きもちいいあな

松田カエン

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新規任務準備編

30.ほしい!

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 扉の開く音に、はっと目を覚ました私は、息を詰めて周囲の様子を伺った。ユストゥスの帰りを待ったまま、寝てしまっていたのだ。そろりと視線を巡らせると、奥の部屋からユストゥスが顔を出したタイミングだったようで、奴隷服の彼は、靴を脱ぐとベッドの上に上がってきた。
 私に覆いかぶさるような位置まで上がってきた灰色狼は、私の顎を軽く掴んで、ふにふにと指先で下唇に触れながら、顔を寄せてくる。キスだ。私はいつものように唇を薄く開いて唇が重なってくるのを待ったが、ユストゥスは動きを止めると、顎から手を離して上半身を起こしてしまった。
 いったいどうしたのだろう。昨日から様子が変だ。

「お、はようユストゥス。昨日はどこに行っていたんだ。夜、腹が鳴って仕方がなかったんだぞ」
 私の訴えに、目を細めたユストゥスはがりがりと頭を掻く。それからため息交じりに私の手を取るとそこに、ごめん、と短く謝罪を綴った。

「別に、いいんだが……っ?」
 服すら着ずに寝ていた私の毛布をはぎ取ると、ユストゥスは私の足を割り開いた。ぱかりとまるで赤子がおむつ替えをするような形に広げられ、かあっと羞恥が立ち上った。毎朝ユストゥスは、私に精液を注いでくれるが、それはキスや愛撫を繰り返して、私が蕩けてしまったあとに注いでくる。
 夜のしつこいまでの愛撫が続くよりは、あっさりとした触れ方だが、それでも十分に濃厚だった。そういった経過がないまま足を広げられることなど、最初のころ以外はなかったように記憶している。
 私の足の間に陣取ったユストゥスは、半勃ちのおちんぽを何度か出て上下にしごいて、私の腰を掴んで引き寄せた。軽く入り口をこんこんと先端で突き、それからゆっくりと沈めてくる。

「んんっ……ふ、ぅ」
 こんな、性急さは珍しい。それでも痛みも引き攣れることもなく、あっさりと受け入れた私のあなは、いつものように美味しくユストゥスの雄をしゃぶり始めた。臀部とユストゥスの腰がぶつかってパツパツ音が鳴る。

「あっ、あっ、んっ、んんっ……あっ……?」
 じんわりと腹が温かくなってきたところで、ぐっと奥まで差し入れられ、中に精液が注がれた。びくびくと腹の中でおちんぽが跳ねているのがわかる。残滓まで搾り取ろうと、肉膣がうねって絡みつくが、その動きが収まると、ユストゥスはあっさりと引き抜いた。

<飯、先に行くわ>
「え……」

 ぽんと私の頭を軽く撫で、ユストゥスは早々に身繕いを終えるとベッドを降りる。そして振り返りもせずに、部屋を出ていってしまった。残されたのは、ただベッドの上でだらしなく横たわって、ユストゥスの白濁を取り込むために、むにゅむにゅと淫猥な穴が震える余韻で、身体を火照らせるだけの私だけだ。そろそろと起き上がって、ユストゥスが出ていったドアを凝視する。

「ゆす、とぅす……?」

 キスもない。愛撫もない。抱き締めてもくれなかった。義務と言わんばかりに、中に精子を入れていった。……別に、それで構わないはずだ。だって、精をもらえれば、私はそれで。

「い、いた、い……腹がいたい」

 きゅううっとどこかが、締め付けられるように痛んだ。痛みの元を抑えるように、身体を抱きしめて小さく身体を縮こませる。そのまま短くない時間留まっていると、痛い部分が麻痺したように感じられる。恐る恐る四肢を伸ばして、私はベッドから這い出た。
 服を身に着け目覚まし代わりに顔を洗い、髪を梳かす。1人で身支度するのも久しぶりだ。自分ですると言っても、あの狼は言うことを聞かず、強引に私の服装を整えてきた。私が不貞腐れると鼻で笑って仕舞にはキスをくれた。う……思い出すとまた腹が痛い。

