68 / 332
67話 「人が一気に増えたようで」
しおりを挟む
トントンとリズム良く階段を上る加賀。階段を上った先には廊下とずらりと並ぶ扉がある。
その内の一つの前に来て、ガチャリと扉を開く。
「ここが201号室です」
「おー、やっぱ新築だけあって綺麗」
「こちらの机と物入れは自由に使ってください、鍵もかけれますので。あと着ているものはここのハンガーに……洗濯するものがあればこの袋に入れておいてください、部屋の清掃の際に回収して夕方か翌朝までには洗っておきますので」
加賀の言葉を聞いてふんふんと頷くエルフの女性。
頷くたびに肩で切りそろえた髪とその長い耳が揺れ自然とそちらに加賀の視線が向いてしまう。
「洗濯までしてくれるの? 助かるー……よっと」
そんな加賀の視線に気付いた様子は見せず着ていた鎧を外すと早速物入れに置くエルフの女性。
鎧を脱いだ姿を見た加賀の感想としてはすごくスタイルいいな、と言ったものであった。
首から下はピッタリ目の服を着込んでおり体のラインがよく分かる。出ているところは出ている、それでいて細いところは細く、全体的にはむっちりした印象を受ける。だがそれは決して太っているわけでは無く、その軽くめくった袖からのぞく筋肉質な腕から分かるように筋肉そのものが太いのだろう。
「お風呂は昼の清掃時間をのぞいていつでも入れます、お好きな時間にどうぞ」
「わっ、お風呂もあるんだ?」
「はい、入るときにはこれ使ってください」
そう言ってタオルやシャンプー石鹸等の一式を渡す加賀。
「? これはー?」
「お風呂に使う奴一式です。お客さん一月以上継続して泊まるんですよね? 一月以上継続して泊まるお客さんにはサービスで一式差し上げてるんです」
石鹸、シャンプーの容器などいずれも宿のロゴが入ったものは八木手製である。ここ一月の間に空いた時間を使って用意してはおいたものである。
エルフの女性は受けとったものが石鹸であると認識すると顔を輝かせる。
「すっごいね、こんなのまで貰えちゃうんだ……これ石鹸だよね、こっちの容器は何かな、中に入ってるの液体?」
「えっとそれはですね……」
容器を不思議そうに揺するのを見て説明をする加賀。
その後他にも説明してほしいとの要望もあり鍵のかけ方や、清掃の時間、風呂場の使い方などを教え二人は食堂の前まで戻る。
「……夕方には食事を用意してますので食堂まできてください、メニューは日替わりでお代わりと飲み物は別途料金がかかります。……以上です」
「ありがとねー……えっとお名前は?」
「加賀です」
「ん、私はシェイラって言うの、これからよろしくね加賀っち」
あまり慣れない呼び方に一瞬固まる加賀。
手を振り会談を登っていくシェイラに向けそっと手を振り見送った。
「お、そっちも終わった?」
「あ、八木じゃん。そっちも?」
「終わったよ、慣れないことすると緊張するなあ」
横から声をかけたのは八木である、こちらも案内をちょうど終えたのだろう、1階廊下の奥の方を女性が歩いて行くのがちらりと加賀の視界にはいる。
緊張をほぐすためか、軽く背伸びをした後首をぐいと回しゴキゴキとならす八木。
「二人とも、次はこの人らの案内頼む」
「はーい、今いきます」
「次いきますかねえ」
玄関から二人を呼ぶバクスの声。
休む間もなく二人は次のお客さんを案内していく。
さきほど案内したエルフの女性二人、地味に目な男二人組、ちょっと目つきの悪い男性と加賀よりも小柄な女性などなど、次から次へとお客さんがやってくる為引っ切り無しに対応に追われる事となる。
全部で10人ほど案内したところで入ってきたお客さんを見て、思わず八木と加賀、そして咲耶も驚き動きを止める。
今までのお客さんは多少筋肉質であれど見た目はほぼ人であった。だが新たに入ってきたお客さんは種族そのもが人からかけ離れている。
一言でいえば直立するトカゲ。そうとしか言いようがない容貌である、かなり背が高く2.5mはありそうだ、尻尾までいれると3~4mにはなるのではなかろうか。
彼? 彼女?は爬虫類独特の盾に細長い瞳で皆を見回すとたどたどしい口調で話し始めた。
