不倫した妹の頭がおかしすぎて家族で呆れる「夫のせいで彼に捨てられた」妹は断絶して子供は家族で育てることに

佐藤 美奈

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第11話

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オリバーとアメリアの離婚から2週間後。

すっかり消え去ってはいないが、離婚で傷ついた心の痛みは徐々に回復してオリバーの気持ちは穏やかになっていた。

だが最近になって精神を病みオリバー伯爵家当主は泥沼に落ちたように悩んでいる。

その理由は離婚した元妻のアメリアが仲直りしようと家に押しかけることに迷宮に放り込まれたみたいに頭が混乱して精神が参ってるのだ。

「オリバー私達もう一度やり直しましょう」
「それはないよ。僕の心は深く傷ついたんだ」
「子供ならうちの家族が育てることになったから大丈夫だよ」
「ミアは僕の子供だと思っていたのに…頭を殴られたようなショックだった…」

アメリア令嬢は実家の公爵家から絶縁されて不倫相手だった弟のフレディにもボロ雑巾のように捨てられた。残された選択は元夫のオリバーの所に行くしかなかった。

既にオリバーにはアメリアへの愛情は煙のように消え去り、心の中を土足で踏み荒らすアメリアにはうんざりしていて震え上がるほどの嫌悪感を抱く。

不倫がバレてからは開き直り弟のフレディをどれだけ愛しているかを国王が声明を発するように熱をこめて夫に語るマジキチぶり。

「じゃあ次は本当に私とオリバーの子供を作ればいいでしょ?」
「君はデリカシーに欠けて人の道を外れている」
「私が復縁してあげるって言ってるのよ!喜んで受け入れろ!」
「アメリアと再婚するのは僕の道徳的正義が絶対に許さない!」

最初は忘れ物があると言って来たが、なかなか帰らなくて体をくっつけて寄り添ってネコのように甘えて媚びてきた。

愛想尽かしているのでオリバーは神経に悪寒が走る。追い詰められたアメリアの行動には呆れるほかないと心の中まで青ざめます。

死神のようなアメリアは、ほとんど毎日のようにオリバーへのストーカー行為を繰り返す。常識的な人間からは考えられない。

「ママ行かないで!」

現在は公爵家で育てられているアメリアの子供のミアですが、離婚する前にアメリアがフレディに会いに行く時に子供が言った言葉です。

ミアは母親のアメリアに抱きつき顔が涙でくしゃくしゃになるほど泣き叫ぶ。

「うるさい!寄るな!」

ところがアメリアは知らん顔で気遣うこともなく、子供のことを邪魔な存在のように手で振り払い荒々しい声で怒鳴りつけて思いっきり突き飛ばしミアは後ろに倒れる。

「何をやっているんだ!」

これにはオリバーも我慢ならないほど燃え上がるように怒りアメリアに視線を向けた時には、弟のフレディと不倫していることを知った以上の言葉で言い表せない悲しみと憎悪の瞳でした。

最初は怒りよりも先に驚きを感じました。

妻のアメリアが夫のオリバーを叩くことは何回もありましたが、まさか自分の子供にしつけと言えないようなひどい暴力を平気な顔で行う妻に愛情が一つ残らず冷める。

「ミアはもういらない子だから私のことはママと呼ばないでね」
「アメリア待て!」
「気持ち悪いから触るな!私は愛に生きるの!」

子供に向かって吐き捨てるように言ったアメリアは逃げるようにその場を離れ不倫相手のフレディの元へ向かった。

血が通っていない機械のような顔で子供に不当な仕打ちをしたアメリアを許すことは神に誓ってできないとオリバーは拳をぎゅっと握り心に固く決める。
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