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80話 「八木春 3」
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※一応観覧注意です
言われた事をとっさに理解することができなかった。
思考が停止し笑顔のまま固まる八木を見てローザはさらに顔を赤くする。そして慌てた様子で手を振りながら言葉を続けた。
「か、勘違いしないでくださいね! 変な意味じゃないんですよっ……ほら!これみてください」
そう言ってローザが取り出したのは模様の着いた何かの皮膚を板に貼り付けたものであった。
八木はそれが何であるか理解してしまう、あれは自分の背中の皮だと。
「紋様が消えてないでしょう? 何かに新たに画くのはダメでも元々描いてあるのを使う分には問題ないんです!」
八木は動けなかった。
驚きのあまりではない、声を出そうにも口は動かない、彼女の手を振りほどこうにも指先すらうごかせない。気がつけば全身動かせなくなっていたのだ。
思い当たるのは先ほど一気に飲み干した高級そうなお茶、恐らくあれになにかしらの薬が仕込まれていたのだろう。
(うごけない! さっきのお茶かあああ!)
全身の自由を奪われた八木はずりずりと椅子から滑り落ちていく。
それをみたローザは嬉しそうに笑顔を浮かべると手を胸の前で合わせる。
「よかった、やっと効いて来たのですね。他の人で試した時はもっと早かったんですけど何ででしょうね?」
動けない八木を見てローザは満足げに頷き、手元にある呼び鈴を鳴らした。
「……お呼びですか、お嬢様」
「八木様をいつもの場所に運んでちょうだい、私も準備できたら向かいますわ」
それだけ言うとローザは部屋の奥にあった扉へと向かっていく。
執事は扉が閉まった音がすると頭を上げ八木へと向かいその巨体を担ぎ上げた。
(っべえええええええ! ちょっとこれ不味すぎんだろ!)
八木を担いだ執事が向かった先は館から少し離れた所に建つ二階建ての建物であった。
階段を上り扉をくぐった先にあったのは窓を閉め切られ薄暗くなった部屋である。
(……生臭いような鉄臭いような……あっ)
何かの台にうつぶせに寝かされる八木。
部屋に漂う匂い、それが何であるか理解してしまう。
(早く逃げないと! だんだん口は動くようになってきた……あともう少し!)
八木の口の中には宿で受け取った魔道具が仕込まれている。
一つは体内に入った毒素を徐々に減らしていくもの。
もう一つはかみ砕いた瞬間発動する、使い捨ての解毒剤だ。
「ご苦労様、終わったらまた呼びます、それまで下がってなさい」
頭を下げそっと扉をしめる執事。
薄暗かった部屋がさらに暗くなるが、パチンと音が鳴ると同時に部屋の中に明かりが灯される
「おまたせしました八木様」
鼻歌交じりに手際よく八木の服を剥いでいくローザ。
服を剥ぎ取ると手にぬらりと光る刃物を持ち楽しげに口を開く。
「それじゃ皮剥いでいきますね。安心してください、薬が効いている内は痛みはありませんし、ポーションも用意したので何度も剥げますから」
(ぜんっぜん安心できない! てか本当やめてえええ!?)
