どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

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披露宴へ

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学園の披露宴の日になりとうとうジェシカはグレスのパートナーに慣れなかった。
「わかっていた事だけど…今夜は楽しみましょう」
ジェシカは髪の毛を上に束ね、ドレスは父親が特注で仕立てた青いドレスをジェシカは身支度を終え両親の前に立った。
「綺麗よ…ジェシカ」
「ああ…私達の娘は王妃になる器を持っている」
「もう、お父様私王妃には成りたくないわ」
「何を言う、今夜は王子達も披露宴に出席すると聞いたその場で婚約を言われたら断る理由は無いだろう」
「あなた、決めますのはジェシカなのですよ、今夜は披露宴を楽しみましょう」
「お母様…」
「……そ、そうだな…すまないジェシカ…王子の事は気にせず今夜は楽しんで来なさい」
「お父様…」
ジェシカは両親を抱き締め今夜の披露宴を楽しむ事にした。
「ところでパートナーは決まったのか?」
「沢山誘われて困ったから全部断ったわ」
「何!?」
「行って来ます!」
「行ってらっしゃい」
「ああ…」
ジェシカは両親に手を振り王宮へと馬車を走らせた。
両親は、馬車が見えなくなるまで見送った。
「…グレスの息子にはまだ諦めていないのか?」
「ええ…あの子が気がすむまで自由にさせましょう…自由の時間は今だけですから……」
「そうだな…」
ジェシカはわかってはいた…実らない恋を追いかけても自分が虚しくなるだけだとそれでも諦めない自分に笑ってしまった…今夜の披露宴は何か起こりそうな気がしてたジェシカは窓をじっと見て馬車は王宮へと近付いた。




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