95 / 175
獣軍連邦潜入編
85.見知らぬ人
しおりを挟む「孤児院に、戻らなければ」
「クーちゃん、今日はお泊りだろ?どうしたんだよ急に」
不安さを滲みだした若い男……狐獣人か?耳がへたれて、尾は忙しなく揺れている。ひげの生えた中年の大男は、私を信じられないものでも見るように、目を見開きながら立ち尽くしていた。
その目の光に、非難が含まれている気がして、私は視線を逸らす。そんな目で見られても困る。さっきまでの私と何を話していたかは知らないが、今の私は見知らぬ者と親しげに話すことなど、何もない。
「邪魔をした」
「送る!孤児院まで、送る。……クーちゃん道わかるか?わかんねえだろ」
部屋を飛び出そうとすると、大熊がそう言い放った。確かに、私は今どこにいるのかわかっていない。近距離ならおそらくたどり着けるだろうが、たどり着けなかった場合はさ迷い歩くことになる。夜はあまり治安が良くないのだ。
普段なら迷彩服を着て人目に付かないようにして移動ができるが、今は普段着ているキュロットスカートにブラウス姿だ。十中八九、良くない輩に声をかけられるし、今騒ぎを起こすのは迷惑がかかるだろう。
本当に送ってくれるのだろうか。私が恐る恐る振り返り、大男を見上げると、彼はほっと安堵した表情を浮かべた。
「行ってくる。アーモス、ちっと待っててくれ」
「っなんでそう、あんたはいつもいつもあっさり!……クーちゃん、泊まるって話してたじゃないか、一緒にドゥシャンの布団で寝ようって!」
苛立ったように駆け寄ってくる狐獣人に、私は身構える。どこまで対処していいだろうか。腕でも掴まれたら、逆に捻り返してしまうかもしれない。近づかないで欲しい。私の怯えを察知したのか、大男が手で狐を牽制した。
「アーモス。……あとできちんと説明するから、お前は部屋で待ってろ」
「ドゥシャン……っいっつも俺は最後かよッ!もう、好きにすればいい!」
狐は声を荒げると、そのまま部屋の奥へと走っていってしまった。卓上に残された食事がより、寂しさを引き立てている。私は言葉なく大男を見上げたが、大男はかすかに首を横に振っただけだった。
「さあ、行こうかクーちゃん」
「……ああ」
促され、私は部屋を出た。光石の入った街灯はところどころに建ってはいるが、明かりは乏しい。それにこの辺りは繁華街とは違うようで、物静かだった。ただ周辺からの木々にある住宅の窓からは明るい光が漏れ、時折笑い声や話し声が聞こえてきた。
楽しそうで、なぜだか胸が締め付けられる。不整脈でも出ているのだろうか。頭だけでなく、いよいよ身体もポンコツだな。
「クーちゃん、転ぶと危ないからな。抱き上げてもいいか?」
「遠慮する」
「そうか……じゃあ、手を繋ぐのは?」
「……それぐらいであれば」
まだ頭がぼんやりしていて、確かに節のある笠の上を歩くと、足が取られそうになる。差し出された手を見、少し悩んでから人差し指を握った。男の手は大きい。掴まれたら逃げられない。一方的に掴む形でも、大男は何も言わなかった。
「アーモスが、悪かったな。驚いただろう」
あの狐のことだろうか。ゆっくりと首を横に振る。ぎゅっとジュストを抱いて、居心地の悪い時間を黙って歩いた。
「ここまででいい」
ようやく見覚えがあるところまでやって来れた。上に登れは孤児院だし、下に下ればユストゥスの住まいがある木まで戻って来れた。掴んでいた男の手を離すと、逆に手を掴まれる。息を飲んで私は後ずさった。怖い。男が落ち着いているように見えたから、油断した。この男も私を詰るのだろう。気分が悪くなる。私が忘れたのは、私のせいではないというのに。
男はしゃがみ込んで視界を合わせてくるが、手を離そうとはしなかった。
「放せっ」
「放してもいいが、少し俺の話を聞いちゃあくんねえか」
「なぜ」
「これからのお前さんに必要な話だ。……いいか、放すぞ」
大男は言った通り、私の手を離してくれた。私は後ずさり、いつでも孤児院に向かって走れるよう、道を確認してから、もう一度男を見返す。男は何やら悲しそうな顔をしていた。
「俺の名前はドゥシャンってんだ。熊獣人で、クーちゃん、クンツの、引き取り親になる」
「は……?私は、狼に、ユストゥスに嫁ぐのだ。なぜ、貴殿などの、子になど」
「クーちゃんみたいな幼女を、そのまま婚約者に渡すのは、金銭絡まなくても孤児院の評価が下がる。だから一旦俺が引き取るんだ」
大男が語った話は、どこか聞き覚えがある話だった。でもどこか頭の中をつるりと滑っていってしまう。現実感がない。ただ、確かに、ユストゥスにもそう、言われた気がする。
この男が私の親代わり……?