「宿ヲ……お願いシタイ」
「あいよ、部屋の案内頼むぞ」
「っとと、分かりました、こっちです」
鍵をひょいと投げてよこすバクス。
八木は慌てて鍵を受け取ると案内すべく部屋へと向かっていった。
そして後ろをとことこと付いてくる加賀、目の前にいるトカゲ?に興味がわいたのだろう。
「ここです、特注の部屋なのでベッド大き目に作ってあります、なので遠慮せず使ってください」
「あ、ああ。……もしかしてあんたらが神の落とし子ってやつかい?」
「ええ、そうですけど……良く分かりましたね?」
特に名乗ったわけでもないのに神の落とし子とばれる、その事を不思議に思いつつもとりあえず肯定する八木と、後ろでうんうん頷く加賀。
「いや、だって俺らの言葉で普通に話してるし。人間にはまともに喋れないらしーのに」
「「おお」」
思わず手をぽんと叩く二人。
言われてみれば最初は片言だったが今は普通に話している、これは最初は人の言葉を今は種族特融の言葉で話している為であろう。
その後各説明をしながら宿の中をめぐり残すは食堂の説明のみとなる。
「……あとメニューは日替わりで、お代わりと飲み物は追加料金が発生する……で終わりかな」
「ん、たぶんおわり」
「……ちょっといいかい」
食堂の説明を聞いてラヴィ(本名はウラディスラヴィチと言うらしいが長いので愛称で呼んでほしいとのこと)は手を上げ二人へと声をかける。
加賀が続きを促すとラヴィは言葉をつづけた。
「実は俺食えないもんがあって……俺だけメニューから外してもらうことっと出来ないかなあ? あ、もちろん別料金はらうよ」
「それってーもしかして卵たべると体調崩すってやつです?」
ラヴィの言葉に加賀は依然聞いた話を思い出す。アルヴィンのPTメンバーの一人が卵アレルギーだったはずである。
ラヴィは加賀の言葉を聞いて細長かった瞳孔を丸くする。
「アルヴィンさんから聞いたんです。うちの料理だとおそらく症状でないと思いますよ」
「ああ、なるほど……え、まじ?」
「まじです。そういう加護もらってるんです」
加賀の話を聞いたラヴィの反応は劇的だった。
おぉぉ…と静かに声を上げながら加賀の前に跪くと加賀の手を取り祈るようなしぐさを見せる。
「ちょっ、た、立ってください! 他の人にみられちゃうっ」
「ありがとう……!ありがとう!」
なかなか立ち上がろうとしないラヴィを何とか落ち着かせ、いったん食堂へと入った一行。茶をすすりながらひとまずラヴィの話を聞くことにする。
「……そんなわけでここ10年ぐらいはずっと食えてないんだ」
「そりゃきついなあ。好物だとなおさらだよな」
ラヴィの話をまとめると、以前は卵が好物で日に一度以上食べるほどだった。
だが、10年前のある日卵を食べたあと嘔吐や呼吸が苦しくなったりと様々な症状がでるようになった。
初めはたまたま当たっただけかと思っていたが、以降卵を食べるたびに同じ症状がでるようになり、卵を一切食えなくなってしまったとの事。
それを聞いた加賀はよしっと気合をいれ立ち上がると出かける準備をはじめる。
「ラヴィさん、今から簡単な卵使った軽食作りますのでそこで試しに食べてみてください。大丈夫なの確認して夜は卵いっぱい使った料理にしますね! そんなわけで買い出し行ってきます。うーちゃんいくよー!」
「お、おぉ……」
ラヴィが反応を返す間もなくうーちゃんと共に買い出しに行ってしまう加賀。
八木は軽くため息を吐くとラヴィへと申し訳なさそうに話かける。
「すんませんねー、あいつ気合はいるとたまにあんな感じなるんすよ。たぶんすぐ戻ってくると思うんで茶でも飲んでまってましょうか」
「あ、あぁ……」
まだ固まったままのラヴィを横目にそっと席を立つ八木。
とりあえず急須にお湯を入れに厨房へと向かうのであった。
その内の一つの前に来て、ガチャリと扉を開く。
「ここが201号室です」
「おー、やっぱ新築だけあって綺麗」
「こちらの机と物入れは自由に使ってください、鍵もかけれますので。あと着ているものはここのハンガーに……洗濯するものがあればこの袋に入れておいてください、部屋の清掃の際に回収して夕方か翌朝までには洗っておきますので」
加賀の言葉を聞いてふんふんと頷くエルフの女性。
頷くたびに肩で切りそろえた髪とその長い耳が揺れ自然とそちらに加賀の視線が向いてしまう。
「洗濯までしてくれるの? 助かるー……よっと」
そんな加賀の視線に気付いた様子は見せず着ていた鎧を外すと早速物入れに置くエルフの女性。
鎧を脱いだ姿を見た加賀の感想としてはすごくスタイルいいな、と言ったものであった。
首から下はピッタリ目の服を着込んでおり体のラインがよく分かる。出ているところは出ている、それでいて細いところは細く、全体的にはむっちりした印象を受ける。だがそれは決して太っているわけでは無く、その軽くめくった袖からのぞく筋肉質な腕から分かるように筋肉そのものが太いのだろう。
「お風呂は昼の清掃時間をのぞいていつでも入れます、お好きな時間にどうぞ」
「わっ、お風呂もあるんだ?」
「はい、入るときにはこれ使ってください」
そう言ってタオルやシャンプー石鹸等の一式を渡す加賀。
「? これはー?」
「お風呂に使う奴一式です。お客さん一月以上継続して泊まるんですよね? 一月以上継続して泊まるお客さんにはサービスで一式差し上げてるんです」
石鹸、シャンプーの容器などいずれも宿のロゴが入ったものは八木手製である。ここ一月の間に空いた時間を使って用意してはおいたものである。
エルフの女性は受けとったものが石鹸であると認識すると顔を輝かせる。
「すっごいね、こんなのまで貰えちゃうんだ……これ石鹸だよね、こっちの容器は何かな、中に入ってるの液体?」
「えっとそれはですね……」
容器を不思議そうに揺するのを見て説明をする加賀。
その後他にも説明してほしいとの要望もあり鍵のかけ方や、清掃の時間、風呂場の使い方などを教え二人は食堂の前まで戻る。
「……夕方には食事を用意してますので食堂まできてください、メニューは日替わりでお代わりと飲み物は別途料金がかかります。……以上です」
「ありがとねー……えっとお名前は?」
「加賀です」
「ん、私はシェイラって言うの、これからよろしくね加賀っち」
あまり慣れない呼び方に一瞬固まる加賀。
手を振り会談を登っていくシェイラに向けそっと手を振り見送った。
「お、そっちも終わった?」
「あ、八木じゃん。そっちも?」
「終わったよ、慣れないことすると緊張するなあ」
横から声をかけたのは八木である、こちらも案内をちょうど終えたのだろう、1階廊下の奥の方を女性が歩いて行くのがちらりと加賀の視界にはいる。
緊張をほぐすためか、軽く背伸びをした後首をぐいと回しゴキゴキとならす八木。
「二人とも、次はこの人らの案内頼む」
「はーい、今いきます」
「次いきますかねえ」
玄関から二人を呼ぶバクスの声。
休む間もなく二人は次のお客さんを案内していく。
さきほど案内したエルフの女性二人、地味に目な男二人組、ちょっと目つきの悪い男性と加賀よりも小柄な女性などなど、次から次へとお客さんがやってくる為引っ切り無しに対応に追われる事となる。
全部で10人ほど案内したところで入ってきたお客さんを見て、思わず八木と加賀、そして咲耶も驚き動きを止める。
今までのお客さんは多少筋肉質であれど見た目はほぼ人であった。だが新たに入ってきたお客さんは種族そのもが人からかけ離れている。
一言でいえば直立するトカゲ。そうとしか言いようがない容貌である、かなり背が高く2.5mはありそうだ、尻尾までいれると3~4mにはなるのではなかろうか。
彼? 彼女?は爬虫類独特の盾に細長い瞳で皆を見回すとたどたどしい口調で話し始めた。
「宿ヲ……お願いシタイ」
「あいよ、部屋の案内頼むぞ」
「っとと、分かりました、こっちです」
鍵をひょいと投げてよこすバクス。
八木は慌てて鍵を受け取ると案内すべく部屋へと向かっていった。
そして後ろをとことこと付いてくる加賀、目の前にいるトカゲ?に興味がわいたのだろう。
「ここです、特注の部屋なのでベッド大き目に作ってあります、なので遠慮せず使ってください」
「あ、ああ。……もしかしてあんたらが神の落とし子ってやつかい?」
「ええ、そうですけど……良く分かりましたね?」
