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那智のこと。
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「それがさ、雪華は『別れたつもりだった』んだよ。」
「『別れたつもり』?」
「まぁ、俺に合わせる顔がないって思いこんでて・・・でも俺は雪華以外は考えてなかったから再度口説いたんだ。『俺がほかの女と一緒にいてもいいのか?』って。」
そう言われた雪華さんは『嫌だ』と返事をしたそうで、二人は無事に仲直りできたそうだ。
その後に妊娠し、家を建てたそうな。
「私も雄大さん以外のだれとも付き合う気はなかったし、結婚もする気はなかったのよ。申し訳ない気持ちが強かったし。でもね、雄大さんの姿を見たとき、なぜか安心したの。きっと・・・『一人でやっていける』と思っていても不安に感じてるところがあったんだと思う。」
「不安に感じているところ・・・。」
その意味に、私は心当たりがあった。
そして『安心した』という言葉にも、しっくりくる瞬間があったことに気がついたのだ。
「お?その言葉は初めて聞くな?これは詳しく聞かないと?」
そう言って深田さんが嬉しそうに笑ったのを見て、雪華さんが顔を赤くする。
こうやって、愛し愛される関係で同じ時間を過ごせることが羨ましいと思えてしまう私がいることに驚きだ。
「パパー!だっこしてー!」
「おれもー!」
「ぼくもー!」
三つ子ちゃんたちが深田さんがいることに気がつき、わらわらと群がってきた。
「ちょ・・・待て待て、一人は肩車な?じゃないと三人は無理だから。」
「じゃあぼくがかたぐるま!」
そう立候補したのは空くんだ。
自分のことを『僕』と呼ぶのは空くんだけだと、最近気がついた。
「・・・真那ちゃんも抱っこする?」
そう言って手を差し出してくれた深田さん。
真那を見ると、羨ましそうにじっと見ていた。
「・・・そらくんのパパは、そらくんのパパだから、まなはいい。」
「真那・・・。」
代わりに私が抱っこしてあげようと思い、手を伸ばした。
そのとき・・・
「じゃあ俺ならいいか?真那。」
そう言って真那に手を差し出したのは圭吾さんだったのだ。
「けーたん!」
「スクールバスに乗らなかったんだって?真那。こんなとこで寄り道するなんて、悪い子だな?」
圭吾さんは真那のお腹をくすぐるようにしてあやし始めた。
その様子を見た雪華さんが、拗ねるようにして
「ちょっとぉ!圭吾くん?『こんなとこ』ってどういう意味ぃ?」
「あっ・・・こ、『こんなすてきなとこ』?」
「ごまかしたって無駄なんだからねっ。」
明らかに冗談で拗ねてる雪華さんもなだめながら、真那もあやす圭吾さん。
雪華さんの言っていた『安心した』という言葉が、今まさに私の中でしっくりきた。
(でも・・・もう結婚はしない。)
この気持ちが私自身を苦しめるようになったとき、この町を離れようと思った私。
圭吾さんを見ていると、目が合ってしまったのだ。
「---っ!」
「那智、どうだった?真那の幼稚園。」
「え?あっ・・・だ、大丈夫でした・・・っ。」
「?・・・そう?」
「はいっ・・・!」
「あ、入園するときに着替え一式を署で預からせてもらっていい?何かあったら着替えさせれるし。」
「お・・・お願いします・・・!」
久しぶりすぎる感情をコントロールできず、私はマグカップの紅茶をごくごくと飲んだ。
全部を一気飲みするかのように飲んでいると、深田さんが口を開いたのだ。
「・・・よかったらさ、三井さん、雪華と長谷川は敬語ナシで喋ってやってよ。年も近いでしょ?」
「!?」
「なんなら長谷川だけでもいいし。な?圭吾。」
「・・・俺は全然大丈夫ですけど。」
「~~~~っ!?」
「じゃあ今日から敬語ナシ!決定!」
とんでもないことになったと思う私に、さらなる試練が降りかかる。
「あ、那智?」
「は・・・はい・・・。」
「帰るとき送ってくから。真那、体熱いし、そろそろ昼寝じゃないか?」
「は!!」
今日は幼稚園で体力も精神力も削った真那。
そろそろ寝てしまってもおかしくなかった。
(バスで寝られたら困る・・・!かといってお願いするのも・・・。)
すると、雪華さんがニコニコしながら私を見ていた。
これは『頼れ』と言われている気がする。
「お・・・お願いします・・・。」
「リョーカイ。」
こうして私は圭吾さんに送ってもらうことになってしまったのだった。
ーーーーー
「あーあー・・・ちゃっかり寝ちゃってる・・・。」
圭吾さんに送ってもらう道中、真那は後部座席で爆睡してしまっていた。
これはきっと、抱っこして家に入っても起きそうにない。
「疲れたんだろ?刺激がいっぱいだろうし。」
「そうですよねー・・・。同年代の子供なんて、雪華さんとこの三つ子ちゃんくらいしか知らないのに、男女20人近くの子供を見ると疲れちゃいますよね。」
1日を通しても昼寝をしないともたない子供。
それなのに、バスにも乗ったし園庭でも遊んだ。
知らない大人にも囲まれたし・・・疲れはピークだろう。
「もー・・・今日は生地屋さんが来るから起きといてくれないと困るのに・・・。」
「生地屋?」
「あ・・・私の仕事です。生地をいつも大量に買うので生地屋さんが家まで来てくれることになってるんです。引っ越し前にだいぶ買ったんですけど、ちょっと足りなくなってきたので・・・。」
柄物の服は柄に合わせて裁断することから無駄が多く、生地がすぐになくなってしまうのだ。
ほかにも新しい生地を持ってきてくれるとのことで、楽しみで仕方がない。
「へぇー!たしか、ネットで採寸して服を作ってるんだよな?」
「そうですー。圭吾さんに運んでいただいたマネキンで作ってるんです。あ、1体だけちょっと特殊なマネキンがあるんですよ?」
「どんな?」
「ちょっと機械式なマネキンで、各サイズ・・・そうですね、胸部腹部なんかを入力すると、その通りにボディが膨らんだり縮んだりするんです。もちろん、身長も。」
「え・・・それ、すごくない?」
「めちゃくちゃ高かったんですけど、絶対必要だと思って買ったんです。もう使い勝手がすごく良くて!」
私は家に着くまでのあいだ、圭吾さんに自分の仕事の話をした。
毎週火曜日に注文を受け、ほかの曜日は受けた注文の服を作ってることを。
「それ、自分で全部考えたのか?」
「え?・・・まぁ、そうですね。こんなのあればいいのにって思ったことがきっかけだったと思います。でも・・・」
「でも?」
「量販店のほうが種類も多いですし、安いんです。だからどうしたって勝つことはできないんですけど、家で自分の納得いく服を求めてる人もいるじゃないですか。」
「たしかに。」
「オンライン採寸だったら、全国だれでも採寸することができます。それが魅力だと思ってます。少数でもいいんです。私の服がいいって言ってくれる人に、作りたいですから。」
自分の店を立ち上げたときの気持ちは忘れてない。
たった一人でも私の服を求めてくれるのなら、それでいいと思ってる。
「それに・・」
「それに?」
「実は固定のお客さまがいるんですよ。」
「固定?」
「デザイナーさんなんですけど、そのサンプルを作る仕事をいただいてるんです。絵で生地の色や質感なんかを表現してくれてるんですけど、私が作る服を気に入ってくれてるんです。その人のデザイン、本当に好きで・・・いつか会ってみたいなって思ってます。」
そういったとき、車は私の家に続く木のトンネルをくぐった。
後ろを見てみると、真那はまだ寝てる。
「そんな仕事もあるんだな。」
「そのときに型紙も作るんで、それをもとにして量産されるんです。あとは生地の質や金額で服の値段が決まりますね。デザイナーさんや会社の希望金額に合わせることもありますし。」
「なるほど・・・。」
そこまで話すと、車は家の前に止まった。
先に荷物だけおいて真那を迎えに来ようと思ったとき、圭吾さんが後部座席のドアを開けたのだ。
「俺が真那を連れて行くから、寝るとこ作っておいてくれないか?」
「え?いや、私が連れて・・・・」
「真那もだいぶ重たくなってるだろう?」
そう言うと圭吾さんは真那を軽々と抱き上げた。
しっかりと抱えられているからか、真那は安心しきって眠ってる。
「す・・すみません・・。お願いします。」
私は玄関の扉を開け、圭吾さんが通りやすいようにした。
そのあとすぐに家の中に入り、真那のお昼寝用の布団を敷く。
「ここに・・・。」
「ん。」
真那は爆睡していて、圭吾さんが布団に寝かせても微動だにしなかった。
布団をかけ、気に入ってるぬいぐるみを周りに置いて、一呼吸つく。
「あ、圭吾さん。よかったらコーヒー飲んでいきませんか?真那も寝てますし。」
「ありがとう。」
送ってもらったお礼もかねてコーヒーを淹れ、私たちは向かい合って座った。
真那が圭吾さんをよく誘うもんだから、もう圭吾さん用の椅子がずっとここにある。
「あの・・・さ、那智。ちょっと話が・・・」
「『別れたつもり』?」
「まぁ、俺に合わせる顔がないって思いこんでて・・・でも俺は雪華以外は考えてなかったから再度口説いたんだ。『俺がほかの女と一緒にいてもいいのか?』って。」
そう言われた雪華さんは『嫌だ』と返事をしたそうで、二人は無事に仲直りできたそうだ。
その後に妊娠し、家を建てたそうな。
「私も雄大さん以外のだれとも付き合う気はなかったし、結婚もする気はなかったのよ。申し訳ない気持ちが強かったし。でもね、雄大さんの姿を見たとき、なぜか安心したの。きっと・・・『一人でやっていける』と思っていても不安に感じてるところがあったんだと思う。」
「不安に感じているところ・・・。」
その意味に、私は心当たりがあった。
そして『安心した』という言葉にも、しっくりくる瞬間があったことに気がついたのだ。
「お?その言葉は初めて聞くな?これは詳しく聞かないと?」
そう言って深田さんが嬉しそうに笑ったのを見て、雪華さんが顔を赤くする。
こうやって、愛し愛される関係で同じ時間を過ごせることが羨ましいと思えてしまう私がいることに驚きだ。
「パパー!だっこしてー!」
「おれもー!」
「ぼくもー!」
三つ子ちゃんたちが深田さんがいることに気がつき、わらわらと群がってきた。
「ちょ・・・待て待て、一人は肩車な?じゃないと三人は無理だから。」
「じゃあぼくがかたぐるま!」
そう立候補したのは空くんだ。
自分のことを『僕』と呼ぶのは空くんだけだと、最近気がついた。
「・・・真那ちゃんも抱っこする?」
そう言って手を差し出してくれた深田さん。
真那を見ると、羨ましそうにじっと見ていた。
「・・・そらくんのパパは、そらくんのパパだから、まなはいい。」
「真那・・・。」
代わりに私が抱っこしてあげようと思い、手を伸ばした。
そのとき・・・
「じゃあ俺ならいいか?真那。」
そう言って真那に手を差し出したのは圭吾さんだったのだ。
「けーたん!」
「スクールバスに乗らなかったんだって?真那。こんなとこで寄り道するなんて、悪い子だな?」
圭吾さんは真那のお腹をくすぐるようにしてあやし始めた。
その様子を見た雪華さんが、拗ねるようにして
「ちょっとぉ!圭吾くん?『こんなとこ』ってどういう意味ぃ?」
「あっ・・・こ、『こんなすてきなとこ』?」
「ごまかしたって無駄なんだからねっ。」
明らかに冗談で拗ねてる雪華さんもなだめながら、真那もあやす圭吾さん。
雪華さんの言っていた『安心した』という言葉が、今まさに私の中でしっくりきた。
(でも・・・もう結婚はしない。)
この気持ちが私自身を苦しめるようになったとき、この町を離れようと思った私。
圭吾さんを見ていると、目が合ってしまったのだ。
「---っ!」
「那智、どうだった?真那の幼稚園。」
「え?あっ・・・だ、大丈夫でした・・・っ。」
「?・・・そう?」
「はいっ・・・!」
「あ、入園するときに着替え一式を署で預からせてもらっていい?何かあったら着替えさせれるし。」
「お・・・お願いします・・・!」
久しぶりすぎる感情をコントロールできず、私はマグカップの紅茶をごくごくと飲んだ。
全部を一気飲みするかのように飲んでいると、深田さんが口を開いたのだ。
「・・・よかったらさ、三井さん、雪華と長谷川は敬語ナシで喋ってやってよ。年も近いでしょ?」
「!?」
「なんなら長谷川だけでもいいし。な?圭吾。」
「・・・俺は全然大丈夫ですけど。」
「~~~~っ!?」
「じゃあ今日から敬語ナシ!決定!」
とんでもないことになったと思う私に、さらなる試練が降りかかる。
「あ、那智?」
「は・・・はい・・・。」
「帰るとき送ってくから。真那、体熱いし、そろそろ昼寝じゃないか?」
「は!!」
今日は幼稚園で体力も精神力も削った真那。
そろそろ寝てしまってもおかしくなかった。
(バスで寝られたら困る・・・!かといってお願いするのも・・・。)
すると、雪華さんがニコニコしながら私を見ていた。
これは『頼れ』と言われている気がする。
「お・・・お願いします・・・。」
「リョーカイ。」
こうして私は圭吾さんに送ってもらうことになってしまったのだった。
ーーーーー
「あーあー・・・ちゃっかり寝ちゃってる・・・。」
圭吾さんに送ってもらう道中、真那は後部座席で爆睡してしまっていた。
これはきっと、抱っこして家に入っても起きそうにない。
「疲れたんだろ?刺激がいっぱいだろうし。」
「そうですよねー・・・。同年代の子供なんて、雪華さんとこの三つ子ちゃんくらいしか知らないのに、男女20人近くの子供を見ると疲れちゃいますよね。」
1日を通しても昼寝をしないともたない子供。
それなのに、バスにも乗ったし園庭でも遊んだ。
知らない大人にも囲まれたし・・・疲れはピークだろう。
「もー・・・今日は生地屋さんが来るから起きといてくれないと困るのに・・・。」
「生地屋?」
「あ・・・私の仕事です。生地をいつも大量に買うので生地屋さんが家まで来てくれることになってるんです。引っ越し前にだいぶ買ったんですけど、ちょっと足りなくなってきたので・・・。」
柄物の服は柄に合わせて裁断することから無駄が多く、生地がすぐになくなってしまうのだ。
ほかにも新しい生地を持ってきてくれるとのことで、楽しみで仕方がない。
「へぇー!たしか、ネットで採寸して服を作ってるんだよな?」
「そうですー。圭吾さんに運んでいただいたマネキンで作ってるんです。あ、1体だけちょっと特殊なマネキンがあるんですよ?」
「どんな?」
「ちょっと機械式なマネキンで、各サイズ・・・そうですね、胸部腹部なんかを入力すると、その通りにボディが膨らんだり縮んだりするんです。もちろん、身長も。」
「え・・・それ、すごくない?」
「めちゃくちゃ高かったんですけど、絶対必要だと思って買ったんです。もう使い勝手がすごく良くて!」
私は家に着くまでのあいだ、圭吾さんに自分の仕事の話をした。
毎週火曜日に注文を受け、ほかの曜日は受けた注文の服を作ってることを。
「それ、自分で全部考えたのか?」
「え?・・・まぁ、そうですね。こんなのあればいいのにって思ったことがきっかけだったと思います。でも・・・」
「でも?」
「量販店のほうが種類も多いですし、安いんです。だからどうしたって勝つことはできないんですけど、家で自分の納得いく服を求めてる人もいるじゃないですか。」
「たしかに。」
「オンライン採寸だったら、全国だれでも採寸することができます。それが魅力だと思ってます。少数でもいいんです。私の服がいいって言ってくれる人に、作りたいですから。」
自分の店を立ち上げたときの気持ちは忘れてない。
たった一人でも私の服を求めてくれるのなら、それでいいと思ってる。
「それに・・」
「それに?」
「実は固定のお客さまがいるんですよ。」
「固定?」
「デザイナーさんなんですけど、そのサンプルを作る仕事をいただいてるんです。絵で生地の色や質感なんかを表現してくれてるんですけど、私が作る服を気に入ってくれてるんです。その人のデザイン、本当に好きで・・・いつか会ってみたいなって思ってます。」
そういったとき、車は私の家に続く木のトンネルをくぐった。
後ろを見てみると、真那はまだ寝てる。
「そんな仕事もあるんだな。」
「そのときに型紙も作るんで、それをもとにして量産されるんです。あとは生地の質や金額で服の値段が決まりますね。デザイナーさんや会社の希望金額に合わせることもありますし。」
「なるほど・・・。」
そこまで話すと、車は家の前に止まった。
先に荷物だけおいて真那を迎えに来ようと思ったとき、圭吾さんが後部座席のドアを開けたのだ。
「俺が真那を連れて行くから、寝るとこ作っておいてくれないか?」
「え?いや、私が連れて・・・・」
「真那もだいぶ重たくなってるだろう?」
そう言うと圭吾さんは真那を軽々と抱き上げた。
しっかりと抱えられているからか、真那は安心しきって眠ってる。
「す・・すみません・・。お願いします。」
私は玄関の扉を開け、圭吾さんが通りやすいようにした。
そのあとすぐに家の中に入り、真那のお昼寝用の布団を敷く。
「ここに・・・。」
「ん。」
真那は爆睡していて、圭吾さんが布団に寝かせても微動だにしなかった。
布団をかけ、気に入ってるぬいぐるみを周りに置いて、一呼吸つく。
「あ、圭吾さん。よかったらコーヒー飲んでいきませんか?真那も寝てますし。」
「ありがとう。」
送ってもらったお礼もかねてコーヒーを淹れ、私たちは向かい合って座った。
真那が圭吾さんをよく誘うもんだから、もう圭吾さん用の椅子がずっとここにある。
「あの・・・さ、那智。ちょっと話が・・・」
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