きもちいいあな

松田カエン

文字の大きさ
117 / 175
王都防衛編

107.最高級の娼館にて

しおりを挟む


 ジギー先輩が呼んだ辻馬車は、群青騎士団で所有している馬車よりも座席はスプリングが効いておらず、存外尻が痛い気がした。それで意外に、騎士団の馬車が座り心地が良かったことに気づく。群青騎士になる前は、平民の辻馬車に乗って戦場へと赴いていたので、あの頃だったらこの辻馬車でも感動したことだろう。私も贅沢になったものだな。
 だんだんと冬が近くなってきたせいか、窓際から冷気が漂う。その冷気を嫌ってわずかに中央に寄れば、隣に座ったユストゥスにぐいっと肩を抱き寄せられた。私はそんな男をじろりとねめつける。

「おい。さわ……寒いのか?」

 邪険に払おうとしたところで、動きを止める。私やジギー先輩はきちんと着込んでいるが、ユストゥスは奴隷服だ。麻の上下で、夏冬ともに同じものを身に着ける。
 寮内にいるなら魔法で温度はほぼ一定に保たれるが、その姿では寒かろうと問いかけると、ゆっくり頷かれた。

「仕方ないな……」
 巻き付く腕が鬱陶しいが、触れ合っていた方が温かいのは知っている。私は体温も高い方だ。大人しく収まっていると、向かい側に座ったジギー先輩が、軽くため息をついた。

「クンツ、そのままこの馬車に乗って帰ったら?ユストゥスにエッチしてもらえばいいじゃないか」
「無論、帰ってからもするぞ?でも娼館には行く。おちんぽは多い方が良いに越したことはないからな」

 それからあわよくば、誰かの性行為を覗き見たい。娼館とはどういったものか、あまりよくは知らないが、寮のリビングみたいなものだろう。あちこちでいっぱいおまんこしているに違いない。女性がいるとなると戸惑うが、そのあたりは見ないようにしよう。淑女のしどけない姿には、さりげなく視線を外すのが紳士というものだ。
 楽しみなのを堪えられずにいると、2人から呆れられた雰囲気を感じた。

「……ほんとに娼婦とはしないつもり?女の子はいいよ。可愛くってふわふわしてて、いい匂いがする。男みたいに硬くないし、臭くないし、口うるさくないし」

 ジギー先輩はわずかに軽薄そうな笑みを浮かべて、そう勧めてきた。私はぱちりと瞬く。ジギー先輩の専属奴隷はハイルヴィヒで、悪くないおちんぽをしている。エッチも上手い。ジギー先輩は他の奴隷ともちゃんと性交するし、ハイルヴィヒと問題があったとは聞いていない。だがもしかして、あまりハイルヴィヒのことが好きではないのだろうか。

「なんだジギー先輩、ハイルヴィヒのことはいらないのか。なら私がもら「誰もそんなこと言ってない」」

 目を見開いたジギー先輩に、不機嫌そうに声を荒げられた。怒られたような気がして首を竦めると、ユストゥスの腕がさらに絡みついてくる。私の胸の前でユストゥスが手を動かした。

<ジギー、クンツに当たるな。こいつはお前と違って、葛藤なんてないんだから>

 動く指を眺めたジギー先輩は、もう一度ため息をつくと、ジャケットの内ポケットから小さな袋を取り出して指を入れた。付着した粉に魔力を通して防音の魔法陣を描き、室内に飛ばす。
 大した会話もしていないというのに、ジギー先輩は御者に聞かれるのが嫌なようだった。そこまでしてから口を開く。

「知ってるよ。……けどさ、クンツ嫌じゃないの?女みたいに足開いて喘がされて、雌にされんの。俺は嫌だな。ルヴィは……ルヴィが嫌なんじゃない。あいつは俺のために奴隷落ちして、後ろ指さされんのも気にしないでいてくれてるけど、さあ……。はは。笑っていいよ。群青騎士になって何年経っても、違和感しかないんだ」
「別段笑い話でもないだろう。私は、嫌か嫌ではないかで聞かれたら、嫌ではないな。気持ちいいことを、なぜ嫌う必要がある」
「男の、矜持とか、そういうのが、あるだろ」
「ふむ?」

 ジギー先輩は声を絞り出すように告げた。言われて少し考えてみる。ちくちくと何か言いたげな視線がユストゥスから向けられた。ジギー先輩は特に答えなど待っている様子もなく、防音魔法を消して、そのまま外を見ている。

