21 / 29
21. 種明かし
しおりを挟む
ランナルが兵士と去って行くと、ビルギッタはシェスティンへと優しく言葉を掛ける。
「この会はね、ランナルがあなたに会う為に企画したのよ。」
「?」
ランナルの姿を目で追っていたシェスティンは、どういう事かと慌ててビルギッタの方を向いた。
「シェスティンが、どういう名目だったら参加してくれるかって悩んでいたもの。それで、丁度良く遺跡から歴史的価値のあるものが発掘されたので、それの報告会を兼ねれば、シェスティンも興味を持って参加してくれるのではないかって閃いたそうよ。」
遺跡は、西の外れの港街の一角にあった。手付かずだった小高い場所を、広げようと手を加えた時にいろいろと発掘されたのだ。初めは壁に描かれた絵が発見され、周りを掘ってみると食器のようなものや、建物の土台まで出てきた。さらに調査をすると、リュックセレ国では今は使われていないコインが発見されたのだ。
「壁画はさすがに持って来れないけど、コインなら持ち運びしやすいからこれを披露しようって。
なぜシェスティンに会いたかったかって、それを渡したかったのよ。」
ビルギッタは、シェスティンの耳元にあるイヤリングを指差した。それは、小さなエメラルドグリーンの宝石がついた、主張し過ぎない大きさのイヤリングだった。
「センスあるわね。シェスティンだったらこういうのが好みだと思ったのではないかしらね。」
大き過ぎないそれは、シェスティンも確かに好みだと思った。
「でも…あ!」
「どうしたの?」
「…今さらだけれど、私の名前……」
「え?ウフフフ、本当に、今さらだわ!でもいいのよ、それがシェスティンらしいもの。
あのね、ごめんなさいね。一回目の校外学習で会った時に一目見て分かったの。フレドリカじゃない、って。」
「どうして…」
「あぁ。正確には、いつもと違うなと思ったの。でも、私はフレドリカと仲良かったわけではないからそんなの別に大した事ではないの。だったら、準備学校ではいたのに、基礎学校に通わなくなったシェスティンじゃないかしらと思ったのよ。それだったら私、とても嬉しいと思ったのよ?だって、準備学校で一緒に遊びたくて良く話し掛けていた子が、目の前にいるのだものね!」
「…」
「だけれど、本当の名前を呼べないのが少し淋しく思ったのよ?フレドリカは、私にとってはあまり友達にはなりたくない人物だったもの。対して、シェスティンは思った通り、親友とも言えるべき人物だと思ったもの。」
「ビルギッタ…」
「でも、これからはちゃんとシェスティンって呼ぶからね!
でも、残念だけれど次からの校外授業はシェスティンは登校出来ないと思うの。あぁ違うのよ。学校からお咎めがあるとかではないのよ?だって、学校だって見て見ぬ振りをしていたと思うのよね。他の人でもたまに、替え玉を出席させていたもの。学校は、それでもいいみたいよ。貴族の子供を預かっているのですもの。問題行動が無ければ、大抵の事は目を瞑るのですって。
ウフフフ。見てよ、あれ。きっと、ロルフが動き出すのよ。ロルフが動いてくれないと、ランナルが動けないって言っていたのよ。ただ、さすがに今日動くとは思ってなかったのだけれどね。」
「どういう事…?」
「ああするって事は、ロルフは、きっとフレドリカと結婚するでしょうね。」
「え!?」
「ちょっと、シェスティンもう少し声を抑えてね?あなたの気持ちも分からないでも無いけれど。
それで、それに向けて準備をし出すと思うのよ。だから…あら。主役の登場ね。」
ビルギッタとシェスティンは話していると、入り口近くの舞台に立つ人物が見えた。
真っ赤なマントを後ろに引きずるように羽織った、金髪を短く切り揃えたシェスティンの父アロルドと同じ年頃の男性だ。
「バッティル国王陛下ね!全く、真っ赤なマントなんて派手よね。あ、見て!その後ろ!」
バッティル国王陛下は、このリュックセレ国の陛下である。
後ろには、同じく金髪で、先ほどここで話をしていたランナルがいた。髪を後ろに撫でつけ、雰囲気が先ほどとはガラリと変わっている。そして、片手に収まるほどの箱を持って歩いてきた。
「!!」
「あそこに立つと、遠い存在のように感じるわよね。でも、今までここで話していた、私達と同じ空間にいた単なる普通の男なのよ。だから、余所余所しくしないであげてね、シェスティン。」
