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王都防衛編
106.ジギー先輩の貴族の嗜み。
しおりを挟む願望を隠さないまま、他の騎士に「性交が見たい」と力いっぱい訴えたら、だれもかれもが断った。唯一いいよと言ってくれたのはエリーアス様だったので、うきうきと見に行けば、マインラートと、エリーアス様を挟む形で3Pに持ち込まれてしまった。
見るどころじゃなく、喘ぐだけで終わった。なにも参考にはならなかった。
なので、次!
「というわけで、今日こそは、私を娼館に連れて行ってください!!!」
「何がというわけで、だ!いやだよッ!前も断っただろ?!」
この私が丁寧に懇願しているというのに、そのきれいに整った顔を歪めたジギー先輩に、即座に却下された。夜も帳が下りた、奴隷の夕食時間にこそこそと外に向かう人影を見つけたので、もしやと思い玄関を出たところで捕まえてみれば、ジギー先輩だったのだ。
騎士服ではなく私服の貴族らしい、悪趣味ではなくさりげなく質の良さが際立つ紺色のジャケットに白手袋。普段は感じさせないさわやかな柑橘系がふわりと香る。長いゴールドピンクの髪も、そっけない皮紐ではなく、柔らかな白絹のリボンで結ばれていた。上品でありながら、どことなく硬質で男らしさが際立つ。
娼館に出かける前は特に、無表情で人を寄せ付けない雰囲気を醸し出していた。でも私に怒鳴り返すその顔は、いつもと同じように表情豊かで少し安心する。
「そもそも、外出届け出してないだろ」
「出している。バルタザールの承認は貰っているぞ!」
ぴらりと取り出した外出届けを証文のように掲げて、私は仁王立ちした。目の前に突き出された外出届けに、ジギー先輩の眉間にしわが寄る。
「お前……コレ、買い出しでの外出届けでしょ!こんなんで連れていけるか!」
「外出届けには違いあるまい!帰りにどこかで、インクを購入すれば済む話だ」
インクなど、備品購入申請を出せば買ってもらえるが、自分が買いに行きたいと言えば、寮監のバルタザールが許可を出してくれる。群青騎士は他の騎士と違って特殊なこともあり、外出は許可制だった。ジギー先輩も、いつも許可をもらって外出している。ジギー先輩の専属奴隷のハイルヴィヒなどは、その許可を出さないで欲しいとバルタザールにいつも嘆願していたが、問題も起こさずストレス発散で通うだけなら、と許可されていた。
ちなみに私も娼館通いで外出届けを出したところ、審査もされずに却下されている。なぜか、バルタザールは私にばかり厳格なのだ。
「無理無理。子連れで娼館なんて絶対ヤダ」
ぶんぶんと顔を横に振り、肩を竦められる。……子連れ、とは。思わずきょとんとしてしまった。すぐさま誰を指している言葉か理解して、私はむっと顔をしかめる。
「獣人でもあるまいし、ジギー先輩まで私が未成年に見えるのか」
「見えないけど、娼館なんて行ったことないでしょクンツ。子熊ちゃん連れていったら、なに言われるかわっかんないからね。ヤダ」
私が一番若いからといって、皆なぜか過保護だ。寮監のバルタザールがうるさいのは理解できるし、獣人のベッカーは仕方ない。新しく専用奴隷になったユストゥスのことも諦めている。
騎士たちまで、なぜだか連邦から帰ってきてから、私の扱いが少し違うのだ。
だからこそ、私は考えた。すっと目を細め、目の前で腕を組む。
「ほう」
「……何、その顔」
ジギー先輩が呼んだであろう貴族仕様の辻馬車の前に立ち、私は余裕の笑みを浮かべた。今日は作戦があるのだ。ふふふ。
「では、私も1人で行こうか。この通り、外出許可も出ている。私がどこぞの見知らぬ娼館で遊んで帰っても、別に問題はないはずだ。たとえジギー先輩に連れていってもらい、それから連れて帰ってもらった方が!絶対安全で問題ないとは言え!私は!1人でも娼館に行ける!」
私の堂々とした宣言に、ジギー先輩が目を見開き、そして悔しそうに顔を歪めた。
「ぐっ……クンツお前ッ」
「さあどうするジギー先輩。私を大人しく連れていくか、それとも1人で行かせるか……言っておくが、私は娼館の正確な場所すら知らんぞ?そんな私を1人で行かせる度胸が、先輩にあるかな?私は本気だぞ」