「矜持とはなんだろうな。何のための矜持なのだろうか。私は任務をこなして、腹にいっぱいおちんぽをもらえれば、何も言うことはない。そういう話であれば、任務をこなすことが私の矜持だろうか。ジギー先輩にとっては、女性と触れ合うことが矜持なのだな」

 導き出した答えに、自分一人でうんうんと満足したように頷いていると、ジギー先輩は私の答えに戸惑っているように見えた。

「何のための……女の子とエッチするのが矜持って言われると、違う、ような……?あれ?」
「違うのか?私には難しいな。ではジギー先輩の矜持とはなんなのだ?」

 大好きな先輩の一人である、ジギー先輩のことが知れるのは嬉しい。教えてもらおうとワクワクしながら問いかけるが、ジギー先輩は唇に指をあて、何やらひどく考え込んでいるようだった。もう一度呼びかけようとしたところ、ユストゥスに口を軽く手で塞がれる。見れば唇に人差し指を押し当てていた。

<少し考えさせてやれ。ジギーは繊細なんだ>
「私とて繊細だ」
<そこで張り合うなよ。かっわいいなあ>

 かわいい、は私を表すには適切な形容詞ではないが、寮にはごく一部、使いたい者がいるので仕方がない。いちいち否定するのも疲れる。連邦に行く前は違和感しかなかったが、今はもう慣れた。
 だが最近慣れすぎて、違うものに対して可愛いと形容していると私の話をしているのかと思って顔を出してしまう。それは本当に無意識だった。そのまま話に混ざるのだが、それをエリーアス様にやんわりと指摘されて、顔から火が出るほど恥ずかしかった。気を付けようとはしているが、たまに、して、しまう……。

 結局ジギー先輩はずっと考え込んでおり、その後は娼館に着くまで一言も発しなかった。

 紫やピンクに彩られた通りを抜け、奥まったところを目指す。外には破廉恥な姿の女性が幾人も立っていて、あれが娼婦だとユストゥスに教えられた。通りの両面ともに娼館だと聞いて驚いた。壁の向こう側にも平民が使用する娼館が並んでいるらしい。
 場合によっては、勤める女性が建物の範囲内でのみ、行き来することもあると聞いてさらに驚いた。詳しすぎではないかこの男。さては娼館に通っていたのは、ジギー先輩だけではないだろう。奴隷のくせに。そう偏見を持つのも致し方ないことだった。

 貴族街と平民街の境の壁が見えるところまで進んだところで、大きな屋敷が見えてきた。柵タイプの仕切りがあり、門戸はこの時間だというのに開け放たれている。そこへ、私たちの乗った辻馬車は進んだ。
 通り抜けた瞬間、キン、と誰かの魔法領域に入った気配を感じて、私は窓から離れて後ろを振り返った。ジギー先輩はまだ考え込んでいる様子だし、とユストゥスに視線を向ける。

<違和感を感じたか?ここは入り口で。最高級の娼館だからな。辻馬車で中に入れるか少し不安だったが、問題なくてよかった。この先は個別の空間に割り振られててな、まず他の客とはすれ違わない>

 なるほど。わからん。

 ユストゥスの手話も慣れない単語ばかりでわからないし、言ってることもよくわからない。私が無言で見上げると、<かわいいぞお嫁様>とやに下がった笑みで頭を撫でられた。
 それでいて私の髪型がぼさっとすると手櫛で整えてくるのだ。こういうのをまっちぽんぷと言うのだろう?私は良く知っているのだ。ふふん。

 近づいてくる屋敷の大きさに、私はぽかんと口を開けてしまう。そびえ立つ建物は、寮よりも豪華で壮観だった。ところどころに光石で明かりが付けられ、その光を受けて金の装飾が煌めいて見える。ただそれはギラギラというより、月明りと一緒に輝く星のようなしっとりとした輝きで、物珍しかった。
 嵌め殺しの窓は開かず、べったりと頬を付けて建物を見つめる。ゆらめく明かりに気を取られていて、開きっぱなしになっていた口を、ユストゥスに顎を持ち上げられて閉じられた。

 触るなばか。その手を押しやったが、うっかり口が開いてしまっていたことを行動で指摘されて、恥ずかしかった。

 辻馬車は大きな屋敷の前で止まった。屋根付きの玄関には燕尾服を身に着けた初老の男性が立っており、ジギー先輩が降りると恭しく頭を下げた。

「ここに来るのは久方振りだな。さすがはエリーアス、いいところで遊んでる」

 辻馬車にチップを払ったジギー先輩は、改めて建物を見上げて目を細める。続いて、私、ユストゥスと降りた。馬車はそのまま引き返していく。それを見送り私はジギー先輩にすすす、と寄り添った。
 この先は未知の空間だ。離れたら生きて帰れないかもしれない。私が気もそぞろなことを感じ取ったのか、その後ろに続いたユストゥスに軽く鼻で笑われた。……なんで付いてきたのだこいつは。

 入ってすぐは広間になっていたが、建物の割に狭く感じられた。ここでも入った瞬間に誰かの魔法行使を感じられたので、普通の空間ではないのかもしれない。気づかないうちに出迎えてくれた初老の男性が、私のそばに立っていた。驚いて声が出そうになる。
 一歩後ずさると、ユストゥスに背を軽く支えられる。私の肩に手を置きつつ、ユストゥスはその初老の男性に軽く目礼した。相手も奴隷とは思えないユストゥスの態度を気にすることもなく、ゆっくりとお辞儀を返している。

「ようこそいらっしゃいました、フェルステル様。シュリンゲンジーフ様よりお話は伺っております。こちらへどうぞ」
 恭しく案内される。ワンテンポ置いて足を進めたジギー先輩が、ちろりとユストゥスを見上げた。

「いつエリーアスに話を通したんだ?」
<クンツが娼館に行きたがってたのは知ってたからな。どうしてもとなった時には、ここを使えるよう、前もって話を通しておいてもらった。ここは、いろいろと知ってるから、話が早い>

 周囲に視線を向けっぱなしで浮足立っている私を誘導しつつ、ユストゥスは皮肉そうな笑みを浮かべる。それだけでジギー先輩は何かを察したらしく、視線を床に落とした。

「ああ、エリーアスの行きつけっていうか、
……その昔ならわかるけど、エリーアスももう十分おっさんなのに、まだ需要あるんだ?」
<エリーアス、ほとんど見た目は変わんねーし美人だし、何より雰囲気が清廉だからな。むしろ前より増えたんじゃないか>
「わかりたくないけど、わかる自分がやだな俺。エリーアス、綺麗すぎるから穢したくなるんだろうね。……手伝えれば、いいんだけど」
<あいつは肉体と精神の切り離しと、嫌がる演技が上手いからな。お前は器用じゃねえんだからやめとけ。群青騎士を受け入れがたく思ってるお前なら、より面白がられてひどく嬲られるぞ>

 ユストゥスが手話を終えると、ぽんと軽くジギー先輩の肩を叩いた。小さく頷いてみせたジギー先輩の横顔は、ひどく青ざめているように見える。

「ユストゥス、なんの話をしているか知らないが、ジギー先輩をいじめるのは止めろ。セクハラだぞセクハラ」
 ぺしりとユストゥスの手を叩き落として私が庇うと、先ほどユストゥスが整えた髪をぐしゃぐしゃとかき回された。

「クンツはかわいいな」
「は……」

 普段絶対言わないジギー先輩にまで、そんなことを言われて面食らう。私が動揺していると、エスコートしていた男性が「フェルステル様はこちらのお部屋でお待ちください。お連れ様は少々お待ちを」と一つの部屋をジギー先輩に促した。よもやここで離ればなれになるとは思わず、私はひしっとジギー先輩の袖を掴む。

「いっしょではないのか……?」
「なんでそこで俺と一緒だと思ったの。ユストゥスが一緒だから、そっち掴んで」
「私はジギー先輩と一緒がいい」
「俺がやなんだよ。ほら、楽しんできな」

 言うが早いが、ジギー先輩は部屋に入ってしまった。閉じたドアを開けようと掴んでドアノブを回せば、中には誰もいない。

「どうなっているのだ……??」
「当館は、人目を気にせずお楽しみいただけるように細部までこだわっております。帰りは別で良いと伺っております。どうぞそのまま部屋にお進みください」

 ほれぼれするような角度のお辞儀をした男性に勧められ、私は部屋に足を踏み入れた。ユストゥスが離ればなれになったらかわいそうなので、袖口をしっかりと掴んだまま入る。その手を目元を緩めたユストゥスが見ていることにも、私は気付かなかった。
 部屋は思いの外広かった。中心には天蓋付きのキングサイズのベッドがあり、ユストゥスが大の字になって寝転んでも有り余るほどである。見知らぬ場所で硬直する私とは対照的に、ユストゥスは部屋の中をてきぱきと見て回った。

<それで、どうする?男娼と楽しむなら、俺は風呂でも入ってようかと思うんだが。……とりあえずこっち来て座れ。ほらカタログあるぞ>

 革張りの薄いカタログを片手に、立ち尽くしたままの私に気づくと、ユストゥスは少し笑って引き寄せ、ベッドサイドに置いてある椅子に座らせてくれた。差し出された革装丁本を反射的に受け取り、ぱらりとページをめくり、すぐさまぱたんと閉じる。そしてすぐさまユストゥスに噛みついた。

「ゆ、ユストゥス!これ、じょせいが、はだっ、はだかでっ!」
 渡されたカタログには女性の動写真が並び、思い思いにこちらを見ながら自分のチャームポイントをアピールしていたのだ。肌の面積が多いそれに、私はぼんっと顔が赤くなった。

<ああ悪かった。ここから見ろ>
 ユストゥスは苦笑すると、ぱらぱらと何事もなかったかのようにページをめくり、後ろの方を開いて差し出してきた。

「……」
 おそるおそる薄目で見れば、肌の面積は多いものの、見知った硬い筋肉ばかりである。可愛らしい笑みを浮かべる、私とそれほど年の変わらない少年たちがそこには映っていた。ただ、どれも女性と見まごうばかりの細さの体躯に、私は眉間にしわを寄せる。

「おちんぽサイズがないぞ。それに皆細くて壊れそうだ」
<需要と供給の差だろうよ。後ろにいけばもう少しましなのが……、!>

 私に見せる形でページをめくっていたユストゥスが、急にカタログを持ち上げたが、私はしっかりと最後のページに載っていた男娼の写真を見逃さなかった。がしっとカタログを掴んで抵抗する。

「おいっ放せばか!」
 手が封じられてはユストゥスは話すことができない。それでも首を横に振り、私からカタログを取り上げようとする。

「最後のページに映っていた獣人がいい!おい、邪魔するなユストゥス!」
 そう。最後のページの一番最後には、他より年齢が上と思しき、すらりとした体躯の獣人の青年が映っていたのだ。髪の色は白に近い灰色。瞳は金に近い。ぴんと立った耳が特徴的で、こちらに向けてくる写真の笑みはどこかぎこちないものの、私は一目で心奪われた。

 ジュストと比べると色が白いが、でもこいつは狼獣人だ!

 本気になれば振り払うのはたやすいが、カタログが破れてしまうかもしれない。そう躊躇した瞬間、カタログは頭上高くに持ち上げられてしまった。背伸びしても届かない。腕を掴んで下げさせようとするが、それもユストゥスは抵抗してくる。

「ユストゥス!」

 じれた私が怒鳴ると、ユストゥスはカタログをベッドに放り投げた。それを追い、私は靴を抜いで上に上がる。しっかりと掴んでページを開こうとしたところで、腰に巻き付く手に気づいた。ベルトを下げ、一気にスラックスを引き下げられる。残った下着はしっかり掴んだまま身体を捩り、私は背後のユストゥスをじろりと睨みつけた。

「なんなのだ、別に獣人とおまんこするだけだ。いいだろうが!……っんんっ?!」

 あお向けになるように肩を掴んで押され、カタログを取り上げられる。乱雑に脱がしてくるせいで、服のボタンがぱんっと飛んだ。抵抗しようにも、差し込まれた厚い舌が私の呼吸を乱してくる。酸欠でふわりとなり始めると、私の上に陣取った男は、ゆっくりと手を動かした。

<誰とお前がセックスしようが構わない。他の獣人でもいい。でもあれはだめだ、狼獣人だけはやめてくれ>

 懇願する指とは裏腹に、その瞳は私の行動を許さないとばかりに熱く燃えていた。


しおりを挟む
感想 21

あなたにおすすめの小説

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました

  *  ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。 BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑) 本編完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 きーちゃんと皆の動画をつくりました! もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。 インスタ @yuruyu0 絵もあがります Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら! 本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします

  *  ゆるゆ
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!? しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが、びっくりして憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です! めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので! ノィユとヴィルの動画を作ってみました!(笑)  インスタ @yuruyu0   Youtube @BL小説動画 です!  プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったらお話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです! ヴィル×ノィユのお話です。 本編完結しました! 『もふもふ獣人転生』に遊びにゆく舞踏会編、完結しました! 時々おまけのお話を更新するかもです。 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦

雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、 隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。 しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです… オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が なかたのでした。 本当の花嫁じゃない。 だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、 だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という お話です。よろしくお願いします<(_ _)>

婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました

kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」 王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。

処理中です...