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引っ越し。
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「さぁ、今日からここがおうちだよ、真那(まな)。」
夏本番前の季節の朝、人口が極端に少ない田舎町に引っ越してきた私、三井 那智(みつい なち)は3歳になったばかりの娘『真那』を抱っこしながら家を見ていた。
木でできた一軒家は中古物件。
広い芝生のお庭がついて300万と破格の値段だった。
周りに家は無く、ぽつんと孤立したような感覚を覚えてしまいそうだ。
「おうち?」
「そう。ここは自然に囲まれてるから空気もきれいだし、きっと真那が過ごしやすいよ?」
生まれてすぐに喘息持ちだとわかった真那は都会の空気が体に合わず、発作症状がよく出ていた。
体力も無くてよく熱も出すし、咳なんて毎日のもの。
そんな真那の為に、空気がきれいな田舎を求めてここの家を買ったのだ。
「さ、もう少ししたら引っ越し屋さんが来るからお手伝いしてね?」
「うんっ。」
ほどなくしてやってきた引っ越し業者さんを手伝いながら荷物を家に運び入れていく。
大型のものはお願いし、運び入れる部屋を指示しながら作業を進めていった。
「これ、どこに入れておきますかー!?」
「あ!それは二階の階段上がった真正面の部屋でお願いしますー!」
買った中古の家は独特な造りで、玄関は家の真ん中にある。
入って左がリビングダイニングにキッチン、右に和室だ。
リビング側は吹き抜けになっていて、二階は八畳の部屋が二つ。
トイレたちは家の奥側に位置していた。
「『子供服』って書いてある箱はどこに置きますかー!?」
「一階の和室でお願いしますー!」
手際のいい業者さんたちのおかげか、スムーズに進んでいく引っ越し作業。
エアコンや洗濯機なんかの大物の設置もちゃちゃっと済ませてくれ、夕方くらいまでには全てが終了したのだった。
ーーーーー
「ありがとうございました。助かりました。」
お礼として用意していた缶コーヒーとペットボトルのお茶に加え、化粧箱に入れたスポーツタオルも一緒に手渡した。
汗を吸うと少し冷たく感じるタイプの生地で作ってある。
「え・・!こんなにいいんですか?」
「はい。遠方からの引っ越しでしたし、子供もいるなかだったので・・・。あ、よかったら使ってください。これから暑くなりますし、熱中症とか気を付けてくださいね。」
「ありがとうございます!」
真那を抱っこし、引っ越し業者さんが帰って行くのを手を振って見送る。
少し小高い場所にあるこの家から帰って行くトラックは、下りながら小さくなっていったのだった。
「さて真那?」
「あーい?」
「ママはお引越しの荷物をお片付けするから、真那はお手伝いしてね?」
「あいっ。」
とりあえず今日必要なものを取り出す為、私と真那は和室に向かった。
着替えやタオル、洗面道具なんかを出していき、しまっていく。
「真那、これは自分のタンスにいれてね。」
真那のタンスは四段しかないロータイプ。
クマの絵が描かれていて、とても可愛らしい造りだ。
「んっ!」
「一番下が服だからね?その上がパンツと靴下よ?」
「あーい。」
いい子でお手伝いをしてくれる真那を微笑ましく見ながら片づけをしてると、ピンポーン・・・と、ベルが鳴った。
一体誰が来たのかと思って玄関の扉を開けると、そこにオレンジの服を着た二人組の男の人が立っていたのだ。
「?」
「こんにちは。織浜(おりはま)消防署の深田といいます。」
「長谷川です。」
「新しく越して来た方にご挨拶に伺いました。」
かぶっていた紺色の帽子を取り、二人は軽く頭を下げた。
それにつられるようにして私も頭を下げる。
「えぇと・・三井といいます。この町は初めてで・・右も左もわからないのでよろしくお願いします。」
そう私が言ったとき、深田と名乗ってくれた人の視線が家の中に向いてることに気がつき、振り返って見た。
