きもちいいあな

松田カエン

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獣軍連邦潜入編

70.孤児院の子供たち

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 また今日も変な夢を見た。
 エリーアス様が変な服を私に着せてくる夢だ。会話はほとんど覚えていないが、とても満足げに笑っていたことだけは覚えている。私はエリーアス様に、ド変態でいてもらいたいのだろうか。いや、それもどうかと思う。

 それもこれも、朝っぱらからうるさく窓を叩く音がするせいだろう。私はあくびをかみ殺し、ベッドの上でそろりと伸びをした。

「クーちゃん!早く!ライニールが来ちゃうわよ!」
「リリ、ちゃ、暴れないで……っパンツ見えちゃうよぉ」

 見える、見えるぞ。窓の外でブラムを四つん這いにさせて、その上に乗ったツェルリリが、ゴンゴン窓を叩いている幻影が。

「見ないで!えっち!」
「うわーん!」

 ばちん、と何かを叩く音が聞こえ、ややあってから、ブラムの泣き声が聞こえた。ああ、さらにやかましさが増す。
 私が部屋で待機するようになってから、都度ある風景だ。もそもそと毛布をかぶり、身体の鬱血が見えないようにしてから、私はベッド下部にある、少し高い位置にある窓を開けた。
 顔を覗かせると、そこには案の定、怒っているツェルリリと、泣きべそをかいているブラムがいた。……珍しい。ギィスがいないぞ。

「リリちゃん、協力してくれている相手を叩くのは良くないぞ」
「あたしのせいじゃないもん!クーちゃんがすぐに顔を出さないからだもん!」
 相変わらずの暴論である。もう慣れた。

「ブラム、大丈夫か?」
「あ、うん……クーちゃんも、身体の具合、大丈夫?」

 おっとりとした牛獣人は、私が声をかけると、ほんわかと笑みを浮かべた。逆に気遣われてしまい、ゆっくり頷く。

 子供たちには、私は病気で体調を崩した、という話にしてあるらしい。
 うつすと困るので隔離というわけだ。まあ身体中に付いた鬱血や噛み痕も、ある意味そんなようなものだろう。痕はだんだんと薄くなっていて、もう少ししたら外に出ることもできるはずだ。
 ……少しばかり寂しいから、ユストゥスに頼んで見えにくい……、う、内股辺りにでも、痕をつけてもらうか。あの狼なら喜んでべろべろ舐めながら、噛みついてくれるはずだ。やりすぎないように、言い聞かせなければ。

 隔離なので本当は会いに来てはいけない筈なのに、彼ら3人は、暇さえあれば私の部屋にやってくる。何かと他愛ない話をしては去っていくのだ。
 縫物、編み物を言いつかりつつ、筋トレしかしていない私にとっては、ありがたい話し相手ではある。
 だが、だからこそ怒られている姿を見るのは忍びない。
 早く戻れ、と声をかけようとしたところで、ふと目の前が陰った。

「うわっ」
「よおクンツ!今日もいい匂いしてるか!」

 上の笠の裏に何をどうやったのか、ツタが生えていた。そしてちょうど窓の上の部分でそのツタが切れている。それに、ギィスがぶら下がっていた。
 驚いてのけ反れば、俊敏な身のこなしで、ギィスが窓から中に飛び込んできた。

「あっギィスずるいー!」

 窓の外側からはツェルリリが騒ぐ声が聞こえてきたが、私はそれどころではなかった。興奮したギィスに押し倒されている。その状態に、私はゴクリと喉を鳴らした。子供であるはずのギィスも、獣人らしい力強さがある。私は強化魔法を使わなければ、跳ね退けられない。

「早く尻出せ!ここ数日嗅いでねえから、落ち着かねえんだよ!」
「ちょっこらっ!出す!出すから、毛布を引っ張るな!」

 鼻息荒い猪に押し切られ、私はベッド上部にまで押しやられる。仕方なく上半身は毛布にくるまったまま、臀部をギィスに突き出すと、ぐりぐりと鼻先を尻に押し付けられ、すうーっと匂いを嗅がれた。布越しに感じる呼吸に、慣れたくないのに、慣れてしまった自分が怖い。