「精液が、足りなかったのか」
 治療がてら精液を注いでもらったが、夜は抱かれてない。だから、こんなに腹が空いて、痛いのだ。ようやく原因が思い当たって、私はほっとする。そうと決まれば、もっとユストゥスにもらいに行けばいい。

 あれは、私の狼なのだから。

 服装に変なところがないのを確認してから、私はダイニングに向かう。いつものように寮の皆が集まってきていた。エリーアス様が自分の隣の空いた席を指さしている。
「おはようクンツ。こちらで一緒に食べよう」
「エリーアス様おはよう」
 ユストゥスがあまり行儀良くない仕草で朝食を食べているのを見やり、私はしかたなく呼ばれた席に向かう。朝食を中断させてまで邪魔をする気にはなれない。
「昨日はあのあとどうだった?僕はマインラートに怒られてしまったよ。彼は怒るとすごくてね」
「うん……そうだな」

 生返事をする私の視線がユストゥスに向かっていることに気づいたのか、エリーアス様は口を閉じる。それから手話で<誰かなにか知ってる人>とほかの騎士に尋ね始めた。
 ちらちらと、ユストゥスに何度も視線を向ける私の目の前に置かれたのは、カップケーキよりも小さいプチケーキとミルクだった。なぜかバルタザールは、私の食事だけ甘味にしてしまった。温めたミルクには、はちみつがティースプーン一杯分混ぜられているのも、もう知っている。少量のそれを、私は大事に飲んで、プチケーキを味わった。最後に残った一口分のミルクを飲もうとしたとき、ユストゥスが席を立ったことに気づいた。

「ユストゥス!」
 ダイニングを出ようとしたユストゥスに駆け寄ると、彼の尾が力なくぱたりと揺れる。
「さっきのでは、足りない。もっとおまんこして」
<……そうか>
 ぽんっと私の頭を撫でると、腕を掴まれて歩き出した。部屋に戻るのかと思えば、すぐそばのリビングに入る。ベッドの前で、ユストゥスが足を止めた。

「こ、ここでするのか」
 ユストゥスが自室ではないところで、私を抱くのも珍しかった。ベッドに乗った方がいいのか、どうしたら、と次の行動に移せずにいると、しゃがんだユストゥスが、下着ごとスラックスを一気に脱がしてきた。少しの迷いもなく。がばっと。

「え……わっ」
 そして私に後ろを向かせると、とんっと背中を押した。ふらついたが、腰は掴まれたままで、立位前屈のように床に手をつく。そして私がふらつかないとわかると腰から手を離し、むにっと尻を両手で押し広げた。そのまま、尻の肉付きの良いところで、剛直を挟み、ぬるぬると何度か上下に擦った後、おまんこに、おちんぽをずぷっと押し込んできた。

「あっあんっあっ」

 一定の速度を保って突き上げられる。四つん這いになるには、足元のスラックスが邪魔で足が広げられない。だが、ユストゥスに突き上げられるたびに、膝ががくがくと震えながら曲がり、はしたなくがに股に開いてしまった。腰が抜けそうになるが、そうなるとユストゥスに腰を掴まれて揺さぶられる。

「ひっあっ、ゆす、ゆすとぅす……っ!」

 がつがつと遠慮のない動きで、ただ規則正しく抜き差しを続けたユストゥスは、最後に奥に押し込んで、先ほどと変わらず奥に白濁を吐き出す。じゅぶっと音を立てて、すぐに引き抜かれた。私が達することもできないような、短い時間での性交で、またあっさりと終わった。
 そのままへたり込みそうになる私の腰を掴んで立ち上がらせると、逆にしゃがんだユストゥスは下着を引き上げスラックスを戻す。そして立ち上がろうとしたユストゥスを、私は上から肩を掴んで抑え込んだ。

「わ、わたしは!お前に、何かしたか?」

 こんな、二度も、ユストゥスに、使われたのは初めてで、声が震えてしまう。ユストゥスは困ったように力なく笑うと、首を横に振った。

<いや、あそこで嫌いって言われたのが、結構効いてるだけだ。やっぱしつこくし過ぎたのがよくねえんだろ。あれは種族の性だが、俺の性格でもあるし、エリーアスにも喧嘩売って……バカだったなって思っただけだ>
「……?……わか、わからない。手に書いてくれユストゥス……」
 私もユストゥスと同じようにしゃがみ込んで手を差し出す。その手が小刻みに震えていた。ユストゥスの動作を見守りたいのに、目が水で歪む。だめだ。ちゃんと、見ないと。ぐっと裾で涙をぬぐう。