すると奥にある段ボールに隠れるようにして真那がこちらを見ていたのだ。
「あれ?お子さんですか?」
「あ・・そうです。真那?こっちおいで?」
手招きして呼ぶものの、真那は走って家の奥に逃げて行ってしまった。
姿が完全に見えなくなってしまい、深田さんは苦笑いしてる。
「はは・・。」
「すみません、人見知りなもので・・・」
「いえいえ、うちの子と年が近そうなので・・・よかったら今度遊んでやってください。」
その言葉に私は驚いた。
不動産屋さんからは、ここは過疎的な町で高齢の方が殆どだと聞いていたからだ。
「この町に子供がいるんですか?」
「そうですねぇ・・この町ではうちの子と真那ちゃんくらいですかね。」
「そうなんですか・・・。」
この町に幼稚園は存在しない。
『子供がいないから』という理由で無いのだと不動産屋さんから教えてもらっていた。
義務教育ではないからそれはいいとして、小学校から先は隣の町まで通わないといけないのだ。
希望すればスクールバスが家の前まで迎えに来てくれることになってるらしく、それもあってこの町に引っ越してきたけど・・・
(年が近い子がいるのは助かる・・・色々聞きたいこともあると思うし・・・。)
思いがけずいい話を聞けたと思ってると、長谷川さんがメモ用紙のようなものをポケットから取り出した。
「すみません、この町に住んでおられる方にお聞きしてるんですけど、持病とかありませんか?できればご家族全員分お聞きしたいのですが・・・。」
そう言われ、私は家の奥に逃げていった真那のほうに視線を向けた。
「私は無いのですが・・・真那は喘息持ちです。都会の空気が合わずに体調面でちょっと・・・。なので空気のきれいなここに越してきたんです。」
「なるほど・・・。常飲の薬とかは?」
「ないです。発作が出たら病院で処置・・・という感じで・・・。」
真那が通っていた病院は症状が出たら抑える薬を出してくれる・・・というシステムだった。
軽ければ薬は出ず、悪化してから吸入するという形だったこともあってか、真那の苦しむ姿を何度も見てきたのだ。
あれは・・・見てる方も辛い。
「わかりました。この町は病院はありません。消防署に医師が常駐する形になってますので何かあったら署まで連絡下さい。」
そう言って長谷川さんは消防署の連絡先が書かれた名刺を取り出して手渡してくれた。
「ありがとうございます。」
「いえ。・・・ところでご主人さまの持病はありますか?」
その問いに、私は首を横に振った。
「主人は・・・いません。この家は私と真那の・・・二人です。」
思えば離婚して1年が経とうとしていた。
真那に対して、我が子に接する態度とは思えない行動ばかりする元旦那に愛想を尽かして離婚に踏み切ったのだ。
それがよかったのか真那は笑顔を漏らすようになり、今は二人で充分幸せなのだ。
「!・・・それは失礼致しました。」
深く頭を下げてくれる長谷川さん。
でも長谷川さんが謝る必要なんてどこにもないのだ。
「いえ・・・。」
「通り沿いに署がありますので、何でも聞いてください。簡易な物でしたら役場の手続きもできますし。」
「そうなんですか!ありがとうございます。」
一通りこの辺りのことを教えてもらったあと、深田さんと長谷川さんは帰って行った。
それと同時に奥からパタパタと走ってくるかわいい音が聞こえてくる。
「ママっ!」
「はいはい、かくれんぼは楽しかった?真那。」
走って来た真那を抱きとめて立ち上がる。
丸くて柔らかいほっぺたをつんつんっとつつくと、真那は嬉しそうに笑っていた。
「おかたづけっ。」
「そうね、続きしちゃおうか。」
この町で初めて会話をした消防士さんたちはとても優しそうだった。
そのことからこの町の人たちもきっといい人ばかりだろう。
(明日、真那を連れてお散歩に行こうかな。住人さんたちにご挨拶もしたいし。)
半ば心躍らせながら、私は真那と一緒に新生活をスタートさせたのだった。
