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王国崩壊編
145.現役魔王と次期魔王とその叔父。
しおりを挟む「……っ」
ヒュギル様!と声を掛けたつもりだったが、音にならなかった。はくはくと口を動かすだけの私をユストゥスが強く抱き込む。顔を上げようとしても、ねっとりとまとわりつくヒュギル様の魔力にほとんど身動きが取れなかった。
呼吸すら満足にできない状況に驚くが、私とユストゥスの周辺に漂う魔力がバチバチと何かに相反して黒い火花を散らせる。
「ソレ、リンデンベルガーじゃねえか」
まるで冷たさが音声になったかのようだった。降ってくる声と強張るユストゥスの身体に、否が応でも私を指した言葉だということがよくわかる。鼓動がうるさかったが、私のものかユストゥスのものか全くわからなかった。
「ええ。叔父上がボ!ク!に!譲ってくれたリンデンベルガーの一匹ですね」
きっぱりと言い切るヒュギル様に対し、ずるりと重さを感じるような歩行で歩み寄ってきた男が眉間に皺を寄せる。
「んな話、してたか?」
「しっ……してたね!ちゃんとボク了承もらったものね!動画にもちゃーんと撮ってるものね!勝手に奪ったりしてないものね!」
とぼけた返答にヒュギル様は子供のような甘えを含んだ声色で、言葉を畳みかけた。どこか焦りを感じられて、私は浅い呼吸を繰り返す。私のご主人様は誰よりも強いのだ。それなのに。
うっすらと獣群連邦での記憶が蘇る。強い騎士の……誰かを退けて悠然としていたご主人様。それがこんな、子供が駄々を捏ねるような口調で怒鳴ることしかできないなんて。
「あぁー?俺が酔っぱらってた時の話じゃねえかそれ」
「酔ってても、ちゃんと了承取ったものね!今更悪魔が約束を反故するなんて、許されない所業だね!」
「んぁ、めんどくせえなあ……じゃあそっちの獣人寄越せよ。俺のくっだらねえ人形劇ぶっ壊したやつ」
そう声を掛けられた途端、まるで私を離すまいと痛いぐらいに抱きしめていたユストゥスの腕が緩んだ。まるで差し出されるのを了承したかのようだった。動かない身体を叱咤して顔を上げれば、揺れる瞳の男と目が合った。
動揺。恐怖。そして諦念。
カタカタと震える手で私の額の髪を横になでつけ、額から頬にかけてゆっくりと撫でる。差し出される供物のような様子を見せるユストゥスに、堪らず私は抱き着いた。
だめだ。行かせるわけにはいかない。だめだったらだめだ!
ぎゅうっと強く腹に抱き着く私の肩をユストゥスが押す。少しも力が篭っていない。そんなもので引き剥がされるわけがない。頭を腹に擦り付けて否定を示す。
「だっ駄目だね!この獣人はリンデンベルガーと番なんだものね!実験に支障が出るから渡せないね!」
そうヒュギル様が拒否してくださるまで、ぎゅうぎゅうにユストゥスを抱きしめていた。
チッと腹立たしそうな舌打ちが落ちてくる。
「レティーナといい、お前といい……なんで俺の国でばっかり実験しやがる。他国でやれよ!だいたいなんで兄貴はこんな実験、国から引き受けたりしたんだ!」
「それはだね。そうでもしないと、私たちが滅ぶからだね」
飛び込んできた柔らかい第三者の声色に、私とユストゥスのはより固まるしかなかった。重苦しく押しつぶすような重さで絡みついてたヒュギル様の魔力が剥がれ、代わりに軽く重さを感じない魔力に包まれる。
確かに抱きしめ合っていたはずの抱擁が、勝手にほどけていく。ユストゥスの瞳にはさらなる焦りが見えていたが、それでも身動きが取れないようだった。
私も同様に少しも身体が動かない。まるで木偶にでもなったかのようだった。
身体が魔力によって持ち上がり、宙に浮く。
気付けば、私は見知らぬ男の前にいた。ヒュギル様と叔父上と、その対角線上にいた、男の前。卵を挟んで向かい側にゆるりと立っていた。
水色の足元まで伸びるうねった長い髪。捻られたごつごつとした山羊角。ただその肌の色は青いというよりも白に近い色合いで、金の瞳が艶めいて見えた。若くも見えるが年老いても見える。不思議な容貌をした男だった。
緩く口元に笑みを浮かべたその顔立ちは、少したれ目で、ヒュギル様と確かに目鼻立ちが似ているようにも見える。本来の姿となったヒュギル様と同じく、私と比べるとその身体のサイズが随分と違う。まるで巨人を目の前にしているかのようだった。
「パパッ!それボクのだね返して!」
「すぐに返すね。……ふむ」
癇癪を起こしたヒュギル様を軽くいなし、男が私の下腹を撫でた。するとそれだけでドクンと魔肛の奥にある悪魔の実の種が反応する。
熱い……っ!
びくびくと身体を痙攣させながら身体を捩ろうとする私を、魔力だけで押さえつけて何度かトン、トンと下腹を指先で叩いた。それだけで魔肛が反応し、勝手に身体がうねりだす。服を着ているというのに、別に官能的な刺激を与えられているわけでもないというのに、身体の熱が高まるのを抑えきれない。
「ヒューの計画じゃ、他種族に植え込んだ種を孕ませて、実際に魔族として生まれさせるというものだったね。よもやバルドヴィンの捨てた玩具をうまく利用する手を考えるとは……これ、ヒューが種付けするの?」
「しないね。人工精子と交わらせて生まれた子を……ボクのお嫁さんにするね」
ヒュギル様がぐっと拳を握ってそう告げると、反対側にいた黒髪の男が噴き出した。
「ひゃっはははは!っマジかよ、頭おかしいんじゃねえのか?!こんな見た目だけオレたちに似せただけの、下等生物から生まれたバケモンを、嫁!っははははは!」
侮蔑を含んだ嘲笑に、ヒュギル様がカッと顔を赤らめさせる。唇を戦慄かせ、何かを言おうとして視線を逸らすことでそれを耐えたようだった。
ヒュギル様の御父上……私の腹を興味深そうに指で突いていた御仁は、そんなヒュギル様に笑みを浮かべる。
「ヒューの論文だと、見た目も魔力も十分に向上した魔族モドキが生まれる計画だものね。進めてごらん。私たちは強くなりすぎた。弱い血を入れなければ、種としての存続がままならない」
意味深なことを告げた御父上殿は、私をヒュギル様の元へと送り出した。ふよふよと空中を漂い、下腹から生まれる熱に身体を震わせる私を受け取ると、安堵した表情でヒュギル様が抱きしめてくれる。
叔父上殿は鼻で笑って悪態をついた。
「女が孕めなくなった時点で、魔族は生きるのに向いてねえんだよ。諦めて楽しく生きて死ねばいいんだよ、オレたちは」
「そうはいかないね。幸いにレティーナのアプローチも上々。元々この世界の人類は遺伝子的に私たちに近づくよう弄ってあるけど、さて本当に、愛憎なんて感情で人が魔族に生まれ変われることができるのか。そしてヒューの実験も上手く進んでいる。上手くすれば私たちは……それよりゲオ。君も遊んでばっかいないで、少しは協力したらどうだね?」
「うっるせえなあ。いいじゃねえかゲームで稼げてんだからよお」
「だいたい君はね」
「あーあーきっこえねえなあ!」
そう喚いた黒髪の男が音もなく姿を消した。残った御父上殿は大きくため息を付く。
「ゲオの悪戯癖には困ったものだね。ヒューも気を付けるといい。アレは清く正しく悪魔だ。損得関係なく全てをぶち壊しに来る可能性もありうるね」
「えええ……もうパパが止めてよね。叔父上、なんだかんだ言って強いんだもんね。ボクじゃ歯が立たない」
げっそりとしたヒュギル様が、私を横抱きにしたまま肩を竦める。御父上殿は苦笑するばかりだった。
「人形遊びに夢中になっている間はいいんだけど……今はお気に入りの一体が手元にいるから、それで遊んでいるようだけどね。それが壊れたら面倒だ。パパはママと会社運営が忙しいから、ヒューが頑張りなさい」
「……はあい」
「またね。たまには帰ってくるように」
それだけ告げると、御父上殿も姿を消した。数秒待ってからヒュギル様が大きくため息を付く。それから部屋を軽く見回した。
「ったくもう、ボクのラボがぐしゃぐしゃ……フィルジ!」
「ごわっ、ごわがっだっウッウッ……」
ガラクタの山と化した本棚やら書類やらを押しのけて、ヨレヨレになったフィルジが顔を出した。大の男がガン泣きである。
全身ボロボロではあるが、ちゃんと歩いてきているし、痛みに呻いている様子もない。ただただ泣きながら、魔法で周辺の散らばった書類やら壊れた棚を直し始めた。
「ヒュギル様!あんなんなるなら教えといてくださいよ!マジ俺ちびったんですけどぉっ!俺中級魔族っすよ?!あんな超級魔族の前に出さないでくださいよ!」
「きたなっ!ボクだってあんなことになるとは思わなかったね!」
泣きながら怒鳴る肉棒に怒鳴り返して、ヒュギル様は自分を落ち着かせるためにか、私の胸元に顔を埋めてすうすう匂いを嗅ぎ始めた。アッそこ……待ってほしい身体が、身体がおかしいのでっそんな風に触らないで……っ。
びくびくして身体を捩っても、胸や腹に顔を埋められてあまり身動きが取れない。
「ごしゅっ……ごしゅじんさまっ」
「ヒュギル、クンツを返してくれっ!」
私がじたばたしていると、動けるようになったユストゥスがぐいぐいとヒュギル様の服の裾を引いていた。それを見てふっと笑ったヒュギル様が私を下ろしてくれる。堪らずユストゥスに抱き着いた。ユストゥスの身体はまだ震えていて力が入らないのか、2人で床に膝を付いて互いの体温を感じ合った。
「ゆす、ユストゥス……っ!」
「クンツ……よかった」
ぎゅうぎゅうと抱き合う私とユストゥスに、ある程度片付けが終わったのかフィルジが近づいてきてしゃがんだ。
「クンツさぁ、ほんっと俺が殴られた瞬間飛び出んなよなぁ。あの人マジで鬼畜だから。お前らなんか一捻りなんだかんな。……でも、ま。なんか嬉しかったけどよぉ」
「ほんとだね。フィルジの呼び出し間に合わなかったら、クーちゃん死んでたね!」
「ごめ……ごめんなさい」
熱に浮かされたまま2人に謝る。確かに相手の力量も見定めず飛び出したのは良くなかった。しかし、この場にはユストゥスもいるのだ。魔力を持たない男。
私が前に出なければ魔力抵抗値がないこの男が死ぬかもしれなかったと思うと、謝罪はするものの間違いだったとは思いたくなかった。
ユストゥスは、私の脈を計ったり首筋に触れたりと様子を見てからヒュギル様を見上げた。
「お前の親父殿は、クンツに何をしたんだ?」
「魔力の減った種に魔力を押し込んだんだね。クーちゃんにはちょっと苦しいかもしれないけど、馴染めば落ち着くね。でもせっかくだからその魔力を使って、さっさと忘却魔法を解除しちゃうといいね」
ヒュギル様の言葉に、ユストゥスがごくんと喉を鳴らす。
「本当にクンツに危険はないんだろうな」
「今のボクの魔力より、パパの方が優良なんだね。現役魔王の魔力と次期魔王のボクの技術があれば、失敗は万が一にもありえないね」
ドヤ顔するご主人様に、それでもユストゥスは不安を隠せなさそうだった。苦しそうに軽く頭を振って、ヒュギル様を見上げる。
「クンツを、クウを頼む」
「任せておいてほしいね。さあクーちゃん」
「え?」
熱に浮かされていた私は、会話をあまり聞いていなかった。
身体がまた浮かされ、部屋の中央に安置してあった卵に取り込まれる。温かく濡れた感触に驚いて暴れたが、口から空気が泡となって漏れていくだけで外には出れなかった。つるりとした曲線を叩くとユストゥスが駆け寄ってきた。
何かユストゥスがヒュギル様に怒鳴っているが、くぐもっていて聞き取れない。ヒュギル様が何かを応え、天井を指差しそして床を指さす。
つられて視線を向ければ、上下にある複数の魔法陣が光り輝いて、魔法が発動されるのが見えた。半透明の卵がうっすらと光を帯びる。
そしてそれを目にした瞬間、私の意識はぷつりと途絶えてしまった。
意識を失い、ただその卵の中で揺蕩う胎児のように丸まった私を心配そうに見やってから、ユストゥスは視線をヒュギル様に移す。