<いやほんっとお前、手話全然覚えないな。俺のことなんてどうでもいいんだろ?……って、なんもわかんないお前に言っても無駄か。はー……いい年して、俺も何やってんだか。落ち着いたら、また優しくできると思うから少し待っててくれ。ちゃんとごはんセックスはやるから>
 ぐしゃりと私の頭を撫でたユストゥスが、立ち上がる。コン、と乾いた木を鳴らす音が聞こえた。視線を向ければエリーアス様が、リビングのドアに寄り掛かってこちらを見ていた。

「なんだユストゥス、クンツのこといらないんなら、僕がもらっていいかな」
<こういう弱ってるとこ狙ってくるあたり、お前も性格わりいよな>
 歩きながらエリーアス様に近づいたユストゥスが、そこで足を止めた。2人の視線が交差する。私は呼吸を止めて見守った。

「知らなかったの?僕に性格の悪さで、右に出るものはいないよ」
<はっ、そういやそうだったな。まあ手ぇ出したいなら出せばいい。俺の嫁は、夫が誰かは理解してんだよ。ただ感情が追い付かないだけだ>
「それって負け犬の遠吠えじゃない?クンツに自分の事好きだって言ってほしいって、言えないくせに」
<欲が出ちまった俺が言うのもなんだが、俺は別に好かれなくていい。嫌われなけりゃ、拒まれなけりゃそれでいい>
「……へえ、それでいいの」
<ってとこで、自分を納得させようとしてんだよ。察しろ。ほんっと根性悪いなお前>
「弱ったお前は張り合いがなくてつまらないね」

 エリーアス様と話すユストゥスの手話を、私はじっと見つめる。エリーアス様の言葉はあまり耳に入らなかった。その視線を、気づかないうちに近づいてきていた、エリーアス様の手のひらが遮る。

「さぁクンツ、僕との約束覚えてる?おまんこしよっか。ちょうどおあつらえ向きにベッドあるしね!」
「っユストゥス!」
 肩を抱いてベッドに向かおうとするエリーアス様に戸惑い、ユストゥスを呼ぶが、私の狼は近づいてこない。力なく笑って、私とエリーアス様を見ている。
<選ぶのはお前だクンツ。嫌ならそのいけすかねえ野郎ぶん殴れ>
「あっはは!ほらユストゥスも僕とおまんこしていいって言ってるよ。子作りごっこしよ?」

 エリーアス様の言葉を、ユストゥスは否定しなかった。ぎゅっと私は拳を握る。むかむかと腹の奥が煮えたぎるようだった。

「……エリーアス様。すまない」
「えっ……っい?!」

 振り返りざまに私はエリーアス様の頬をぱんっと平手で殴りつけた。私の本気で叩けばひどいことになるのは分かっているから、弱めに。でもそれでも油断していたのか、エリーアス様の身体がぐらつく。掴まれていた肩が自由になって、私はユストゥスに向き直った。
 私は唇をかみしめると、を片手で強く押さえながら、ユストゥスに詰め寄る。そしてユストゥスの頬も、手のひらで叩いた。エリーアス様を叩いた時よりは、少し強くなってしまったかもしれない。

「わたっ……私を、こんな、にしておいて、お前は……っ!!私のことが嫌いなら!そう言えば良いだろう!もういい!ユストゥスなんて嫌いっ嫌いだッ!!」

 そう怒鳴って立ち去ろうと、そう思っていたのに。言うことを聞かない身体は、勝手にユストゥスに抱き着いた。背に手を回して胸板に顔を擦り付ける。溢れる涙が止まらない。鼻水もつけてやれ。どうだぐしゃぐしゃだざまあみろ!
 わんわん泣きながら、私は背中に伸ばした手でぐっと服を引っ張りながら、背伸びをする。……届かない。私の身長では、届かない。この狼が大きすぎるんだ!

「っゆすとぅす!かがめっ!このでかぶつ!きすっ……今日はまだ、キスしてないぃっ!」

 ……なんて幼稚なんだ私は。駄々を捏ねるだけの子供に成り下がるしかない自分を、どこかに置き忘れてきた冷静な自分があざ笑う。リンデンベルガーの騎士として失格だと。でも、それのどこが悪い。私はいまや、頭のいかれた魔肛持ちの群青騎士だ。欲しいものを欲しいと言って何が悪い。

 私は今、この男が欲しい!

「きすっ!きー……っん……っ」
 男の唇が降りてきた。舌が入ってくるから、まるで乳飲み子のようにその舌に吸い付く。目を細めたユストゥスは、私の背に手を回し、抱き締めながら口づけを続けた。泣きすぎて鼻が詰まって息ができない。苦しい。なのに、離れたくない。

「えー……これじゃ本当に、僕間男じゃないか」
 私に殴られた頬を自分で治癒しながら、ベッドに寝転がったエリーアス様はぼやく。でも少しもエリーアス様に意識が向かなかった。

 苦しがっている私に気づいたユストゥスは、縋りつこうとする私を押しやりながら口を離した。
「っ、やっ、まらたりな……っ」
 もっと、もっとキスしてほしい。呼吸を乱したまま舌を突き出して求める私に、ユストゥスは、少しもごもごと口を動かすと、舌に唾液を絡ませて差し出してきた。舌先だけで、ぬるぬると触れ合う。とろ……っと唾液が流し込まれ、それすら甘露のように味わった。

「んんっ……もっとぉ」
 ユストゥスの舌おいしい。もっとほしい。男の身体をよじ登り始めた私に、ユストゥスが軽く笑った。キスも、舌も、全然足りない。ユストゥスが足りない。

「おまんこ、しなくていいから、もっとあいして。ユストゥスがほしい!」
 ユストゥスの目が見開かれる。男の手を取って、胸に押し付けた。
「ここがいたい!おまえのせいだ!っ……こんな、っこんなに、おまえの、あいがほしい……っ!なんでもするから、あいして!」

 男の胸板を叩く。シャツを握ると、思いっきりその服で鼻をかんだ。ふはは!これで私と部屋に戻らざるを得まい!でろでろになったシャツに満足していると、ユストゥスはそれをあっさりと脱いでしまった。丸めた服で、ぐしぐしと私の顔面を拭いてくる。あっ……ユストゥスの匂いがする……。
 その匂いを嗅ぐだけで、じんと、わずかに痺れたような刺激が下腹部に走り、腹の奥がきゅっとなる。……二度も注いでもらったのに、変だ。下腹に手を当てて、首を傾げる。しまった。おまんこしなくていいと言ったのに、すぐに強請るのは、私でもどうかと思うぞ。膝頭をもそもぞとすり合わせ、ユストゥスに抱き着く。

<お前……そういや倉庫でも発情してたな。そうか。、か……>

 何かを喋っているその手話をじっと見つめる。ユストゥスの声を記憶しておけるように。じっと。ユストゥスはそんな私を、縦抱きするように抱き上げた。
「なんだ?部屋に戻るのか?戻っても、あれだぞ。すぐには許さないからな。いっぱいあいしてくれるんだろうな?」
 笑いながら頷かれる。ならいい。許す。私は首に腕を回してぎゅっと抱き着いた。ユストゥスはエリーアス様に視線を向けると、なぜか勝ち誇った顔で笑っている。それに対してエリーアス様は苦笑していた。

「はいはいご馳走様。クンツ、おまんこはまた後日ね」
「ああ、わかった!」
<?!>

 驚いたユストゥスの手が、何か言いたげにわきわきと動く。でも私を抱き上げているせいで、片手しか自由にならず、言葉にはならなかった。だめだ。私を降ろしたりするなよ。降ろさせまいと腕に力を込めた。やがて諦めたようにユストゥスは両手でしっかりと抱きかかえてリビングを後にする。

 部屋に戻ると、それはそれは甘美な触れ合い……ではなく、ユストゥスの手による、厳しいまでの手話の教育で、私は散々暴れた。最終的に<お前、なんでもするっつっただろうが!>とが、記憶にないと突っぱねた。

 ちゃんとあいしてもらったかどうかは……恥ずかしい。秘密だ秘密!


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