「ビルギッタ…私、ランナルって名前がわが国の国王陛下の一人息子と同じ名前だと思ったのよ?でも…」
「そうね。ランナルも上手く躱していたわよね。だってきっと、それで『はい、王子です』って言ったら、シェスティンが今までのように話せなくなると思ったのではないかしら。でも、ランナルはランナルよ。シェスティンと一緒に過ごした時間は、紛れもない楽しい時間だったのではないかしら。」
「…」
(確かにそうだわ。王子かもしれないとも思ったけれど、私は考えないようにしていた。だって、考えてしまったら距離を置かなければならないと思ったから。でも…私はランナルと過ごす時間を、無くしたくなかったのよ。)
「そのイヤリングも、ランナルからの気持ちなのよ?だから、避けたりしないであげてほしいわ。シェスティンの気持ちに正直にね!」
「私の…」
パチパチパチパチ
ビルギッタがシェスティンへ諭すように話していると、周りから大きな拍手が聞こえ始める。
バッティルが、ランナルが持っている箱にコインが入っていると言って、それの説明をしていたのだ。その箱は透明であったので、その箱の中の台座に置かれたコインは、おとなしく収まっているのが近くへ行けば良く見える。その為、見に来たい人は順に見に来るようにと言っていて、瞬く間に列を成していた。
「あぁ、ごめんなさいね。シェスティンは興味があって、コインの説明もきっと聞きたかったかもしれないわね。でも、ランナルにお願いすればきっと発掘場所にも連れて行ってくれるかもしれないわよ。」
ビルギッタが言ったその言葉は、シェスティンには半分ほどしか耳に入ってこなかった。それほど、ランナルが王子だったのだと衝撃を受けていたのだった。
「この会はね、ランナルがあなたに会う為に企画したのよ。」
「?」
ランナルの姿を目で追っていたシェスティンは、どういう事かと慌ててビルギッタの方を向いた。
「シェスティンが、どういう名目だったら参加してくれるかって悩んでいたもの。それで、丁度良く遺跡から歴史的価値のあるものが発掘されたので、それの報告会を兼ねれば、シェスティンも興味を持って参加してくれるのではないかって閃いたそうよ。」
遺跡は、西の外れの港街の一角にあった。手付かずだった小高い場所を、広げようと手を加えた時にいろいろと発掘されたのだ。初めは壁に描かれた絵が発見され、周りを掘ってみると食器のようなものや、建物の土台まで出てきた。さらに調査をすると、リュックセレ国では今は使われていないコインが発見されたのだ。
「壁画はさすがに持って来れないけど、コインなら持ち運びしやすいからこれを披露しようって。
なぜシェスティンに会いたかったかって、それを渡したかったのよ。」
ビルギッタは、シェスティンの耳元にあるイヤリングを指差した。それは、小さなエメラルドグリーンの宝石がついた、主張し過ぎない大きさのイヤリングだった。
「センスあるわね。シェスティンだったらこういうのが好みだと思ったのではないかしらね。」
大き過ぎないそれは、シェスティンも確かに好みだと思った。
「でも…あ!」
「どうしたの?」
「…今さらだけれど、私の名前……」
「え?ウフフフ、本当に、今さらだわ!でもいいのよ、それがシェスティンらしいもの。
あのね、ごめんなさいね。一回目の校外学習で会った時に一目見て分かったの。フレドリカじゃない、って。」
「どうして…」
「あぁ。正確には、いつもと違うなと思ったの。でも、私はフレドリカと仲良かったわけではないからそんなの別に大した事ではないの。だったら、準備学校ではいたのに、基礎学校に通わなくなったシェスティンじゃないかしらと思ったのよ。それだったら私、とても嬉しいと思ったのよ?だって、準備学校で一緒に遊びたくて良く話し掛けていた子が、目の前にいるのだものね!」
「…」
「だけれど、本当の名前を呼べないのが少し淋しく思ったのよ?フレドリカは、私にとってはあまり友達にはなりたくない人物だったもの。対して、シェスティンは思った通り、親友とも言えるべき人物だと思ったもの。」
「ビルギッタ…」
「でも、これからはちゃんとシェスティンって呼ぶからね!
