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24話 「ギルドカード」
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「それじゃ、そろそろ行くぞ。忘れものはないな?」
「「おー」」
食事を終えた3人は当初の予定通りギルドの登録へと向う。
ギルドは街の中央付近にあり、バクスの家からは大通りをまっすぐ歩いて30分ほどで到着するようだ。
加賀と八木は最初のうちは大通り沿いにある家々を道すがら興味深げに眺めていた。だが次第に飽きてきたのだろう八木がバクスへと話しかける。
「なあなあバクスさん、ちょっと質問いいかなあ?」
「おう?」
「これからいくギルドってどんなとこなんですかい? とりあえず仕事するためには登録しないとダメってのはわかるんだけど…」
「どんな…ねえ、んー…ざっと説明するとだな…」
八木の質問にバクスは簡単にギルドについて説明を簡単にではあるがしてくれる。
詳細についてはギルドで聞くか各ギルドに冊子なりが置いてあるのでそれを読んでくれ、そう前置きをしてギルドについて話すバクス。その内容については以下のようなものになる。
まず所在地について、城壁で囲まれた街の中、東西南北に延びるメインストリートの中心部分に総合ギルドと呼ばれる建物が存在する。
内部は大きく分けると今回二人が加入予定の商人ギルド、それに探索者ギルド…本来は別名称だったが、探索者の人数が多く自然とそう呼ばれる様になった…がある。
その下部組織である例えば宿屋ギルドだったり、鍛冶屋ギルドだったり、傭兵ギルド等が存在する。総合ギルドでは各ギルドへの窓口業務及び、それに各ギルドの業務の一部を代行で行っている。
総合ギルドの業務内容について少し話すと、まず窓口業務、これは例えば商人ギルド系列であれば弟子を募集している工房なりの紹介や、弟子でないならば経験者募集などの紹介等がある、これいついては各工房の経営者なりが募集する場合だけではなく、職人個人が自らの経歴を提示し条件にあう工房を探して貰うこともある。
ギルド員以外からの相談事なども総合ギルドでまずは受け付けることになる…家を建てたいので条件にあう職人なり工房なり紹介してほしい、ほしい商品があるので扱っている商店もしくは入手できる商店の募集。
探索者系のギルドであれば、メンバーを募集しているクランの紹介、臨時PT募集の紹介等がある。
もちろん個人がクランへの参加希望や臨時PTへの参加希望をだし条件に合うクランや、PTを探す事も行っている。
また商人ギルドと連携しダンジョン産アイテムの買い取り(魔石、宝箱の中身)、またオークション代行もやる。
傭兵ギルドも似たようなものである。
上記以外にも日雇い募集もある、これは主に一般人からの依頼である。
人手不足による日雇いの募集や、町から町への旅路の護衛、採集依頼等もあるようだ。
「なるほどねー、いろいろやってるんだねー」
「職業斡旋所みたいな感じ……? あ、そうだそうだ。ギルドカードが身分証になるって聞いたんだけど、バクスさんも持ってるんですか? 良ければちょっと見せてもらってもいいですかい?」
「む…ほれ、これだ」
八木の言葉に懐に手を入れるバクス、手を懐から取り出すとそこには2枚のプレートが握られている。
どちらも金属製のようであるが色が異なる、一枚は金色に似た色合いでもう一枚はやや灰色ががった銀色である。
八木はバクスに礼を言うとプレートを受け取り繁々と眺め始める。
プレートは実にシンプルなものであった、特に凝った装飾などはされておらずただ表面にバクスの名前と所属しているギルド名、それにランクが書かれている。
それだけだと何の変哲もない金属プレートであるが
「結構シンプルなんだなあ。書かれてるのは名前とギルド名とランクぐらい? 裏面には特に何もなしと……これで身分証代わりに…? 簡単に偽造できちゃうような……」
「何か特殊なもので出来てるのかもよー? それ細かい傷けっこうあって長く使ってるぽいけど、一切錆びとかないしー」
「…そういやそうだなあ」
加賀の言葉により注意深くプレートを見つめる八木。
確かに加賀の言う通り光の当てぐあいを変えると、長いこと使われてきた為だろう、表面にはうっすらと細かい傷が大量についているのが分かる、だが錆びの様なものは一切無い。
少なくともただの金属プレートではなく、何かしらの処理がなされてはいるのだろう事が伺える。
「俺も詳しくはわからんが…そいつは過去に神の落とし子が作った機械で作り出されるものでな。なんでも登録者の血液型と遺伝子? あと静脈やら虹彩? やらを記録してそれで本人かわかるようになってるそうでな。ちょっとプレート戻してもらっていいか?」
「……へ? あ、はいどうぞ…」
バクスの口から出てきた予想以上にシステマチックな言葉、それを聞いて思わずぽかんとした表情をしてしまう八木と加賀であるが、バクスにプレートを要求されると慌てたようにプレートを手渡す。
バクスはプレートを受け取ると先ほど何も書かれていなかった裏面を指で指し示す。
「ほれ、ここ見てみ」
「んんっ?」
「あれ…なんか色が変わって…名前が浮き出てる?」
バクスが指さす先、そこはプレートの裏面であった。
バクスの言葉に二人がプレートを見ると、先ほど八木が確認した時には何も表示されていなかったプレートの表面にバクスの名前が浮かびあがっていた。
そんな光景を見た二人が口を開けぽかんとしているのを見たバクスはニッと笑みを浮かべると口を開いた。
「とまあ、こんな感じでプレートの持ち主が持つと名前が表示されるようになってるんだ。もちろん本人以外が持っても一切表示はされない」
一見ただの金属プレートにしか見えないギルドカードだが、二人の予想以上に高性能であるようだ。
過去の神の落とし子…地球以外の何処かからきたものが残していったのだろう。
「あとはこいつだな、これは商業ギルドのカードでさっきのは探索者ギルドのカードだ。見た目と書いてることがちょっと違うだけであとは同じなんだけどな」
「ほー…」
「すっごいねー、これ」
2枚のギルドカードを目にした八木と加賀は感嘆の声をあげる。
八木は何か疑問に思うところがあるのか指で顎を抑えたままじっとプレートをみつめている。
それに気が付いた加賀が八木へと声をかける。
「どしたん? 八木」
「いやあ、すごいカードだなあと……これ、ギルド登録したらもらえるんだよな? ……登録料いくらすんだろうな?」
「あっ」
「俺が登録した時から変わってなければ確か銀貨1枚程度だったはずだ…まあ、詳しくはギルドの中で聞くと良い。ほれ、ついたぞ」
予想以上に高性能なギルドカードに、登録料がいくらかかるのか不安になる二人であったが、思ってたより安い値段にほっと胸をなで下ろす。
ついたとの言葉につられバクスの目線を二人が辿ると、そこには周りの建物と比べ明らかに大きな建物が建っていた。
2階建てのその建物は横幅で言えば50mほどで奥行きも同じぐらいあるだろう、ちょっとした図書館ほどの大きさのある建物の入り口では先ほどから人が出入りを繰り返しており、建物内の混雑ぶりが伺える。
「…でっかいねー」
「思ってたよりでかいなあ」
「ほれ、入った入った。」
バクスに促され扉へと向かう二人であったが、ふと扉から出てきた人物を目にし足をぴたりと止める。
「「………………」」
「どうした二人とも? 急に立ち止まって…」
扉側を見たままぴくりとも動かない二人、その視線の先にいたのは……頭頂部にトサカのような髪を残しそれ以外はツルツルに反り上げられた頭、その顔は厳つくさらには眉が反り上げれておりまさに悪人顔といった体である。
着ているものも特徴的だ、何かの皮で出来た腕部分が露出したジャケット、ほつれ色褪せたジーンズ風のパンツ……ここまでは良いが肩の部分には小さな棘が付いたパットがついており、さらには腰に斧などの複数の刃物を吊るしているのが確認できる。
ファンタジーな世界に突如として現れた世紀末ファッションに二人は大いに驚いたようだ。
思わず二度見した八木は信じられないといった表情だ。加賀に至っては驚きのあまり顔から表情が消え真顔になってしまっている。
「いや、あの…今入り口から出てきた人なんすけど…」
「む…? あいつがどうかしたか?」
「え…珍しい恰好だなと…」
「ふむ…確かにほかの町ではあまり見ないな…だがこの街ではそれなりにいるぞ?」
「えぇ…そうなんだ」
その後ショックから立ち直った加賀と八木はバクスに促されギルドの扉をくぐる。
世紀末ファッションが割と当たり前という事実に不安を抱きながら……
「「おー」」
食事を終えた3人は当初の予定通りギルドの登録へと向う。
ギルドは街の中央付近にあり、バクスの家からは大通りをまっすぐ歩いて30分ほどで到着するようだ。
加賀と八木は最初のうちは大通り沿いにある家々を道すがら興味深げに眺めていた。だが次第に飽きてきたのだろう八木がバクスへと話しかける。
「なあなあバクスさん、ちょっと質問いいかなあ?」
「おう?」
「これからいくギルドってどんなとこなんですかい? とりあえず仕事するためには登録しないとダメってのはわかるんだけど…」
「どんな…ねえ、んー…ざっと説明するとだな…」
八木の質問にバクスは簡単にギルドについて説明を簡単にではあるがしてくれる。
詳細についてはギルドで聞くか各ギルドに冊子なりが置いてあるのでそれを読んでくれ、そう前置きをしてギルドについて話すバクス。その内容については以下のようなものになる。
まず所在地について、城壁で囲まれた街の中、東西南北に延びるメインストリートの中心部分に総合ギルドと呼ばれる建物が存在する。
内部は大きく分けると今回二人が加入予定の商人ギルド、それに探索者ギルド…本来は別名称だったが、探索者の人数が多く自然とそう呼ばれる様になった…がある。
その下部組織である例えば宿屋ギルドだったり、鍛冶屋ギルドだったり、傭兵ギルド等が存在する。総合ギルドでは各ギルドへの窓口業務及び、それに各ギルドの業務の一部を代行で行っている。
総合ギルドの業務内容について少し話すと、まず窓口業務、これは例えば商人ギルド系列であれば弟子を募集している工房なりの紹介や、弟子でないならば経験者募集などの紹介等がある、これいついては各工房の経営者なりが募集する場合だけではなく、職人個人が自らの経歴を提示し条件にあう工房を探して貰うこともある。
ギルド員以外からの相談事なども総合ギルドでまずは受け付けることになる…家を建てたいので条件にあう職人なり工房なり紹介してほしい、ほしい商品があるので扱っている商店もしくは入手できる商店の募集。
探索者系のギルドであれば、メンバーを募集しているクランの紹介、臨時PT募集の紹介等がある。
もちろん個人がクランへの参加希望や臨時PTへの参加希望をだし条件に合うクランや、PTを探す事も行っている。
また商人ギルドと連携しダンジョン産アイテムの買い取り(魔石、宝箱の中身)、またオークション代行もやる。
傭兵ギルドも似たようなものである。
上記以外にも日雇い募集もある、これは主に一般人からの依頼である。
人手不足による日雇いの募集や、町から町への旅路の護衛、採集依頼等もあるようだ。
「なるほどねー、いろいろやってるんだねー」
「職業斡旋所みたいな感じ……? あ、そうだそうだ。ギルドカードが身分証になるって聞いたんだけど、バクスさんも持ってるんですか? 良ければちょっと見せてもらってもいいですかい?」
「む…ほれ、これだ」
八木の言葉に懐に手を入れるバクス、手を懐から取り出すとそこには2枚のプレートが握られている。
どちらも金属製のようであるが色が異なる、一枚は金色に似た色合いでもう一枚はやや灰色ががった銀色である。
八木はバクスに礼を言うとプレートを受け取り繁々と眺め始める。
プレートは実にシンプルなものであった、特に凝った装飾などはされておらずただ表面にバクスの名前と所属しているギルド名、それにランクが書かれている。
それだけだと何の変哲もない金属プレートであるが
「結構シンプルなんだなあ。書かれてるのは名前とギルド名とランクぐらい? 裏面には特に何もなしと……これで身分証代わりに…? 簡単に偽造できちゃうような……」
「何か特殊なもので出来てるのかもよー? それ細かい傷けっこうあって長く使ってるぽいけど、一切錆びとかないしー」
「…そういやそうだなあ」
加賀の言葉により注意深くプレートを見つめる八木。
確かに加賀の言う通り光の当てぐあいを変えると、長いこと使われてきた為だろう、表面にはうっすらと細かい傷が大量についているのが分かる、だが錆びの様なものは一切無い。
少なくともただの金属プレートではなく、何かしらの処理がなされてはいるのだろう事が伺える。
「俺も詳しくはわからんが…そいつは過去に神の落とし子が作った機械で作り出されるものでな。なんでも登録者の血液型と遺伝子? あと静脈やら虹彩? やらを記録してそれで本人かわかるようになってるそうでな。ちょっとプレート戻してもらっていいか?」
「……へ? あ、はいどうぞ…」
バクスの口から出てきた予想以上にシステマチックな言葉、それを聞いて思わずぽかんとした表情をしてしまう八木と加賀であるが、バクスにプレートを要求されると慌てたようにプレートを手渡す。
バクスはプレートを受け取ると先ほど何も書かれていなかった裏面を指で指し示す。
「ほれ、ここ見てみ」
「んんっ?」
「あれ…なんか色が変わって…名前が浮き出てる?」
バクスが指さす先、そこはプレートの裏面であった。
バクスの言葉に二人がプレートを見ると、先ほど八木が確認した時には何も表示されていなかったプレートの表面にバクスの名前が浮かびあがっていた。
そんな光景を見た二人が口を開けぽかんとしているのを見たバクスはニッと笑みを浮かべると口を開いた。
「とまあ、こんな感じでプレートの持ち主が持つと名前が表示されるようになってるんだ。もちろん本人以外が持っても一切表示はされない」
一見ただの金属プレートにしか見えないギルドカードだが、二人の予想以上に高性能であるようだ。
過去の神の落とし子…地球以外の何処かからきたものが残していったのだろう。
「あとはこいつだな、これは商業ギルドのカードでさっきのは探索者ギルドのカードだ。見た目と書いてることがちょっと違うだけであとは同じなんだけどな」
「ほー…」
「すっごいねー、これ」
2枚のギルドカードを目にした八木と加賀は感嘆の声をあげる。
八木は何か疑問に思うところがあるのか指で顎を抑えたままじっとプレートをみつめている。
それに気が付いた加賀が八木へと声をかける。
「どしたん? 八木」
「いやあ、すごいカードだなあと……これ、ギルド登録したらもらえるんだよな? ……登録料いくらすんだろうな?」
「あっ」
「俺が登録した時から変わってなければ確か銀貨1枚程度だったはずだ…まあ、詳しくはギルドの中で聞くと良い。ほれ、ついたぞ」
予想以上に高性能なギルドカードに、登録料がいくらかかるのか不安になる二人であったが、思ってたより安い値段にほっと胸をなで下ろす。
ついたとの言葉につられバクスの目線を二人が辿ると、そこには周りの建物と比べ明らかに大きな建物が建っていた。
2階建てのその建物は横幅で言えば50mほどで奥行きも同じぐらいあるだろう、ちょっとした図書館ほどの大きさのある建物の入り口では先ほどから人が出入りを繰り返しており、建物内の混雑ぶりが伺える。
「…でっかいねー」
「思ってたよりでかいなあ」
「ほれ、入った入った。」
バクスに促され扉へと向かう二人であったが、ふと扉から出てきた人物を目にし足をぴたりと止める。
「「………………」」
「どうした二人とも? 急に立ち止まって…」
扉側を見たままぴくりとも動かない二人、その視線の先にいたのは……頭頂部にトサカのような髪を残しそれ以外はツルツルに反り上げられた頭、その顔は厳つくさらには眉が反り上げれておりまさに悪人顔といった体である。
着ているものも特徴的だ、何かの皮で出来た腕部分が露出したジャケット、ほつれ色褪せたジーンズ風のパンツ……ここまでは良いが肩の部分には小さな棘が付いたパットがついており、さらには腰に斧などの複数の刃物を吊るしているのが確認できる。
ファンタジーな世界に突如として現れた世紀末ファッションに二人は大いに驚いたようだ。
思わず二度見した八木は信じられないといった表情だ。加賀に至っては驚きのあまり顔から表情が消え真顔になってしまっている。
「いや、あの…今入り口から出てきた人なんすけど…」
「む…? あいつがどうかしたか?」
「え…珍しい恰好だなと…」
「ふむ…確かにほかの町ではあまり見ないな…だがこの街ではそれなりにいるぞ?」
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世紀末ファッションが割と当たり前という事実に不安を抱きながら……
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