胡散臭いものを見るような目で見上げても、ひげもじゃは穏やかに口元を緩ませただけだった。
「ユストゥスのことは、覚えてんだな。いや、よかった。あいつ、気にしてたから」
眉尻を下げ、大男は何度も頷いた。その表情からは寂しさと、安堵の色が伺える。
「予定じゃ引き取りまでは、あと10日ぐれえある。クーちゃんにはなじみはねえかもしれねえが、さっき会った狐、アーモスとも少しは仲良くやってくれ」
「……、……私は、すぐにユストゥスのところに行くのだろう?貴殿と、あの狐と一緒に暮らしたりすることは、ないのだろう?」
私はすぐに式を挙げるはずだ。引き取りに来るのがこの男だろうが、私が最終的に行く先はユストゥスのところである。ああ、なんでいないんだ、あのばか狼!いたらいたで頭が痛くなるだろうが、今のこの状況を説明して欲しい。
私の問いかけに、大男は一度目を閉じると、ゆっくりと頷いた。
「そうだ。ただ、迎えに行くのは、俺がメインだってことを忘れないでくれ。あとは……クーちゃんとユストゥスで話をしな」
「そうか……わかった」
初対面のこの男のことを、私は信じ切る気にはなれない。だが、それを口にするつもりはなかった。ユストゥスがいない今、私は自分で考えて動かなければならない。おそらくだが、この大男は、ユストゥスの協力者か何かではあるのだろう。
「クーちゃんは、俺の養子になるのは……嫌、だよな。すまねえなあ。すまねえ……」
その場に膝をついた大男は、私に謝罪を繰り返しながら、大きな分厚い手のひらで、自分の顔を覆ってしまった。私は目を見開いて、男の様子を見やることしかできない。
私が記憶を失くしたと知った相手は、最初ふざけていると勘違いをして、受け流そうとする。だがそれが事実だとわかると、私を責めた。なぜ、どうして、と。責めた相手のことはもう、ほとんど覚えてはいない。
それ以降接触を私が避けるのだ。相手も接触してこなくなる。1人、2人ぐらいだったろうか。私の態度を怒った人間は。
でもこの男は違った。こんな、謝られたのは初めてだった。
「なぜ、貴殿は、私に謝るのだ」
居心地の悪さを感じながら、私は男を見やる。すると泣き腫らしたような赤い瞳を私に向けた。もっと泣いているかと思ったが、雫を落とすことはしなかったらしい。男は小さく笑った。
「全然知らねえ相手が急に親だなんて、気持ちわりいだろう?でもな、俺は、クーちゃんを引き取れるって話になって、嬉しかったんだ」
「……」
嫌な気分だった。
私は唇を噛み締める。男がどうしてこんなに、私に想いを寄せてくれているのか、今の私にはまったく理解できない。温度差が居たたまれなかった。私が俯くと、男が大きな手を伸ばしてくる。私の頭上に。
小さくない筈の私が、本当の子供のように感じられるほど、男は大きい。頭を鷲掴みにでもされるのかと思うと、偽物の獣耳がぺたりと垂れた。首を竦めてそのまま様子を伺う。すると、私の頭に触れる直前に、男は動きを止めた。大熊は私を見て、何かを耐えているかのようだった。
「あー……へへっ驚かせちまったな。悪かった。そういうことで、俺ともちいっとの間、仲良くしてくれ。じゃあ、またな」
男は乱雑に顔を袖で拭くと、明らかに無理気味な笑みを浮かべて立ち上がった。耳が大きくへたれている。くるりと背を向けると、元来た道を歩き始めた。どうしよう。男が帰ってしまう。いや、別にいい。構わない。前の私と接触した相手とずっと会っていても、前の私と比べられるだけで、いい気分はしないのだ。
でも。
私は走り寄ると、男の服の裾を掴んで軽く引っ張った。びくっと大きく男が身を跳ねさせる。躊躇いを含んだまま、私は口を開いた。
「孤児院まで、送ってくれ」
違う。こんなことがいいたいのではない。もっと、先に言いたいことが、言うべきことがあるだろう。
大男は、私に謝った。悪くもないのにだ。ああやって食卓を、ユストゥスもいないにも関わらず、囲む程度には、私はこの大熊と狐と、仲が良かったのだろう。
それを、私はすべて、忘れてしまったのだ。