 すーはーすーはーと匂いを嗅がれ、また興奮して部屋を飛び出していくのだろうと思った私は、顔が離れた気配にほっと身体の力を抜いた。この後おそらくは出ていったドアから、入ってくるツェルリリの対応を考えると、少しだけ頭痛を感じる気がする。

 だがギィスはすぐには出ていかなかった。

「おい」
「っな、んだ?」

 うつ伏せだった私はあお向けにされ、またもやギィスに伸し掛かられて、息を飲む。
 ほ、本人は気付いていないのだろうが、私の……その、魔肛の、発情した雌の匂いを嗅いで、ギィスのギィスは、服を硬く押し上げていた。ごりごりと私の柔らかなペニスを突っついている。
 これは、このまま、犯されるのではないか?そう身構えたところで、思い切りごつんと額に額をぶつけられた。

「いっ……」
「んん?なんだクンツ熱ねえじゃん!もういいだろ?みんなと飯食って作業して、あそぼーぜ!」

 ぐりぐりとぶつけられた額を押し付けられて、私は悲鳴を飲み込んだ。にぱっと笑う笑顔がまぶしい。でも……と私が躊躇すると、毛布でぐるぐる巻きにされた。

「俺、風邪ひかねえし!丈夫だからな!他のやつらも心配してるし、今日は俺が1日中、担いで運んでやるよ!」

 ぐいっと私を軽々と持ち上げて背負ってしまう。乱雑な動きに、毛布を握ったまま背に抱き着けば、彼はよろめくこともなく立ち上がって鍵を開けた。

「は……ちょ、っまて!待て!着替えもしていないぞ?!」
「いいからいいから!」

 良くない!!

 そうだった、ギィスは人の話を聞かないのだった。ばぁんとドアが開け放たれると、そのままギィスは私を背負ったまま部屋を飛び出した。

「わはははは!」
「ずるいわギィス!クーちゃんと遊ぶのはあたしよ!!」
「待ってよぉ3人ともぉ!」

 止まれとも言えなかった。今、口を開いたら舌を噛む。それから私は、ギィスの興奮が収まるまで小一時間、担がれたまま振り回されたのだった。
 孤児院の大人たち……先生方に怒られたのはギィス、ツェルリリにブラム、そして私の4人で、私などは院長や先生方のご厚意で、秘密裏にされた姦淫の痕が消えるまで、部屋で待機だったはずなのに連れ出されていて、いたたまれなかった。

 だが、手足の痕がだいぶ消えたのと、ユストゥスから新しいスカーフが届いたので、それを巻き付けてなら、作業に参加できるようになったのは僥倖だった。部屋の中でできる作業など、私には向かない。

「クーちゃん、それまたおじさん臭いわよ。違うスカーフがいいわ」
「私の匂いのスカーフは、ツェルリリに貸しただろう。だからこれをしているのだ。リボンもちゃんと尻尾に付けている、何が嫌なのだ」
「あたし以外の匂いをさせるのがいや」
「……直球で来たな、リリちゃん」

 私は大型獣人の子供として扱われているため、作業は同じく大型獣人の誰かと、二人一組になることが多い。ギィスはブラムと、そして私はツェルリリとが多かった。
 本当なら、私は動きがゆっくりなブラムと一緒に作業がしたいが、ギィスとツェルリリが一緒に作業すると、だいたい物が壊れるので、先生が入って作業されていたらしい。なものでブラムとは、ほとんど一緒に作業したことがない。

 今も収穫した野菜を2人一組で大きな籠に入れて運んでいると、ツェルリリがそう不満を漏らした。

「だってクーちゃん、あたしのお友達ですもの。あたし以外の匂いさせるなんて、だめよ」
「リリちゃんは、私以外の子とも、いろいろ交換しているではないか」

 そうなのだ。ツェルリリのドレスワンピースに付いたリボンは、ほとんどが取り外し可能で、私以外とも時々交換していた。ただ、毎日交換しているのは私ぐらいらしい。嬉しくない。毎日リボンを尻に……尻尾に、着ける羽目になる。

「みんなお友達だから。クーちゃんも遠慮してないで、してもいいのよ?でもおじさん臭いのはだめ」
 私がツェルリリに遠慮して、他の子と交換していないと思っていたのか。私は呆れながら首を竦めた。

「私はこの匂いがいいのだ。だから、これは外さない」
「好きなの?その匂い」
「すっ…………まあ、きらいではな「好きなの?」」

 畳みかけられて、私は大きく息を吐いた。こうなるとツェルリリはめんどくさい。自分が気に入る回答が来ない限り、延々しつこく聞いてくる。目を伏せた私は、ツェルリリから視線を逸らした。

「匂いだ、匂いの話だぞ?す…………き、だ……」

 どうしてこんな、他愛のない話で私は熱を上げているのだろうか。頬が熱い。首に巻いたスカーフを持ち上げて口元まで隠してしまう。あれだけ、しつこく聞いてきたツェルリリだったが「ふうん」と短く頷いただけだった。……なんなのだ、いったい。

 午前中の作業を終えると、昼食と小休憩だ。私は水をたくさん飲んで、腹を満たしておく。けして多いわけでも、豪華でもない孤児院の食事は、こっそり量が足りなさそうな子供たちに分けておく。
 半分ほど減ったところで問題はさしてないし、私は大人だからな、ふふん。

 食堂でほかの男児たちと食事を取りながら、私はライニールを探した。

 私が暴走したあの日から、ライニールとはぎくしゃくしたままだ。視線が合っても逸らされるばかりで少し悲しい。でも仕方がないか。あんな凶暴さを見せつけてしまっては。……そういえば、部屋の鍵が勝手に外れなくなったのも、あの後だったな。なぜだろうか。

 まあ考えてもわからない。でもこれで頭を悩ませる問題が一つ減ったのだ。喜ばしい。後は消える子供のことを探って、見つければいいわけだ。
 さて、どうやって潜り込めばよいだろうか。ドゥシャンは退役軍人のようだし、私を推薦して、そちらに入れてはもらえないだろうか。一度養父という形を取るなら、難しいことではないはずだ。
 私は自分の思考に、そうつらつらと今後の予定を立てていた。

「クーちゃん、さっきお外で、先生の話聞いたんだけどぉ」
「どうした?」

 食事を終えて食器を片付けている私のところに、ブラムがゆったりと走ってきた。彼にしては早足だ。珍しい。
 私が足を止めていると、しゃがめというように手招きされた。……熊耳は頭の上にあるが、私の耳は側頭部にある。内緒話が聞こえるだろうか。一抹の不安を胸に、頭を傾けると、大して小さくもない声で話しかけられた。

「なんかね、午後にね、軍人さんがいもんに来るんだって!」
「いもん……ああ、慰問か」

 詳しくは聞いていないが、ヒュギル様も軍人らしい。軍医、と呼ぶべきなのだろうか。
 この孤児院は国営だけあって、軍との馴染みが深い。慰問ということもあり得るだろう。だが、それをわざわざ聞かせに来るほどのことでもないような気がする。
 私が不思議そうにしていたからだろう、ブラムは小さく笑うと、少しだけ音量を下げてさらに耳に顔を寄せられた。

「なんかね、人族のおよめさんも一緒なんだって。ぼくね、人族の人見るの初めて!」
「ほう」

 ユストゥスが話してくれた通り、私はここで人族を見たことがない。国境付近では見られたが、首都に近づくにつれてみられなくなった。
 獣人が王都では珍しいものの、ちらほら見かけるのとは段違いだ。聞けば子供たちも人族を見たことがないらしい。

「怖いんだって!食べられたらどうしよう……」
「火を吹くって聞いたよ!」
「羽もないのに空を飛ぶって!」

 ブラムが持ってきた情報に、たちまち子供たちは火をつけたような騒ぎになってしまった。ブラム始め、大型獣人はどっしりと構えているし、中型の肉食獣たちも怯えは見せない。ただ、小型の子供たちは少し怯えてしまっていた。

「大丈夫。俺たちもいるし、先生たちもいるから。それにただ遊びに来るだけだ。怖くない」
「バケモンだったら俺が吹っ飛ばしてやる!」

 半泣きになっているような子供たちには、ライニールが丁寧に声をかけて、不安を払拭ふっしょくしていた。ギィスも似たようなことをしているが、安心感が違う。

「さすがだな、ライニール」
 その手腕に思わず感嘆の声を漏らすと、彼の耳がピクリと動く。長い尾がぴんと立ち上がり、びびびっと痙攣したように揺れた。

「見に行きましょうよ!」
「そうだな!バケモン退治だ!」

 昼食を食べるために、入れ替わりで入ってきたツェルリリがそう言ったが早いか、まずギィスが飛び出し、他の子供たちもつられて飛び出していった。ああなると皆制御が効かない。
 慌てて大人が追いかけていくのを見送り、食堂に残ったのは私とライニールだけだった。

「その、……クンツ……」
「ん?」

 私も追った方がいいだろうか?でもこの後の休憩時間は、ようやく外に出れるようになったのだから、ユストゥスのところに行かねばな。などと考えていたせいで、ライニールに手を握られるまで、反応が遅れた。

 袖まくり上げられて、薄くなった噛み痕にライニールの指が滑る。そのまま持ち上げられて、ぺろりと舐められた。肉食獣の瞳を向けられて、私は少しばかり、掴まれた腕に力をこめる。

「結婚する、って、聞いたけど……本当?」
「……ドゥシャンの養子には、なるな」

 子供たちにはそちらの話しかしていないはずだ。
 養子になって孤児院を出た後に、……け、っこん、という、ことに、なっている。改めて聞かれると恥ずかしい。
 だが、ライニールはなぜそのことを知っている。誰が大人に話を聞いたのだろうか。でも、他の子供が驚くから、そちらは伏せておくと聞いたはずだったが……。

「……俺が、成人したら、俺と交尾してくれる話は?」
「あー……あと数日、だったか?本当に、私としたいのか?……嫌われたと思っていたのに」
「正直、あの時は少し怖かったけど……クンツが、完全にあの狼のもんになる前に、クンツを抱きたい」

 ひたむきな眼差しを向けられて、どきりとした。明確な意図をもって、私の人差し指の第二関節の節を甘噛みしている。

「初めては、惚れた相手と、したい」
「っ」

 なんてことを言うのだろうか。ライニールなら、優しく紳士で、……確かに少し強引なところもあるが、それでも年齢を考えればだいぶ成熟している。
 私のような筋肉幼児……ああいや、これだと他の大型獣人の子に悪いな……。ともかく、こんな得体のしれない私をだ、だき……抱きたいというのか。

 少年から青年へと変貌する最中の男に誘われて、私はなんとも言えず、視線を彷徨わせた。すると、ライニールは距離を狭めて私の腰を抱いてくる。私と比べれば薄い胸板にそっと手を添えれば、どきどきと高鳴っているのがわかった。伏せ目がちになったそのまつげが、震えている。

 そのとき、外から良く知った、いい声が聞こえてきた。

「っだあああ!!いてえな噛むな!!乗るな!!っぎゃ!」
「ユストゥス……?」
 はっとしてライニールを押しのけて、私は食堂のドアへと走った。

「クンツッ!」

 その、さまざまな感情をこめた一言に、足は重りをまとったように重くなり、ドアノブに手をかけたまま、私は足を止める。それから食堂内に1人で、立ち尽くすライニールへとちらりと視線を向けた。

 ……勝手に約束をしたら、ユストゥスに怒られるかもしれない。でも、私の食事が一本増えたと思えば、そこまでは言わないかもしれない。
 だが、こう、明確に私に、恋愛感情を向けてきた相手と交尾するのは、もしかしたらユストゥス以外では、初めてではないか?相手にしていいものか……。
 ユストゥスに聞かな……い、いや、別に、私は、別にユストゥスを助けるために、結婚するわけで、あの狼の許可など、なくてもいいはずだ。私の身体を、私が勝手に使う分には、別に……。
 考えすぎて頭がぐるぐるしてきた。思考には向かないのだ。ああ剣を振り回したい……。

「成人した日の夜、私の部屋へ来い。……鍵は開けておく。一度だけだ。それ以上は、しない」

 い、言ってしまった!
 ライニールの返事を待たずに、顔も見ずに食堂を飛び出す。そして笠の上の広場に出た私は、目の前に広がる光景に、目を見開いた。


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