【完結】兄様が果てしなくアレなのですけど、伯爵家の将来は大丈夫でしょうか?

まりぃべる

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「あっそうそう。それから…前さ、レフィアが心配したいたボヤ騒ぎね。あれは、国で禁止されている葉を燃やした煙だよ。それを吸うとね、高揚感を得られるらしく使う人がいるって聞いてね。でも
使う人を捕まえるだけじゃダメでしょ?販売している人がいるわけで。で、情報を集めたりしてさ。夜の店に行くのも苦労したよ-。でもそのおかげで今日やっと、元締めと思われる伯爵家のボンクラ息子を捕まえられたんだ!こっからはマーフィスの仕事だからね。はーやっと、サーリンとゆっくり出来るよ。ね!」

 兄様は、私の方を見て話していたが、最後はサーリン姉様の方を見て言った。

 サーリン姉様はいつの間にか顔を上げて、話を聞いていたみたいだけどそう言われてまた、顔を赤らめている。

「えと…発言してもよろしいですか?」

 私は、自分を奮い立たせて疑問に思う事を聞こうと、発言した。


「なんだ?ここは非公式の場だからな。なんでも答えてやる。」

 と、恐れ多くもマーフィス様は言って下さった。

「ありがとうございます。ええと、兄様は、遊び歩いていたわけではないのですか?」

「ははは。遊び歩いていたか!夜、屋敷にも帰らずか?」

 マーフィス様は笑いながら言った。

「やだなぁ、レフィア。僕は、って言ったじゃないか。遊び歩いているわけないだろう?」

 と、兄様は、また顔色も変えずに言った。

「まぁ、悪い輩が行きそうな場所を偵察したり、私らと計画のすり合わせの為に会ったりいろいろとな。私は留学は実際は二年で終わらせたんだ。もちろん三年分の学習はしたから忙しかったがな。そしてこの1年は私は王宮にいたりブルフェス達といろいろ偵察したりな。ブルフェスも領地に帰るのは大変だからと王宮に泊まって行ったりもあったぞ。服もここにあるものを着ればいいのに、妹に持って来させると言って聞かないからな。その節は手間をかけて済まなかったな。」

「い、いえ…そうでしたの…。兄様、誤解をして申し訳ありませんでした。」

 と、私はマーフィス様と、兄様に伝えた。

「いやぁ。端から見たらそうだよね。でも、それも良い具合に転じたからいいんじゃない?」

 と、ケイフィス様を見て言った。何でケイフィス様なのかしら。

 まぁ、確かに、それのおかげでケイフィス様とお話が出来るようになったのだけど。

「まぁね。役得だったかな。レフィア嬢と親しくなれたからね。」

 とケイフィス様が言われた。

 まぁ!同じ事を思うなんて…!

 いえいえ、違うわよね社交辞令よきっと。公爵様なのだから勘違いしてはおこがましいわ。

 私は首を降って、もう一つの疑問を口にした。
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