救助隊との色恋はご自由に。

すずなり。

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不安。

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彩斗「・・・え?」



振り返り、ほたるを見ると目に涙をいっぱい溜めてた。



彩斗「ちょ・・どうした?」




ほたるは続ける。




ほたる「毎回受ける検査の結果を聞くのがどれだけ怖いのか、彩斗さんにはわかんないじゃん。」

彩斗「それは・・そうだけど。」

ほたる「次に入院して・・その結果、違う病気が見つかったらどうしようとか、もう薬じゃ効かないから点滴にしましょうとか・・・その言葉を言われるかもしれない恐怖感は誰にもわかんないよ!」



その言葉を言い放ったあと、ほたるは病院から走って出ていった。



彩斗「ほたる!?・・おいっ、待て・・・っ!」



走って出ていったほたるを追いかけて、俺も病院を出た。

歩道を走り抜けていくほたるを追いかけたけど、すぐに捕まえることができた。




腕を掴んで足を止めさせる。



彩斗「ほたる・・!」

ほたる「追いかけないで・・・放っておいて。」



ほたるは足を止めて、うつ向いたまま話す。



彩斗「どうしたんだ?いつものほたるらしくないぞ?」

ほたる「いつもの私・・?」

彩斗「明るくて・・みんなに気遣いができて・・・いつも笑ってるだろ!?」



笑ってる顔が大好きで、いつも笑ってられるように俺が守りたかった。



俺の言葉にほたるは俯き、しばらく黙り込んだ。



彩斗「ほたる?」

ほたる「私は・・・不安をさらけ出しちゃだめなの・・・?」

彩斗「---っ!・・そんなこと言ってない!」

ほたる「大丈夫。もう・・・大丈夫だから。」



消えそうな声に思わずほたるの体を抱きしめてしまった。




ほたる「!!・・・離して。」

彩斗「嫌だ。」

ほたる「離してよ・・・。」

彩斗「嫌だ。」









ーーーーーーーーーー







弓弦side・・・




弓弦「・・・なんで西条とほたるが一緒に?」




ほたるが病院に向かってすぐに出動命令が出た俺たち。

その帰りに、歩道を走り抜ける女の子の姿が目に入った。



弓弦「え?あの走ってるのって・・・ほたる?」



後ろから猛スピードで追いかけてるのは西条だ。



笹井「何してんだ?あいつら。」

森川「さぁ・・・・あっ!」




俯くほたるを西条が抱きしめた。

ほたるは俯いたままだ。

抵抗もしてない。

その光景を最後に、俺たちの車はほたるたちから通り過ぎて行った。



純弥「・・・弓弦、どういうことだ?」

弓弦「俺が聞きたいよ。」



俺はケータイを取り出して、ほたるにメールを送った。




『もう病院終わった?弓弦』



弓弦「すぐに気づいてくれたらいいんだけど・・・。」




5分くらい経ったのちに、ほたるから返信が来た。




『終わったよー。今、帰り道。今日は疲れたからこのまま帰るねー。ほたる』




弓弦「疲れたから・・・か。」




仕事帰りにほたるの家に寄るかどうかを考えながら、俺は署に戻った。







ーーーーーーーーーーー






ほたるside・・・





彩斗さんに抱きしめられ、私は、はっ・・と気づいた。




ほたる「ごめっ・・彩斗さん。」

彩斗「俺はいいけど・・・大丈夫か?」

ほたる「うん。変なこといってごめんなさい。そばにいてくれて
ありがとう。」

彩斗「・・・送る。」

ほたる「ううんっ。大丈夫。一人で平気だから。」

彩斗「・・・ほんとに?」

ほたる「うんっ。・・じゃあね?」




私は彩斗さんと別れて、家までの道を歩き出した。


さっき、病院で担当医に心療内科に行くように言われた理由がよくわかった。


ほたる「どっかで・・・薬を飲むのが辛くなってたんだ。」



産まれた時から飲み続けてる薬。

嫌になるときもあったけど、気にしないようにしてた。

そのツケが回ってきたようだった。



ほたる「気をつけよ・・・。」




歩き出した瞬間、鞄でメールの着信音が鳴った。




ほたる「?・・・メール?」




ケータイを開くと、



『もう病院終わった?弓弦』



ほたる「弓弦さんだ。・・・終わったことは終わったけど・・・ちょっと疲れた。」



私は返事を打った。



『終わったよー。今、帰り道。今日は疲れたからこのまま帰るねー。ほたる』




ほたる「もう・・ゆっくり寝たい。」




私はふらふらと歩きながら、家までなんとか帰り着くことが出来た。
















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