特に名乗ったわけでもないのに神の落とし子とばれる、その事を不思議に思いつつもとりあえず肯定する八木と、後ろでうんうん頷く加賀。
「いや、だって俺らの言葉で普通に話してるし。人間にはまともに喋れないらしーのに」
「「おお」」
思わず手をぽんと叩く二人。
言われてみれば最初は片言だったが今は普通に話している、これは最初は人の言葉を今は種族特融の言葉で話している為であろう。
その後各説明をしながら宿の中をめぐり残すは食堂の説明のみとなる。
「……あとメニューは日替わりで、お代わりと飲み物は追加料金が発生する……で終わりかな」
「ん、たぶんおわり」
「……ちょっといいかい」
食堂の説明を聞いてラヴィ(本名はウラディスラヴィチと言うらしいが長いので愛称で呼んでほしいとのこと)は手を上げ二人へと声をかける。
加賀が続きを促すとラヴィは言葉をつづけた。
「実は俺食えないもんがあって……俺だけメニューから外してもらうことっと出来ないかなあ? あ、もちろん別料金はらうよ」
「それってーもしかして卵たべると体調崩すってやつです?」
ラヴィの言葉に加賀は依然聞いた話を思い出す。アルヴィンのPTメンバーの一人が卵アレルギーだったはずである。
ラヴィは加賀の言葉を聞いて細長かった瞳孔を丸くする。
「アルヴィンさんから聞いたんです。うちの料理だとおそらく症状でないと思いますよ」
「ああ、なるほど……え、まじ?」
「まじです。そういう加護もらってるんです」
加賀の話を聞いたラヴィの反応は劇的だった。
おぉぉ…と静かに声を上げながら加賀の前に跪くと加賀の手を取り祈るようなしぐさを見せる。
「ちょっ、た、立ってください! 他の人にみられちゃうっ」
「ありがとう……!ありがとう!」
なかなか立ち上がろうとしないラヴィを何とか落ち着かせ、いったん食堂へと入った一行。茶をすすりながらひとまずラヴィの話を聞くことにする。
「……そんなわけでここ10年ぐらいはずっと食えてないんだ」
「そりゃきついなあ。好物だとなおさらだよな」
ラヴィの話をまとめると、以前は卵が好物で日に一度以上食べるほどだった。
だが、10年前のある日卵を食べたあと嘔吐や呼吸が苦しくなったりと様々な症状がでるようになった。
初めはたまたま当たっただけかと思っていたが、以降卵を食べるたびに同じ症状がでるようになり、卵を一切食えなくなってしまったとの事。
それを聞いた加賀はよしっと気合をいれ立ち上がると出かける準備をはじめる。
「ラヴィさん、今から簡単な卵使った軽食作りますのでそこで試しに食べてみてください。大丈夫なの確認して夜は卵いっぱい使った料理にしますね! そんなわけで買い出し行ってきます。うーちゃんいくよー!」
「お、おぉ……」
ラヴィが反応を返す間もなくうーちゃんと共に買い出しに行ってしまう加賀。
八木は軽くため息を吐くとラヴィへと申し訳なさそうに話かける。
「すんませんねー、あいつ気合はいるとたまにあんな感じなるんすよ。たぶんすぐ戻ってくると思うんで茶でも飲んでまってましょうか」
「あ、あぁ……」
まだ固まったままのラヴィを横目にそっと席を立つ八木。
とりあえず急須にお湯を入れに厨房へと向かうのであった。
21
あなたにおすすめの小説
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生小説家の華麗なる円満離婚計画
鈴木かなえ
ファンタジー
キルステン伯爵家の令嬢として生を受けたクラリッサには、日本人だった前世の記憶がある。
両親と弟には疎まれているクラリッサだが、異母妹マリアンネとその兄エルヴィンと三人で仲良く育ち、前世の記憶を利用して小説家として密かに活躍していた。
ある時、夜会に連れ出されたクラリッサは、弟にハメられて見知らぬ男に襲われそうになる。
その男を返り討ちにして、逃げ出そうとしたところで美貌の貴公子ヘンリックと出会った。
逞しく想像力豊かなクラリッサと、その家族三人の物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる