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後悔と選択
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あれからテオとフェリクス様は本当の親子のように良好な関係を築けている。
勉強をしたいというテオのためにフェリクス様が沢山の本や勉強道具をプレゼントしてあげていたのは記憶に新しい。
「婚約発表パーティーですか?」
「近々開かれることが決まってね。ルダにも参加して欲しいんだ」
テオが別室で先生から勉強を教えて貰っている間、フェリクス様とお茶を飲んでいると、婚約したことを知らせるためのパーティを開くと伝えられて驚いた。
確かにフェリクス様は王太子様なのだから婚約したら知らせるのが義務だということは分かっている。
思わず仮面に触れると、フェリクス様が空いている僕の片手を取って大丈夫だよって言ってくれた。
「パーティでは半年後には婚姻することも伝えるつもりなんだ。テオのことはまだ伏せておくつもりだけれど」
「……はい」
「ルダ、私がずっと傍にいる。決して離れたりしない。この前の様なことは起こさせないと誓うよ。だから、ルダのことを私が愛しているのだと皆に伝えさせて欲しいんだ」
フェリクス様のブラウンの瞳が真剣な色を宿していて、その瞳を見返しながら、自分が心に決めたことを思い出す。
僕はフェリクス様の隣に立てるような立派な人間になるって決めたんだ。
だから、怖がっていたら駄目だって思う。
それに僕だって知って欲しい。
僕がフェリクス様の婚約者なんだって。
「僕も皆に知って欲しいです」
「っ、嬉しいよ」
フェリクス様がふにゃりと破顔して、僕の手へと軽くキスをしてくれた。
その感触を感じて顔を赤くさせると、可愛いってはにかみながらフェリクス様が囁く。
ああ……、僕はこんなにも素敵な人と婚約しているんだ。そしていつか彼と婚姻する。
誰よりも優しく慈愛に溢れたフェリクス様の隣に僕が立ってもいいのか未だに分からなくなる時があるけれど、フェリクス様が僕がいいのだと言ってくれるなら不安に思う必要なんて無いのかもしれない。
「フェリクス様愛しています」
愛が欲しかった。
ずっとずっと求めていた。
醜い僕を愛してくれる人を探していたんだ。
僕を受け入れてくれる人、暗闇から救い出してくれる誰かを切望していた。
フェリクス様はそんな欲深い僕の願いを叶えてくれた唯一の人。
コーラルとの確執もフェリクス様が居なければ解けなかったと思う。
だから、本当に感謝しているんだ。
僕の傷はかさぶたとなって消えることはないけれど、フェリクス様がその傷を癒してくれたから僕は少しずつ前に進めている。
「私もルダのことを愛しているよ」
フェリクス様が僕を見て微笑んでくれる。
僕はその微笑みに精一杯の感謝を込めて笑みを返した。
勉強をしたいというテオのためにフェリクス様が沢山の本や勉強道具をプレゼントしてあげていたのは記憶に新しい。
「婚約発表パーティーですか?」
「近々開かれることが決まってね。ルダにも参加して欲しいんだ」
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確かにフェリクス様は王太子様なのだから婚約したら知らせるのが義務だということは分かっている。
思わず仮面に触れると、フェリクス様が空いている僕の片手を取って大丈夫だよって言ってくれた。
「パーティでは半年後には婚姻することも伝えるつもりなんだ。テオのことはまだ伏せておくつもりだけれど」
「……はい」
「ルダ、私がずっと傍にいる。決して離れたりしない。この前の様なことは起こさせないと誓うよ。だから、ルダのことを私が愛しているのだと皆に伝えさせて欲しいんだ」
フェリクス様のブラウンの瞳が真剣な色を宿していて、その瞳を見返しながら、自分が心に決めたことを思い出す。
僕はフェリクス様の隣に立てるような立派な人間になるって決めたんだ。
だから、怖がっていたら駄目だって思う。
それに僕だって知って欲しい。
僕がフェリクス様の婚約者なんだって。
「僕も皆に知って欲しいです」
「っ、嬉しいよ」
フェリクス様がふにゃりと破顔して、僕の手へと軽くキスをしてくれた。
その感触を感じて顔を赤くさせると、可愛いってはにかみながらフェリクス様が囁く。
ああ……、僕はこんなにも素敵な人と婚約しているんだ。そしていつか彼と婚姻する。
誰よりも優しく慈愛に溢れたフェリクス様の隣に僕が立ってもいいのか未だに分からなくなる時があるけれど、フェリクス様が僕がいいのだと言ってくれるなら不安に思う必要なんて無いのかもしれない。
「フェリクス様愛しています」
愛が欲しかった。
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醜い僕を愛してくれる人を探していたんだ。
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僕はその微笑みに精一杯の感謝を込めて笑みを返した。
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