じわりと、心に罪悪感が湧き出る。ずきずきと頭が痛んだ。
「そう、そうだな。一緒に行こうか」
ここまででいいと言ったり、送ってくれと言ったり、私がわがままを言ったにもかかわらず、男は気にせず付き合ってくれた。先ほどと同じように、人差し指を握り、孤児院に向かう。
「貴殿は、私の記憶のことを、知っているのだな」
ぽつりと言葉を零すと、大熊に頷かれた。
「ああ。ユストゥスから、クーちゃんは、大事にしたいことは忘れちまうって話を聞いた。あいつは自分が忘れられるってばっかり気にしてたからな。半信半疑だったが……もしそうなったら俺がフォロー入れる予定だった。ははっ、俺らの方が、クーちゃんに愛されてたんだな」
「あい……」
自嘲気味に笑う男に、私は何か伝える言葉を持たなかった。私は彼らに対して、どのような愛を持っていたのだろうか。そもそも、それは愛だったのだろうか。本当にあり得るのだろうか。この私が、誰かを愛するなど。
あれだけ愛して、尽くしてくれる狼でさえ、私は嫌いで……わた、私は……。
ズキズキと痛みが続く頭を手で押さえ、軽くこめかみを揉む。
「大丈夫か。具合でも悪いのか?」
「……寝れば、治る」
おろおろする大熊にそう言い切って、私はそれからはもう、黙って歩いた。唯一男と体温を通わせた手だけが、少し熱かった。
院長先生の部屋へ行き、大男が私の記憶のことをぼやかしつつ、戻ってきた事情を軽い調子で説明してくれた。覇気がない男に、院長先生も少し訝しそうにしていたが、それについては私も、男も何も言わなかった。
今の私では男の気持ちに寄り添うことができない。彼の視線から逃れるようにして、自室へと帰った。
「……」
ジュストを抱き締めたまま、ベッドに潜り込む。深く深呼吸を繰り返すと、少しだけ呼吸が楽になる気がした。
「ジュスト。私は、ユストゥスのことも、こんな風に忘れるのか……」
いつもの癖で魔具に魔力を通しつつ、ジュストの腹に顔をうずめる。じわりと溢れ出た水分は、ジュストが腹で吸ってくれた。実際に体感してしまうと、私がひどい人間のように思えてならない。
ユストゥスを想うように、彼らのことも思ったのか。……私が、自分の任務を忘れるほどに、いつ失ってもいいと思っていた命を、惜しむほどに。だから記憶がなくなった。
あんなに……冷たい態度を取るのではなかったな……。
「はあ……」
「いっよぉっ!クンツー餌の時間だぞぉ!」
私が1人、感情を持て余していると、うるさい肉棒がやってきた。ばんっとドアを開け放ち、堂々と中に入り込んだ、ご主人様と同じく小柄な蝙蝠は、勝手に部屋の鍵をかけると意気揚々と、部屋の隅に魔力感知阻害魔具を置いていく。そしてそれらを起動すると、小さな蝙蝠から大きな蝙蝠へと姿を変えた。
巻き角に羊の蹄。釣り目気味で軽薄そうな表情は変わらないが、その肌は青みがかっている。小さい時には従者らしいお仕着せを着ているが、大きくなればシャツにスラックスと言う、ラフな格好に変わっていた。
小さければまだ可愛げがあるのに、この男は私の部屋に来るとすぐに大きくなってしまう。
私はベッドに横たわったまま、男を睥睨した。だが私の流し目など、肉棒は少しも効果がない。ベッドに横たわったままの私に近づくと、私の尻を片手で鷲掴みにし、ぐにぐにと遠慮なく揉みしだいた。
「ほらほら、まんこだせっ」
「……はあ」
私はあからさまにため息を付く。
あまり気乗りがしないが、ここで肉棒を食べておかなければ、ご主人様にも気を使わせてしまう。私はジュストをうつ伏せでぎゅっと抱いたまま、片手で背中に手を回し、サスペンダーを外すと、下着ごとキュロットスカートを押し下げて、男を受け入れるためだけの器官を晒した。
膝を曲げて足を開くが、服が邪魔で少ししか開けない。……まあド下手のおちんぽを食べるのに、全部脱ぐ必要はないか。
「少し待ってろ」
「ああいいって」
受け入れのために軽く解そうと後孔に指を伸ばすと、肉棒に止められた。にやにや笑いながら、私の尻の合間に指を伸ばす。
「今日こそ、俺のゴールドフィンガーで喘がせてやっからぁ」
「ごーるどふぃんがー」
ふっと、私が鼻で笑うと、肉棒は、フィルジはわずかにむっとした表情になった。
「いつまでその余裕が続くか、試してみるかぁ?」
「私も、余計なことを考えられなくなって、ただ喘ぎたいものだが……お前程度の手管ではな」
「言ったな?服脱がねえでいいのかよぉ、びっしょびしょになるぜ?」
「御託はいいからさっさとしろ」
「チッ」
舌打ちしたフィルジが、私の後孔にずっぷりと指を押し込んでくる。濡れてもいない指が2本。柔らかく粘液が受け入れたものの、どれだけ上手かろうが、それだけでマイナスだ。
水音を立てながらかき回してくる。手つきは悪くないが、どうにも気遣いが足りない。私の狼を見習え。濡れやすい性質の私だからこそ、ほんのりとした快感を拾えているが、普通だとこんな早急に前立腺を揉まれても、痛いだけだ。
ちゅっちゅっちゅ……とかき回す音が響き、私は熱い吐息を零す。
「おら、どうだ良いだろ?」
「そこで、っン、聞くあたりが、なあ……」
悪くはない。身体は熱くなっているし、股間は硬く質量を増している。私は足でフィルジの顔を蹴り上げると、素早くジュストを毛布と枕の下に押し込んで隠し、中途半端だった服を脱ぎ捨てる。ひっくり返った男の前に立った。ジュストを見つけると、私から取り上げてからかうから始末が悪いのだ、この男は。
「もう、いいだろう。前と後ろ、どちらが良い?」
「ってぇ……んだよ、機嫌わりいなぁ」
顎を押さえながら立ち上がる。脳失神でも起こしてくれれば、勝手に下半身から絞り上げるものを、この男はほっそりした見た目の割に私より力が強い。魔力で強化しているのだろうが、この私がやすやすと抑え込まれてしまうから気に食わない。
「いいから、どちらが」
「えぇ?らぶらぶえっちしようぜぇ?」
にや、と男が笑ったので、私はむすっと口を閉じた。
確かにそうした方が、どちらも気持ちがいいと教えた。実際気持ちが良かったらしい。あれだけ私のことをオナホやら肉便器やらと罵っていたくせに、私と口づけを交わして、それで盛り上がるぐらいには、だいぶ意識を変えた。私は調教が上手くいったことは満足なのだが、今はあまり、そういう気分ではない。
なるべく、ひどい扱いを受けたかった。私が単なる……単なる穴で、肉便器で、オナホであることを確認したかった。
「モノのように扱うのは得意だろうが。ほら、お前の好きなオナホだ。勝手に腰を振るといい」
ベッドに上半身を倒し、腰を突き出しながら足を開く。がに股で、酷く浅ましく腰を振ってみせた。私は人の心など持たない、ただ雄を絞るだけの穴だ。……あんな、優しそうな、大熊を傷つけて、平然とできる、わるい、人形だ。
だというのに、フィルジは半目になると、肩を竦めて大きくため息をついた。
45
あなたにおすすめの小説
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします
* ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!?
しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です!
めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので!
ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)
インスタ @yuruyu0
Youtube @BL小説動画 です!
プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです!
ヴィル×ノィユのお話です。
本編完結しました!
『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました!
時々おまけのお話を更新するかもです。
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる