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After care at home
ピザパーティー
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「おおおぉ…!!」
ソファを背もたれにカーペットに座った葵は届いたピザを見つめ、ソワソワしながら高橋を待っている。
高橋はデリバリーしたピザを受け取りテレビの前のローテーブルに置くと、飲み物とつまみを用意しにキッチンへ向かったのだ。
離れる時に言われた「待っておけ」と言う言葉を律儀に守り、葵はキッチンの方向へ「まだ~!?」と声をかける。
先程の仕置きがいい薬になっているようだな、とキッチンから戻ってきた高橋は満足気に目を細めた。
葵がコレ見たかったんだよね!とはしゃぐアクション映画を再生し、2人は「いただきます」と手を合わせて食べ始める。
「んま~~~ッッ!!くぅ~~!!!」
ピザを頬張り、コーラをグイッと飲んだ葵ははしゃぎながら胡座をかいて座る高橋の膝をペチペチと叩く。
高橋はそんな葵を見つめ、「ご機嫌だな」とビールを呷った。
葵は高橋の手元にある酒に気づき、「え!俺も!!」と高橋を揺らす。
「お前が「ピザにはコーラだよ!絶対!!」って言ったんだろ」
「お酒が選択肢にあると思わなかったの!!」
「高橋さぁん…」と葵が強請るように見つめれば、高橋は面倒くさそうに溜息をつきながらもキッチンにお酒を取りに行ってくれる。
「高橋さんありがと~ッ!カンパーイ!」
「飲みすぎるなよ」という高橋の言葉に、葵は「大丈夫大丈夫っ」と明るく返事をし、ルンルンで高橋が持ってきたお酒に口をつけた。
「…………ふぅ…」
危惧した通りしっかりと酔っ払い、ケタケタと笑いながらウザ絡みしてくる葵は先程突然スイッチが切れたように眠り、それを見届けた高橋は一旦息を吐く。
そして自分の首元にまとわりつきながら眠ってしまった葵の髪の毛を梳くように触りながら、高橋は「コイツは……本当に馬鹿なんだな」…と噛み締めるように呟いた。
結局再生した映画もほとんど見ておらず、酔っ払った葵に気を取られているうちにピザも7割ほど消えていた。
酔った葵は面倒だが、可愛くもあった……まぁ、惚れた相手を見ると言うより…むしろはしゃぐ子犬を見守るような感覚だったが。
「う"ぅ~ん…」
モゾモゾと身を捩る葵を抱え上げ、高橋は寝室へ運んだ。
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高橋はデリバリーしたピザを受け取りテレビの前のローテーブルに置くと、飲み物とつまみを用意しにキッチンへ向かったのだ。
離れる時に言われた「待っておけ」と言う言葉を律儀に守り、葵はキッチンの方向へ「まだ~!?」と声をかける。
先程の仕置きがいい薬になっているようだな、とキッチンから戻ってきた高橋は満足気に目を細めた。
葵がコレ見たかったんだよね!とはしゃぐアクション映画を再生し、2人は「いただきます」と手を合わせて食べ始める。
「んま~~~ッッ!!くぅ~~!!!」
ピザを頬張り、コーラをグイッと飲んだ葵ははしゃぎながら胡座をかいて座る高橋の膝をペチペチと叩く。
高橋はそんな葵を見つめ、「ご機嫌だな」とビールを呷った。
葵は高橋の手元にある酒に気づき、「え!俺も!!」と高橋を揺らす。
「お前が「ピザにはコーラだよ!絶対!!」って言ったんだろ」
「お酒が選択肢にあると思わなかったの!!」
「高橋さぁん…」と葵が強請るように見つめれば、高橋は面倒くさそうに溜息をつきながらもキッチンにお酒を取りに行ってくれる。
「高橋さんありがと~ッ!カンパーイ!」
「飲みすぎるなよ」という高橋の言葉に、葵は「大丈夫大丈夫っ」と明るく返事をし、ルンルンで高橋が持ってきたお酒に口をつけた。
「…………ふぅ…」
危惧した通りしっかりと酔っ払い、ケタケタと笑いながらウザ絡みしてくる葵は先程突然スイッチが切れたように眠り、それを見届けた高橋は一旦息を吐く。
そして自分の首元にまとわりつきながら眠ってしまった葵の髪の毛を梳くように触りながら、高橋は「コイツは……本当に馬鹿なんだな」…と噛み締めるように呟いた。
結局再生した映画もほとんど見ておらず、酔っ払った葵に気を取られているうちにピザも7割ほど消えていた。
酔った葵は面倒だが、可愛くもあった……まぁ、惚れた相手を見ると言うより…むしろはしゃぐ子犬を見守るような感覚だったが。
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