【完結】私の結婚支度金で借金を支払うそうですけど…?

まりぃべる

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え!?

「カーティス様!!」
チャーリーが大きな声を上げた。

「いいじゃないか!もう夫婦だぞ!それに、マーガレットのあんな可愛い笑顔を見たら、したくなるだろ!!」
と、男爵様はそっぽを向いた。
見えた耳たぶが、赤くなっていたから、恥ずかしいのかしら。

…って、やっぱり、今のはキス!?

うそ!照れてしまうわ!けど…なんだか嬉しいかも。そう思ったら、顔がニヤけてしまった。


「あ!マーガレット。俺の事も名前で呼んで欲しいな。」
と、いつの間にか男爵様は私の顔を見ていて、そう言った。

え?名前で!?…そうよね。夫婦になるのだものね。

「分かりました。カーティス様、よろしくお願いします。」

「よっしゃー!!名前で呼ばれるのっていいね!」
と、拳を振り上げてニコニコと笑っているわ。喜んでくれている。よかった!


「はいはい。さぁ明日の説明を早くマーガレット様にして差し上げましょう。夜も更けてきますから。」
なんだか、チャーリーあしらっているように見えるけれど…。

「そうだね。明日、店に一緒に挨拶に行こう。あらかじめ話はしてあるから。それから、パン屋と食堂には違う働き手を用意したからね。教会に併設されている孤児院の子だからっていうのもよくないけど、駄賃でも頂けたらありがたいって子達だから。店にも負担はないよ。」
と教えてくれた。

そうね。私が頂いていた駄賃なんて、普通働く人が頂くお給料とは比べ物にならない位低かったものね。その分残り物を頂けたけれど。

だから補充をしようにも、市井の人であったなら金額が払えない為、パン屋と食堂は私の代わりの人を雇えなかっただろう。

でも、そういう所まで気に掛けて下さっていて、本当に素晴らしいわ。

「私が辞める事になったら、って気掛かりだったの。そこまで手配をありがとうございます!」
と言った。

「いやぁ、そう言ってくれてよかった!それから酒場は、男の子を紹介したからね。女の子を紹介するのは、さすがに夜になるから出来なくてね。」

まぁ!そちらも配慮して下さったのね!本当にありがたいわ。

「ありがとうございます。」

「もう、そんな他人行儀に言わないでよ。ふ、夫婦なんだからな!」
と顔を赤らめてカーティス様は言った。本当に表情がクルクルと変わるわね。可愛らしいわ。
誰よ、紳士的でいつも冷静で大人っぽかったと言ったのは!…私ね!
でも、どちらも素敵だからいいわよね。格好いいから、様になるわ。



「よし、じゃあ明日の朝、三つの店に挨拶に行こうか。それから、俺の屋敷に共に出発しよう。楽しみだね。」
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