刃の先端が皮膚に触れるかふれないかと言ったところでガリっと言う音が八木の口内から聞こえる。
無意識のうちに食いしばった歯が魔道具をかみ砕いていたのだ。
「きゃあっ」
体の自由が戻った瞬間八木は体を転がし台から降り、振り返る事無く窓へと一直線に駆けて行く。
「薬がっ!?……八木様お待ちになって!」
待てと言われて誰が待つか、八木は窓に向かい飛び込んだ。
窓を粉砕する派手な音を立て地面に降り立つ八木。そのまま脇目も振らずに門まで駆けて行く。
「ん……? おい、そこの! 止まれ!」
門へと何とかたどり着いた八木であるが、門兵に制止されてしまう。
パンツ一枚で貴族街から駆けてきた男、どうみても不審者である。
「お願い通して! 殺されるううう!?」
「待て、落ち着け! 落ち着いて話しをしろ」
暴れて逃げ出そうとする八木であるが囲まれ抑えられてしまう。
そのまま門の横にある待機所で事情聴取が開始された。
「えー……薬盛られて皮を剥がれそうになって、解毒剤を飲んで何とか逃げてきたと」
一瞬んなわけあるかと言いたげな視線を八木に向ける衛兵だが、背中にある傷をみてその意見を変える。
逃げる瞬間にナイフが当たっていたのだろう、もう血はとまっておりそこまで深い傷ではないが、位置と角度からいって自分でつけるのはかなり無理がある傷である。
「確かに傷があるな……だがすまんが朝まで帰す訳にはいかん、もしお前さんが貴族街で何かやらかして逃げてきたのだとしたら、お前さんをここで逃がしちまえば俺らの首が物理的に飛びかねん」
顔を上げ何かを言おうとする八木を手で制し言葉を続ける衛兵。
「何、とりあえずかくまってはやるから安心しろ。何もなければ明日には帰してやるさ……ん?」
衛兵の言葉に安堵する八木であるが、ふいに外が騒がしくなる。
八木に嫌な予感が走る。
「外が騒がしいな……ちょっと見てくるからお前さんはここで待ってろ、間違えても逃げようとすんじゃないぞ?」
逃げ出そうかと考えるが衛兵に釘を刺されいったん椅子に座る八木。
外の喧騒はより大きくなっていった。
「なんだあいつ! いきなり、切り、か……かって……体が……」
扉をあけ室内に転がりこむ先ほど出て行ったばかりの衛兵。
後ろ手に扉を閉め鍵をかけるとそのまま床にうずくまってしまう。
「……だ、だいじょ──」
衛兵に近寄り声をかけようとした所で扉がガタガタと揺れだす。
悲鳴をあげ後退る八木であったが衛兵を引きずり扉から離れることに成功する。
「八木様、開けて頂けないでしょうか? 戻って続きをやりませんと」
「……っ」
扉の外から聞こえた声に息を飲む。
八木はあたりを見渡し扉いがいに外にでれそうな所が無いのを確認すると、衛兵を肩に抱え階段を登っていく。
登った先にはさらに上に続く階段と、扉があった。
八木はとっさに扉をあけ中の様子を確認する、中は衛兵たちの寝所のようでタンスやベッド、窓らしきものも確認できる。
「窓! あそこから逃げれば……」
部屋にはいると扉をしめ窓に手をかけ開けようとする。
だが、窓は外から釘で打ち付けられてでもいるのだろうか、中々開きそうにない。
そうこうしている内に下の階から何かが壊れる音と、八木を呼ぶローザの声が聞こえてくる。
(階段……はもうだめだ登ってくる。この部屋で隠れれる所!)
衛兵をとっさにタンスに放り込み自らはベッドの下へと潜りこむ。
下から覗かれても見えない様に上にへばりつく八木。
その直後がちゃりと扉が開く音が聞こえ、こつこつと床を歩く音が室内に反響する。
「八木様? ここにいるのでしょうか……隠れるなんて困ったお方です」
こつこつと室内を歩き回る音、そして時たまなる何かを傷つける音。
(気づかないで! お願いだからああああ)
「いませんわね……」
その言葉を聞いて一瞬力を抜きそうになる八木、だがすんでの所で文人止まりそのままへばりつく。
その直後であった、ベッドの下にわずかに入ってきていた室内の光が何かに遮られる。
八木からは見えないが、何かがベッドのすぐそばに居るのがわかった。
「……居ませんね」
そう一言呟き、影はベッドから離れていく。
それからどれだけ時間が立っただろうか、1時間は少なくとも経過しただろう。
室内は物音一つしない、ただ自分の心臓の音がやけに大きく聞こえた。
(……もう行ったか?)
そんな考えが八木の頭をよぎる。
だがもしまだ居たら逃げ場はない、相手はどうやら毒が塗られた凶器をもっているようだ。
もし少しでも傷つけられれば逃げることは出来ないだろう。
だが、いつまでもこのままと言うわけにはいかない、ほんの少しだけ覗いて──
「あら、やっと出てきてくれましたの」
微笑みを浮かべたままローザはずっとそこに立っていた。
1時間以上も何もせずに。
「……あら、この方は衛兵ですわね」
そう言うとこつこつと言う音が室外に出て、そして階段を上る音がひびく。
(あっぶねえぇぇ)
思いっきりため息を吐く八木。
ローザの前に出たのはしびれて動けなくなった衛兵であった。
タンスの中で体制がくずれ戸が開いてしまったのだろう。
(階段は絶対だめ。戻ってくるまでに窓をこじあけて出るしかないか)
そう考えると窓に手をかけ無理やりこじ開けにかかる。
みしみしと音を立て、窓を封印していた板が釘とともに外れていく。
少しだけ音を出し、窓は開かれた。
どすっと音を立て地面に降り立つ八木、あとはひたすら走るだけ、そう考え立ち上がろうとした所で上から聞きたくない声が聞こえてしまう。
「八木様?」
上を振り開けるとそこにいたのはやはりローザであった。
手には何かが塗られた刃を持ち、窓の縁側に足をかけ今にも飛び降りようとしている。
そんなところから飛び降りて大丈夫なのか? と普段であれば思うだろうが、今の八木にそんな余裕はない。
「来ないでええええええ!!」
比喩ではなく涙目で門をくぐり夜の街中を全力でかける八木。
目指すは宿屋である。
その日多くの人々にパンツ一丁で泣きながら走り去る大男と刃物片手にそれを追う女性が目撃される事となる。
痴情のもつれだろうか?と人々間で少しの間だけ噂となるが、それはまた別の話。
尚、八木はその後1週間ぐらい部屋に引きこもった模様。
言われた事をとっさに理解することができなかった。
思考が停止し笑顔のまま固まる八木を見てローザはさらに顔を赤くする。そして慌てた様子で手を振りながら言葉を続けた。
「か、勘違いしないでくださいね! 変な意味じゃないんですよっ……ほら!これみてください」
そう言ってローザが取り出したのは模様の着いた何かの皮膚を板に貼り付けたものであった。
八木はそれが何であるか理解してしまう、あれは自分の背中の皮だと。
「紋様が消えてないでしょう? 何かに新たに画くのはダメでも元々描いてあるのを使う分には問題ないんです!」
八木は動けなかった。
驚きのあまりではない、声を出そうにも口は動かない、彼女の手を振りほどこうにも指先すらうごかせない。気がつけば全身動かせなくなっていたのだ。
思い当たるのは先ほど一気に飲み干した高級そうなお茶、恐らくあれになにかしらの薬が仕込まれていたのだろう。
(うごけない! さっきのお茶かあああ!)
全身の自由を奪われた八木はずりずりと椅子から滑り落ちていく。
それをみたローザは嬉しそうに笑顔を浮かべると手を胸の前で合わせる。
「よかった、やっと効いて来たのですね。他の人で試した時はもっと早かったんですけど何ででしょうね?」
動けない八木を見てローザは満足げに頷き、手元にある呼び鈴を鳴らした。
「……お呼びですか、お嬢様」
「八木様をいつもの場所に運んでちょうだい、私も準備できたら向かいますわ」
それだけ言うとローザは部屋の奥にあった扉へと向かっていく。
執事は扉が閉まった音がすると頭を上げ八木へと向かいその巨体を担ぎ上げた。
(っべえええええええ! ちょっとこれ不味すぎんだろ!)
八木を担いだ執事が向かった先は館から少し離れた所に建つ二階建ての建物であった。
階段を上り扉をくぐった先にあったのは窓を閉め切られ薄暗くなった部屋である。
(……生臭いような鉄臭いような……あっ)
何かの台にうつぶせに寝かされる八木。
部屋に漂う匂い、それが何であるか理解してしまう。
(早く逃げないと! だんだん口は動くようになってきた……あともう少し!)
八木の口の中には宿で受け取った魔道具が仕込まれている。
一つは体内に入った毒素を徐々に減らしていくもの。
もう一つはかみ砕いた瞬間発動する、使い捨ての解毒剤だ。
「ご苦労様、終わったらまた呼びます、それまで下がってなさい」
頭を下げそっと扉をしめる執事。
薄暗かった部屋がさらに暗くなるが、パチンと音が鳴ると同時に部屋の中に明かりが灯される
「おまたせしました八木様」
鼻歌交じりに手際よく八木の服を剥いでいくローザ。
服を剥ぎ取ると手にぬらりと光る刃物を持ち楽しげに口を開く。
「それじゃ皮剥いでいきますね。安心してください、薬が効いている内は痛みはありませんし、ポーションも用意したので何度も剥げますから」
(ぜんっぜん安心できない! てか本当やめてえええ!?)
刃の先端が皮膚に触れるかふれないかと言ったところでガリっと言う音が八木の口内から聞こえる。
無意識のうちに食いしばった歯が魔道具をかみ砕いていたのだ。
「きゃあっ」
体の自由が戻った瞬間八木は体を転がし台から降り、振り返る事無く窓へと一直線に駆けて行く。
「薬がっ!?……八木様お待ちになって!」
待てと言われて誰が待つか、八木は窓に向かい飛び込んだ。
窓を粉砕する派手な音を立て地面に降り立つ八木。そのまま脇目も振らずに門まで駆けて行く。
「ん……? おい、そこの! 止まれ!」
門へと何とかたどり着いた八木であるが、門兵に制止されてしまう。
パンツ一枚で貴族街から駆けてきた男、どうみても不審者である。
「お願い通して! 殺されるううう!?」
「待て、落ち着け! 落ち着いて話しをしろ」
暴れて逃げ出そうとする八木であるが囲まれ抑えられてしまう。
そのまま門の横にある待機所で事情聴取が開始された。
「えー……薬盛られて皮を剥がれそうになって、解毒剤を飲んで何とか逃げてきたと」
一瞬んなわけあるかと言いたげな視線を八木に向ける衛兵だが、背中にある傷をみてその意見を変える。
逃げる瞬間にナイフが当たっていたのだろう、もう血はとまっておりそこまで深い傷ではないが、位置と角度からいって自分でつけるのはかなり無理がある傷である。
「確かに傷があるな……だがすまんが朝まで帰す訳にはいかん、もしお前さんが貴族街で何かやらかして逃げてきたのだとしたら、お前さんをここで逃がしちまえば俺らの首が物理的に飛びかねん」
顔を上げ何かを言おうとする八木を手で制し言葉を続ける衛兵。
「何、とりあえずかくまってはやるから安心しろ。何もなければ明日には帰してやるさ……ん?」
衛兵の言葉に安堵する八木であるが、ふいに外が騒がしくなる。
八木に嫌な予感が走る。
「外が騒がしいな……ちょっと見てくるからお前さんはここで待ってろ、間違えても逃げようとすんじゃないぞ?」
逃げ出そうかと考えるが衛兵に釘を刺されいったん椅子に座る八木。
外の喧騒はより大きくなっていった。
「なんだあいつ! いきなり、切り、か……かって……体が……」
扉をあけ室内に転がりこむ先ほど出て行ったばかりの衛兵。
後ろ手に扉を閉め鍵をかけるとそのまま床にうずくまってしまう。
「……だ、だいじょ──」
衛兵に近寄り声をかけようとした所で扉がガタガタと揺れだす。
悲鳴をあげ後退る八木であったが衛兵を引きずり扉から離れることに成功する。
「八木様、開けて頂けないでしょうか? 戻って続きをやりませんと」
「……っ」
扉の外から聞こえた声に息を飲む。
八木はあたりを見渡し扉いがいに外にでれそうな所が無いのを確認すると、衛兵を肩に抱え階段を登っていく。
登った先にはさらに上に続く階段と、扉があった。
八木はとっさに扉をあけ中の様子を確認する、中は衛兵たちの寝所のようでタンスやベッド、窓らしきものも確認できる。
「窓! あそこから逃げれば……」
部屋にはいると扉をしめ窓に手をかけ開けようとする。
だが、窓は外から釘で打ち付けられてでもいるのだろうか、中々開きそうにない。
そうこうしている内に下の階から何かが壊れる音と、八木を呼ぶローザの声が聞こえてくる。
(階段……はもうだめだ登ってくる。この部屋で隠れれる所!)