なぜか過保護な先輩方を、逆手に取った作戦だった。ばかばかしい、と一蹴されるかとも思ったが、この態度を見る限り、思いのほか有効な手段であることが伺える。効果があることを喜ぶべきか悲しむべきか、一瞬迷った。
群青騎士になる前は、娼館など知っていても、自分で行こうとも思わなかった。騎士や兵士たちが連れ立って向かっていることがあるのも知っている。だが興味もなかった。
だが今は違う。めくるめく性の技術をふんだんに取り込んだ場所に、興味がないわけがない。不利な状況に気づいたのか、ジギー先輩にちっと舌打ちをされた。
「お前、それは卑怯だぞ?!」
「ふはは、何とでも言うといい。この間のように、私が着替えてくる間に先に行ってしまうのは、なしだからな。馬車がなかったら私も向かうからな、徒歩で!」
「貴族は徒歩で街を出歩かない!」
怒られた。
王都にある娼館の場所は、何となくだが知っている。貴族街と平民街の境だ。ここからではだいぶ歩くが、行けない距離ではない。私の気合をどう思ったのか、苦悶の表情を浮かべたジギー先輩は、しばらくのちに、大きくため息をつきながら肩の力を抜いた。
「はぁ……仕方ないなぁ、今日だけだよ?」
整えた髪をがさがさと手櫛で掻きまわし、ジギー先輩はどこか意気消沈している。やった!私はぐっと拳を握り込んだ。
「では、服を着替えてくる。少し待っていてくれ。ありがとうジギー先輩!」
「はいはい……。ごゆっくり~」
額に手を当て、ひらひらと力なくもう片方の手で見送られた私は、小走りで寮の中を走った。私の体重を受けて重い足音が響く。それにエリーアス様が自室から顔を出して注意した。
「クンツ、走らない!」
「はい!」
私が野生児になったと困惑するエリーアス様は、こうして夜の間はいない、バルタザールの代わりに注意してくる。無論怒られれば私も早歩きに変えるが、エリーアス様が部屋に戻れば、またどすどすと足音を立てた。
やっぱり止めた。と言われると困る。私とて好き好んで、1人でなど行きたくない。だから急いだ。
自室に飛び込み、クローゼットを開ける。騎士服を脱いでかけ、それからシャツとスラックスを身に着けた。私的な外出に群青色がまぶしい騎士服は目立つ。今までは持っていなかったひと揃えをもらった給金で購入したのは、ベッカーおじさまとのでぇとのためだった。あの時散々誰かにごねられた記憶があるが、あれは一体誰だっただろうか。
少し身動きを止めて思考を巡らすが、連邦に行く前の記憶は抜け落ちているものも多く、思い出そうにも出てこない。
「ま、いいか」
今のところ何も不自由していないのだ。考えても仕方がない。貴族が着るには、やや程度の低いジャケットを羽織ったところで、コン、とドアが叩かれた。見れば食事を終えたのか、ユストゥスが戻ってきていた。普段着ない私服に手を通した私に、物珍しそうな視線を向けてくる。
<何してんだ?>
「ユストゥス、私は少し出かけてくる。戻ってくるのは夜半過ぎだろう。今日は寝ていろ」
幸運なことに、今日は日中ハイラムが構ってくれたので、腹にはまだ余裕がある。普段なら性交を最優先の私の口振りに、わずかに目を見開き、隣を通り過ぎようとした私の胸を片腕で遮った。私はその腕を掴みながら、少し身長の高い相手をじ、と見やる。
「退いてくれないか。置いて行かれてしまう」
私の訴えに、ユストゥスは、はあ、とため息をついた。手を退けてくれたので、急いで玄関へと走る。本当にいてくれるか心配だったが、ジギー先輩はちゃんと辻馬車の前で、私のことを待っていてくれた。
「ジギー先輩、待たせたっ」
私が寮を飛び出すと、不思議そうに視線を私からずらす。
「いいけど。……ユストゥスも連れていくの?」
「エッ」
それ、と指摘されるままに振り返ると、仏頂面のユストゥスが立っていた。手が言葉を紡ぐ。
<もしかしてクンツのこと、娼館に連れていく気か?ジギー>
「だって、連れていかないと、1人で行くって言うんだよこの子……」
ジギー先輩のぼやきに近い言葉に、ユストゥスの口がぽかんと開いた。
<それは……>
「だろ?1人で行かせられるわけないだろ??」
ユストゥスにまで、嫌そうなしかめ面で視線を向けられる。その間、私は無駄に胸を張って2人を見返した。
<お前のいく娼館って、女しかいないところだよな?>
「そうだけど……クンツの脱童貞、手伝ってやってもいいんじゃないかと思ってさ」
「だつどうてい」
その言葉を、私はオウム返しに繰り返した。ゆっくりと瞬きをして、言葉を飲み込む。ジギー先輩は、どこか意地悪そうな笑みを浮かべて鼻で笑った。
「なに、童貞じゃないって言うつもり?無駄な虚勢は張らなくていいから。ちゃんとプロにやってもらった方がスムーズに済むよ」
「……おまんこに、おちんぽをいれる……?」
「娼館では、そういう言い方しないでね?もっと上品に……」
<ジギー。クンツたぶん、勘違いしてるぞ。魔肛にペニスを挿入されに行くもんだと思ってる顔だ、これ>
「はぁっ?!なんでそうなるの!普通に女性を抱くんだよ!!」
ユストゥスの手話に、ジギー先輩が悲鳴のような声を上げた。
えっ、だって、私たちは魔肛持ちの群青騎士だ。おまんこに、尻に精液を注がれなければ生きていけない。ペニスを女性器に入れたところで、何の解決にもならない。
恋人や婚約者、伴侶であれば、また違う意味を持つだろうが、快感の度合いなら、おまんこを掻きまわされた方が、ずっときもちいいはずだ。少なくとも私はそうだ。
「えっジギー先輩、女性と戯れに行っていたのか?!なんて破廉恥な!!」
「待って娼館ってそういうところだよ!何言ってんのクンツ!」
ぽぽぽっと頬が赤くなってしまう。私が、女性と、えっ。なにをどう、えっいれる?あんな細い女性に??私が???
辻馬車の馬が、短く嘶いた。それに3人揃ってハッと視線を向けてしまう。御者の男は、躾が行き届いているのか、なにかと揉めているこちらに視線を向けることはなかった。
私の戸惑いとともに、ジギー先輩もかあっと頬を赤らめた。
「お、俺クンツに、受け身をするために、娼館行ってると思われてたのか……っ!」
腹の底から出したような小さく震える声に、ユストゥスは気の毒そうに眉根を寄せた。何も言い難いのか、無言でジギーの肩を叩いている。
<男娼、しかも挿入ができる男娼がいるところに、連れていってやった方がいいんじゃないか?俺はエリーアスに仕事で同行したから、何か所か知ってる>
「いやっ!こうなったらクンツには、ちゃんと一度筆おろしを」
<やめとけ。クンツだぞ>
あっなにか今、とても失礼なことを言われた気がする。抗議の声を上げようとしたところで、ユストゥスに手で口を塞がれた。2人に凝視され、それからほぼ同時に視線を逸らされる。
「そうだね……じゃ今日はその娼館に行こうか……」
<俺も付いて行く。バルタザールのペナルティも覚悟しよう。それなら帰りは別でいいだろ?>
「あー……それならいいよ。俺もバルタザールには、事後承諾ってことにしてもらうように頼むから」
「……はあっ?!なぜ!いやだ!」
ユストゥスの手話を私が解読している間に、ジギー先輩が了承してしまっていた。ぶんぶん首を横に振り、ユストゥスが付いてくるのを嫌がる。ジギー先輩とて、ハイルヴィヒを連れて娼館に向かったことなど一度もない。なぜ私にはユストゥス同伴でないと駄目なのだ。納得がいかない。だがジギー先輩は、疲れた顔で笑いながら首を横に振った。
「こいつが一緒じゃなきゃ、連れていかない」
「ぐっ」
その声色はやけに平坦で、これでさらに私がごねたらあっさりと置いて行かれそうな気がした。
今回は行くのを諦めるか。いやしかし、そんなことをすればこの2人のことだ、バルタザールに買い出しでの外出届けで娼館に行こうとしたことをばらすだろう。
そうなれば今後、しばらく外出届けを入手できないか、もしくはそれこそ都度奴隷たちの買い物をするときのように、同伴者が必要になるかもしれない。誰かと一緒に外出するのはいいが、絶対その相手は娼館には連れていってくれないだろう。
「どうするの」
「……わかった、ユストゥスも一緒で、いい……」
私は不貞腐れながら泣く泣くその条件を飲み、3人で連れ立って、馬車に乗り込んだのだった。
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