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王都防衛編
125.お前、ばかだな。
しおりを挟む魔肛がひくひく収縮を繰り返している。ふわふわの甘イキで身体に力が入らなかった。ヒュギル様の言葉にまた部屋の緊張が張り詰めていく。身を強張らせたディー先輩を庇うように前に出たイェオリに、ユストゥスが何か言いたげな視線を向けた。
だがその空気を、ディー先輩が変えた。
「……やる。どうすればいいの」
『ディー!?無理ならしなくていいんだよ?』
「やる、ったら、やる。っぼくが、ビッチになれば、いいんだろっ」
引きつった笑みでイェオリの手話にそう言葉を返したディー先輩は、わずかに顔を歪めて腹部を撫でた。ユストゥスがぴくんと反応する。
「血の匂いがする。イェオリ」
即座にイェオリが動いて、ベッドヘッドの棚にあった棒状の治癒魔具を手にする。同じタイミングで、エーゴン医師がもう一度治癒魔法を使った。
「せんぱ……ぃ」
身体を動かそうにも重くて、それでも動こうとすると、ユストゥスにベッドから抱き上げられる形で下ろされてしまった。いつの間にか放り出していた淫液が入った筒瓶のバッグをヒュギル様が拾っている。中から一本取り出した。
「中途半端に身体が反応するから痛むんだ。さあ飲むといいね」
きゅぽっと蓋を取り、口元に差し出す。それを青ざめた顔で受け取り、ディー先輩はちらりとこちらを見た。
「……、クンツ、部屋から出ててよ。……絶対、泣き叫ぶから、恥ずかしいとこ見られたくない」
「っわたしは、ディー先輩と、居たい!」
「うん。僕もずっと一緒にいたいから、がんばる。待ってて」
口元に浮かんだ笑みは、いつもより痛々しそうだったが、晴れやかでどこか自信に溢れていた。初めて会った頃は、無表情か苦悶の表情で痛みを堪えていて、だんだんと笑みが浮かぶようになって、この間なんて、クリス先輩と喧嘩するところまで見れた。
ディー先輩が生き生きとしてくれるのは嬉しい。だから、少し寂しいけれど。
「わかった。待っている」
「ん」
「……おい、ユストゥス。部屋に戻るぞ」
ディー先輩が、私に見られたくないというのなら仕方がない。私は無事に成功を祈るのみだ。ぺしぺしとユストゥスの胸板を叩いてそう促すと、ユストゥスは軽く頷いた。やつは私を抱き上げたまま、器用に脱ぎ捨てた下着とスラックスを足で拾って回収する。
私の腹の上は衣服置き場ではないのだがな。しかし他のところに置く場所もないし、置いていくわけにはいかないのはわかる。
「おいヒュギル。消音魔法戻せ」
「後でね。これが終わったら部屋に行くから、今後の打ち合わせしよ」
うわ。ユストゥスが今までに見たことのないような、嫌そうな顔をしたぞ。チッと舌打ちをしてユストゥスが部屋を出ていく。
私を抱き上げているせいで、両手が塞がったユストゥスの代わりにドアを開け閉めをすると、わずかにディー先輩のうめき声が聞こえたが、私は聞かなかったことにした。ディー先輩がせっかく格好付けてくれているのだ、私の記憶の先輩はかっこいいものだけにしておこう。
ああもしかすると、今度はディー先輩とも乱交できるかもしれないな。……他の奴隷が間に入るのは何となく癪な気がするので、イェオリに頑張ってもらって、3Pでもするのがいいかもしれない。イェオリとはほとんどおまんこしたことがないが、きっと魔肛を舐めてもらえればおちんぽも勃つだろう。楽しみだ。
私がうきうきとしていると、いつの間にか部屋に戻されてベッドに降ろされていた。身体も動くようになったが、また淫液採取かユストゥスとおまんこのどちらか……。う、せっかく肛門に擬態していたのに、さっき指で弄られたままの魔肛が、私の思考に釣られてきゅっきゅっと反応を始める。
腹が、空いた。私は情欲の灯った眼差しをユストゥスの下半身に向けた。が、当の本人は私など見向きもしない。
少しばかり深刻そうな表情で奴隷用の奥の部屋に入ると、すぐに戻ってきた。何か小さな破片のような物を口に咥えて、軽く息を吹き込むような動作を……音も聞こえないがあれは笛か?しばらく動きが止まり、そして大きく舌打ちをする。
「クンツ、ヒュギルがディーの種を動かして、こっちに来るまでどのぐらいかかるか、わかるか?あー……っと、お前悪魔の実に取り込まれて、種を植え付けられるまでどのぐらいだった?」
「む?どうだろうな。私には一時間にも二時間にも、半日もかかったような気もするが、淫液で酩酊状態だったから、その実、そんなにかからなかった気もするし」
ユストゥスが気まずげな顔で質問してくるので、少しばかり首を傾げながら答える。
「エリーアスの戻り時間、聞いておくんだったな……ベッカーも反応しねえし、マインラートもいない。イェオリはあっちの部屋だし……はあ。他の奴らも今日は使いもんにならなそうだし」
低い声で、取り留めもないことを呟いている。……ユストゥスの声、聞いてるとなにやら腰がむず痒い。弄られてナカイキもしたものの、精液を注がれていないわたしのおまんこがきゅうっと反応する。
これも前の私の忘れものだろうか。ユストゥスは奴隷なのに、私はどこでこの、おまんこがむずむずするようになる声を聞いたのだろう。獣群連邦で初めて会った時ぐらいしか、聞き覚えがないというのに。
ぶんぶんと頭を振って邪念を払う。
「なにをぶつぶつ呟いているのだユストゥス」
「なにって、ヒュギルをどうやって帰すか悩んでんだよ。あいつが避けるぐらいには、エリーアスの存在は無視できない。一番いいのはバルタザールに頼んでエリーアスに連絡してもらうことだが……それをあいつに気づかれずにやり切れる自信がねえな。今だって聞いてるかもしれねえし」
「用が済めばお帰りになられるだろう。ご主人様の家はここではない」
何を当たり前のことで悩んでいるのだと私が呆れていると、ユストゥスがじと、と半目になって私を睨みつけてきた。
「帰りにお前を連れていかれたら、俺には止めるすべがない。……いや、わざわざこっちに相談までしに来るってことは、俺の意見を聞く気があるってことだが、いやでも……」
「ヒュギル様が、私を連れていく?何のために?」
そういえばそんなことをおっしゃっていた気もするが、すっかり忘れていた。
「前も狙ってた。でも引いた。……前に俺は話したことがあって、それであいつは俺を親友呼ばわりしてる。姿が変わる前の話か?……それでもって、そのとき俺は、クンツを渡さないことを成功した。ヒュギルにはクンツを攫って、ずっと手元に置いておくつもりはない……戻すつもりがあるから、住環境を整えるなんて言ってんのか?それなのになんでクンツを連れ去る必要がある?早めに対処……対処ってなんの対処だ。ドゥシャンの話で、……クンツの、記憶のこと、か……?ほかにもなにかあんのか?」
「おいユストゥス。何を言ってる。私にわかるように話せ」
声色は聞き心地がよいが、ユストゥスは壁に寄り掛かったまま考え込んだままだ。
「おい、お前は私の奴隷だろう。無視するな!」
「どうしてヒュギルはクンツを気遣う?クンツに何があるんだ」
その呟きは、自問自答の一つのようだった。でもその答えは知ってる。私はえっへんと胸を張った。
「そんなの、私の匂いが大好きな変態紳士だからに決まっている。ご主人様は獣人の幼女の匂いが大好きな、変態紳士なのだぞ。ツェルリリのような本物の幼女には手を出さない紳士だから、私のような偽幼女が必要なのだ」
私は幼女ではないが、外見と匂いで十分そう認識されることは、獣群連邦にいた時に痛感している。朧気ながらご主人様との会話は記憶に残っていた。あれ、でもご主人様、今は人族だったような……うん?おや?
「幼女の匂い……でもクンツを連れ去っても戻す気はあって……え、マジわからん。あいつ何考えてんだ?」
「後で来るとおっしゃっておられたのだから、聞けばよいだろう。なんだユストゥス。お前、ばかだな」
「ばっ……おっまっえ~っ」
私が心の底から呆れかえっていると、ようやくユストゥスはこちらを見た。ベッドに上がってくるから、ようやくおまんこする気になったかと私が腕を広げていると、両手で頬を摘ままれた。
「ひひゃいひひゃい!」
「俺が!お前のことで!頭悩ませてんのに!お前は!!」
「ひゃめ、や!うぅうっ!」
みょんみょんと頬を引っ張られる。いたっ!ほんと痛いぞばか!私の頬は伸びないのだからな!ユストゥスの手が離れたと思った瞬間、ぺしっと親指で中指を弾いて額に打撃を加えられた。
いたい!お、お前がその気なら……!
「ゔー!ばかっ!ばかばか!」
枕を掴んで、それでばしばしと叩く。こんなときでも私の拳で殴ったらユストゥスなど、内臓破裂で一発死だということがわかっている。だから仕方のない反撃だ。
だが怒りがそのまま枕にダイレクトに伝わったのだろう、びりぃっと嫌な音がして、中に詰まっていた羽毛が部屋中に散らばった。枕が裂けたのだ。
「あ”っやぶれた!またバルタザールに怒られるではないか!ユストゥスのばかあ!」
「お前が破ったんだろうが!お前なんか……っ」
「んんっ?!んっ!ぅんっ、ん……っん……」
ぎらりと輝いたユストゥスの視線が近づいたと思った時には、口を塞がれてベッドに押し倒されていた。 ず、ずるいぞ!ユストゥス!私がお前のキスに弱いのを知っていて攻めてくるとは!しかし相手の弱点を見逃さないのも実力のうち、ん……っ。
ふわふわと周囲に羽毛が飛び散る。咄嗟に男の服を掴んだせいで、またびりっと破いた。……備品や奴隷服が脆いのが悪い!!
怒っていた割に、その口づけは柔らかいものだった。
相変わらず我が物顔で舌が入ってきては歯列を割り、勝手に私の舌を引き入れていく。強く噛まれるかと思ったが、甘噛みで、鼻から抜けるような甘い声が出てしまった。私の上顎を舌先で擦り上げて、そのまま奥へ差し入れられる。
こじ開けられた喉をねっとりと犯されて、ユストゥスの背に腕が回る。背や頭を撫で回しながら口づけを甘受していると、やや乱雑に、着ていたシャツの前合わせをびっと開かせられた。ボタンが弾かれて飛んでいく。
露わになった胸板を撫でられ、柔らくなった胸筋を男の大きな手の平で揉みしだかれる。指の合間からはみ出た乳首を指の付け根できゅっと挟まれ、そのじんわりとした快感に腰が揺れた。男の腹に期待いっぱいになった陰茎を擦り付けると、ユストゥスは一旦身体を起こしてしまった。どこか不貞腐れたような顔をしている。
私が破いてぼろきれになってしまった麻のシャツを脱ぎ捨てた。下履きをずり下げると、むわりと男の匂いが広がり、私は下半身を見つめたまま、ごくんと喉を鳴らす。
ユストゥスのおちんぽは硬くなっていて、それに中を擦り上げられる快感を想像すると、ぶるりと背筋が震えた。なのに、ユストゥスは私の足を開かせるわけではなくずり上がってくると、むにっと私の唇におちんぽの先端を押し付けた。
「舐めろ」
「っ」
怒気を孕んだ声に、びくっと身体が震える。怒った?ユストゥスが、私に?いつも何しようが、大抵許すのに、ちょっとばかにしたぐらいで……、……。
怒るユストゥスは、酷く心臓に悪かった。言いたいことはいっぱいあるのに、私の唇はその赤黒い凶悪なおちんぽの先端をぱくりと咥えてしまう。
私の好きな喉奥に押し込むかと思いきや、その幹を持ったユストゥスが、まるで意地悪するかのようにずらし、引っ張られてじんじん痛い内頬に擦り付けてくる。ぽこっと外側に膨らむさまを見て、ぺろりとユストゥスが雄臭い笑みで自分の唇を舐めた。
「ほら、舐めろ」
「んっん……」
言われるがまま先っぽを咥え、さらに深く招き入れようとすると、奥歯まで指を押し込まれて大きく口を開かせられる。頬の内側を性器で擦り上げられ、上顎もこりこりといじられた。
「んっ、っは、ぅ……」
「もっと」
何がしたいのだこいつは!
上に乗られて私の自由が利かないというのに、ペニスは唇から時折逃げていく。それを追いかけるように舌を突き出し、唇を寄せた。つるりとした亀頭を傷つけないように気を使っているというのに、男は私に咥えさせては、くぽりと抜いてしまう。ユストゥスの匂いでくらくらする。顔周りが唾液と先走りでべたべたした。
口での愛撫は、おちんぽに気持ちよく射精してもらうためによくするが、ユストゥスの雄を咥えさせられることはほとんどない。人族にしては長い舌で、キスをしながら喉奥にもハメてくれるからだ。おまんこにおちんぽを挿入されながらされる舌イラマは、気持ちよくて、すぐに達してしまう。そのことを思い出したせいか、何も咥えていないおまんこが、また我慢できずにひくっと震えた。
ユストゥスを睨むが、男はしばらく私の唇と舌を弄ぶつもりなのか、くぽくぽと入れては抜く動作を繰り返した。唾液が口元から溢れて伝う。濡れて気持ち悪い。それなのに、腹を空かせた飼い犬のように舌を差し出してペニスを追いかけた。
もぞもぞと身体を動かし、自分で取り繕うことを忘れてよだれを垂らし始めた魔肛を弄る。だがあお向けになった状態で私の指では、肉の輪をつぷつぷと浅く掻き回すことが精いっぱいだった。
背筋も臀部の筋肉も邪魔過ぎて、気持ちいいところを刺激できない。むろん魔肛は魔肛ゆえにどこを触っても気持ちいいが、前立腺を指で潰しながらこの目の前のおちんぽを喉奥に迎えられたら、どれほど快感があるだろうか。
私の目はユストゥスの陰茎にくぎ付けだった。それなのに、散々嬲っておいてユストゥスはあっさりと引いてしまう。
「あ……」
落胆の吐息が出た。
「クンツはいい子だから、謝れるだろ」
っ!!!こいつ!私にばかにされたことを根に持っている!!!
お預けを食らった身体が切ない。こんなに雄の、おちんぽの匂いを嗅がせておいて引くなんて、こいつ外道か?
私が悪いなら大人しく謝ることもやぶさかではない。しかし!私は悪くない!ご主人様に聞くという単純な方法さえ思いつかないユストゥスが悪いのだ!
「や、ゆすとぅす……おまんこ、おまんこして」
なので私の思いついた手は、なし崩し、である。
ユストゥスだって、おちんぽをおまんこに入れて掻きまわして射精すれば、すっきりするはずなのだ。あんな血管の浮き出て、びんびんに反り返ったおちんぽを放ってはおけない。謝るよりさきに、ちゃんとびゅっびゅしてもらわなくてはな!
内心の思惑を悟られぬよう、私は視線を伏せたまま、両手を膝裏に回して足を広げる。私の陰茎はとろりと透明な液体を溢れさせて半勃ちしていた。足を下げないように、臀部を掴んで、おちんぽの収容先を示してやる。ふん、ここまですれば、おばかさんなユストゥスでもわかるだろう。
「ゆす……」
おっと。うっかり睨みつけるところだった。視線はあまり上げず、おちんぽでも見ていようか。反省している素振りを見せればそのうち耐え切れなくなるだろうとしおらしくしていると、ユストゥスが大きくため息を付いた。お?観念したか?
一度は離れたユストゥスが近づいてきたので、密かに勝利を確信してほくそ笑んでいると、意地悪い笑みを浮かべたユストゥスと視線がかち合った。無意識に喉がひゅっと鳴る。
アッ、これは。
「そんなに手マン気に入ったんなら、いっぱい掻き回してやんよ。ぐずっぐずに溶けたお嫁様まんこの痙攣味わいながら、どろっどろのザーメン腹奥で出してやる」
低い美声で耳から脳髄を犯すように囁き、いやらしく指を蠢かせたユストゥスは、手のひらを上にあげた状態で人差し指と中指をゆっくりと差し入れた。陰茎と勘違いしたおまんこが、にゅるにゅると肉襞を絡みつかせながら受け入れてしまう。姿勢を崩そうとしても、もう片方の手で横から抑え込まれ、足を下ろせない。
「っひ、ご、めっ……ごめん、なさ、いっまって、……ユストゥス。私が、悪い子だった、謝る、からっ!」
指でねっとりとさっき自分では触れなかった前立腺を揉まれた。じんわりと気持ち良さが突き抜けるが、身体が勝手にされるだろうことを想像してきゅううっと、締めつけて、しまう。……ぁ、や、……も、軽くイッ……。
先ほどまであった自信はどこに行ったのか、私は分厚い筋肉を小さく縮めてユストゥスを見上げた。じわっと涙が浮かぶのがわかる。呼吸が跳ねた。
ユストゥスが目を細める。見定めた獲物の、どこに食らいつくか周辺をうろついて探る狼のような、そんな眼差しだった。ゆっくりと出し入れされて、それがだんだんと早くなる様を想像するだけで、普段なら物足りないはずの刺激で蜜穴が蕩ける。
「何が悪かったのか、わかってんのか?」
「っん、ゆす、とぅすを、ばかにして、ごめん、っなさいっ!あ、っあやまった、だろう?な、な?ゆる、ゆるし……っ」
「反省してんなら、手マンで散々イッたえっろいお嫁様まんこ、俺に味合わせてくれるよなぁ?」
「けっ……結局謝っても!許してくれないではないか!!このばっっぁ、っぁああ”っあああ!!」
陰茎とは違う動きで、中を蹂躙されて頭の中が真っ白になった。手でされることの何が嫌かと言えば、最奥をこつこつされることもない中途半端な快楽で、絶頂まで押し上げられることだ。長さの足りないペニスでもそれはありうることだが、それでも掻き回され精液を吐き出されれば、勝手に痙攣して収縮するアナルが、結腸近くの精嚢まで揉みしだいてくれる。
ずるりと姿勢を崩した私は、ユストゥスの手の動きにつられるように腰を揺らしたまま、またでその手を挟んで腕に縋りついた。
「ゆぅ、して!ゆるしてっああっ!また、ああ”っ!っぁあ!!」
もう片方の手で私のペニスももみくちゃにされる。両手は自由なのにユストゥスの腕に爪を立てるだけで、ろくな抵抗もできない。下半身でものを考える魔肛持ちの身体は、すっかり白旗を上げていた。
「イッてるっ!イッてゆからぁっ、おまん、こしてっ、!ぐにゅぐにゅ、やからっ!」
こうなれば、早く挿入してもらって満足してもらわなければならない。ユストゥスが気に入っている肉膣の動きは絶頂に合わせた時のもので、うねる内襞をこじ開けているユストゥスなら、今もその状態ということが十分にわかるだろう。だから、そう誘った。
「なに、イキまんで俺のちんこ気持ち良くしてくれんの?ならもう一回自分で足広げて」
「っはひっ、っぁあっ、っやく、ね、はやくっ!」
呼吸すらおぼつかないまま、腰をがくがく揺らしながら、足をがに股に開いてユストゥスに腰を差し出した。でもそれは、多少なりとも手の動きを制限していた拘束を、自ら解放する行為だということに気づいたのは、より的確に動く指の動きに、ぷしっと白濁交じりの潮を飛ばした後で。
「ふぇっ……っあ”」
上にのけ反って逃げようとするのを、抑え込まれる。扱かれたペニスでも白濁を零して達した。敏感なペニスを舐めしゃぶられて泣き叫んで、身体をばたつかせたところで指を引き抜かれたのにも気づかなかった。上がりっぱなしの身体が、まだ中になにか入っていると錯覚して、収縮を続けたせいだ。
そこを、剛直にこじ開けられて、意識が飛んだ。
「っあ~……お嫁様まんこ、キッツ……ん、ちゃんと精液やっからな」
「っ、っ……っ」
とんとん、と私の下腹部を軽く押し、ぐりゅぐりゅと意図して腸壁をすり寄せる動きをしたユストゥスは、ちゅぷっと吸い付いた最奥を突く。
ぢゅっぢゅっと吸い付く動きをするが、私の腰を掴んで深く突き入れても、突破できないソコに苛立ちを感じながら、今届く一番奥にぴたりと押し当てて精液を吐き出す。
「っ、は、搾り取られる……」
掠れた声で呟いて、私の身体の反応を楽しみながら、ユストゥスは部屋のドアに視線を移した。意識を飛ばしている私を挿入したまま抱き上げて、「入れよ」と短く吠える。意識のないままびくびく震える私の鎖骨に甘噛みを落としながら、開くドアをねめつけた。
「相思相愛の夫婦の営み邪魔してまで、今後の打ち合わせってなんだよ」
「いや、もう、うん……ボクも大概ひどいけど、君も大概だからね?」
すうっと匂いを嗅いでは、うっすらと顔を赤くしたヒュギル様がぼやきながら部屋へと入る。その後の会話がなされている間に、私の意識は戻ることはなかった。
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