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龍の前で犯す獅子♡
しおりを挟むぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ……。
ニヤニヤとした顔をする男達に見つめられた櫻子。ドレスは脱がされてはおらず、胸だけ開けた状態で、大和の上で背面座位にされ犯されていた。しかも愛撫等無い。ソファに押し倒した後、傷口を大和に舐められ、ドレスの裾から手を入れられた。少し蜜口を触られただけで、この姿勢にさせられる。
櫻子は背中に腕を回されて拘束されていて、抵抗も出来ない状態だったのだ。
「何で濡れてんだ?櫻……結婚式だったんだろ?美咲だっけ?友達の」
「…………な、何で美咲の結婚式の事知って……」
「あぁ、俺あいつと定期的に顔合わせてたからな、櫻子の情報聞くのによ………結婚式挙げるから、俺も参加して、て言われたが、断ったのさ、別れたから、てな……」
「美咲………そんな事一言も……」
「偶然で何度か………とか言ったんじゃねぇか?偶然なんてある訳ねぇがな!」
「……………」
櫻子の知人や家族に何処まで近付いているのか、全く油断ならない男だ、と思った。
「前戯いらねぇよな、櫻」
「や!!………やめっ!!…………んんんんんっ!!」
「感度良くなったじゃねぇか?………てか、結婚式出ずに、アイツとヤってたか?え?」
この日、桜也とのスキンシップが多くて燻らせたままでいた櫻子の身体。それにより、すんなり受け入れてしまった、元彼の大和の杭。身体が覚えている、と思った。反応してしまう。
「やぁ………抜いてぇぇぇぇ!!」
「そんな事言ったら、見てる奴ら、想像するだろうなぁ、お前の中」
「…………っ………」
そうして、大和は櫻子を昧っている。桜也が来るとは限らない。来るとは思うが、この姿を見られたくなかった。
「若、高嶺が来るそうです」
「お、ナイトのご登場か?…………まぁ、来なくても櫻が手に入れば、龍虎会が手に入るからよ………高嶺が入って来たら蜂の巣にしてやれよ~」
「止めてよ!!」
「櫻は、啼いとけばいいんだよっ!!」
「んあっ!!………あぁっ………あっ……」
一度喘ぐと止まらなくなる声。止めたくても喘ぎが止まらなくなってきてしまった櫻子。
暫くすると桜也が呼び出された倉庫にやって来た。
「おぉ、来た来た……」
倉庫入口に立つ人影。奥だけが電気が付けられている為、逆光で桜也かどうか分からない。
「…………櫻は?」
「……お………やぁ………」
「!!……………櫻………まさか……」
「高嶺、もっと中入って確認してみろよ……今、櫻の状態をよ」
「だ、駄目っ…………来ちゃ駄目!!………30人…………あぁっ………やぁっ!!」
「櫻は黙ってろ!!…………それともイキ顔、こいつらに披露するのか!?」
「…………よくも……そんな陵辱が出来るな……結婚迄しようとした女に」
桜也は心底悔しそうな声を絞り出している。
「はぁ?聞こえねぇな、そんな遠くちゃよ………確認しろよ、お前が惚れた女のこれからをよ………」
しかし、桜也は入口から動かない。手を上げ動いたと思った瞬間、倉庫裏から機動隊員らしき武装した警官達が突入し、大和の後ろから刑事が銃を向けて近寄って囲まれた。
「な!!」
「その女性を離せ」
「獅子王大和、誘拐、強姦、監禁の現行犯で逮捕する」
「一人で来ると思うか?俺は弁護士だ。警察と協力する事等一般人として常識だ」
「あぁっ…………桜也!!」
上着を脱ぐ桜也は、開けた櫻子の肩に羽織らせると抱き締めた。櫻子から出た大和は刑事達に無様な姿を晒す。
「早く、ソレしまわせて下さいよ………」
「覚えてろよ!!高嶺ぇぇ!!」
「間違えちゃ困るな………私は弁護士の纐纈 桜也………高嶺は、櫻の姓だ」
表の顔の、弁護士としての桜也に、大和が勝てる訳がない。分が悪いのは大和の方だ。大勢の獅子王組の組員達が次々と護送車に乗せられる。その中に大和も居た。
「大和…………さよなら……」
「……………」
無言の大和は何を思っただろう。櫻子が結婚したい、と思った初恋の人だった。10年の歳月長く一緒に居た筈なのに、見抜けなかった大和の本質に、櫻子は涙を流す。怖かったし、桜也に抱き締められた安心感もあるのだが、さよならと言った言葉は、走馬灯の様にその一言で思い出は過ぎ去って行った。
「お嬢さんを病院に連れて行きますよ、先生」
「……………あ……そうですね……妊娠する事はありませんけど、胸の傷を手当てしなければ……」
「…………何だ……あんた達そういう仲でしたか……でも、弁護士先生が極道の娘さんといいんですかい?」
「…………彼女は龍虎会を継ぐ訳ではありませんから……病院には私も付き添いますから」
「はいはい、お願いしますよ」
病院で手当てを行い、検査入院をする事になった櫻子。胸の傷は大した事はなく、綺麗に治ると言われた。
「櫻…………大変な思いをまた………」
見舞いに来た雪はポロポロと涙を溢す。蒼太も悔しそうだが、獅子王組がほぼ壊滅状態になりそうで安堵している。
「お父さんもお母さんも、私は無事だったから………」
「誘拐さえされなかったら………」
「過ぎた事だわ、お父さん」
勿論、またマスコミが事件を報道し、騒ぎがまた起きてしまったが、今回の逮捕劇は、龍虎会が現場に居なかったから、櫻子の事には触れられず、龍虎会や高嶺家へのマスコミ取材は終止符に向かったのだった。中にはしつこい記者も居るには居たが、風化をしていく。それは弁護士からの圧力が掛かったからだった。その弁護士は桜也なのだが。
「…………荷物はもう無いか?櫻」
「うん、忘れ物は無いわ」
1週間程入院し、櫻子は帰宅する。帰宅するのは高嶺家だ。しかも事件以降、新しい家に転居した高嶺家。家族5人で住む為の新居だ。蒼太と蓮が病院に迎えに来て、初めて家族水入らずで過ごす事に櫻子は決めたのだった。
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