「一つ、聞きたいことがあるんだが、いいか」
「んー?なに?答えられることなら答えるね」
ヒュギル様はユストゥスを見ることはせずに、手元に複数の小さな魔法陣を浮かべてそれを動かしていた。よくよく見ればそれが私が入った卵を取り囲む魔法陣と、同じものであることに気付いたことだろう。
フィルジは片づけを再開し、周囲を忙しなく歩き回っている。
「クンツが尊敬してるエリーアスが出奔した。敵対すると考えたせいで、エリーアスのことを忘れたクンツの記憶はボロボロだ。……今王国内で起きてる連続殺人、魔族は把握してるんだろ。エリーアスはその犯人を追ってる。犯人が捕まらないのも魔族が関係してる。違うか?」
確信めいた質問に、ヒュギル様は艶やかな唇を弧に歪めた。
「ご名答。そっちはボクとは関係ないけどね。彼女も魔族存続の方法を探ってる。魔力が高いだけの人族が、魔族に変化するか否か。方法がすっごいけどね。愛憎の圧で魔力を凝縮させて、身体を変化させてる。苦しいし痛いし、少しでも間違えばパーンって身体弾けちゃうのに、よくやるよね」
その答えにユストゥスはこめかみに指を当てながらため息を付いた。
「やめさせ……られねえんだろうな」
「それは無理だね。パパの話聞いてたと思うけど、魔族、今現在絶滅寸前なんで大変なんだね。フィルジなんかもそうだけど、ボクらはみんな自分勝手だから、将来や子孫がどうなるかなんて気にしない。ボクだって今までは気にしてなかったから、連邦で遊んでいたね。ボクはかわいいかわいい彼女たちが居れば、それでよかったからさ」
そこで区切って軽く手を振ると、テーブルと椅子が現れる。ユストゥスに座るように勧め、ヒュギル様は魔法陣を動かしながら自らも腰を下ろした。
少し悩んでからユストゥスも椅子に腰かける。
「でも真面目に存亡を憂いている人もいる。彼女がそうだね。殺しまわってるのはカインザート、だっけ?彼女の計画はボクがクンツにお嫁さんを産んでもらうのとは別に、もっと昔から動いてる。今更止められはしないね」
「……根本的な話だが、なんで魔族は滅びそうなんだ?これだけの力があるなら、どうとでもできそうなもんだが」
「それがさーぁ?疑似子宮で人工精液に卵子と結合させても、上手く育たないんだよね。その点悪魔の実は優秀でさ、男が孕めるし魔族が生まれる。けどまあ快感で中毒になっちゃうから魔族でもヤバいんだけどね。子供関係なく悪魔の実に入って、ぐちゅぐちゅにされたくなっちゃうからね。だから他種族からでも魔族の子が生まれたら……クーちゃんたちはボクたちの救世主になれるね」
そう嘯くヒュギル様に、ユストゥスは嫌悪感を滲ませながらテーブルを叩いた。
「そんなの、クウが望むわけねえ」
吐き捨てられた言葉に肩を揺らして笑う。
「それも今更だね。ボクはやめるつもりないけど、ユストゥスは降りる?」
「それこそ今更だ。俺はクウを誰にも渡すつもりもないし、渡さない」
強く決意を込めるユストゥスに、ヒュギル様が笑みを深くした。
「うんうん。それで君たちはいいと思うね。巻き込んでおいてなんだけど、ボクたちの事情は関係ないわけだし。最後まで協力してくれたら、ちゃんと解放するね。悪魔は約束を守る生き物だからね」
「その言葉、違えるなよ」
ユストゥスはヒュギル様を睨みつけて言い切ると立ち上がる。その後はいくら声を掛けられても無視して私が入ったままの卵を見つめ続けた。
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