12 / 18
理由
しおりを挟む
「ケイフィス、ここは良くない。隣の部屋へ行こう。」
と、マース嬢と呼ばれていた人が言った。…でも、この人は女性の姿をしていた男性なのよねきっと。誰なのかしら?
隣の部屋へ入るとすぐに、兄様もサーリン姉様と一緒に入って来た。
「もう!何なのです!?いきなり私の元へ来たと思ったら、ついてきてと言って!し、しかもき、休憩室なんて…!」
と、顔が赤くなりながら言っている。手を引っ張られているから恥ずかしいのかもしれないわね。
けれど、私達がいると知ってものすごく驚いているわ。
「え!?どういう事?」
「済まないね。その疑問を晴らそうと思ったのだが。いいか?」
と、マース嬢なる人が言った。
「私は、マーフィスだ。こんな格好をしているのは趣味ではないぞ。私は留学していた為顔ははっきり知られていないだろうが念のため女性になったまで。それで、ブルフェスにはかなり前から協力してもらっていた。」
そう言うと、一呼吸置いた。
多分、私達が今言われた事を理解する為に少し時間をくれたのかもしれない。
だって、マーフィスって、第二王子と同じ名前ですわ!
それに、留学うんぬん言っていたから間違いないわよね!
そして、何といってもオーラ!なんか視線が鋭い為そう感じるのかもしれないけれど、圧がすごいのよね…これはもう、もしかしなくても王族ですわよね!!
でも、兄様に協力してもらっていたってどういう事かしら!?
「ブルフェスは、とてもいい仕事をしてくれたよ。ちょっと、し過ぎたみたいで泣いている女性も増えてしまったみたいだけどね。」
「そうだよ-。なぜかサーリンが怒っちゃったから焦っちゃったよ。まぁ、サーリンは怒っても可愛いから見ていたいと思ってしまうんだけどね。」
「ま…!ど…!んもう!」
あらぁ、サーリン姉様、両手で顔を隠して首を左右に振っているわ。大丈夫かしら?可愛い仕草ですけれど。
でも、なんとなくだけど、ああゆう仕草をするサーリン姉様はいつも恥ずかしい時だから今もそうだと思いますわ。
「ははは。サーリン嬢も泣かされる口かい?ブルフェスには、悪い奴から誘われるようなアホになれと言ったんだけどね、こうなっちゃってね。でもま、結果的に良かったよ。」
悪い奴から誘われるアホになれ!?どういう事??
「マーフィス、止めてくれよー。サーリンは僕の未来の花嫁なんだからあまりいじめないでよね。学院に通う年齢って悪い遊びをする奴が増える時期だからね。だから、そういう事をしそうな奴に近づいたり、一緒に遊んでやったりしたまでさ。まぁ、女性でも道を踏み外す人はいるからね。優しくしていたら自ら自爆していく人とかいて驚いたけどね。学院を辞めてもらうのには、公爵令息であるケイフィスに手伝ってもらったりね。」
そう兄様は話してくれた。
「ブルフェスがフラフラとしているように見せてくれるから、ホイホイとついてくる輩がたくさんいて面白いように釣れたよね。まぁ、ブルフェスはそれが地なのかもしれないけれど。あ、学院を去った者がいるって聞いた事ある?あれはほとんど、悪さをしてばれて、修道院に行く事になったり、国有地に強制労働させられに行った者達だよ。親の目が届かない学院内なら少しくらい羽目を外したくなるのは分からないでもないけれどね。」
ケイフィス様も続いて話してくれる。すごい話を事も無げに話して下さるけれど、驚くのだけれど…。
「羽目を外すってお前、あれはやり過ぎだっただろ。学院で国が禁止していたものを販売していた奴とか、わざとそういう薬を元気が出る薬とか偽って飲ませ、依存させて金を巻き上げようとする奴とかよ。学院内だからバレないだろっていう考えが甘い!そんな奴は、将来の国を背負って立つ兄上の手足となれる訳がないわ!!」
マーフィス様は吐き出すように叫んだ。
そ、そうだったの!?確かに、いつの間にか学院を辞めた人がいたけれど、悪い事をしたから辞めたとは知らなかったわ…。
学院は、国の管轄だから公爵家であるケイフィス様が尽力したのかしら。マーフィス様は通われていらっしゃらなかったものね。
「あ、そうそうそれから…」
と、マース嬢と呼ばれていた人が言った。…でも、この人は女性の姿をしていた男性なのよねきっと。誰なのかしら?
隣の部屋へ入るとすぐに、兄様もサーリン姉様と一緒に入って来た。
「もう!何なのです!?いきなり私の元へ来たと思ったら、ついてきてと言って!し、しかもき、休憩室なんて…!」
と、顔が赤くなりながら言っている。手を引っ張られているから恥ずかしいのかもしれないわね。
けれど、私達がいると知ってものすごく驚いているわ。
「え!?どういう事?」
「済まないね。その疑問を晴らそうと思ったのだが。いいか?」
と、マース嬢なる人が言った。
「私は、マーフィスだ。こんな格好をしているのは趣味ではないぞ。私は留学していた為顔ははっきり知られていないだろうが念のため女性になったまで。それで、ブルフェスにはかなり前から協力してもらっていた。」
そう言うと、一呼吸置いた。
多分、私達が今言われた事を理解する為に少し時間をくれたのかもしれない。
だって、マーフィスって、第二王子と同じ名前ですわ!
それに、留学うんぬん言っていたから間違いないわよね!
そして、何といってもオーラ!なんか視線が鋭い為そう感じるのかもしれないけれど、圧がすごいのよね…これはもう、もしかしなくても王族ですわよね!!
でも、兄様に協力してもらっていたってどういう事かしら!?
「ブルフェスは、とてもいい仕事をしてくれたよ。ちょっと、し過ぎたみたいで泣いている女性も増えてしまったみたいだけどね。」
「そうだよ-。なぜかサーリンが怒っちゃったから焦っちゃったよ。まぁ、サーリンは怒っても可愛いから見ていたいと思ってしまうんだけどね。」
「ま…!ど…!んもう!」
あらぁ、サーリン姉様、両手で顔を隠して首を左右に振っているわ。大丈夫かしら?可愛い仕草ですけれど。
でも、なんとなくだけど、ああゆう仕草をするサーリン姉様はいつも恥ずかしい時だから今もそうだと思いますわ。
「ははは。サーリン嬢も泣かされる口かい?ブルフェスには、悪い奴から誘われるようなアホになれと言ったんだけどね、こうなっちゃってね。でもま、結果的に良かったよ。」
悪い奴から誘われるアホになれ!?どういう事??
「マーフィス、止めてくれよー。サーリンは僕の未来の花嫁なんだからあまりいじめないでよね。学院に通う年齢って悪い遊びをする奴が増える時期だからね。だから、そういう事をしそうな奴に近づいたり、一緒に遊んでやったりしたまでさ。まぁ、女性でも道を踏み外す人はいるからね。優しくしていたら自ら自爆していく人とかいて驚いたけどね。学院を辞めてもらうのには、公爵令息であるケイフィスに手伝ってもらったりね。」
そう兄様は話してくれた。
「ブルフェスがフラフラとしているように見せてくれるから、ホイホイとついてくる輩がたくさんいて面白いように釣れたよね。まぁ、ブルフェスはそれが地なのかもしれないけれど。あ、学院を去った者がいるって聞いた事ある?あれはほとんど、悪さをしてばれて、修道院に行く事になったり、国有地に強制労働させられに行った者達だよ。親の目が届かない学院内なら少しくらい羽目を外したくなるのは分からないでもないけれどね。」
ケイフィス様も続いて話してくれる。すごい話を事も無げに話して下さるけれど、驚くのだけれど…。
「羽目を外すってお前、あれはやり過ぎだっただろ。学院で国が禁止していたものを販売していた奴とか、わざとそういう薬を元気が出る薬とか偽って飲ませ、依存させて金を巻き上げようとする奴とかよ。学院内だからバレないだろっていう考えが甘い!そんな奴は、将来の国を背負って立つ兄上の手足となれる訳がないわ!!」
マーフィス様は吐き出すように叫んだ。
そ、そうだったの!?確かに、いつの間にか学院を辞めた人がいたけれど、悪い事をしたから辞めたとは知らなかったわ…。
学院は、国の管轄だから公爵家であるケイフィス様が尽力したのかしら。マーフィス様は通われていらっしゃらなかったものね。
「あ、そうそうそれから…」
28
あなたにおすすめの小説
魔力ゼロと捨てられた私を、王子がなぜか離してくれません ――無自覚聖女の王宮生活――
ムラサメ
恋愛
伯爵家で使用人同然に扱われてきた少女、エリナ。
魔力も才能もないとされ、義妹アリシアの影で静かに生きていた。
ある日、王国第一王子カイルの視察で運命が動き出す。
誰も気づかなかった“違和感”に、彼だけが目を留めて――。
身代わり令嬢、恋した公爵に真実を伝えて去ろうとしたら、絡めとられる(ごめんなさぁぁぁぁい!あなたの本当の婚約者は、私の姉です)
柳葉うら
恋愛
(ごめんなさぁぁぁぁい!)
