救助隊との色恋はご自由に。

すずなり。

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デート2。

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ほたる「・・・なんでですか?」

弓弦「ほたるちゃんに何かあったときの為。」

ほたる「もうないですよ。」

弓弦「じゃあ今日のお礼。」

ほたる「飲まないでくださいよ?」

弓弦「飲まないよ。飲む意味がないし。」


私は『予備』と書かれてる薬をポーチから取り出した。



ほたる「錠剤と粉とあるんですけど・・・。」

弓弦「両方。」

ほたる「ほんとに飲まないでくださいよ?」

弓弦「・・・俺、救助隊だよ?人の薬は飲まないよ。」




確かに・・・。

私は弓弦さんに、予備の薬を託した。




弓弦「ありがとう。このあとどうする?映画でも見る?」

ほたる「や、さすがにそこまでは・・・。」

弓弦「俺はほたるちゃんともっと遊びたいけどなー。楽しくない?」

ほたる「楽しいですけど・・・。」

弓弦「なら行こうよ。」



弓弦さんは私の手を引いて歩き出した。

近くにあったお店を、2人でぶらぶら見ながら歩く。

久しぶりのウィンドーショッピングは楽しくて、あっという間に夜になっていった。



ーーーーーーーー




帰り道の車の中・・・



ほたる「今日は1日ありがとうございました。」

弓弦「こちらこそ。連れ回してごめんね。」

ほたる「いえ、楽しかったんで・・・。」



今日の話を2人でしてるうちに、私のアパートに帰ってきた。



弓弦「連絡先、聞いてもいい?」

ほたる「はい、大丈夫です。」


私たちはケータイを取り出して、番号とメールアドレスを交換した。


弓弦「また遊ぼうね。」

ほたる「ふふっ、ありがとうございます。・・・おやすみなさい。」

弓弦「おやすみ。」



弓弦さんの車を見送ってから、私は自分の部屋に入った。



ほたる「あー・・・楽しかった。」



誰かと一緒に出かけるなんて、久しぶりだ。

忘れてた感覚が呼び起こされるようだ。



ベッドに転がりながら目を閉じて、今日のことを思い出してると1通のメールが飛んできた。



『薬、飲んだ?弓弦。』



ほたる「飲んでないっ。」



慌てて薬を用意して飲み込んだ。




『今、飲みましたよー。ほたる。』



ほたる「送信っと。」



誰かと一緒じゃなかったら薬の飲み忘れなんてないけど、誰かと一緒じゃ忘れてしまう。

こうして弓弦さんが教えてくれたら忘れることはないけど、そんなこと頼めないし。


ほたる「ちゃんと忘れないようにしないと。」



新たに決意をして、私は眠りについた。








ーーーーーーーーーー







それから何日か過ぎたある日、大量のマドレーヌを焼いて、消防署に来ていた私に、笹井さんが告げた。



笹井「ほたる、来月の24と25のどっちがヒマ?」

ほたる「・・・はい?」

笹井「クリスマスをしようと思っててな。場所はここ、メンバーはこの5人とお前の計6人だ。」



そう、来月はクリスマスがある。

私の幼稚園でも飾りつけとか、なんやかんやで忙しい。




ほたる「いや、私なんかが参加していいんでしょうか。」

笹井「・・・毎年ホールのケーキを買うんだけど、5等分って難しいんだよ。6等分にするんだけど、余ったケーキの奪い合いが始まる。お前が食べてくれれば丸く収まるって話だ。」

ほたる「あぁ、なるほど。」



その奪い合う光景も見てみたいけど、お言葉に甘えて参加させていただくことにした。



ほたる「じゃあ、25がいいです。24は一日中予定が入ってまして・・・・。」

笹井「デート?」



その笹井さんの言葉に、純弥さんと弓弦さんがお茶を盛大に噴き出した。


純弥「ごほっ・・!ごほっ!」

弓弦「ごほごほっ!」

ほたる「?」


森川「ほたる、彼氏いんの?」

ほたる「!?・・・いませんよっ!」

宮下「でもイヴに予定がって・・・。」

ほたる「幼稚園の終業式です!」


5人「あー、なるほど。」




私の都合で25日に決まった時、出動の連絡が入った。



ビーッ!ビーッ!ビーッ!



笹井「!」

弓弦「!」

森川「!」

宮下「!」

純弥「!!・・・ほたる!帰るときは気をつけてな!」


ほたる「はいっ。・・・みなさんも気をつけて。」




ものの数秒で部屋から消えていったみんな。

私はコップを片付けて、新しいコーヒーをコーヒーメーカーにセットした。



ほたる「帰ってきたらきっと疲れてるよね。」



お菓子を並べ直して、私は家に帰った。










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