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しおりを挟むベッドの脇に麗禾はそのまま晄に覆い被さられ、激しく律動が始まった。
ずちゅ、ずちゅ、と鳴る音も次第に大きな音となり、麗禾の息遣いと啼き声と共に、部屋中に旋律が鳴り響き始めた。
「こ、晄さ…………激し………過ぎ………ち、ちょっと落ちつ…………んんっ……」
媚薬を飲まされた、と榊には聞いたが、媚薬とはそもそも手に入りやすい物なのかも分からない麗禾には未知な物で、辛そうにしている晄の尋常では無い激しさを受け取り、それがこれからどれだけの時間続くのかも確認を取りたかったのに、会話も出来ない程、余裕を与えてもくれない。唇を晄の唇で塞がれ、最奥の身体で最も弱い場所目掛けてガツガツと抉られながらキスをされると、声もまともに出せない。
そして、晄の動きや表情からも余裕を感じ取れない。
「っひゃあっぁぁぁぁぁっ………」
無言で解き放たれた熱が、麗禾を染める。全身に行き渡る熱は、今迄の物より熱く、長い余韻を感じた。
「はぁ………はぁ………はぁ………麗禾…………足りない…………まだ………」
「え…………も、もう?…………っんあ、あぁ、ま、待っ…………お、おっあ……こ、壊れ……」
「壊れるかよっ!」
悲鳴に近い喘ぎ声は、晄を刺激する。
麗禾の中で迸る白濁が最後の一滴を出しても、まだビクビクと蠢き、硬さを感じたと同時に隘路の行き来を再開する。
先程の白濁が掻き出されて、麗禾の肌を伝い、注がれる前と後とは明らかに音も卑猥であった。
「止まらねぇ…………麗禾の膣内………エロ過ぎ…………」
「出ちゃ…………こ、晄さ………出ちゃう………からぁ…………」
「出せよ…………潮吹だろ?構わねぇから、出せ……………ほら………ほら………」
律動と一緒に陰核を扱かれ、益々麗禾は悦楽から逃れられなくなり、プシャッと晄の手や腹に振り掛けていた。絶頂に達したまま、直ぐに来る絶頂を繰り返し、声にならない声と一緒に全身がガクガクと震えも止られはしなかった。
「麗禾、シャツ脱げ………俺はま○こ攻めるのに忙しい…………自分でボタン外して、乳晒せよ…………噛んで吸って転がして、揉み尽くしてやるからよ………」
「……………っ!………」
かろうじて、晄の声に反応出来て、麗禾は晄のシャツのボタンに手を掛けたが、手も震えて外すのも一苦労している。
「早く見せろよ!」
「ひぃっう…………ま………って………手が……思う様に…………晄さ……も脱いでな………」
「お前に脱がして貰うからよ………俺は、ま○こに集中してぇ………」
止まりそうにない晄の腰の動きに、身体は揺さぶられ、一つ外すのもに時間を有した。
「また射精すぞ!」
「ッあ………ま、ま、ま…………あぁぁぁぁっ……」
やっと、外せた所でまた浴びせられる熱は、先程のよりまた熱く感じていた。ドクドクと脈打つ晄の杭から、ビュルビュルと流れ出る大量の液体。入り切らずに、肌にまとわりつきヌルヌルとしていた。
「麗………禾………俺のも脱がしてくれ」
「…………はぁ………はぁ………」
晄が呼吸を整えている動いていないこの時間しか、もしかしたら脱がせるチャンスは来ないかもしれない。それが分かっていたのか、汗ばんでいた晄は、前髪を掻き分けて麗禾を見据えて待っていてくれていた。
「麗禾…………ボタン引き千切る前に、俺のも頼む…………無性に乱暴になり掛かるのを堪えてんだ…………ち○ぽに集中してぇ………」
「っ!」
「……………煽るんじゃねぇよ…………っ!……ほら、早く………」
全身汗だくで、息も荒い晄に手を延ばすのも一苦労なのに、プルプルと手を震わせながら晄のシャツのボタンを全部外した麗禾。
シャツの下はタンクトップ一枚だけだ。それは如何でも良かったのか、晄はシャツの袖を抜くと、タンクトップは引き裂いてしまう。
靴でさえ、脱がずに寝室迄上がって来た男だ。理性と野生の狭間で、その基準が分からない。
「タンクトップ引き裂かなくても脱げるんじゃ………」
「あ?…………シャツはお前の寝間着になるだろうが」
「え?其処が基準ですか」
「んな事より、全裸になったんだから続けるぞ」
「っひゃ…………っあん、あ………バックは………」
存在そのままで、麗禾は晄にひっくり返されて、四つん這いにされると、後ろから突き刺す様にまた激しく律動を加えて来た晄。
暗がりの寝室ではあっても、僅かな常夜灯の明かりが、麗禾の背中迄まとわりついた、行為の残骸がベッタリと光沢されていた。
「どんだけ垂らしてんだ?麗禾…………エロ………」
「晄さんの………じゃ………」
「俺のは溢すんじゃねぇよ」
「む、無理…………分けれる訳な……」
「余裕だなぁ………喋れて………そろそろ本気出すぞ!」
「っあぁ………え………っあぁん、あっ、あ………」
激しい律動と加え、麗禾の腹を押さえ付け、胸を揉まれ、晄の全体重に押し潰される様に覆い被さられて、身動きが出来なくなった麗禾。
「麗禾…………麗禾………」
呪文の様に、耳元で麗禾の名を何度も呼ばれながら、晄の腕の中で酔う。
先程迄は背中に迄伝う残骸が気持ち悪かったのだが、麗禾の潮吹も止まる事を許さない晄の手管により、今度は腹に残骸が伝っていた。
「失礼します、若頭、お嬢」
「っ!」
「……………何だ!榊!邪魔しに来んな!」
「違いますよ…………水分補給をして貰いたいので、水とタオル、ピルを持って来たんです。殺されたくありませんし、以前の様にお嬢に熱を出されちゃ困りますので、予め持って来たんですよ」
確かに寝室には水を持って来てはいないし、麗禾は喘ぎ過ぎて喉も乾き始めていたので、榊の乱入は有難かった。
「さ………榊さ………」
「麗禾、逃がさねぇぞ」
「ち、違………お礼を………」
「んなもんは後でも言える!」
「っあ…………つ、潰れ………あぁぁぁぁっ!」
「お嬢、頑張って下さい」
榊が寝室のドアを閉める時、この時程麗禾が榊を恨んだ事はないだろう。
助けを求めようとは思わなかったが、晄の嫉妬心を加速した様で、麗禾はこの後、晄が話掛けても、呆けた状態で喘ぐ事しか出来なかった。
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