似合うはずなのに・・・
軽くショックを受けたけど気持ちを切り替えてジャレッドとパーティを楽しんだ

その後もそんな感じで会うたびに一言、
私の中では嫌な人でしかなかった





目の前の バロウズ公爵は 突然ジャスミン伯爵家に先ぶれなしで訪れて、
応接間で私に頭を下げている

「そんなつもりではなかったのだ、まさか君に嫌われているなんて」

「い、いえ そんな嫌ってなど・・・」

お兄様・・私をピンチに追いやりたかったのだろうか?どう答えたら正解なんだろうと、困っていると


「君がパートナーの色を身につけているのを見る度にやるせ無い気持ちになってしまって、  嫌な男だよな会うたびに嫌味を君にぶつけていたんだ」


「?  それは  どうして?」
それではまるで、、、

バロウズ公爵はテーブル越しに、私の手をとり両手で包み込んでから見つめてきた

「ああ、君が好きなんだ 離婚したとカイゼルから聞いた時 私にも機会が巡ってきたと不謹慎にも喜んでしまった
是非合わせて欲しいと頼んだら、
お前は嫌われているから 諦めろと言われて、すまない 先ぶれも出さずに来てしまった  君の名前をセレスと呼ぶ許可が欲しい そして私の事はアレクと呼んで欲しい!」

私、とっても間抜けな顔をしていたと思う
急にこんな事を告白されて、
天地がひっくり返ったような衝撃を受けていると、いつのまにか公爵は私の前に跪いて、手を差し伸べている

「驚いたよな 我ながら、いい歳して鬱陶しい男だと思うが、君が欲しいんだ
私と一緒に生きてくれないか?」

え?これってプロポーズ? ちょっとまって、
展開が早すぎて 考えが追いつかないわ


「バロウズ公爵? 私、突然で驚いてしまって、あの、まずはお友達になりませんか?」


落ち付いてもらおうと、とりあえず出た言葉はこんなだった、なのに、

「ああ、セレス!喜んで!まずは友達になろう!」
そういいながら素早く抱きしめられて、
情熱的なキスをされた・・・
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

夏の眼差し

通木遼平
恋愛
 伯爵令嬢であるティナの婚約者とティナの妹が恋仲になり、ティナは婚約を解消することになる。婚約者に対して特に思い入れはなかったが、姉妹の婚約のすげ替えについての噂と勝手なことばかり言う妹に気疲れしたティナは、昔から彼女を気にかけてくれていたイライザ夫人の紹介で夫人の孫娘リネットの話し相手として雇われることになった。  家から離れ、リネット共に穏やかな日々を過ごすティナは、リネットの従兄であるセオドアと出会う。 ※他サイトにも掲載しています

嘘の誓いは、あなたの隣で

柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢ミッシェルは、公爵カルバンと穏やかに愛を育んでいた。 けれど聖女アリアの来訪をきっかけに、彼の心が揺らぎ始める。 噂、沈黙、そして冷たい背中。 そんな折、父の命で見合いをさせられた皇太子ルシアンは、 一目で彼女に惹かれ、静かに手を差し伸べる。 ――愛を信じたのは、誰だったのか。 カルバンが本当の想いに気づいた時には、 もうミッシェルは別の光のもとにいた。

完結 この手からこぼれ落ちるもの   

ポチ
恋愛
やっと、本当のことが言えるよ。。。 長かった。。 君は、この家の第一夫人として 最高の女性だよ 全て君に任せるよ 僕は、ベリンダの事で忙しいからね? 全て君の思う通りやってくれれば良いからね?頼んだよ 僕が君に触れる事は無いけれど この家の跡継ぎは、心配要らないよ? 君の父上の姪であるベリンダが 産んでくれるから 心配しないでね そう、優しく微笑んだオリバー様 今まで優しかったのは?

あなただけが私を信じてくれたから

樹里
恋愛
王太子殿下の婚約者であるアリシア・トラヴィス侯爵令嬢は、茶会において王女殺害を企てたとして冤罪で投獄される。それは王太子殿下と恋仲であるアリシアの妹が彼女を排除するために計画した犯行だと思われた。 一方、自分を信じてくれるシメオン・バーナード卿の調査の甲斐もなく、アリシアは結局そのまま断罪されてしまう。 しかし彼女が次に目を覚ますと、茶会の日に戻っていた。その日を境に、冤罪をかけられ、断罪されるたびに茶会前に回帰するようになってしまった。 処刑を免れようとそのたびに違った行動を起こしてきたアリシアが、最後に下した決断は。

あなたが望むなら

月樹《つき》
恋愛
あなたにお願いされると断れないのはどうしてかしら? 幼い頃から、ずっと一緒に育ったあなた。 ずっとずっと好きだった。 あなたが妹の事を好きだと知るまでは…。

聖女に負けた侯爵令嬢 (よくある婚約解消もののおはなし)

蒼あかり
恋愛
ティアナは女王主催の茶会で、婚約者である王子クリストファーから婚約解消を告げられる。そして、彼の隣には聖女であるローズの姿が。 聖女として国民に、そしてクリストファーから愛されるローズ。クリストファーとともに並ぶ聖女ローズは美しく眩しいほどだ。そんな二人を見せつけられ、いつしかティアナの中に諦めにも似た思いが込み上げる。 愛する人のために王子妃として支える覚悟を持ってきたのに、それが叶わぬのならその立場を辞したいと願うのに、それが叶う事はない。 いつしか公爵家のアシュトンをも巻き込み、泥沼の様相に……。 ラストは賛否両論あると思います。納得できない方もいらっしゃると思います。 それでも最後まで読んでいただけるとありがたいです。 心より感謝いたします。愛を込めて、ありがとうございました。

殿下!婚姻を無かった事にして下さい

ねむ太朗
恋愛
ミレリアが第一王子クロヴィスと結婚をして半年が経った。 最後に会ったのは二月前。今だに白い結婚のまま。 とうとうミレリアは婚姻の無効が成立するように奮闘することにした。 しかし、婚姻の無効が成立してから真実が明らかになり、ミレリアは後悔するのだった。

好きな人と友人が付き合い始め、しかも嫌われたのですが

月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
ナターシャは以前から恋の相談をしていた友人が、自分の想い人ディーンと秘かに付き合うようになっていてショックを受ける。しかし諦めて二人の恋を応援しようと決める。だがディーンから「二度と僕達に話しかけないでくれ」とまで言われ、嫌われていたことにまたまたショック。どうしてこんなに嫌われてしまったのか?卒業パーティーのパートナーも決まっていないし、どうしたらいいの?

処理中です...