辺境伯令嬢のウィルマは心の中で土下座した。
結婚が嫌で家出した姉の身代わりをして、誰もが羨むような素敵な公爵様の婚約者として会ったのだが、公爵あまりにも良い人すぎて、申し訳なくて仕方がないのだ。
正直者で面食いな身代わり令嬢と、そんな令嬢のことが実は昔から好きだった策士なヒーローがドタバタとするお話です。
さくっと読んでいただけるかと思います。
貧乏伯爵家の妾腹の子として生まれましたが、何故か王子殿下の妻に選ばれました。
木山楽斗
恋愛
アルフェンド伯爵家の妾の子として生まれたエノフィアは、軟禁に近い状態で生活を送っていた。
伯爵家の人々は決して彼女を伯爵家の一員として認めず、彼女を閉じ込めていたのである。
そんな彼女は、ある日伯爵家から追放されることになった。アルフェンド伯爵家の財政は火の車であり、妾の子である彼女は切り捨てられることになったのだ。
しかし同時に、彼女を訪ねてくる人が人がいた。それは、王国の第三王子であるゼルーグである。
ゼルーグは、エノフィアを妻に迎えるつもりだった。
妾の子であり、伯爵家からも疎まれていた自分が何故、そんな疑問を覚えながらもエノフィアはゼルーグの話を聞くのだった。
結婚相手が見つからないので家を出ます~気づけばなぜか麗しき公爵様の婚約者(仮)になっていました~
Na20
恋愛
私、レイラ・ハーストンは結婚適齢期である十八歳になっても婚約者がいない。積極的に婿探しをするも全戦全敗の日々。
これはもう仕方がない。
結婚相手が見つからないので家は弟に任せて、私は家を出ることにしよう。
私はある日見つけた求人を手に、遠く離れたキルシュタイン公爵領へと向かうことしたのだった。
※ご都合主義ですので軽い気持ちでさら~っとお読みください
※小説家になろう様でも掲載しています
【完結】傷物令嬢は近衛騎士団長に同情されて……溺愛されすぎです。
朝日みらい
恋愛
王太子殿下との婚約から洩れてしまった伯爵令嬢のセーリーヌ。
宮廷の大広間で突然現れた賊に襲われた彼女は、殿下をかばって大けがを負ってしまう。
彼女に同情した近衛騎士団長のアドニス侯爵は熱心にお見舞いをしてくれるのだが、その熱意がセーリーヌの折れそうな心まで癒していく。
加えて、セーリーヌを振ったはずの王太子殿下が、親密な二人に絡んできて、ややこしい展開になり……。
果たして、セーリーヌとアドニス侯爵の関係はどうなるのでしょう?
完 独身貴族を謳歌したい男爵令嬢は、女嫌い公爵さまと結婚する。
水鳥楓椛
恋愛
男爵令嬢オードリー・アイリーンはある日父が負った借金により、大好きな宝石だけでは食べていけなくなってしまった。そんな時、オードリーの前に現れたのは女嫌いと有名な公爵エドワード・アーデルハイトだった。愛する家族を借金苦から逃すため、オードリーは悪魔に嫁ぐ。結婚の先に待ち受けるのは不幸か幸せか。少なくとも、オードリーは自己中心的なエドワードが大嫌いだった………。
イラストは友人のしーなさんに描いていただきました!!
愛しの第一王子殿下
みつまめ つぼみ
恋愛
公爵令嬢アリシアは15歳。三年前に魔王討伐に出かけたゴルテンファル王国の第一王子クラウス一行の帰りを待ちわびていた。
そして帰ってきたクラウス王子は、仲間の訃報を口にし、それと同時に同行していた聖女との婚姻を告げる。
クラウスとの婚約を破棄されたアリシアは、言い寄ってくる第二王子マティアスの手から逃れようと、国外脱出を図るのだった。
そんなアリシアを手助けするフードを目深に被った旅の戦士エドガー。彼とアリシアの逃避行が、今始まる。
「不吉な黒」と捨てられた令嬢、漆黒の竜を「痛いの飛んでいけー!」で完治させてしまう
ムラサメ
恋愛
漆黒の髪と瞳。ただそれだけの理由で「不吉なゴミ」と虐げられてきた公爵令嬢ミア。
死の森に捨てられた彼女が出会ったのは、呪いに侵され、最期を待つ最強の黒竜と、その相棒である隣国の竜騎士ゼノだった。
しかし、ミアが無邪気に放った「おまじない」は、伝説の浄化魔法となって世界を塗り替える。
向こう見ずな天才騎士に拾われたミアは、隣国で「女神」として崇められ、徹底的に甘やかされることに。
一方、浄化の源を失った王国は、みるみるうちに泥沼へと沈んでいき……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる