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彼は
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「僕は、14歳。ライルだよ。3年前の時は、隣の国に留学してたんだけど、ちょっとヘマして大怪我しちゃって。で、ヤバくて逃げていたんだよね。いつの間にかマフェソン伯爵領にたどり着いて力尽きたわけだけど君に会えて本当に良かった。翌日怪我も無くまた留学先に帰ったら、奴らビビっちゃってさ。それ以来僕には手出ししてこなくなって。君に本当に助けられたんだ!」
そうだったの…。
「そう、それなら良かったわ。私はキャロル。よろしくね。」
「キャロル様!!」
「あら。クロエが私の名前を散々呼んでいるじゃない。ライルさんも名乗ってくれてるし、自分から名乗らないと失礼でしょ?」
「う…それは…まぁ…。でも話すのはそこまでです!!」
「じゃあさ、僕明日挨拶に行っても良い?それで、行きたい所があるから一緒に行って欲しいな。」
「それは新手のナンパですか!?」
クロエ、そんなに食い気味に話さなくても…。
「いや?僕は何も言えずに別れたから、君にどうしてももう一度会いたかったんだ。それで、会えたらもっと一緒にいたくなったんだよ。至極真面目だよ。だから、明日改めて挨拶に行きたいな。ねぇ、キャロルが僕を覚えていてくれて本当に嬉しかったよ!君は、どう?少しでも僕に会えて良かったって思えたり…しない?」
最後の言葉がもそもそと囁くように言ったのは、自信がないのかしら。フフフ。なんだか、年上の殿方であるのに一気に可愛く思えてしまったわ。
3年前に会った時より、とても凛々しくなって素晴らしくかっこ良くて…でも可愛く見えるなんて…もしかして悪い所は一つも無いんじゃないかしら?
「フフ。ねぇライルさん。私も会えて良かったって思うわ。だってあれからどうしたかしらって心配だったもの。」
「心配…そう?まぁ、今はそれでいいや。その内、僕と同じ想いにさせてみせるからね!」
「えっ?」
「ええと、それでねクロエ。僕は真面目なんだ。許しを得られないかな?」
と、今度はクロエの方を見て言った。
「え!な、なぜ私に…?」
クロエは話をふられると、驚いている。
「だって、君の許しを得られないと、キャロルと仲良くしてはダメなんだろう?」
「そ…それは…。」
「明日挨拶に行く時に、すべて話すから。それで勘弁してもらいたいな。明日ご両親はいるの?」
「ええと…分からないけれど、今夜は観劇に出ているから午前中は寝ていると思うわ。」
今度はそう、私が答えた。
「そうか。じゃあ午後の早い内にお邪魔したいな。今は王都にいるの?」
「お待ち下さい!それでは、こちらが不利でございます!」
クロエが話を遮って言った。不利…?
「うーん…じゃあ仕方ないな。これを君に預けるから、明日ご両親に挨拶に行くからって伝えてくれる?執事に言えばきっと伝わるからね。」
と言って、ライルは右手から指輪を外して私に手渡した。
「え!そんな…。」
そんな高価そうな物…!と、ライルさんの顔を見た。
「返すのは次に会った時ね。あ、文句はクロエに言ってね。だって、クロエが信用に値するものは?って言ったんだからね。指に付けれる?」
と言われ、渋々合わせてみる。
「緩いわ。外れちゃう。」
「はは。じゃあ親指はどう?」
「はまったわ!でも…いいの?どうしましょう…。」
「うん、これなら外れないね。次に会う時まで外さない事。いいね?絶対に外さないでね。お風呂とかでも付けていて大丈夫だから。で、これを執事に見せる事。いい?」
「分かったわ!絶対に外さない!」
「いいね!可愛いいな。もっと君と話していたいけど、でもそろそろ帰るかい?」
「そうね…あまり遅くなるといけないわ。」
「お待ち下さい!なぜ、執事がいるとお思いに?」
「うーん、話し方?丁寧だよね。服装も上質だし。それから、クロエとの関係が侍女とお嬢様みたいだと思って。」
まぁ!大当たりね!すごい!!
「さぁ。今日は会えた記念に僕が奢るから。あまり遅くなると、さすがの王都でも変な奴がうろつくといけない。送るよ。」
「め、めっそうもない!」
「クロエ。諦めましょ!それに、私帰り道分からないわ。だから申し訳ないのだけどお願いします。」
もう少し、一緒にいられるのね。嬉しくなっちゃったわ!
そうだったの…。
「そう、それなら良かったわ。私はキャロル。よろしくね。」
「キャロル様!!」
「あら。クロエが私の名前を散々呼んでいるじゃない。ライルさんも名乗ってくれてるし、自分から名乗らないと失礼でしょ?」
「う…それは…まぁ…。でも話すのはそこまでです!!」
「じゃあさ、僕明日挨拶に行っても良い?それで、行きたい所があるから一緒に行って欲しいな。」
「それは新手のナンパですか!?」
クロエ、そんなに食い気味に話さなくても…。
「いや?僕は何も言えずに別れたから、君にどうしてももう一度会いたかったんだ。それで、会えたらもっと一緒にいたくなったんだよ。至極真面目だよ。だから、明日改めて挨拶に行きたいな。ねぇ、キャロルが僕を覚えていてくれて本当に嬉しかったよ!君は、どう?少しでも僕に会えて良かったって思えたり…しない?」
最後の言葉がもそもそと囁くように言ったのは、自信がないのかしら。フフフ。なんだか、年上の殿方であるのに一気に可愛く思えてしまったわ。
3年前に会った時より、とても凛々しくなって素晴らしくかっこ良くて…でも可愛く見えるなんて…もしかして悪い所は一つも無いんじゃないかしら?
「フフ。ねぇライルさん。私も会えて良かったって思うわ。だってあれからどうしたかしらって心配だったもの。」
「心配…そう?まぁ、今はそれでいいや。その内、僕と同じ想いにさせてみせるからね!」
「えっ?」
「ええと、それでねクロエ。僕は真面目なんだ。許しを得られないかな?」
と、今度はクロエの方を見て言った。
「え!な、なぜ私に…?」
クロエは話をふられると、驚いている。
「だって、君の許しを得られないと、キャロルと仲良くしてはダメなんだろう?」
「そ…それは…。」
「明日挨拶に行く時に、すべて話すから。それで勘弁してもらいたいな。明日ご両親はいるの?」
「ええと…分からないけれど、今夜は観劇に出ているから午前中は寝ていると思うわ。」
今度はそう、私が答えた。
「そうか。じゃあ午後の早い内にお邪魔したいな。今は王都にいるの?」
「お待ち下さい!それでは、こちらが不利でございます!」
クロエが話を遮って言った。不利…?
「うーん…じゃあ仕方ないな。これを君に預けるから、明日ご両親に挨拶に行くからって伝えてくれる?執事に言えばきっと伝わるからね。」
と言って、ライルは右手から指輪を外して私に手渡した。
「え!そんな…。」
そんな高価そうな物…!と、ライルさんの顔を見た。
「返すのは次に会った時ね。あ、文句はクロエに言ってね。だって、クロエが信用に値するものは?って言ったんだからね。指に付けれる?」
と言われ、渋々合わせてみる。
「緩いわ。外れちゃう。」
「はは。じゃあ親指はどう?」
「はまったわ!でも…いいの?どうしましょう…。」
「うん、これなら外れないね。次に会う時まで外さない事。いいね?絶対に外さないでね。お風呂とかでも付けていて大丈夫だから。で、これを執事に見せる事。いい?」
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「うーん、話し方?丁寧だよね。服装も上質だし。それから、クロエとの関係が侍女とお嬢様みたいだと思って。」
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「さぁ。今日は会えた記念に僕が奢るから。あまり遅くなると、さすがの王都でも変な奴がうろつくといけない。送るよ。」
「め、めっそうもない!」
「クロエ。諦めましょ!それに、私帰り道分からないわ。だから申し訳ないのだけどお願いします。」
もう少し、一緒にいられるのね。嬉しくなっちゃったわ!
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