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後悔と選択
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ラル達と別れて、フェリクス様と一緒に他貴族の方々と話をしているとお父様の姿が見えて胃がキュッと締め付けられるような感覚に襲われた。
「これはこれは王太子様ご婚約おめでとうございます」
お父様も僕達が視界に入ったのかこちらへと近づいてきて、そう声をかけてきた。
「アルスタッド公爵。お久しぶりですね」
フェリクス様とお父様が形式的な握手を交わすのを見つめながら、ぎゅっと拳を握りしめる。
「しかしまさかこの子を選ぶとは思ってもいませんでしたよ。私の娘ともお会いになられたはずですが」
「私はルダと婚約して良かったと思っていますよ」
お父様は何故コーラルを選ばなかったのかと疑問を投げつけて来るけれど、フェリクス様はそんな言葉には全然動じて居ないようだった。
僕の手を取って見せつけるようにそこに1つ唇を寄せる。
それを見たお父様があからさまに眉をしかめた。
「その様な傷物の何処に価値を見いだしたのかゆっくりお聞きしたいものです」
「公爵。仮にもご自分のご子息に対して酷い言い様では?」
「もしや王太子様はご存知無いのですか?エスメラルダの顔の右側には大きな火傷があるのですよ。それは大層醜い火傷がね。ほら、エスメラルダ、隠していないで仮面を外してここにいる皆様に見てもらったらどうだ。お前が自身の価値を偽って王太子様の婚約者の座に着いたのだと教えてやれ」
「っ……ぼ、僕」
お父様に浴びせられた言葉のせいなのか、喉がやけに乾く感覚がして苦しくなってくる。
それでも、僕は逃げ出そうとは思わなかった。
フェリクス様が僕の手を取って、大丈夫だって言うみたいに撫でてくれているから。
「……ぼ、僕は……フェリクス様のことが好きです。それにフェリクス様も僕の火傷のことを知っても好きだって言ってくれています。だから婚約したんです。……お父様は僕のことを嫌いかもしれませんし、価値を見いだせないのかもしれませんが、僕の周りには僕のことを大切にしてくれる人が居るから!だからっ、貴方になんと言われようと関係ありません」
「お前っ!私に口答えするなど!!!」
僕が反論してきたことに怒りを顕にしたお父様が僕に掴みかかってきて驚いて後ろへと下がった。
そんな僕を守ろうとフェリクス様も僕を引き寄せて、一緒に床へと倒れふす。
近くにあった食器や料理が床へと散らばってガシャンっとやけに大きな音を鳴り響かせた。
そうして人々の視線が僕達へと集まる。
「……っ……フェリクス様大丈夫ですか!?」
「あぁ……私は大丈夫だよ」
顔を上げて隣に倒れていたフェリクス様に声をかけた時、顔の右側に違和感を感じて、いつもの様に僕はその場所に手を這わせた。
「これはこれは王太子様ご婚約おめでとうございます」
お父様も僕達が視界に入ったのかこちらへと近づいてきて、そう声をかけてきた。
「アルスタッド公爵。お久しぶりですね」
フェリクス様とお父様が形式的な握手を交わすのを見つめながら、ぎゅっと拳を握りしめる。
「しかしまさかこの子を選ぶとは思ってもいませんでしたよ。私の娘ともお会いになられたはずですが」
「私はルダと婚約して良かったと思っていますよ」
お父様は何故コーラルを選ばなかったのかと疑問を投げつけて来るけれど、フェリクス様はそんな言葉には全然動じて居ないようだった。
僕の手を取って見せつけるようにそこに1つ唇を寄せる。
それを見たお父様があからさまに眉をしかめた。
「その様な傷物の何処に価値を見いだしたのかゆっくりお聞きしたいものです」
「公爵。仮にもご自分のご子息に対して酷い言い様では?」
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「っ……ぼ、僕」
お父様に浴びせられた言葉のせいなのか、喉がやけに乾く感覚がして苦しくなってくる。
それでも、僕は逃げ出そうとは思わなかった。
フェリクス様が僕の手を取って、大丈夫だって言うみたいに撫でてくれているから。
「……ぼ、僕は……フェリクス様のことが好きです。それにフェリクス様も僕の火傷のことを知っても好きだって言ってくれています。だから婚約したんです。……お父様は僕のことを嫌いかもしれませんし、価値を見いだせないのかもしれませんが、僕の周りには僕のことを大切にしてくれる人が居るから!だからっ、貴方になんと言われようと関係ありません」
「お前っ!私に口答えするなど!!!」
僕が反論してきたことに怒りを顕にしたお父様が僕に掴みかかってきて驚いて後ろへと下がった。
そんな僕を守ろうとフェリクス様も僕を引き寄せて、一緒に床へと倒れふす。
近くにあった食器や料理が床へと散らばってガシャンっとやけに大きな音を鳴り響かせた。
そうして人々の視線が僕達へと集まる。
「……っ……フェリクス様大丈夫ですか!?」
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