衛兵をとっさにタンスに放り込み自らはベッドの下へと潜りこむ。
下から覗かれても見えない様に上にへばりつく八木。
その直後がちゃりと扉が開く音が聞こえ、こつこつと床を歩く音が室内に反響する。
「八木様? ここにいるのでしょうか……隠れるなんて困ったお方です」
こつこつと室内を歩き回る音、そして時たまなる何かを傷つける音。
(気づかないで! お願いだからああああ)
「いませんわね……」
その言葉を聞いて一瞬力を抜きそうになる八木、だがすんでの所で文人止まりそのままへばりつく。
その直後であった、ベッドの下にわずかに入ってきていた室内の光が何かに遮られる。
八木からは見えないが、何かがベッドのすぐそばに居るのがわかった。
「……居ませんね」
そう一言呟き、影はベッドから離れていく。
それからどれだけ時間が立っただろうか、1時間は少なくとも経過しただろう。
室内は物音一つしない、ただ自分の心臓の音がやけに大きく聞こえた。
(……もう行ったか?)
そんな考えが八木の頭をよぎる。
だがもしまだ居たら逃げ場はない、相手はどうやら毒が塗られた凶器をもっているようだ。
もし少しでも傷つけられれば逃げることは出来ないだろう。
だが、いつまでもこのままと言うわけにはいかない、ほんの少しだけ覗いて──
「あら、やっと出てきてくれましたの」
微笑みを浮かべたままローザはずっとそこに立っていた。
1時間以上も何もせずに。
「……あら、この方は衛兵ですわね」
そう言うとこつこつと言う音が室外に出て、そして階段を上る音がひびく。
(あっぶねえぇぇ)
思いっきりため息を吐く八木。
ローザの前に出たのはしびれて動けなくなった衛兵であった。
タンスの中で体制がくずれ戸が開いてしまったのだろう。
(階段は絶対だめ。戻ってくるまでに窓をこじあけて出るしかないか)
そう考えると窓に手をかけ無理やりこじ開けにかかる。
みしみしと音を立て、窓を封印していた板が釘とともに外れていく。
少しだけ音を出し、窓は開かれた。
どすっと音を立て地面に降り立つ八木、あとはひたすら走るだけ、そう考え立ち上がろうとした所で上から聞きたくない声が聞こえてしまう。
「八木様?」
上を振り開けるとそこにいたのはやはりローザであった。
手には何かが塗られた刃を持ち、窓の縁側に足をかけ今にも飛び降りようとしている。
そんなところから飛び降りて大丈夫なのか? と普段であれば思うだろうが、今の八木にそんな余裕はない。
「来ないでええええええ!!」
比喩ではなく涙目で門をくぐり夜の街中を全力でかける八木。
目指すは宿屋である。
その日多くの人々にパンツ一丁で泣きながら走り去る大男と刃物片手にそれを追う女性が目撃される事となる。
痴情のもつれだろうか?と人々間で少しの間だけ噂となるが、それはまた別の話。
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