でも、残念だけれど次からの校外授業はシェスティンは登校出来ないと思うの。あぁ違うのよ。学校からお咎めがあるとかではないのよ?だって、学校だって見て見ぬ振りをしていたと思うのよね。他の人でもたまに、替え玉を出席させていたもの。学校は、それでもいいみたいよ。貴族の子供を預かっているのですもの。問題行動が無ければ、大抵の事は目を瞑るのですって。
ウフフフ。見てよ、あれ。きっと、ロルフが動き出すのよ。ロルフが動いてくれないと、ランナルが動けないって言っていたのよ。ただ、さすがに今日動くとは思ってなかったのだけれどね。」
「どういう事…?」
「ああするって事は、ロルフは、きっとフレドリカと結婚するでしょうね。」
「え!?」
「ちょっと、シェスティンもう少し声を抑えてね?あなたの気持ちも分からないでも無いけれど。
それで、それに向けて準備をし出すと思うのよ。だから…あら。主役の登場ね。」
ビルギッタとシェスティンは話していると、入り口近くの舞台に立つ人物が見えた。
真っ赤なマントを後ろに引きずるように羽織った、金髪を短く切り揃えたシェスティンの父アロルドと同じ年頃の男性だ。
「バッティル国王陛下ね!全く、真っ赤なマントなんて派手よね。あ、見て!その後ろ!」
バッティル国王陛下は、このリュックセレ国の陛下である。
後ろには、同じく金髪で、先ほどここで話をしていたランナルがいた。髪を後ろに撫でつけ、雰囲気が先ほどとはガラリと変わっている。そして、片手に収まるほどの箱を持って歩いてきた。
「!!」
「あそこに立つと、遠い存在のように感じるわよね。でも、今までここで話していた、私達と同じ空間にいた単なる普通の男なのよ。だから、余所余所しくしないであげてね、シェスティン。」
「ビルギッタ…私、ランナルって名前がわが国の国王陛下の一人息子と同じ名前だと思ったのよ?でも…」
「そうね。ランナルも上手く躱していたわよね。だってきっと、それで『はい、王子です』って言ったら、シェスティンが今までのように話せなくなると思ったのではないかしら。でも、ランナルはランナルよ。シェスティンと一緒に過ごした時間は、紛れもない楽しい時間だったのではないかしら。」
「…」
(確かにそうだわ。王子かもしれないとも思ったけれど、私は考えないようにしていた。だって、考えてしまったら距離を置かなければならないと思ったから。でも…私はランナルと過ごす時間を、無くしたくなかったのよ。)
「そのイヤリングも、ランナルからの気持ちなのよ?だから、避けたりしないであげてほしいわ。シェスティンの気持ちに正直にね!」
「私の…」
パチパチパチパチ
ビルギッタがシェスティンへ諭すように話していると、周りから大きな拍手が聞こえ始める。
バッティルが、ランナルが持っている箱にコインが入っていると言って、それの説明をしていたのだ。その箱は透明であったので、その箱の中の台座に置かれたコインは、おとなしく収まっているのが近くへ行けば良く見える。その為、見に来たい人は順に見に来るようにと言っていて、瞬く間に列を成していた。
「あぁ、ごめんなさいね。シェスティンは興味があって、コインの説明もきっと聞きたかったかもしれないわね。でも、ランナルにお願いすればきっと発掘場所にも連れて行ってくれるかもしれないわよ。」
ビルギッタが言ったその言葉は、シェスティンには半分ほどしか耳に入ってこなかった。それほど、ランナルが王子だったのだと衝撃を受けていたのだった。
8
あなたにおすすめの小説
冷酷侯爵と政略結婚したら、実家がざまぁされました
鍛高譚
恋愛
「この結婚は、家のため。ただの政略結婚よ」
そう言い聞かせ、愛のない結婚を受け入れた公爵令嬢リゼット。
しかし、挙式後すぐに父が「婚約破棄しろ」と命じてきた!?