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「さぁ、今日からここがおうちだよ、真那(まな)。」
夏本番前の季節の朝、人口が極端に少ない田舎町に引っ越してきた私、三井 那智(みつい なち)は3歳になったばかりの娘『真那』を抱っこしながら家を見ていた。
木でできた一軒家は中古物件。
広い芝生のお庭がついて300万と破格の値段だった。
周りに家は無く、ぽつんと孤立したような感覚を覚えてしまいそうだ。
「おうち?」
「そう。ここは自然に囲まれてるから空気もきれいだし、きっと真那が過ごしやすいよ?」
生まれてすぐに喘息持ちだとわかった真那は都会の空気が体に合わず、発作症状がよく出ていた。
体力も無くてよく熱も出すし、咳なんて毎日のもの。
そんな真那の為に、空気がきれいな田舎を求めてここの家を買ったのだ。
「さ、もう少ししたら引っ越し屋さんが来るからお手伝いしてね?」
「うんっ。」
ほどなくしてやってきた引っ越し業者さんを手伝いながら荷物を家に運び入れていく。
大型のものはお願いし、運び入れる部屋を指示しながら作業を進めていった。
「これ、どこに入れておきますかー!?」
「あ!それは二階の階段上がった真正面の部屋でお願いしますー!」
買った中古の家は独特な造りで、玄関は家の真ん中にある。
入って左がリビングダイニングにキッチン、右に和室だ。
リビング側は吹き抜けになっていて、二階は八畳の部屋が二つ。
トイレたちは家の奥側に位置していた。
「『子供服』って書いてある箱はどこに置きますかー!?」
「一階の和室でお願いしますー!」
手際のいい業者さんたちのおかげか、スムーズに進んでいく引っ越し作業。
エアコンや洗濯機なんかの大物の設置もちゃちゃっと済ませてくれ、夕方くらいまでには全てが終了したのだった。
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「ありがとうございました。助かりました。」
お礼として用意していた缶コーヒーとペットボトルのお茶に加え、化粧箱に入れたスポーツタオルも一緒に手渡した。
汗を吸うと少し冷たく感じるタイプの生地で作ってある。
「え・・!こんなにいいんですか?」
「はい。遠方からの引っ越しでしたし、子供もいるなかだったので・・・。あ、よかったら使ってください。これから暑くなりますし、熱中症とか気を付けてくださいね。」
「ありがとうございます!」
真那を抱っこし、引っ越し業者さんが帰って行くのを手を振って見送る。
少し小高い場所にあるこの家から帰って行くトラックは、下りながら小さくなっていったのだった。
「さて真那?」
「あーい?」
「ママはお引越しの荷物をお片付けするから、真那はお手伝いしてね?」
「あいっ。」
とりあえず今日必要なものを取り出す為、私と真那は和室に向かった。
着替えやタオル、洗面道具なんかを出していき、しまっていく。
「真那、これは自分のタンスにいれてね。」
真那のタンスは四段しかないロータイプ。
クマの絵が描かれていて、とても可愛らしい造りだ。
「んっ!」
「一番下が服だからね?その上がパンツと靴下よ?」
「あーい。」
いい子でお手伝いをしてくれる真那を微笑ましく見ながら片づけをしてると、ピンポーン・・・と、ベルが鳴った。
一体誰が来たのかと思って玄関の扉を開けると、そこにオレンジの服を着た二人組の男の人が立っていたのだ。
「?」
「こんにちは。織浜(おりはま)消防署の深田といいます。」
「長谷川です。」
「新しく越して来た方にご挨拶に伺いました。」
かぶっていた紺色の帽子を取り、二人は軽く頭を下げた。
それにつられるようにして私も頭を下げる。
「えぇと・・三井といいます。この町は初めてで・・右も左もわからないのでよろしくお願いします。」
そう私が言ったとき、深田と名乗ってくれた人の視線が家の中に向いてることに気がつき、振り返って見た。
すると奥にある段ボールに隠れるようにして真那がこちらを見ていたのだ。
「あれ?お子さんですか?」
「あ・・そうです。真那?こっちおいで?」
手招きして呼ぶものの、真那は走って家の奥に逃げて行ってしまった。
姿が完全に見えなくなってしまい、深田さんは苦笑いしてる。
「はは・・。」
「すみません、人見知りなもので・・・」
「いえいえ、うちの子と年が近そうなので・・・よかったら今度遊んでやってください。」
その言葉に私は驚いた。
不動産屋さんからは、ここは過疎的な町で高齢の方が殆どだと聞いていたからだ。
「この町に子供がいるんですか?」
「そうですねぇ・・この町ではうちの子と真那ちゃんくらいですかね。」
「そうなんですか・・・。」
この町に幼稚園は存在しない。
『子供がいないから』という理由で無いのだと不動産屋さんから教えてもらっていた。
義務教育ではないからそれはいいとして、小学校から先は隣の町まで通わないといけないのだ。
希望すればスクールバスが家の前まで迎えに来てくれることになってるらしく、それもあってこの町に引っ越してきたけど・・・
(年が近い子がいるのは助かる・・・色々聞きたいこともあると思うし・・・。)
思いがけずいい話を聞けたと思ってると、長谷川さんがメモ用紙のようなものをポケットから取り出した。
「すみません、この町に住んでおられる方にお聞きしてるんですけど、持病とかありませんか?できればご家族全員分お聞きしたいのですが・・・。」
そう言われ、私は家の奥に逃げていった真那のほうに視線を向けた。
「私は無いのですが・・・真那は喘息持ちです。都会の空気が合わずに体調面でちょっと・・・。なので空気のきれいなここに越してきたんです。」
「なるほど・・・。常飲の薬とかは?」
「ないです。発作が出たら病院で処置・・・という感じで・・・。」
真那が通っていた病院は症状が出たら抑える薬を出してくれる・・・というシステムだった。
軽ければ薬は出ず、悪化してから吸入するという形だったこともあってか、真那の苦しむ姿を何度も見てきたのだ。
あれは・・・見てる方も辛い。
「わかりました。この町は病院はありません。消防署に医師が常駐する形になってますので何かあったら署まで連絡下さい。」
そう言って長谷川さんは消防署の連絡先が書かれた名刺を取り出して手渡してくれた。
「ありがとうございます。」
「いえ。・・・ところでご主人さまの持病はありますか?」
その問いに、私は首を横に振った。
「主人は・・・いません。この家は私と真那の・・・二人です。」
思えば離婚して1年が経とうとしていた。
真那に対して、我が子に接する態度とは思えない行動ばかりする元旦那に愛想を尽かして離婚に踏み切ったのだ。
それがよかったのか真那は笑顔を漏らすようになり、今は二人で充分幸せなのだ。
「!・・・それは失礼致しました。」
深く頭を下げてくれる長谷川さん。
でも長谷川さんが謝る必要なんてどこにもないのだ。
「いえ・・・。」
「通り沿いに署がありますので、何でも聞いてください。簡易な物でしたら役場の手続きもできますし。」
「そうなんですか!ありがとうございます。」
一通りこの辺りのことを教えてもらったあと、深田さんと長谷川さんは帰って行った。
それと同時に奥からパタパタと走ってくるかわいい音が聞こえてくる。
「ママっ!」
「はいはい、かくれんぼは楽しかった?真那。」
走って来た真那を抱きとめて立ち上がる。
丸くて柔らかいほっぺたをつんつんっとつつくと、真那は嬉しそうに笑っていた。
「おかたづけっ。」
「そうね、続きしちゃおうか。」
この町で初めて会話をした消防士さんたちはとても優しそうだった。
そのことからこの町の人たちもきっといい人ばかりだろう。
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