だが、夫であるアレクシス・フォン・シュヴァルツ侯爵は冷たく言い放つ。
「彼女を渡すつもりはない」
冷酷無慈悲と噂される侯爵が、なぜかリゼットを溺愛し始める!?
毎日甘やかされ、守られ、気づけば逃げ場なし!
さらに、父の不正が明るみに出て、公爵家は失墜――
リゼットを道具として利用しようとした者たちに、ざまぁの鉄槌が下される!
政略結婚から始まる、甘々溺愛ラブストーリー!
「愛なんてないはずなのに……どうしてこんなに大切にされるの?」
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
冷淡姫の恋心
玉響なつめ
恋愛
冷淡姫、そうあだ名される貴族令嬢のイリアネと、平民の生まれだがその実力から貴族家の養子になったアリオスは縁あって婚約した。
そんな二人にアリオスと同じように才能を見込まれて貴族家の養子になったというマリアンナの存在が加わり、一見仲良く過ごす彼らだが次第に貴族たちの慣習や矜持に翻弄される。
我慢すれば済む、それは本当に?
貴族らしくある、そればかりに目を向けていない?
不器用な二人と、そんな二人を振り回す周囲の人々が織りなすなんでもない日常。
※カクヨム・小説家になろう・Talesにも載せています
成功条件は、まさかの婚約破棄!?
たぬきち25番
恋愛
「アリエッタ、あなたとの婚約を破棄する……」
王太子のアルベルト殿下は、そう告げた。
王妃教育に懸命に取り組んでいたアリエッタだったが、
それを聞いた彼女は……?
※他サイト様にも公開始めました!
婚約者は冷酷宰相様。地味令嬢の私が政略結婚で嫁いだら、なぜか激甘溺愛が待っていました
春夜夢
恋愛
私はずっと「誰にも注目されない地味令嬢」だった。
名門とはいえ没落しかけの伯爵家の次女。
姉は美貌と才覚に恵まれ、私はただの飾り物のような存在。
――そんな私に突然、王宮から「婚約命令」が下った。
相手は、王の右腕にして恐れられる冷酷宰相・ルシアス=ディエンツ公爵。
40を目前にしながら独身を貫き、感情を一切表に出さない男。
(……なぜ私が?)
けれど、その婚約は国を揺るがす「ある計画」の始まりだった。
聖女の座を追われた私は田舎で畑を耕すつもりが、辺境伯様に「君は畑担当ね」と強引に任命されました
さら
恋愛
王都で“聖女”として人々を癒やし続けてきたリーネ。だが「加護が弱まった」と政争の口実にされ、無慈悲に追放されてしまう。行き場を失った彼女が選んだのは、幼い頃からの夢――のんびり畑を耕す暮らしだった。
ところが辺境の村にたどり着いた途端、無骨で豪胆な領主・辺境伯に「君は畑担当だ」と強引に任命されてしまう。荒れ果てた土地、困窮する領民たち、そして王都から伸びる陰謀の影。追放されたはずの聖女は、鍬を握り、祈りを土に注ぐことで再び人々に希望を芽吹かせていく。
「畑担当の聖女さま」と呼ばれながら笑顔を取り戻していくリーネ。そして彼女を真っ直ぐに支える辺境伯との距離も、少しずつ近づいて……?
畑から始まるスローライフと、不器用な辺境伯との恋。追放された聖女が見つけた本当の居場所は、王都の玉座ではなく、土と緑と温かな人々に囲まれた辺境の畑だった――。
美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ
さら
恋愛
会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。
ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。
けれど、測定された“能力値”は最低。
「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。
そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。
優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。
彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。
人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。
やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。
不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる